JPH05170Y2 - - Google Patents

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JPH05170Y2
JPH05170Y2 JP1988124263U JP12426388U JPH05170Y2 JP H05170 Y2 JPH05170 Y2 JP H05170Y2 JP 1988124263 U JP1988124263 U JP 1988124263U JP 12426388 U JP12426388 U JP 12426388U JP H05170 Y2 JPH05170 Y2 JP H05170Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は超音波手術器、特にハンドピースの先
端ホーンから患部組織に超音波機械的振動を与え
ることによつて手術を行う超音波手術器に関す
る。
[従来の技術] 超音波エネルギーを応用して外科手術を行う超
音波手術器が周知であり、一般にこのような手術
器は、超音波電気信号を発生する手段と、この超
音波電気信号を超音波機械的振動に変換して患部
組織にその振動を与える手段とを含んでいる。
第3図は、このような従来の一般的超音波手術
器の概略構成を示す図であり、装置本体10及び
ハンドピース12にて構成されている。
装置本体10内には高周波電源部14が設けら
れており、この高周波電源部14には、一般に帰
還発振器が用いられ、この帰還発振器からの信号
を増幅してハンドピース12の超音波振動子16
へ超音波電気信号を出力する。超音波振動子16
は、この超音波電気信号を機械的振動に変換す
る。そして、この機械的振動はホーン18にて増
幅され、ハンドピース12の先端に設けられた中
空ホーン20に伝達される。この中空ホーン20
の先端部20aが患部組織に接触することによつ
て患部組織へ超音波機械的振動を与える。
ハンドピース12には中空ホーン20に連通し
た吸引管22が設けられ、この吸引管22の経路
途中に設けた吸引ポンプ24の吸引動作によつて
中空ホーンの先端20aの開口から破砕した患部
組織を吸引除去するものである。
また、ハンドピース12には、先端部を中空ホ
ーンの先端20a近傍に配置した洗浄液供給管2
6が取り付けられており、洗浄液供給部28から
供給される洗浄液を中空ホーンの先端20aに供
給する。この洗浄液は手術箇所の洗浄並びに中空
ホーン20の冷却機能を果たしている。
さらに、装置本体10内には警報音信号を出力
する警報音信号発生回路30及びこの警報音信号
を受け警報音を発するスピーカ32が設けられて
いる。この警報音信号発生回路30及び高周波電
源部14は制御部34からの信号によつて駆動さ
れるが、警報音信号発生回路30は高周波電源部
14から超音波信号が出力されているときにのみ
警報信号をスピーカ32へ出力するように制御さ
れている。
この従来の超音波手術器の動作は、まず電源
(図示せず)がオンされると、制御部34から高
周波電源部14及び警報信号発生回路30にそれ
ぞれ駆動信号が同時に出力される。これによつて
中空ホーン20は超音波機械的振動を開始し手術
可能な状態となる。また、中空ホーン20が超音
波機械的振動を開始すると同時にスピーカ32は
警報信号発生回路30からの信号によつて可聴帯
域の周波数の警報音を発する。この警報音はホー
ン20が超音波機械的振動を行つている間は常に
発せられており、電源がオフされると中空ホーン
20の振動停止と同時に停止される。
このスピーカ32の警報音は、中空ホーン20
が超音波振動をしているか否かを操作者が視覚的
及び聴覚的に判断することができないことから、
発せられるもので操作者に中空ホーン20の振動
の有無を認識させる機能を果たしている。
また、手術中においては洗浄液供給部28から
中空ホーンの先端20aの部分に洗浄液が供給さ
れ被破砕組織を洗い流す。そして、被破砕組織及
び洗浄液は吸引ポンプ24の作用によつて中空ホ
ーンの先端20aの開口から吸引され除去され
る。この被破砕物等の吸引除去及び洗浄液の供給
動作は、超音波機械的振動による手術中において
継続的に行われている。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来の超音波手術器によれば、中空ホーン
20が超音波機械的振動を行つている状態である
こと、即ち手術可能状態であることを装置本体1
0に設けられたスピーカ32からの警報音によつ
て認知させるようにしている。
しかしながら、このような装置本体10のスピ
ーカ32による警報音による場合は、他の装置か
らの警報音と誤認するおそれが生じる。例えば、
心電図のモニタ装置を併用して手術を行つている
場合には、このモニタ装置からの警報音と混同す
るおそれがある。また、共通の装置本体10から
複数のハンドピース12を引き出して使用するよ
うな場合には、ハンドピースごとにスピーカを設
けたとしてもその警報音の識別は困難である。
従つて、手術中において警報音を誤認したよう
な場合には、中空ホーン20が超音波機械的振動
を行つていないにも関わらず手術操作を行つてし
まつたり、あるいは中空ホーン20が超音波機械
的振動を行つているにも拘らず停止しているもの
と誤認し、誤つて他の組織を傷付けてしまう恐れ
があるという問題があつた。
考案の目的 本考案は上記問題点を解決することを課題とし
てなされたものであり、その目的はハンドピース
の先端の中空ホーンの超音波機械的振動の有無を
誤認することなく明確に認識することのできる超
音波手術器を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本考案に係る超音波
手術器は、超音波電気信号を出力する高周波電源
部と、該高周波電源部からの超音波信号を受け該
電気信号を超音波機械的振動に変換する超音波振
動子及びこの超音波振動子から伝達された超音波
機械的振動を患部組織に与えるホーンを有するハ
ンドピースと、を含む超音波手術器において、前
記超音波電源部による超音波電気信号の出力中に
のみ可聴帯域周波数の警報音信号を出力する警報
音信号発生回路と、該警報音信号発生回路からの
出力信号を前記高周波電源部からの超音波電気信
号に重畳させ該超音波電気信号をAM変調して前
記ハンドピースの超音波振動子に送る加算手段
と、を設けたことを特徴とする。
[考案の作用] 上記構成によれば、高周波電源部から超音波電
気信号がハンドピースに出力されているときに
は、警報音信号発生回路によつて常に可聴帯域周
波数の警報音信号が発せられる。そして、加算手
段によつて上記警報音信号発生回路からの警報音
信号を高周波電源部の出力である超音波電気信号
に重畳させ、超音波電気信号をAM変調し、変調
後の信号をハンドピースの超音波振動子に送るこ
とができる。
従つて、ハンドピースの中空ホーンは、可聴帯
域周波数の警報音信号が重畳された高周波電源部
からの超音波電気信号によつて超音波機械的振動
を行うので、中空ホーンが超音波機械的振動を行
つている手術可能状態のときには常に中空ホーン
から可聴警報音信号が発せられることとなり、操
作者は装置本体のスピーカを介することなく自ら
把持しているハンドピースの先端部から警報音を
聞くことができる。これによつて、他の警報音と
誤認することなく確実に中空ホーンの振動の有
無、すなわち手術可能状態か否かを認識すること
ができる。
[実施例] 第1図は本考案に係る超音波手術器の好適な実
施例の概略構成を示す図であり、第3図に示した
従来装置と同様の要素には同一の符号を付してい
る。
本考案において特徴的な事項は、高周波電源部
14が超音波電気信号を出力している間のみに可
聴帯域周波数の警報音信号を出力する警報音信号
発生回路及び高周波電源部14からの出力信号に
上記警報音信号を重畳させる加算手段を設けたこ
とである。
本実施例においては、加算手段36は、高周波
電源部14とハンドピース12の超音波振動子1
6との間に接続され、警報音信号発生回路30は
制御部34と加算手段36との間に接続されてい
る。
本実施例の動作は、まず電源がオンされると、
制御部34は高周波電源部14及び警報音信号発
生回路30へ駆動信号を出力する。これによつて
高周波電源部14は超音波電気信号を出力し、警
報音信号発生回路30は可聴帯域周波数の警報音
信号を出力する。そして、これら両信号は加算手
段36に入力され、加算手段36では高周波電源
部14からの超音波電気信号に警報音信号発生回
路30からの警報音信号を重畳させる。
第2図はこの重畳された超音波電気信号を示し
ており、超音波電気信号40は、可聴周波数の変
調信号である警報音信号42によつてその振幅が
線形的に変化(AM変調)される。そして、この
AM変調された超音波電気信号40がハンドピー
ス12の超音波振動子16に出力され超音波機械
的振動に変換される。
ハンドピース12の先端部である中空ホーン2
0は第2図に示す可聴帯域周波数振動の重畳され
た超音波電気信号40によつて機械的振動を行う
ので、中空ホーン20からは可聴音、即ち警報音
が発せられる。従つて、ハンドピース12を把持
して手術を行う操作者は、超音波手術器のうち手
術中において操作者の直近にあるハンドピースの
先端部から警報音を聞くことができる。これによ
り、手術中において他の装置から発せられた警報
音と本装置から発せられた警報音を混同するおそ
れがなくなる。さらに装置本体10に複数のハン
ドピースを接続して使用する場合においても、各
ハンドピース12毎に警報音が発生するので操作
者は警報音を混同することがない。
また、この警報音は、制御部34の制御により
高周波電源部14から超音波電気信号が出力され
ている場合にだけ発せられるので、操作者は警報
音の有無によつてハンドピース12の中空ホーン
20の超音波機械的振動の有無を聴覚的に認識す
ることができるものである。
尚、加算手段36は、図示していないが高周波
電源部14の発信器の出力を増幅するための増幅
回路にAM変調機能を持たせることによつて代用
することが可能である。この場合増幅回路には高
周波電源部14の発信器からの発信出力と警報音
信号発生回路30からの警報音信号が送られる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係る超音波手術器
によれば、ハンドピースの中空ホーンが超音波機
械的振動を行つているか否かを判断するための警
報音を中空ホーン自体から発するようにすること
ができる。これによつて他の装置などの警報音と
混同をすることを有効に防止することができ、操
作者が使用しているハンドピースの駆動状態を正
確に認識することができハンドピース操作の適正
化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の好適な実施例の概略構成図、
第2図は本考案に係る加算手段によつてAM変調
された超音波電気信号を示す図、第3図は従来の
超音波手術器の概略構成図である。 10……装置本体、12……ハンドピース、1
4……高周波電源部、16……超音波振動子、2
0……中空ホーン、30……警報音信号発生回
路、34……制御部、36……加算手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 超音波電気信号を出力する高周波電源部と、 該高周波電源部からの超音波信号を受け該電気
    信号を超音波機械的振動に変換する超音波振動子
    及びこの超音波振動子から伝達された超音波機械
    的振動を患部組織に与えるホーンを有するハンド
    ピースと、 を含む超音波手術器において、 前記超音波電源部による超音波電気信号の出力
    中にのみ可聴帯域周波数の警報音信号を出力する
    警報音信号発生回路と、 該警報音信号発生回路からの出力信号を前記高
    周波電源部からの超音波電気信号に重畳させ該超
    音波電気信号をAM変調して前記ハンドピースの
    超音波振動子に送る加算手段と、 を含み、 前記ハンドピースのホーンにて警報音が発せら
    れることを特徴とする超音波手術器。
JP1988124263U 1988-09-21 1988-09-21 Expired - Lifetime JPH05170Y2 (ja)

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JPH0245722U JPH0245722U (ja) 1990-03-29
JPH05170Y2 true JPH05170Y2 (ja) 1993-01-06

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS506711U (ja) * 1973-05-18 1975-01-23
JPS5146990A (ja) * 1974-10-18 1976-04-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd Kensasochi

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