JPH05171870A - ブロック造建築における開口部周囲の防水装置 - Google Patents

ブロック造建築における開口部周囲の防水装置

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JPH05171870A
JPH05171870A JP33125691A JP33125691A JPH05171870A JP H05171870 A JPH05171870 A JP H05171870A JP 33125691 A JP33125691 A JP 33125691A JP 33125691 A JP33125691 A JP 33125691A JP H05171870 A JPH05171870 A JP H05171870A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
opening
concrete
block construction
waterproof device
Prior art date
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Pending
Application number
JP33125691A
Other languages
English (en)
Inventor
Saburo Noda
三郎 野田
Takashi Kawato
隆 河戸
Koichi Hirai
浩一 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui House Ltd filed Critical Sekisui House Ltd
Priority to JP33125691A priority Critical patent/JPH05171870A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組積されたブロック間の横目地部分より侵入
した水を、このブロックの開口部側側壁部上端及び/又
は下端の中途部で遮断するように構成することによっ
て、ブロック造建築の内部まで水が侵入する虞れのない
ブロック造建築における開口部周囲の防水装置を提供す
ることを目的とする。 【構成】 組積された型枠コンクリートブロックの側壁
部間にコンクリート29を打設するブロック造建築の開
口部2において、上記開口部2の側方を囲むブロック2
0Aの上端及び/又は下端に、開口部2側からブロック
20A内に向けて貫通する切欠部30を形成して、その
ブロック20A内に打設されるコンクリート29をこの
切欠部30内にも充填してなるブロック造建築における
開口部周囲の防水装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、型枠コンクリートブ
ロックを組積し、更に、このブロック内にコンクリート
を充填するブロック造建築における窓部等の開口部周囲
の防水装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、このようなコンクリートブロッ
ク造の建築における窓部分の正面を示している。
【0003】これは、複数個のコンクリートブロック1
を組積して構築された外壁の開口部2にサッシュ3を取
付け、このサッシュ3に窓ガラス4を嵌め込んでいる。
【0004】図6は、上記開口部2左右の縦方向周壁部
におけるサッシュ縦枠14の取付け構造を示したもので
あり、この周壁部においては、開口部2を囲む左右の周
壁に開口用ブロック6を用いている。
【0005】この開口用ブロック6は、一方の連結部9
によって開口部2側を塞ぎ、この連結部9の外側面が、
この開口部2の縦方向の周壁面を構成するようになって
いる。また、この開口用ブロック6を含めて、ブロック
の組積は目地部分にモルタルを塗着しながら行なう。
【0006】更に、建物外側の側壁部10が、この連結
部9よりも突出11され、これによって、この側壁部1
0の裏面に段状の凹所12が形成されるとともに、この
凹所12にサッシュ縦枠14を取付け、その裏面にモル
タル13を充填している。
【0007】符号15は、このサッシュ縦枠14と前記
突出部6との隙間に充填したコーキング材である。
【0008】また、符号16は、サッシュ縦枠14の内
側に取付けた額縁、符号17は、ブロック1、6の内壁
面へ、枠材18を介して取付けた内壁板である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した開
口ブロック6を用いた従来の構造では、上下のブロック
6間の横目地部が防水性の低いモルタルによってのみ塞
がれているから、このモルタルを透過した雨水が内部に
侵入するという問題がある。即ち、開口部2を囲む連結
部9以外の部分については、側壁部10、10間の防水
性の高いコンクリートで雨水の侵入を防止しているが、
この連結部では、外壁面から内壁面までモルタルのみで
遮断した構造であるため、この部分から漏水を生じるの
である。
【0010】この発明の目的は、上記従来の問題を解決
することにある。即ち、組積されたブロック間の横目地
部分より侵入した水を、このブロックの開口部側側壁部
上端及び/又は下端の中途部で遮断するように構成する
ことによって、ブロック造建築の内部まで水が侵入する
虞れのないブロック造建築における開口部周囲の防水装
置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、組積された型枠コンクリートブロッ
クの側壁部間にコンクリートを打設するブロック造建築
の開口部において、上記開口部の側方を囲むブロックの
上端及び/又は下端に、開口部側からブロック内に向け
て貫通する切欠部を形成して、そのブロック内に打設さ
れるコンクリートをこの切欠部内にも充填してなるもの
とした。
【0012】
【作用】組積されたブロック間の開口部側の横目地部分
から侵入する水は、このブロックの上端及び/又は下端
に形成された切欠部に充填された打設コンクリートによ
って、この部分から更に内部に侵入することを遮断され
て、ブロック造建築の内部までこの水が侵入する虞れが
ない。
【0013】
【実施例】以下、この発明に係るブロック造建築におけ
る開口部周囲の防水装置の実施例について、図面に基づ
いて説明する。
【0014】尚、この発明の実施例を示す図1乃至図4
において、従来と同じものには同じ符号を用いる。
【0015】先ず、この発明の第1の実施例について説
明する。
【0016】図1はこの発明に係るブロック造建築にお
ける開口部周囲の防水装置の一実施例に用いられる開口
部側ブロックの斜視図、図2は図1の開口部側ブロック
を組積した状態を示す斜視図、図3は図1の開口部側ブ
ロックを用いたブロック造建築における開口部部分の概
略平面図、図4はこの発明に係るブロック造建築におけ
る開口部周囲の防水装置に用いられる別例の開口部側ブ
ロックの斜視図である。
【0017】図1に示す開口部側ブロック20Aは、ブ
ロック造建築における開口部2(図3参照)に配される
ものであって、ブロック造建築の内部側に位置される内
側縦壁部21と、この内側縦壁部21に対して左右及び
左右方向中央部の連結部22、23、24を介して一体
に連結構成された中央縦壁部25と、この中央縦壁部2
5に対して左側即ち開口部側の連結部26と左右方向中
央寄り部分の連結部27とを介して一体に連結構成され
た外側縦壁部28とから構成されている。
【0018】前記した各連結部22、23、24、26
は、各縦壁部21、25、28と上下高さを同じ高さと
され、連結部27だけが低い高さとされている。
【0019】また、開口部側の連結部26は、その前方
向(ブロック造建築における外方向)中央部寄り部分か
ら外側端にかけて段部26aを介して凹んだ略Z字形状
に形成されている。
【0020】そして、この開口部側の連結部26と前記
した左側の連結部22の外側面が、ブロック造建築の開
口部2(図3参照)の縦方向の周壁面を構成するように
なっている。
【0021】この実施例では、上記開口側ブロック20
Aの開口部側の連結部26からなる側壁部の前記段部2
6aの上端面部分に、開口部2側からブロック20A内
に貫通する切欠部30を形成している。
【0022】図2に示すように、開口側ブロック20A
の外側縦壁部28と中央縦壁部25との間には、コンク
リート29が打設される。
【0023】これと同時に、この打設コンクリート29
を前記した切欠部30内にも充填している。
【0024】また、中央縦壁部25と内側縦壁部21と
の間の左右2箇所の空隙部分には、断熱材35が配入さ
れる。
【0025】更に、図3に示すように、開口側ブロック
20Aにおける開口部側の連結部26からなる側壁部の
凹み縦壁部26bには、サッシュ縦枠14を取付けるた
めの平面形状L字形の取付具50を挿貫するための挿貫
孔26cが設けられ、この挿貫孔26cに挿貫された取
付具50の開口部側片50aにサッシュ縦枠14が取付
けられる。
【0026】図3において、符号40は、ブロック造建
築における前記した開口部2にサッシュ縦枠14を介し
て設置され、窓ガラス4、4等を有する窓部である。
【0027】尚、前記した切欠部30は、図示したもの
に限らず、開口側ブロック20Aの開口部側の連結部2
6からなる側壁部の前記段部26aの下端面部分に形成
してもよく、また、上端面部分と下端面部分の両方に形
成してもよい。
【0028】上記した構成によって、組積された開口側
ブロック20A、20A間の開口部側の横目地部分19
Aから侵入する水は、このブロック20A、20A間の
上端及び/又は下端に形成された切欠部30に充填され
た打設コンクリート29によって、この部分から更に内
部に侵入することを遮断されて、ブロック造建築の内部
までこの水が侵入する虞れがない。
【0029】また、ブロック20A内に打設されるコン
クリート29を、この打設と同時に切欠部30内に充填
することができるので、施工の手間を省くことができ
る。
【0030】図4は、この発明のブロック造建築におけ
る開口部周囲の防水装置に用いられる別例の開口部側ブ
ロック20Bを示すものであって、図1の開口部側ブロ
ック20Aの左右幅を約半分にした形状をなしている。
【0031】即ち、ブロック造建築の内部側に位置され
る内側縦壁部21と、この内側縦壁部21に対して左右
の連結部22、23を介して一体に連結構成された中央
縦壁部25と、この中央縦壁部25に対して左側即ち開
口部側の連結部26を介して一体に連結構成された外側
縦壁部28とから構成されている。
【0032】前記した各連結部22、23、26は、各
縦壁部21、25、28と上下高さを同じ高さとされて
いる。
【0033】また、開口部側の連結部26は、その前方
向(ブロック造建築における外方向)中央部寄り部分か
ら外側端にかけて段部26aを介して凹んだ略Z字形状
に形成されている。
【0034】そして、この開口部側の連結部26と前記
した左側の連結部22の外側面が、ブロック造建築の開
口部2(図3参照)の縦方向の周壁面を構成するように
なっている。
【0035】そして、上記した図1の開口側ブロック2
0Aと同様に、この開口側ブロック20Bの開口部側の
連結部26からなる側壁部の前記段部26aの上端面部
分に、開口部2側からブロック20B内に貫通する切欠
部30を形成している。
【0036】この開口部側ブロック20Bの外側縦壁部
28と中央縦壁部25との間にコンクリート29が打設
されるとともに、この打設コンクリート29が切欠部3
0内にも充填される。
【0037】また、中央縦壁部25と内側縦壁部21と
の間には、断熱材35が配入される。
【0038】以下の説明は、上記した図1の開口側ブロ
ック20Aと同様なので省略する。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、この発明では、開
口部の側方を囲むブロックの上端及び/又は下端に開口
部からブロック内に向けて貫通して形成された切欠部
に、ブロック内に打設するときに同時に充填された打設
コンクリートで、組積されたブロックの開口部側の横目
地部分を遮断しているので、この目地に侵入した雨水等
の水がブロック造建築の内部まで侵入する虞れがない。
【0040】更に、上記切欠部に充填されるコンクリー
トは、ブロック内に打設するときに、同時に充填される
ので、施工の手間が省けるといった利点がある。
【0041】しかも、この切欠部に充填されるコンクリ
ートは、ブロック内に打設されたコンクリートと一体に
連設されているので、水が侵入する隙間が生ずることが
なくて、防水効果がより以上発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るブロック造建築における開口部
周囲の防水装置の一実施例に用いられる開口部側ブロッ
クの斜視図である。
【図2】図1の開口部側ブロックを組積した状態を示す
斜視図である。
【図3】図1の開口部側ブロックを用いたブロック造建
築における開口部部分の概略平面図である。
【図4】この発明に係るブロック造建築における開口部
周囲の防水装置に用いられる別例の開口部側ブロックの
斜視図である。
【図5】ブロック造建築物における窓の正面図である。
【図6】従来におけるサッシュ縦枠の取付け状態を示す
要部斜視図である。
【符号の説明】
2 開口部 20A、20B (開口部側)ブロック 29 コンクリート 30 切欠部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組積された型枠コンクリートブロックの
    側壁部間にコンクリートを打設するブロック造建築の開
    口部において、 上記開口部の側方を囲むブロックの上端及び/又は下端
    に、開口部側からブロック内に向けて貫通する切欠部を
    形成して、そのブロック内に打設されるコンクリートを
    この切欠部内にも充填してなることを特徴とするブロッ
    ク造建築における開口部周囲の防水装置。
JP33125691A 1991-11-19 1991-11-19 ブロック造建築における開口部周囲の防水装置 Pending JPH05171870A (ja)

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JPH05171870A true JPH05171870A (ja) 1993-07-09

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