JPH05171407A - Ni−Ti系金属間化合物を被覆した鋼材の製造方法 - Google Patents

Ni−Ti系金属間化合物を被覆した鋼材の製造方法

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JPH05171407A
JPH05171407A JP33890191A JP33890191A JPH05171407A JP H05171407 A JPH05171407 A JP H05171407A JP 33890191 A JP33890191 A JP 33890191A JP 33890191 A JP33890191 A JP 33890191A JP H05171407 A JPH05171407 A JP H05171407A
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Hiroshi Katayama
博 片山
Shinji Hirai
伸治 平井
Akio Yamamoto
章夫 山本
Takaharu Watanabe
隆治 渡辺
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、Ni−Ti系金属間化合物を被覆
した、耐塩性と常温加工性の優れたコンクリート補強用
鋼材の製造方法を提供する。 【構成】 25重量%以上85重量%以下のNi粉末と
残部がTi粉末からなる金属混合粉末中に鋼材を保持
し、あるいは該金属混合粉末を有機高分子のアルコール
溶液でペースト状にして鋼材表面に塗布し、鋼が酸化し
ない雰囲気中で960℃以上1200℃以下に加熱す
る。 【効果】 Ni−Ti系金属間化合物を被覆した、耐塩
性と常温加工性に優たコンクリート補強用鋼材の工業的
な製造が可能になった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート補強材で
ある鉄筋またはPC鋼材の製造方法に関するものであ
る。コンクリート中は通常pHが10を超える強アルカ
リ環境であるために、大気中では腐食する炭素鋼も腐食
しない。しかし、海浜地区に建造されるコンクリート構
造物や、混練する砂に未洗浄の海砂を使用したり、混練
用の水に海水を使用したコンクリート構造物では、pH
が10を超える強アルカリであってもCl- イオンが存
在するために、鋼材は腐食する。その結果、鋼材は断面
積が減少して強度が低下したり、腐食で発生した水素が
鋼中に侵入して脆化する危険が生じる。また、腐食生成
物の体積は鋼よりも大きいためコンクリートにひび割れ
が発生し、腐食がますます促進されてコンクリート構造
物の寿命が著しく低下する。
【0002】本発明は、このようなCl- イオンを含有
するコンクリート構造物の補強材として用いられる、い
わゆる耐塩性の優れた鋼材の製造方法を提供するもので
ある。
【0003】
【従来の技術】従来、コンクリートには容易に採取可能
な川砂を使用し、河川水、工業用水あるいは上水を使用
して混練するのが通常であった。しかるに、コンクリー
ト構造物の飛躍的な増加の結果、川砂の採取も容易でな
くなり、海砂の使用が余儀なくされてきた。海砂を使用
する場合、十分な水洗を行って塩分を除去する必要があ
るため、作業工程が煩雑になり、工期が長くなるという
欠点が生じる。また、海洋構造物の場合、コンクリート
中へのCl- イオンの侵入が防止できないため、補強用
の鋼材の腐食とその結果のコンクリートの寿命低下も避
けられなかった。
【0004】これらの欠点は、いずれも補強用の鋼材の
腐食が原因である。従って、Cl- イオンを含む強アル
カリ環境での耐食性、すなわち耐塩性に優れた補強用鋼
材があれば解決するのである。従来、耐塩性が必要なコ
ンクリート構造物用補強材には、エポキシ塗装を施した
塗装鉄筋や、Znめっき鉄筋、ステンレス鋼鉄筋が使用
されてきた。しかし、塗装鉄筋は溶接がそのままではで
きないだけではなく、曲げ加工部の塗膜が簡単に剥離し
て、そこから腐食が発生するために、必ずしも期待した
効果が得られなかった。Znめっき鉄筋、ステンレス鋼
鉄筋は、相応に耐塩性があり効果も期待できるが、溶接
が困難でかつ高価格であるという欠点があった。
【0005】また、本出願人はAlを多量添加した鋼の
耐塩性が非常に優れていることを見出し、Alを7〜2
0重量%含む鋼材を発明した(特開昭64−79346
号公報)。さらに、本発明者らは先に耐塩性を要求され
るのは表層部分のみであることに着目して、表層部に5
〜15重量%のAl固溶層を被覆した鋼材を発明した
(特願平2−138400号)。これらの鋼材は、延性
および靱性に優れ、勿論高pH環境での耐塩性にも優れ
ていることが確認された。しかし、このようなAl含有
量の高い鋼は、冷間での加工性が著しく劣るため、鉄筋
などのコンクリート補強用鋼材としては使用できなかっ
た。
【0006】これに対して、本発明者らは、Ni−Ti
系金属間化合物が強アルカリ環境での耐塩性に優れ、か
つ常温での加工性が良好であることを見出し、表層に金
属Tiないし金属Niを含むNi−Ti系金属間化合物
層を被覆したコンクリート構造物の補強用鋼材を発明し
た(特願平2−130632号)。しかし、安価な量産
方法がなかったため、耐塩性が良好なだけでなく、曲げ
性、スポット溶接性が良好で取扱い上の疵も付きにくい
などコンクリート構造物の補強用鋼材として優れた特性
を示したが、実際には普及しなかった。
【0007】これ以外にも鋼材の耐食性を向上させる方
法には、カロライジングやクロマイジングなどの表面拡
散浸透処理、Cr、Niなどの金属めっきおよび表層合
金化処理、PVDやCVDによるAIN、TiN、Ti
Cなどのセラミックスコーティングがあり、耐塩性の必
要なコンクリート構造物の補強用鋼材への適用も可能と
思われる。しかし、これらの方法はいずれも特殊な装置
や工程が必要で、鉄筋などの量産鋼構造物材の表面処理
への適用はコスト的に不可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、強アルカリ
環境での耐塩性と加工性に優れたNi−Ti系金属間化
合物あるいは金属Tiまたは金属Niを含むNi−Ti
系金属間化合物層を被覆したコンクリート構造物の補強
用鋼材の安価な製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】Ni−Ti系金属間化合
物は、耐塩性は優れているものの、熱間や冷間での延性
や靱性が従来の鋼製の鉄筋に比べて低く、加工性が著し
く劣るため、Ni−Ti系金属間化合物によるコンクリ
ート構造物の補強は施工だけでなく構造物としても実用
が不可能である。本発明者らは、耐塩性は表面だけの問
題であることに注目して、Ni−Ti系金属間化合物を
鋼材の表面に被覆してコンクリート構造物の補強材とす
ることを指向した。そして、鋼材表面に金属間化合物を
短時間で被覆する方法として、金属間化合物の共晶を利
用することを発想し、本発明を完成した。
【0010】以下に、共晶を利用してNi−Ti系金属
間化合物を鋼材表面へ被覆する方法について説明する。
Ni粉末の割合が25重量%以上85重量%以下で残部
がTi粉末からなる金属混合粉末中に鋼材を埋め込み、
鋼の酸化しない非酸化性雰囲気中で加熱した。温度の上
昇に伴って、NiとTiの粉末は焼結を起こした。温度
が960℃以上になると、NiとTiの相互拡散が一層
進行して共晶組成となった部位が溶融し始めた。この溶
融した金属間化合物は、NiおよびTiの金属粉末だけ
でなく鋼材表面にも当然濡れることが考えられた。Ni
やTiの金属粉末に濡れた部分では相互拡散速度が急激
に上昇するため、急速に共晶に達して溶融部分が増加す
るともの思われる。一方、鋼材表面では、濡れた共晶金
属間化合物が面方向に拡大し、鋼材全面を覆うこととな
る。この結果、鋼材表面にNi−Ti系金属間化合物が
被覆されるものと推定される。
【0011】また、NiとTiの金属混合粉末中で鋼材
のみを加熱することで、周辺の混合粉末のみが焼結し、
さらに共晶溶融することとなるので、処理の連続化が可
能となる。この場合、鋼材の加熱は高周波加熱または直
接通電などが利用できる。本発明においては、金属混合
粉末を鋼材の周りに積極的に保持させる手段も採り得
る。すなわち、NiとTiの金属混合粉末中に鋼材を埋
め込まず、同じNiとTiの混合粉末をコロジオンなど
の有機高分子のアルコール溶液でペースト状にして鋼材
表面に塗布することも可能である。この場合、バインダ
ーの役割をした有機高分子物質および溶剤のアルコール
は加熱に伴って蒸発あるいは分解して飛散したが、同時
にNiとTiの粉末の焼結が起るため鋼材からの剥離は
なかった。この金属粉末をペースト状にして塗布する方
法では、加熱温度によらず塗布する厚さで生成する被覆
皮膜の厚さを制御することが可能であるという利点があ
る。
【0012】さらに本発明では、鋼材を事前に960℃
以上に加熱保持し、NiとTiの金属混合粉末中を通過
させる方法も採り得る。この方法によって、処理の連続
化および量産化が可能である。いずれの方法において
も、NiとTiの相互拡散が進行し共晶組成となって共
晶温度以上で溶融して鋼材に濡れることで、Ni−Ti
系金属間化合物が鋼材表面に被覆されることとなるので
ある。また、このように被覆が液相状態で行われるた
め、皮膜成分の一部が鋼材側に拡散浸透する。この結
果、皮膜と母材である鋼材との密着性が非常に向上する
こととなる。
【0013】本発明によって生成するNi−Ti系金属
間化合物の皮膜は、原理的には共晶組成の金属間化合物
となるが、現実には共晶に至らない金属間化合物や金属
状のNiやTiが含まれる場合がある。この理由は、必
ずしも明確ではないが、次のように考えている。すなわ
ち、溶融した金属間化合物は鋼材以外にも当然NiやT
iの金属に濡れるし、共晶に至らない金属間化合物にも
濡れる。従って、融液状の金属間化合物を媒体としてこ
れらの金属Niや金属Tiおよび共晶組成ではない金属
間化合物が鋼材表面に残留することが十分に考えられる
のである。
【0014】ところが、これらの金属Niや金属Tiお
よび共晶組成ではない金属間化合物もまた耐塩性は極め
て優れている。従って、本発明による皮膜でも耐塩性の
点からは共晶組成の金属間化合物に被覆されたものと全
く同様に取扱い得るものと考えられる。次に、本発明条
件の限定理由を説明する。
【0015】NiとTiの混合粉末の組成は、Ni粉末
の割合が25重量%未満あるいは85重量%を超える
と、鋼材表面で両金属が焼結してNi−Ti系金属間化
合物が生成するが、共晶組成のNi−Ti系金属間化合
物の生成が困難となり、表面への被覆ができないため、
Ni粉末の割合は25重量%を下限、85重量%を上限
とした。
【0016】加熱温度は、960℃未満ではNi−Ti
系共晶金属間化合物の融点以下であり、本発明の狙いと
する融液による金属間化合物の被覆を達成できないた
め、960℃を下限とした。また、1200℃を超える
とNi−Ti系共晶金属間化合物の粘度が著しく低下し
て鋼材への付着が不十分となる上に、鋼材そのものの靱
性が劣化してコンクリート構造物の補強材としての使用
が不可能となるため、1200℃を上限とした。
【0017】加熱時間は、下限温度の960℃でも極め
て短時間で鋼材表面への金属間化合物の被覆が可能であ
るが、5sec未満では被覆されない部分が残留するお
それがあるので5secを下限とした。また、長時間の
処理を行っても品質的、工業的な利点はないため、1h
rを上限とした。加熱雰囲気は、鋼の酸化する雰囲気で
はTiが急激に酸化してNi−Ti系金属間化合物が生
成しないだけでなく、鋼材も酸化して、たとえNi−T
i系共晶金属間化合物が生成して溶融しても鋼材表面に
濡れず付着しないため、鋼の酸化しない非酸化性雰囲気
に限定した。鋼の酸化しない雰囲気でもTiは酸化する
ことがあるが、この場合は酸化皮膜が非常に薄く、焼結
によってNiと接触すると金属間化合物の生成反応が進
行するので、必ずしもTiの酸化しない雰囲気にする必
要はない。
【0018】NiとTiの混合粉末をペースト状にして
鋼材表面に塗布する方法においてバインダーの役割をす
る有機高分子物質は、一般的に非酸化性雰囲気中での加
熱で蒸発あるいは分解して飛散するものであれば、組成
は特に限定されない。また溶剤のアルコールも、非酸化
性雰囲気中で加熱すると蒸発あるいは分解して飛散する
ので、バインダーの役割をする有機高分子物質との関係
で自由に選択することが可能である。
【0019】
【作用】本発明は、金属粉末を用いて表面にNi−Ti
系金属間化合物を被覆するものである。しかし、被覆に
至る過程では溶融したNi−Ti系金属間化合物が鋼材
に濡れる現象が起きている。すなわち、固相粉末を処理
しながら実質的には液相での処理を行っていることと同
じと考えられる。この結果、短時間の処理でかつ密着性
のよい皮膜を鋼材に被覆することが可能となった。
【0020】また生成した皮膜は、Ni−Ti系の共晶
金属間化合物を主体に他のNi−Ti系金属間化合物、
金属TiやNiの混合層からなる皮膜であり、Cl-
オンを含む強アルカリ環境での耐食性、すなわち耐塩性
に優れている。また、皮膜成分の主としてNiが鋼側に
も拡散浸透しているため、鋼材との密着性も優れてい
る。この結果、本発明による表面被覆鋼材はコンクリー
ト中での耐塩性が良好である。
【0021】
【実施例】熱延後酸洗してスケールを除去した直径20
mmの鉄筋コンクリート用棒鋼JIS SD30BをN
iとTiの混合粉末中に埋め込み、種々の温度に加熱し
て表面にNi−Ti系金属間化合物を被覆させた。表1
に混合粉末中のTiおよびNiの比、粉末処理方法、加
熱温度、加熱時間および加熱方法を示した。本発明例
5、6は、NiとTiの混合粉末をコロジオンのアルコ
ール溶液によってペースト状にし、鉄筋コンクリート用
棒鋼に塗布した。
【0022】表2には、これらの方法で製造した被覆鋼
材の被覆皮膜の厚さと主たる構成物および被覆鋼材の品
質である耐塩性と曲げ性の結果を示した。なお、被覆皮
膜の厚さは、任意部位5個所を光学顕微鏡で測定し、平
均値で示した。主たる構成物は、表面の反射X線回折で
認められたピークから判断した。しかし、一部に解析で
きないピークが認められ、表中に?を印した。耐塩性試
験は、JIS A6205に規定されたオートクレーブ
装置によるコンクリート中の鉄筋の腐食促進試験法を適
用し、Cl- イオン添加量を0.8%とした。評価は、
錆発生面積率で行った。また、鉄筋は施工時に曲げ加工
がなされるため、曲げ加工で皮膜に剥離が生じないこと
が要求される。そこで、2D−180℃の曲げ試験を行
い、曲げ外面のひび割れ発生の有無によって皮膜の加工
性を評価した。
【0023】表2に示したように、1〜8の本発明例で
はいずれも短時間の熱処理で密着性がよく、オートクレ
ーブ試験での錆の発生がないなどコンクリート中での耐
塩性に優れ、また2D−180°曲げ試験でも剥離のな
い被覆処理ができた。また、本発明例である1および2
は真空加熱炉で加熱処理し、3および4はアルゴン雰囲
気中で高周波加熱により処理したものである。これらの
間には、特性上の差異がほとんど認められず、鋼の酸化
しない非酸化性雰囲気であれば加熱雰囲気の影響はない
ことがわかった。
【0024】一方、比較例9の方法では処理温度が低い
ためNi−Ti系金属間化合物が溶融せず、皮膜はでき
なかった。この条件では、焼結により金属粉末が付着し
たが、多孔質で接合力は弱く手に触れるだけで落下し
た。比較例10は混合粉末のNiの比率が高すぎるた
め、融点が低い共晶のNi−Ti系金属間化合物が生成
せず、やはり皮膜はできなかった。この条件でも、焼結
により金属粉末が付着したが、比較例9と同様に多孔質
で接合力は弱かった。
【0025】また、比較のために実施した11の溶融メ
ッキ法によるNi−Ti系金属間化合物の被覆鋼材は、
非加工部の耐塩性は本発明による鋼材と同様に優れてい
たが、曲げ試験で皮膜に剥離が見られ、曲げ加工部で現
行の普通鉄筋と同様の錆が発生した。また、現行材であ
る12のZnメッキ鉄筋および13の普通鉄筋は、従来
の知見通りオートクレーブ試験で錆が発生し、耐塩性に
劣ることが再現された。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】
【発明の効果】以上に示したように、本発明によって表
面をNi−Ti系金属間化合物で被覆することで極めて
耐塩性に優れ、かつ加工性も良好なコンクリート補強用
鋼材の製造が可能となる。この結果、海洋構造物や海浜
地区の建造物で頻発している補強用鋼材の腐食によるコ
ンクリートの崩壊事故を未然に防止できるだけでなく、
コンクリートに安価で豊富な海砂を使用することが可能
となるなど、工業的、社会的な利益は極めて大である。
【0029】また、本発明は鉄筋棒鋼に限定されず、鋼
板や鋼矢板などの条鋼製品、鋼管などにも全く同様に適
用できる。
フロントページの続き (72)発明者 渡辺 隆治 北海道室蘭市仲町12番地 新日本製鐵株式 会社室蘭製鐵所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 25重量%以上85重量%以下のNi粉
    末と残部がTi粉末からなる金属混合粉末を鋼材の周り
    に保持し、鋼の酸化しない非酸化性雰囲気中で960℃
    以上1200℃以下の温度で5sec以上1hr以下の
    時間加熱することを特徴とするNi−Ti系金属間化合
    物を被覆した鋼材の製造方法。
  2. 【請求項2】 25重量%以上85重量%以下のNi粉
    末と残部がTi粉末からなる金属混合粉末中に鋼材を埋
    め込み、鋼の酸化しない非酸化性雰囲気中で高周波加熱
    あるいは通電加熱によって鋼材を960℃以上1200
    ℃以下の温度で5sec以上1hr以下の時間加熱する
    ことを特徴とするNi−Ti系金属間化合物を被覆した
    鋼材の製造方法。
  3. 【請求項3】 25重量%以上85重量%以下のNi粉
    末と残部がTi粉末からなる金属混合粉末を有機高分子
    のアルコール溶液でペースト状にして鋼材表面に塗布
    し、鋼の酸化しない非酸化性雰囲気中で960℃以上1
    200℃以下の温度で5sec以上1hr以下の時間加
    熱することを特徴とするNi−Ti系金属間化合物を被
    覆した鋼材の製造方法。
  4. 【請求項4】 鋼の酸化しない非酸化性雰囲気中で96
    0℃以上1200℃以下に加熱保持した鋼材を、25重
    量%以上85重量%以下のNi粉末と残部がTi粉末か
    らなる金属混合粉末中を5sec以上1hr以下の時間
    保定通過させることを特徴とするNi−Ti系金属間化
    合物を被覆した鋼材の製造方法。
JP33890191A 1991-12-20 1991-12-20 Ni−Ti系金属間化合物を被覆した鋼材の製造方法 Withdrawn JPH05171407A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004070077A1 (ja) * 2003-02-10 2004-08-19 Japan Science And Technology Agency 耐高温腐食性皮膜の形成方法

Cited By (2)

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WO2004070077A1 (ja) * 2003-02-10 2004-08-19 Japan Science And Technology Agency 耐高温腐食性皮膜の形成方法
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