JPH05171780A - 遮音置床構造 - Google Patents

遮音置床構造

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JPH05171780A
JPH05171780A JP33698891A JP33698891A JPH05171780A JP H05171780 A JPH05171780 A JP H05171780A JP 33698891 A JP33698891 A JP 33698891A JP 33698891 A JP33698891 A JP 33698891A JP H05171780 A JPH05171780 A JP H05171780A
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floor
vibration
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support
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Masaki Kurosawa
正樹 黒澤
Kazumasa Araki
一誠 荒木
Teruo Nakagami
輝男 中上
Kensaburo Hashimoto
謙三郎 橋本
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MARUEMU SEISAKUSHO KK
Sekisui Jushi Corp
Koyo Kogyo KK
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MARUEMU SEISAKUSHO KK
Sekisui Jushi Corp
Koyo Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 床高さを低くした低床用タイプであって高さ
調整範囲が大きく、遮音性能のよい置床構造を提供す
る。 【構成】 床材2の支持孔21に上めねじ部材4を嵌め
込み固定し、これに支持ボルト5の略円板状頭部51を
逆ねじにより螺合する。床基台1上に設置した防振部材
7に下めねじ部材6を支持し、下めねじ部材6に支持ボ
ルト5の軸部52を順ねじにより螺合する。上めねじ部
材4を内部に防振部材7が進入しうる大きさの筒状と
し、支持ボルト5の回転により防振部材7を上めねじ部
材4内に進入、退去させて床材2の高さ調整をする。防
振部材7を筒状内部ゴム材71の外周にこれよりゴム硬
度の硬い外部ゴム材72を被覆した二重構造として防振
効果を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は集合住宅、一般住宅、そ
の他種々の建物のコンクリートスラブ等の床基台上に高
さ調整可能な支持体を介して床材を適宜高さに支持する
遮音置床構造に関し、とくに床上の空間スペースの有効
利用等のために床高さが制限される低床用タイプの遮音
置床構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の低床用タイプの遮音置床
構造として、例えば実公昭63−6356号公報に床下
地構造が提案されている。この床下地構造は、床材の支
持孔に鍔付椀状支持金具が逆さに嵌め込み固定され、支
持金具に支持ボルトの上端が挿通されて支持金具が支持
され、支持ボルトに、床基台上に設置した防振ゴムに設
けためねじ金具が螺合され、支持ボルトの回転により防
振ゴムを支持金具の椀状部内へ進退させて床材高さを調
整するようになされている。
【0003】又、実開平2−149046号公報には乾
式置床構造が提案されている。この乾式置床構造は、床
材の下面に凹陥部が設けられ、この凹陥部内に設けた支
持孔に受座ナットが嵌め込み固定され、受座ナットに支
持ボルトの上端部が螺合され、支持ボルトの下端部が床
基台上に設けた防振ゴム台座に埋設され、支持ボルトの
回転により床材下面の凹陥部内に防振ゴム台座が進入し
うるようになされて床材高さを調整するようになされて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
床下地構造の場合は、上端に鍔付椀状支持金具を支持し
た支持ボルトが防振ゴムに設けためねじ金具と螺合され
ていることから、単に支持ボルトの上下移動分に対応す
る床材の高さ調整しかできず、不陸調整範囲が小さく
(例えば15mm程度)、床基台の不陸の激しい現場で
は対応が困難となり、支持ボルトを交換したりしなけれ
ばならず不便な問題点がある。又、床基台上の防振ゴム
についても遮音性能の比較的よい筒状となされている
が、筒状単体であることから未だ遮音性能が不十分な問
題点がある。
【0005】後者の乾式置床構造の場合も、支持ボルト
が床材の凹陥部内に固定した受座ナットと螺合されてい
ることから、前者の場合と同様に支持ボルトの上下移動
分に対応する床材の高さ調整しかできず、不陸調整範囲
が小さく、不陸の激しい現場では対応が困難となる問題
点がある。又、床基台上の防振ゴム台座が支持ボルト下
端部に被せるキャップ状の薄肉で小さなものであるた
め、遮音性能も悪い問題点がある。
【0006】本発明はかかる従来の問題点を解消した遮
音置床構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、床材に嵌め込み固定した上めねじ部材を
その内部に床基台上の防振部材が進入しうる大きさの筒
状とし、支持ボルトの略円板状頭部と上めねじ部材との
螺合と、支持ボルトの軸部と防振部材に設けた下めねじ
部材との螺合をそれぞれ逆方向の螺合とし、支持ボルト
の回転による床材の高さ調整範囲を大きくしたものであ
る。又、防振部材を二重ゴム構造とし、遮音性能を向上
させたものである。
【0008】すなわち、本発明遮音置床構造は、床基台
上に支持体を介して適宜高さに床材が支持されており、
支持体は、床材の支持孔に嵌め込み固定された床材支持
用の上めねじ部材と、上めねじ部材に螺合する略円板状
頭部を有する支持ボルトと、支持ボルトの軸部に螺合す
る下めねじ部材と、床基台上に設置され下めねじ部材を
その中心軸を合致させて支持する筒状の防振部材とから
なり、上めねじ部材は内部に防振部材が進入しうる大き
さの筒状となされ、支持ボルトの頭部と上めねじ部材、
支持ボルトの軸部と下めねじ部材の各螺合が互いに逆方
向となされ、支持ボルトの回転により防振部材が上めね
じ部材内に進退されて床材の高さ調整がなされるもので
ある。
【0009】又、防振部材が筒状内部ゴム材の外周に外
部ゴム材が被覆された二重構造となされ、内部ゴム材が
外部ゴム材より柔らかいゴム硬度となされたものであ
る。
【0010】
【作用】支持ボルトを回転させると、支持ボルトの略円
板状頭部と上めねじ部材との螺合と、支持ボルトの軸部
と下めねじ部材の螺合の両方の作用により床材が上下動
されると共に、防振部材が上めねじ部材内に進入又は退
去し、床材の高さ調整が行われる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明について説
明する。図面において、1はコンクリートスラブ等の床
基台であって、この床基台1上に複数の支持体3を介し
てパーティクルボード等のベース板である床材2が適宜
高さに支持されている。
【0012】支持体3は、床材2に固定された上めねじ
部材4と、頭部51を上めねじ部材4に螺合した支持ボ
ルト5と、支持ボルト5の軸部52に螺合した下めねじ
部材6と、床基台1上に設置して下めねじ部材6を支持
する防振部材7とから形成されている。
【0013】上めねじ部材4は、図3の如く下端部外周
に鍔状受部41を有する筒状となされ、内部に逆ねじが
設けられると共に、内部下端に支持ボルト5の抜け落ち
防止用ストッパー42が突設されている。上めねじ部材
4は図1の如く内部に防振部材7を進入しうる大きさの
筒状となされている。この上めねじ部材4は、床材2に
穿設された支持孔21に嵌め込まれ、受部41が床材2
の下面に当接されて固定されている。又、上めねじ部材
4はポリアミド系樹脂とガラス繊維の複合材料から作製
されていると、強度面、防振面等で好ましい。
【0014】支持ボルト5は図3の如く略円板状頭部5
1を有し、頭部51の外周に逆ねじ(例えば1〜1.5
mmピッチのねじ)が設けられて上めねじ部材4に螺合
され、軸部52に順ねじ(例えば1.5〜3mmピッチ
のねじ)が設けられて下めねじ部材6に螺合されてい
る。略円板状頭部51は、通常金属製支持ボルト5とは
別部材が支持ボルト5上端部に回転不能に一体化されて
形成されている。この略円板状頭部51は上めねじ部材
4と同様のポリアミド系樹脂とガラス繊維の複合材料か
ら作製されていると、強度面、防振面等で好ましい。
又、支持ボルト5の上面には支持ボルト5を回転操作す
るための凹部53が設けられ、回転操作用のドライバー
や六角棒等が係合しうるようになされている。
【0015】下めねじ部材6は、下端部外周に鍔部61
を有する筒状となされ、内部に支持ボルト5の軸部52
と螺合する順ねじが設けられている。下めねじ部材6は
図1の如く鍔部61が防振部材7内に包み込まれ、中心
軸どうしが合致されて防振部材7に支持され、筒部が防
振部材7の上部に突出されている。
【0016】防振部材7は下めねじ部材6を支持するゴ
ム製の筒状台座となされ、床基台1上に設置されてい
る。防振部材7は下めねじ部材6と中心軸どうしが合致
されることにより、支持ボルト5の軸部52が下めねじ
部材6を介して防振部材7内に進退しうるようになされ
ている。防振部材7は防振ゴム単体の筒状台座であって
もよいが、通常図1の如く筒状内部ゴム材71の外周に
外部ゴム材72が被覆された二重構造となされている。
【0017】この二重構造の場合、内部ゴム材71が外
部ゴム材72より柔らかいゴム硬度となされ、防振ゴム
単体の場合に比べて遮音性能が向上するようになされて
いると共に、防振部材7のたわみを少なくして安定性を
保つようになされている。一般に、内部ゴム材71のゴ
ム硬度が40〜60度程度、外部ゴム材72のゴム硬度
が60〜80度程度となされていると、遮音性、安定性
が向上し好ましい。内部ゴム材71は遮音性、安定性の
面から高さ20mm程度の縦筒状となされているのが好
ましい。なお、内部ゴム材71には、上下面に同心円状
の突条、外周面には上下方向の溝条が適宜設けられるこ
とにより防振効果が向上するようになされている。
【0018】床基台1上に上記支持体3を介して支持さ
れた床材2は、支持体3の支持ボルト5を回転させるこ
とにより高さ調整される。
【0019】例えば図1の場合は、床材2が最も低い位
置に支持された状態を示している。この場合、支持ボル
ト5の略円板状頭部51が上めねじ部材4の上端部に螺
合され、支持ボルト5の軸部52が下めねじ部材6を介
して防振部材7内に進入された状態となされている。こ
の状態から支持ボルト5を回転させると、軸部52と下
めねじ部材6の螺合により支持ボルト5が徐々に上昇す
る。同時に、頭部51と上めねじ部材4の螺合により上
めねじ部材4が徐々に上昇し、上めねじ部材4内から防
振部材7が退去した状態となり、床材2の高さが徐々に
高くなる。遂には図2の如く床材2が最も高い位置に支
持された状態となる。
【0020】又、図4は床基台1上に支持体3を有する
床材2が敷き並べられた置床を示し、床材2上に下貼り
合板、木質床板等の床仕上材8が載置されている。
【0021】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明遮音置床構造
は、床材に固定した上めねじ部材が内部に防振部材が進
入しうる大きさの筒状となされ、支持ボルトの略円板状
頭部と上めねじ部材、支持ボルトの軸部と防振部材に設
けた下めねじ部材の各螺合が逆方向となされ、支持ボル
トの回転により防振部材が上めねじ部材内に進退されて
床材の高さ調整がなされるので、床高さを低くできると
共に調整範囲を大きくすることができる。従って、不陸
の激しい現場においても不陸調整ができ容易に対応でき
る。
【0022】又、防振部材が筒状内部ゴム材の外周に外
部ゴム材が被覆された二重構造となされ、内部ゴム材が
外部ゴム材より柔らかいゴム硬度となされているので、
防振部材のたわみを少なくして安定性を保つことができ
ると共に遮音性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明遮音置床構造の一実施例を示し、床高さ
が最も低い状態を示す断面図である。
【図2】本発明遮音置床構造の一実施例を示し、床高さ
が最も高い状態を示す断面図である。
【図3】本発明遮音置床構造における支持体の例を示す
一部分解斜視図である。
【図4】本発明遮音置床構造を有する置床を示す一部切
欠正面図である。
【符号の説明】
1 床基台 2 床材 21 支持孔 3 支持体 4 上めねじ部材 5 支持ボルト 51 略円板状頭部 52 軸部 6 下めねじ部材 7 防振部材 71 内部ゴム材 72 外部ゴム材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒木 一誠 京都府京都市伏見区淀池上町29番地 (72)発明者 中上 輝男 大阪府大阪市中央区安堂寺町2丁目3番9 号 (72)発明者 橋本 謙三郎 大阪府大東市野崎4丁目7番12号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床基台上に支持体を介して適宜高さに床
    材が支持されており、支持体は、床材の支持孔に嵌め込
    み固定された床材支持用の上めねじ部材と、上めねじ部
    材に螺合する略円板状頭部を有する支持ボルトと、支持
    ボルトの軸部に螺合する下めねじ部材と、床基台上に設
    置され下めねじ部材をその中心軸を合致させて支持する
    筒状の防振部材とからなり、上めねじ部材は内部に防振
    部材が進入しうる大きさの筒状となされ、支持ボルトの
    頭部と上めねじ部材、支持ボルトの軸部と下めねじ部材
    の各螺合が互いに逆方向となされ、支持ボルトの回転に
    より防振部材が上めねじ部材内に進退されて床材の高さ
    調整がなされる遮音置床構造。
  2. 【請求項2】 防振部材が筒状内部ゴム材の外周に外部
    ゴム材が被覆された二重構造となされ、内部ゴム材が外
    部ゴム材より柔らかいゴム硬度となされた請求項1記載
    の遮音置床構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100806615B1 (ko) * 2007-06-12 2008-02-25 (주)유미테크 충격 흡수용 방진 패널
JP2015137449A (ja) * 2014-01-20 2015-07-30 株式会社熊谷組 二重床構造を有する集合住宅の建物構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100806615B1 (ko) * 2007-06-12 2008-02-25 (주)유미테크 충격 흡수용 방진 패널
JP2015137449A (ja) * 2014-01-20 2015-07-30 株式会社熊谷組 二重床構造を有する集合住宅の建物構造

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