JPH05172707A - 状態監視装置 - Google Patents

状態監視装置

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JPH05172707A
JPH05172707A JP34260291A JP34260291A JPH05172707A JP H05172707 A JPH05172707 A JP H05172707A JP 34260291 A JP34260291 A JP 34260291A JP 34260291 A JP34260291 A JP 34260291A JP H05172707 A JPH05172707 A JP H05172707A
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JP
Japan
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value
bearing
detecting
subtracting
spindle
Prior art date
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Pending
Application number
JP34260291A
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English (en)
Inventor
Masao Goi
理雄 互井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、軸受に設置された第1検出
部および第2検出部と同軸方向以外に主軸が移動した場
合でも軸受と主軸に生じる最小隙間値を検出する状態監
視装置を提供することにある。 【構成】 軸受1に設置され、軸受と主軸との隙間値を
検出する第1検出部と、軸受に第1検出部と90度の間隙
をおいて設置され、軸受と主軸との間に生じる隙間値を
検出する第2検出部と、設定値から第1検出部で検出さ
れる値を減算する減算部7aと、設定値から第2検出部
で検出される値を減算する減算部7bと、減算部7aお
よび7bで得られる値から主軸の移動弔離を検出する主
軸移動距離算出部8と、前記設定値から主軸移動距離算
出部8で検出された移動距離を減算する加算器9と、加
算器9で求まる値を表示するとともに、この求まる値が
許容値より小さい異常信号を出力する異常検出部6bと
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発電機の回転機の主軸
と軸受との隙間状態を監視する状態監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、近年発電プラントは大型化の傾
向を示しており、それにともない発電プラントには高い
信頼性が要求される。そのため保守点検を確実に行い、
事故を未然に防ぐ必要がある。特に、軸受部分の事故
(例えば、主軸と軸受との焼付け等)は他の機器類に及
ぼす影響が大きいために充分に監視する必要がある。以
下、従来の状態監視装置の測定方法を主軸が回転運動に
より偏心が生じた状態である図4を参照して説明する。
軸受1の周囲には、軸受1と主軸2との間に生じる隙間
値を検出する第1検出部3,第2検出部4を90度の間
隔を置いて設置する。第1検出部3で検出される軸受1
と主軸2との間に生じる隙間値を、X軸方向の隙間値と
いうことでΔXとする。第2検出部4で検出される軸受
1と主軸2との間に生じる隙間値を、Y軸方向の隙間値
ということでΔYとする。次に、主軸2の中心軸がOが
O′に偏心した場合での、従来の状態監視装置の動作を
図5の異常検出ブロック図を参照して説明する。
【0003】比較部5aは、第1検出部3で検出される
ΔXが最大許容値Kmax より大きい、もしくは最小許容
値Kmin より小さい場合にX軸方向異常信号SX を出力
する。
【0004】比較部5bは、第2検出部4で検出される
ΔYが最大許容値Kmax より大きい、もしくは最小許容
値Kmin より小さい場合にY軸方向異常信号SY を出力
する。異常検出部6aは、少なくとも比較部5a,5b
から信号が出力されると異常検出信号Sを出力する。
【0005】以上のように、各検出部で検出される各隙
間値(ΔX,ΔY)の少なくとも一方が許容範囲外にあ
ると検出されると軸受と主軸との間に生じる隙間値に異
常があると検出する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
状態監視装置では例えば主軸が軸受に設置されている第
1検出部と同軸上(X軸方向)または第2検出部と同軸
上(Y軸方向)のみに移動した場合は、各検出部で検山
される隙間値が最小隙間量に一致するが、主軸の移動方
向が各検出部が設置されている同軸方向以外(X軸方向
およびY軸方向以外)の場合には各検出部では最小隙間
値を検出することができない。
【0007】本発明の目的は、軸受に設置された第1検
出部および第2検出部と同軸方向以外に主軸が移動した
場合でも軸受と主軸間に生じる最小隙間値を検出する状
態監視装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、発電機の回転機の主軸と、この軸を支えて
いる軸受との隙間の状態を監視する状態監視装置におい
て、前記軸受に設置され、前記主軸と前記軸受との間に
生じるX軸方向の隙間値を検出する第1の検出手段と、
前記軸受に前記第1の検出手段と90度の間隔をおいて設
置され、前記主軸と前記軸受との間に生じるY軸方向の
隙間値を検出する第2の検出手段と、
【0009】設定値から前記第1の検出手段で検出され
るX軸方向の隙間値を減算する第1の減算手段と、前記
設定値から前記第2の検出手段で検出されるY軸方向の
隙間値を減算する第2の減算手段と、前記第1および第
2の減算手段で得られる値から前記主軸の移動距離を検
出する移動距離検出手段と、前記設定値から前記移動距
離検出手段で検出された移動距離を減算する第3の減算
手段と、前記第3の減算手段で求まる値から前記設定値
を減算し求められた値を表示し、この求められた値が許
容値以下であると検出された場合に異常信号を出力する
状態検出手段とを有することを特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明の状態監視装置は上記のように構成され
ているので、第1および第2の検出部で検出される軸受
と主軸との間に生じる各隙間値から設定値を第1および
第2の減算手段で減算する。そして、第1および第2の
減算手段で求まる値から主軸の移動距離を移動距離検出
手段で検出し、第3の減算手段でこの移動距離を設定値
から減算する。そして、状態検出手段で第3の減算手段
で求まる値を表示するとともに、この求まる値が許容値
以下である場合に異常信号を出力する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例である状態監視装置
を図を参照して説明する。図1の(A)は、本実施例の
状態監視装置の測定方法を示す構成図であり、主軸が回
転運動により偏心が生じた状態を示している。軸受1の
周囲には、軸受1と主軸2との間に生じる隙間値を検出
する第1検出部3、第2検出部4をそれぞれ90度の間隔
を置いて設置する。第1検出部3で検出される軸受1と
主軸2との間に生じる隙間値をX軸方向の隙間値という
ことでΔXとする。第2検出部4で検出される軸受1と
主軸2との間に生じる隙間値をY軸方向の隙間値という
ことでΔYとする。また、主軸に偏心がない場合の軸受
内径Rと主軸半径rとのX軸方向の隙間値をδx 、Y軸
方向の隙間値をδy とする。
【0012】図1の(B)において、主軸2に偏心が生
じた場合の主軸の中心部の拡大図を示す。Δxは偏心が
生じた際の主軸2のX軸方向の変位量を示し、Δyは偏
心が生じた際のY軸方向の変位量を示す。そして、偏心
が生じた際の主軸2の中心軸の移動距離Aは、 として計算される。
【0013】次に、主軸2が回転運動により偏心が生
じ、主軸2の中心軸Oが軸受1の中心軸からずれ軸受1
に接近し、主軸2の移動方向線上に最小隙間値αが生じ
た場合の状態監視装置の動作を図3の異常検出ブロック
図を参照して説明する。減算部7aは、第1検出部3で
検出されたΔXから上記δx を減算して、主軸2に偏心
が生じた場合の主軸2のX軸方向の変位量Δx を求め
る。減算部7bは、第2検出部4で検出されたΔYから
上記δy を減算して、主軸2に偏心が生じた場合の主軸
2のY軸方向の変位量Δyを求める。主軸移動距離算出
部8は、主軸2に偏心が生じた際の主軸2の中心軸の移
動距離Aを上記Δx およびΔy から以下のようにして求
める。 加算部9は、上記δx およびδy から移動距離Aを以下
のように減算し、軸受1と主軸2との間に生じる最小隙
間値αを求める。 α=δx −A =δy −Aであるが、一般にδx =δy =R−rなので ∴α=(R−r)−A 比較部5cは、最小隙間値αが許容値より小さい場合に
異常検出信号Sを出力するとともに、最小隙間値αを表
示する表示信号Lを出力する。
【0014】このとき、軸受1に設置された第1および
第2検出部3,4で検出されるΔXおよびΔYは、実際
の軸受1と主軸2との間に生じるX軸方向およびY軸方
向の隙間値とは異なるが、近似的に等しいとみなして差
し支えない。このことに関し以下に詳細に説明する。
【0015】図2は、主軸2に偏心が生じた場合の軸受
と主軸との関係を示す拡大図である。ここで、実際に生
じているX軸方向およびY軸方向の隙間値をΔX′およ
びΔY′とする。
【0016】主軸2の偏心が生じている時、第1検出部
3から検出されるのは、ΔXであるが、実際に生じてい
る隙間値はΔX′となりδXでけ多く測定してしまう。
このδXは、変位量Δy,θ( AO′B)、主軸半径
rから次の様に求められる。 ΔX−ΔX′=δX (1) ところで、 r=δX+rcos θよりδX=r(1−cos θ) (3) (2)式および(3)式より 通常主軸半径rは r=1000(mm)〜500(mm) 変位量Δyの測定範囲は Δymax =2(mm) で、これらを考慮してδXが起こりうる最大値δXmax
は、 となり、通常後述する最小隙間値αの算出には と考えてさしつかえない。また同様にY軸上の第2検出
部4から取り込まれるΔYと実際のΔY′との関係も上
記理由により で与えられる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、2つの検出部から検出
される軸受と主軸との間に生じるX軸方向およびY軸方
向の隙間値から、2つの検出部が設置されてる軸方向以
外での軸受と主軸との間に生じる隙間値、すなわち軸受
周囲にわたる軸受と主軸との間に生じる隙間値を正確に
検出することができる信頼性の高い状態監視を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の状態監視装置の測定方法概略図。
【図2】本発明の状態監視装置の測定方法詳細図。
【図3】本実施例の状態監視装置の異常検出ブロック
図。
【図4】従来の状態監視装置の測定方法概略図。
【図5】従来の状態監視装置の異常検出ブロック図。
【符号の説明】
1…軸受、2…主軸、3…第1検出部、4…第2検出
部、5a,5b…比較部、6a,6b…異常検出部、7
a,7b…減算部、8…主軸移動距離算出部、9…加算
器、R…軸受内径、r…主軸半径、α…最小隙間値、S
X …X軸方向異常信号、SY …Y軸方向異常信号、S…
異常検出信号、L…表示信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電機の回転機の主軸と、この軸を支え
    ている軸受との隙間の状態を監視する状態監視装置にお
    いて、前記軸受に設置され、前記主軸と前記軸受との間
    に生じるX軸方向の隙間値を検出する第1の検出手段
    と、前記軸受に前記第1の検出手段と90度の間隔をおい
    て設置され、前記主軸と前記軸受との間に生じるY軸方
    向の隙間値を検出する第2の検出手段と、設定値から前
    記第1の検出手段で検出されるX軸方向の隙間値を減算
    する第1の減算手段と、前記設定値から前記第2の検出
    手段で検出されるY軸方向の隙間値を減算する第2の減
    算手段と、前記第1および第2の減算手段で得られる値
    から前記主軸の中心軸の移動距離を検出する移動距離検
    出手段と、前記設定値から前記移動距離検出手段で検出
    された前記主軸の中心軸の移動距離を減算する第3の減
    算手段と、前記第3の減算手段で求まる前記移動距離か
    ら前記設定値を減算し求められた値を表示し、この求め
    られた値が許容値以下であると検出された場合に異常信
    号を出力する状態検出手段とを有することを特徴とする
    状態監視装置。
JP34260291A 1991-12-25 1991-12-25 状態監視装置 Pending JPH05172707A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108020420A (zh) * 2017-12-01 2018-05-11 中国航发沈阳黎明航空发动机有限责任公司 一种航空发动机旋转轴间隙的测量方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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