JPH0517297U - オリフイスの取付け構造 - Google Patents

オリフイスの取付け構造

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JPH0517297U
JPH0517297U JP7327791U JP7327791U JPH0517297U JP H0517297 U JPH0517297 U JP H0517297U JP 7327791 U JP7327791 U JP 7327791U JP 7327791 U JP7327791 U JP 7327791U JP H0517297 U JPH0517297 U JP H0517297U
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JP
Japan
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orifice
pipe
mounting structure
weld metal
groove
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Withdrawn
Application number
JP7327791U
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Inventor
淳 大野
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オリフィスを安定して取付け、しかも精度が
高くかつ安価に製造できるようにする。 【構成】 管11とオリフィス12とは、異なる材質
(例えば、管11は炭素鋼、オリフィス12はステンレ
ス鋼)により製作する。オリフィス12を一対の管11
の突合せ溶接部に挿入配置し、管11と同一材質の溶接
金属13の一部13Aをオリフィス12の溝14内部に
溶け込ませ、管11に対して機械的にも固定する。ま
た、オリフィス12の周縁部に管11の内面に接触する
フランジ部15を設け、オリフィス12の管11内面と
の接触面積を増加する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、オリフィス、特にボイラの火炉壁入口部に設置されるオリフィスの 取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から既に提案されている管内オリフィスの取付け構造の4つの例を図3〜 図6に示す。図3は、管1にオリフィス2を一体に設けた構造例である。また、 図4は、管1に一体に設けたオリフィス2の内周部に耐腐食性、耐摩耗性向上の ためにステライト等の特殊材料3を盛金した構造例である。さらに、図5は一対 の管1の端部同士を溶接金属4を介して突合せ溶接し、管1の内面に別途製作し たオリフィス5を取付けるようにした構造例である。さらにまた、図6は管1と 別途製作したオリフィス6の材質が異なる場合(例えば、管1が炭素鋼製で、オ リフィス6がステンレス鋼製の場合)の取付け構造を示すもので、オリフィス6 は管1の突部1Aとストッパ7によって挟圧固定されており、該ストッパ7(管 1と同一の材質)は管1に溶接固定されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、以上述べた従来の構造においては、次のような問題点があった 。すなわち、図3の構造では、オリフィス2の加工が高い精度を要し、かつオリ フィス2の前後に整流のためにある程度の直管部を必要として長くなるため、加 工が困難で非常に高価になる。また、図4の構造のように、オリフィス2の内周 部に特殊材料3の盛金を行う場合は、さらにコストアップにつながり、かつ製作 に要する期間も長くなる。さらに、図5の構造では、管1とオリフィス5との材 質が異なる場合、溶接性や熱膨張率の相違から取付け溶接部に割れが発生したり 、あるいはオリフィス5が管1から脱落したりする問題がある。さらにまた、図 6の構造では、長期間使用する間にオリフィス6とストッパ7との間に隙間が生 じ、オリフィス6に振動が発生するおそれがある。
【0004】 本考案は、このような従来技術の課題を解決するためになされたもので、安定 した取付け構造を有し、しかも精度が高くかつ安価に製造できるオリフィスの取 付け構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本考案は、管内に該管と材質の異なるオリフィ スを取付ける構造において、オリフィスを一対の管の突合せ溶接部に挿入配置さ せると共に、該オリフィスに溶接金属が溶け込む溝を設け、かつオリフィスの周 縁部に管内面に接触するフランジ部を設けたものである。
【0006】
【作用】
上記の手段によれば、管とオリフィスとが別工程で製作できるので、両者が一 体成形の場合に比べてはるかに精度高くかつ安価に製造できる。また、一対の管 の突合せ溶接部の溶接金属はオリフィス側の溝の中へ溶け込んでいるため、機械 的結合の機能も有しており、万一溶接境界部に割れが生じてもオリフィスの支持 点として機能する。さらに、オリフィスの周縁部にフランジ部を設け、広い面積 で管内面に接触しているので、オリフィスの取付け剛性が増加し、オリフィスの 振動が確実に防止される。
【0007】
【実施例】
以下、図1,図2を参照して本考案の一実施例について詳細に説明する。図1 は本実施例に係るオリフィスの取付け構造を示す断面図、図2は図1の一部拡大 断面図である。
【0008】 本実施例にあって、管11は炭素鋼、オリフィス12はステンレス鋼により製 作されている。そして、オリフィス12は一対の管11の突合せ溶接部に挿入配 置されており、管11と同一材質の溶接金属13の一部13Aがオリフィス12 の溝14内部に溶け込むことにより、管11に対して機械的にも固定された構造 となっている。したがって、仮に溶接境界部に割れが発生したとしても、溝14 内部に溶け込んだ溶接金属13の一部13Aがオリフィス12の支持点としての 機能を持つことになる。
【0009】 また、管11内の流体抵抗による振動を防止するために、オリフィス12の周 縁部には管11の内面に接触するフランジ部15を設けており、これによってオ リフィス12の管11内面との接触面積を増やすと同時に、オリフィス12の取 付け剛性を向上させるようにしている。なお、オリフィス12の前後には管11 の内部流体の整流のため、ある程度の直管部が必要であるが、管11が長くなっ たとしても加工上の支障は生じない。
【0010】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、管とオリフィスとは別工程で製作できる ので、両者一体成形の場合に比べてはるかに精度高くかつ安価に製造できるとい う効果を奏する。
【0011】 また、一対の管の突合せ溶接部に挿入配置されたオリフィスの溝に溶接金属が 溶け込んでいるため、溶接結合と機械的結合の利点を併せ持った安定した結合構 造となっている。したがって、仮に溶接境界部に割れが発生したとしても、溝内 部に溶け込んだ溶接金属がオリフィスの支持点としての機能を有するので、振動 防止を図ることができ、高い信頼性を得ることができる。
【0012】 さらに、オリフィスの周縁部に管内面に接触するフランジ部を設けたことによ り、オリフィスが広い面積で管内面に接触するので、オリフィスの取付け剛性の 増加を図ることができ、さらに振動防止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るオリフィスの取付け構
造を示す断面図である。
【図2】図1の一部拡大断面図である。
【図3】従来のオリフィスの取付け構造の一例を示す断
面図である。
【図4】従来構造の他の例を示す断面図である。
【図5】従来構造のさらに他の例を示す断面図である。
【図6】従来構造のさらに他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
11 管 12 オリフィス 13 溶接金属 14 溝 15 フランジ部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】管内に該管と材質の異なるオリフィスを取
    付ける構造において、オリフィスを一対の管の突合せ溶
    接部に挿入配置させると共に、該オリフィスに溶接金属
    が溶け込む溝を設け、かつオリフィスの周縁部に管内面
    に接触するフランジ部を設けたことを特徴とするオリフ
    ィスの取付け構造。
JP7327791U 1991-08-20 1991-08-20 オリフイスの取付け構造 Withdrawn JPH0517297U (ja)

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Legal Events

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Effective date: 19951102