JP3393877B2 - 医療機器用スイッチ装置 - Google Patents
医療機器用スイッチ装置Info
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Description
超音波振動を利用して生体組織を切開したり乳化した
り、あるいは結石を破砕したりする超音波処置装置の超
音波プローブに凝固電流を流す高周波切開を超音波振動
と併用または単独で用いられる高周波機能付超音波メス
装置に使用される医療機器用スイッチ装置に関する。
療用ハンドピースが装着される。この医療用ハンドピー
スには超音波振動子が内蔵され、この超音波振動子には
超音波プローブが装着される。
に駆動信号を伝送する駆動信号伝送コードが接続され
る。また、特願平3−115065、USP49310
47などに示されるように、超音波振動子あるいはホー
ンなど超音波プローブと電気的に通じた部分には高周波
アクティブ線が接続されている。
ブと術部に対する灌流を行う送水チューブと吸引チュー
ブが接続されている。これらのチューブの他端には送水
ポンプ、吸水ポンプが接続されている。また医療用ハン
ドピースには高周波ON/OFF用のスイッチがUSP
5015227のように固定式、あるいはUSP493
1047のように回転式あるいは特願平3−11506
5,USP4552143のように着脱式など様々な形
で接続されている。
療用ハンドピースでは、手術前に滅菌を行う必要があ
る。この滅菌法として一般的なものにオートクレーブ、
EOG滅菌がある。これらの滅菌法は滅菌過程中に1k
g/cm2 〜2.5kg/cm2 程度の加圧及び1kg
/cm2 の引圧がかけられる。
型が望まれているためメンブレンスイッチなどの簡単な
構造のものがよい。しかし前述したような滅菌を行うと
スイッチの内部と外部との間に圧力差が生じ、表面のパ
ネルが剥がれたりゴム部分が破れてしまうなどの不具合
が生じる。そこで、パネルが剥がれたり、ゴムが破れな
いように頑丈なスイッチにすると、医療用ハンドスイッ
チが大型化してしまい、操作性に悪影響を及ぼす。
ので、その目的とするところは、滅菌に対してスイッチ
部の剥がれはがれや破れを防止し、小型で取扱いが良
く、安全に手術が行える医療機器用スイッチ装置を提供
することにある。
が実装された実装部と 、 前記操作スイッチを操作するた
めのエンボス部を有し 、 前記実装部を被覆して設けられ
た表面シートと 、 前記エンボス部の内部に形成された内
部空間に連通した開口部と 、 前記開口部と前記内部空間
との連通部分に設けられ 、 非透水性で通気性を有する通
気性シートとを具備したことを特徴とする医療機器用ス
イッチ装置にある。
装置によれば、滅菌する際、加圧過程において、医療機
器用スイッチ装置の内部の空気は、外気圧に対して低く
なるために外気は連通孔を通り内部に流入する。この
時、水などの液体は通気性シートによってカットされ
る。減圧過程において内部空気は外気圧に対して高くな
るため内部の空気が連通孔の通気性シートを通り外部へ
流出する。
づいて説明する。図1及び図3に示すように、医療用ハ
ンドピース1のグリップ部1aの上面にはハンドスイッ
チ2が設けられている。このハンドスイッチ2は、通気
性シート3を介して実装部としてのスイッチ台4に固定
されている。前記ハンドスイッチ2はメンブレンなど単
純、小型の形状のスイッチとなっている。
内部にはパターン基板6、スペーサー7、表面シート8
が設けられている。この表面シート8にはスイッチにク
リック感を出すエンボス部9が設けられている。このエ
ンボス部9の内部には内部空間10が設けられている。
そして、この空間10と外部とは通気孔11によって連
通している。
水密に接着して収納する凹陥部4aが設けられ、この凹
陥部4aには通気孔11と連続する貫通孔からなる連通
路12が設けられている。そしてこの連通路12によっ
てハンドスイッチ2の内部空間10と外部とが連通して
いる。さらにスイッチ台4の凹陥部4aの底面で連通路
12の外周にはシート取付け凹部4cが設けられ、この
シート取付け凹部4cには前記通気性シート3が収納さ
れている。
ピースの側面に取付けるためのフック部である。この通
気性シート3は例えばゴアテックスなどの材質からな
り、空気を通すが水を通さない性質をもつシートであ
る。この通気性シート3は前記連通路12を水密的に塞
いでいる。
菌する場合、加圧過程において内部空間10の空気は外
気圧に対して圧が低くなる。したがって、外気は連通路
12及び通気孔11を通り内部空間10へ流入する。こ
の際、水などの液体は通気性シート3によってカットさ
れる。減圧過程において内部空間10の空気は外気圧力
に対して圧が高くなる。したがって、内部空間10の空
気は通気孔11、通気性シート3、連通路12を通り外
部へ流出する。
がなくつながっているために、滅菌時の圧力変化により
内部空間10と外部との圧力差が生じない。これにより
表面シート8が内部の膨張により破裂したり剥がれたり
することがなく、また、内部圧力の低下によるエンボス
部9のつぶれなどを生じない。
シート3を設けているため水の侵入が厳禁であるスイッ
チには最適である。さらに、通気性シート3は薄いもの
を利用しているため、非常に小型で術者の操作性が向上
する。なお、スイッチ台4が不要な時、ハンドスイッチ
2の通気孔11を通気性シート3で塞ぐだけで良く、さ
らにスイッチが小型化されることになる。次に、コード
着脱式のチューブを図4乃至図8に基づいて説明する。
し説明する。図4及び図5に示すように、送水チューブ
20と吸引チューブ21は樹脂などにより一体成形され
ており、吸引チューブ21には電気的信号などを供給す
るコード22が溝23より組み込まれている。前記コー
ド22は吸引チューブ21に形成された溝24より脱着
可能となっている。
ド22が一体であるために術者がハンドピースを取り回
す時、もつれたりすることがなく操作性が向上する。ま
た、コード22が不要な時、例えばコード22が電気メ
ス用コードであり、超音波出力と電気メス出力を併用し
ない術式の場合などコード22を吸引チューブ21より
簡単に取り外すことができ、これにより一段と操作性が
向上する。
30にはコード止め31が着脱自在に設けられている。
このコード止め31はチューブ32を止める部分31a
とコード30を止めるフック31bからなる。このコー
ド止め31は図7に示すように適当な間隔をあけてチュ
ーブ32に固定されている。
ド止め31のフック31bの弾性的変形によりコード止
め31より着脱可能となっている。したがって、前述し
た構成と同様に操作性が向上する。またチューブ32の
全体を異形に成形することがなく、通常利用されている
円管を使用できるのでチューブ32のとりまわしが良好
になる。
は一体的にフック部41が設けられている。このフック
部41は前記チューブに一体成形されている。このフッ
ク部41は適当な間隔をあけて配置されている。
対の挟持部41aと、コードが支持される溝41bとか
ら構成されている。つまり、フック41はチューブ40
に一体的に成形されているため、コード止めによるかさ
ばりが減り、より医療用ハンドピースの操作性が向上す
る。次に、高周波機能付き超音波メス装置について図9
及び10に基づいて説明する。
れたハンドピースに処置を行うためのプローブを装着し
て超音波振動子で発生した微小振動を増幅しプローブ先
端に伝播させ、振動を衝撃力として処置を行うものであ
った。
温存しながら、手術が行えるという効果があるとされて
きたが、微細な血管はどうしても切断してしまい、出血
を起してしまうという問題があった。
の印加はEP−082684A1で示される如く止血機
能として高周波処置具をプローブに直接接触させて行う
ものや、特願平2−286976号で示されるごとく超
音波振動子の後部金属ブロックに高周波信号を印加する
ためのケーブルを直接装着する改善がなされていたが、
EP−082684A1は高周波処置具を別途術部で操
作することになり、操作性が悪いという欠点があった。
ックにケーブルを装着するための端子やねじを後部金属
ブロックに強固に取り付けなければならないため、振動
系に異常が発生するという欠点があった。そこで、操作
性が良く、振動系に異常の発生がない超音波処置装置を
図9及び図10に基づいて説明する。
2にボルト63を装着しPZT素子64と電極65を交
互に積層した物を後部金属ブロック66ではさみ構成さ
れている。
を印加する超音波信号プラス側ケーブル67、超音波信
号のマイナス側の信号を印加する超音波信号マイナス側
ケーブル68が例えばハンダ付によって接続されてい
る。さらに、後部金属ブロック66に隣接する電極69
には高周波信号を印加するための高周波信号ケーブル7
0が例えばハンダ付によって接続されている。
ーブル67,68、高周波信号ケーブル70は、ケーブ
ル71としてひとつにまとめられていて図示しない超音
波振動発生源及び高周波発生源へと接続されている。ま
た、前記前部金属ブロック62の先端には図示しないプ
ローブを接続するため筒形状のプローブ接続部72が設
けられている。このように、超音波信号がPZT素子6
4に印加されると、微小振動が発生し、前部金属ブロッ
ク62でその振動を増幅し、図示しないプローブに伝達
する。
部金属ブロック66からボルト63を介し前部金属ブロ
ック62へと伝わり、前記超音波振動と同様図示しない
プローブに伝達する。
8と、高周波信号用のケーブル70をひとつのケーブル
71で構成することができるため、操作性が向上すると
共に、電極69に高周波信号用のケーブル70を接続す
るので振動系に異常が発生することなく効率の良い処置
を行うことができる。
電極69へ接続するための高周波ケーブル70と超音波
信号マイナス側ケーブル68とを電極65,69に接続
する前で一体化し、これを電極65及び69へ接続する
ようにしても前述した構成と同様の作用・効果が得られ
ると共に、電極69でのケーブル接続の作業が容易にな
る。
菌する際、加圧過程において、医療機器用スイッチの内
部の空気は、外気圧に対して低くなるために外気は連通
孔を通り内部に流入する。この時、水などの液体は通気
性シートによってカットされる。減圧過程において内部
空気は外気圧に対して高くなるため内部の空気が連通孔
の通気性シートを通り外部へ流出する。従って 、 滅菌処
理するために圧力が付与されても表面シートの剥がれや
破れを防止でき 、 また小型で取り扱いがよく 、 術者の操作
性が向上するという効果がある。
分解斜視図。
図。
図。
図。
路。
Claims (1)
- 【請求項1】 操作スイッチが実装された実装部と 、 前記操作スイッチを操作するためのエンボス部を有し 、
前記実装部を被覆して設けられた表面シートと 、 前記エンボス部の内部に形成された内部空間に連通した
開口部と 、 前記開口部と前記内部空間との連通部分に設けられ 、 非
透水性で通気性を有する通気性シートと 、 を具備したことを特徴とする医療機器用スイッチ装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP11349892A JP3393877B2 (ja) | 1992-05-06 | 1992-05-06 | 医療機器用スイッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11349892A JP3393877B2 (ja) | 1992-05-06 | 1992-05-06 | 医療機器用スイッチ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05305096A JPH05305096A (ja) | 1993-11-19 |
JP3393877B2 true JP3393877B2 (ja) | 2003-04-07 |
Family
ID=14613847
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11349892A Expired - Fee Related JP3393877B2 (ja) | 1992-05-06 | 1992-05-06 | 医療機器用スイッチ装置 |
Country Status (1)
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US9149387B2 (en) | 2008-09-04 | 2015-10-06 | Novartis Ag | Varying material properties of a single fluidic line in ophthalmology tubing |
KR101404838B1 (ko) * | 2010-01-06 | 2014-06-09 | 바이오레이즈, 인크. | 휴대용 의료 기기의 작동을 위한 핸드피스 손가락 스위치 |
US11559324B2 (en) | 2019-01-15 | 2023-01-24 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Atherectomy system with supply line fitment |
-
1992
- 1992-05-06 JP JP11349892A patent/JP3393877B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH05305096A (ja) | 1993-11-19 |
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