JPH05172327A - 炉内燃焼方法 - Google Patents
炉内燃焼方法Info
- Publication number
- JPH05172327A JPH05172327A JP35527491A JP35527491A JPH05172327A JP H05172327 A JPH05172327 A JP H05172327A JP 35527491 A JP35527491 A JP 35527491A JP 35527491 A JP35527491 A JP 35527491A JP H05172327 A JPH05172327 A JP H05172327A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- furnace
- air ratio
- combustion
- burners
- burner
- Prior art date
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- Regulation And Control Of Combustion (AREA)
- Control Of Combustion (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 燃焼に際して窒素酸化物の発生を低減させる
ことを目的とするものである。 【構成】 炉体に装置した複数の予混合バーナを同時燃
焼させる際に、各予混合バーナの空気比を交互に変化さ
せながら燃焼させることを特徴とするものである。炉体
に取付けた予混合バーナを空気比を変えて交互に燃焼さ
せることにより、炉内の温度分布を均一にすると共に窒
素酸化物の発生を低減させるものである。
ことを目的とするものである。 【構成】 炉体に装置した複数の予混合バーナを同時燃
焼させる際に、各予混合バーナの空気比を交互に変化さ
せながら燃焼させることを特徴とするものである。炉体
に取付けた予混合バーナを空気比を変えて交互に燃焼さ
せることにより、炉内の温度分布を均一にすると共に窒
素酸化物の発生を低減させるものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は炉内燃焼方法に関するも
のである。
のである。
【0002】
【従来の技術】図1に示すように、左右又は片側にバー
ナを配置し、温度センサーからの信号により燃焼量を調
節する方法である。バーナは先混合バーナで流速の速い
バーナが多く用いられる。
ナを配置し、温度センサーからの信号により燃焼量を調
節する方法である。バーナは先混合バーナで流速の速い
バーナが多く用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の炉は、火炎
の形状が設計、調整時に決まってしまい、従ってホット
ポイントがほぼ固定されるため、炉内の温度分布が一様
とならない。また、空気比も効率と燃焼性を考慮して調
整されるため窒素酸化物の発生量が非常に高い値とな
る。
の形状が設計、調整時に決まってしまい、従ってホット
ポイントがほぼ固定されるため、炉内の温度分布が一様
とならない。また、空気比も効率と燃焼性を考慮して調
整されるため窒素酸化物の発生量が非常に高い値とな
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、炉体に装置した二ツの予混合バーナを同
時燃焼させる際に、前記各予混合バーナの空気比を交互
に変化させながら燃焼させることを特徴とするものであ
る。また、本発明は、前記予混合バーナが三ツ以上の多
本数バーナである場合、前記バーナの空気比をグループ
毎に変化させながら燃焼させることを特徴とするもので
ある。
に、本発明は、炉体に装置した二ツの予混合バーナを同
時燃焼させる際に、前記各予混合バーナの空気比を交互
に変化させながら燃焼させることを特徴とするものであ
る。また、本発明は、前記予混合バーナが三ツ以上の多
本数バーナである場合、前記バーナの空気比をグループ
毎に変化させながら燃焼させることを特徴とするもので
ある。
【0005】
【作用】炉体に取付けた予混合バーナを空気比を変えて
交互に燃焼させることにより、炉内の温度分布を均一に
すると共に窒素酸化物の発生を低減させるものである。
交互に燃焼させることにより、炉内の温度分布を均一に
すると共に窒素酸化物の発生を低減させるものである。
【0006】
【実施例】図2及び図3は、炉体1の両側に予混合バー
ナ2を装置した例を示し、図4は炉体1の片側に予混合
バーナ2を取付けた例を示す。図5は、あるインプット
量が決まっている場合、バーナ毎の空気量は変えずにガ
ス量のみをコントロールして空気比を変化させる制御例
を示すものである。
ナ2を装置した例を示し、図4は炉体1の片側に予混合
バーナ2を取付けた例を示す。図5は、あるインプット
量が決まっている場合、バーナ毎の空気量は変えずにガ
ス量のみをコントロールして空気比を変化させる制御例
を示すものである。
【0007】炉体1に装置した一ツの予混合バーナ2
を、ガスリッチ側として、空気比0.7〜0.9とし、
他の予混合バーナ2を空気リッチ側として、空気比1.
1〜1.3として燃焼する。前記一ツの予混合バーナ2
と前記他の予混合バーナ2は、例えば20秒毎にガスリ
ッチと空気リッチ燃焼を切換える。トータルの空気比
は、雰囲気に問題がない限り、通常1.1〜1.3程度
に組合せる。炉内温度は800℃以上のものに適用す
る。予混合バーナ2が三ツ以上の多本数の場合には、グ
ループ毎に前記範囲内の空気比燃焼を交互に実行する。
しかして、例えば二ツの予混合バーナ2の火炎形状3が
周期的に変化し、それによって温度分が格段に向上す
る。かかる際、当量比をはずした空気比での燃焼は窒素
酸化物の大巾な低減につながるため、トータルの空気比
が、従来方式と同一の場合でも、個々のバーナ2の窒素
酸化物の発生値が低いために、従来方式と比較して窒素
酸化物の低減効果が格段に向上する。かかる本発明の方
法によって、窒素酸化物の発生が、従来方式と比較して
10分1以下(90〜100ppm)に低減することが
できた。しかも、炉内温度分布はほぼ均一に保持するこ
とができ、被処理物4の品質向上に格段に寄与すること
ができた。
を、ガスリッチ側として、空気比0.7〜0.9とし、
他の予混合バーナ2を空気リッチ側として、空気比1.
1〜1.3として燃焼する。前記一ツの予混合バーナ2
と前記他の予混合バーナ2は、例えば20秒毎にガスリ
ッチと空気リッチ燃焼を切換える。トータルの空気比
は、雰囲気に問題がない限り、通常1.1〜1.3程度
に組合せる。炉内温度は800℃以上のものに適用す
る。予混合バーナ2が三ツ以上の多本数の場合には、グ
ループ毎に前記範囲内の空気比燃焼を交互に実行する。
しかして、例えば二ツの予混合バーナ2の火炎形状3が
周期的に変化し、それによって温度分が格段に向上す
る。かかる際、当量比をはずした空気比での燃焼は窒素
酸化物の大巾な低減につながるため、トータルの空気比
が、従来方式と同一の場合でも、個々のバーナ2の窒素
酸化物の発生値が低いために、従来方式と比較して窒素
酸化物の低減効果が格段に向上する。かかる本発明の方
法によって、窒素酸化物の発生が、従来方式と比較して
10分1以下(90〜100ppm)に低減することが
できた。しかも、炉内温度分布はほぼ均一に保持するこ
とができ、被処理物4の品質向上に格段に寄与すること
ができた。
【0008】
【発明の効果】本発明は以上の通り、空気比の異なる燃
焼を交互に実行することにより、火炎形状を変化させ、
炉内温度分布を均一にし、被加熱物の品質の向上を図か
ると共に窒素酸化物の発生量を格段に低減する効果を有
するものである。
焼を交互に実行することにより、火炎形状を変化させ、
炉内温度分布を均一にし、被加熱物の品質の向上を図か
ると共に窒素酸化物の発生量を格段に低減する効果を有
するものである。
【図1】従来方式の説明図である。
【図2】本発明の燃焼状態を示す説明図である。
【図3】本発明の燃焼状態を示す説明図である。
【図4】本発明の他の形式の炉を示す説明図である。
【図5】本発明の制御方式の一例を示す説明図である。
1 炉体 2 予混合バーナ 3 火点形状 4 被加熱物
Claims (2)
- 【請求項1】 炉体に装置した二ツの予混合バーナを同
時燃焼させる際に、前記各予混合バーナの空気比を交互
に変化させながら燃焼させることを特徴とする炉内燃焼
方法。 - 【請求項2】 炉体に装置した三ツ以上の多本数の予混
合バーナを同時燃焼させる際に、前記多本数の予混合バ
ーナの空気比をグループ毎に交互に変化させながら燃焼
させることを特徴とする炉内燃焼方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3355274A JP2965096B2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 炉内燃焼方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3355274A JP2965096B2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 炉内燃焼方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05172327A true JPH05172327A (ja) | 1993-07-09 |
JP2965096B2 JP2965096B2 (ja) | 1999-10-18 |
Family
ID=18442978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3355274A Expired - Lifetime JP2965096B2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 炉内燃焼方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2965096B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001311505A (ja) * | 2000-03-31 | 2001-11-09 | L'air Liquide | 酸素燃料の燃焼形状及び方法 |
JP2021081175A (ja) * | 2019-10-21 | 2021-05-27 | エア プロダクツ アンド ケミカルズ インコーポレイテッドAir Products And Chemicals Incorporated | 複数バーナー回転炉溶融のシステム及び方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5418769A (en) * | 1977-07-12 | 1979-02-13 | Kobe Steel Ltd | Method of measuring steepness of metallic strip |
JPS59229174A (ja) * | 1983-06-08 | 1984-12-22 | 住友軽金属工業株式会社 | 溶解炉等の加熱制御方法 |
-
1991
- 1991-12-20 JP JP3355274A patent/JP2965096B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5418769A (en) * | 1977-07-12 | 1979-02-13 | Kobe Steel Ltd | Method of measuring steepness of metallic strip |
JPS59229174A (ja) * | 1983-06-08 | 1984-12-22 | 住友軽金属工業株式会社 | 溶解炉等の加熱制御方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001311505A (ja) * | 2000-03-31 | 2001-11-09 | L'air Liquide | 酸素燃料の燃焼形状及び方法 |
JP2021081175A (ja) * | 2019-10-21 | 2021-05-27 | エア プロダクツ アンド ケミカルズ インコーポレイテッドAir Products And Chemicals Incorporated | 複数バーナー回転炉溶融のシステム及び方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2965096B2 (ja) | 1999-10-18 |
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