JPH05170884A - 共重合ポリエステルならびにそれより成る中空容器および延伸フィルム - Google Patents

共重合ポリエステルならびにそれより成る中空容器および延伸フィルム

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JPH05170884A
JPH05170884A JP33527591A JP33527591A JPH05170884A JP H05170884 A JPH05170884 A JP H05170884A JP 33527591 A JP33527591 A JP 33527591A JP 33527591 A JP33527591 A JP 33527591A JP H05170884 A JPH05170884 A JP H05170884A
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克二 田中
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一志 松本
Takuji Hirahara
拓治 平原
Osamu Kidai
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形時の金型汚染が少なく、耐熱性などに優
れた共重合ポリエステル及びその成形体を得る。 【構成】 ジカルボン酸成分としてテレフタル酸、ジオ
ール成分としてエチレングリコールを主成分とし、ま
た、少量成分としてシクロヘキサンジメタノール、ジエ
チレングリコールを含み、環状三量体含有量が0.35
重量%以下、更に、極限粘度、末端カルボキシル基の濃
度が特定範囲にある共重合ポリエステル及びその成形
体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボトル、フィルム、シ
ートなどに有用な共重合ポリエステルに関する。詳しく
は、成形時に金型などの汚染を起こしにくいオリゴマー
含量が少なく、生産性、耐熱性、機械的強度などに優れ
た共重合ポリエステルおよびその成形体に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレート(以下、
「PET]という。)は機械的強度、化学的安定性、透
明性、衛生性などに優れており、また軽量、安価である
ために、各種シート、容器として幅広く包装材料に用い
られ、特に、炭酸飲料、果汁飲料、液体調味料、食用
油、酒、ワイン用の容器としての伸びが著しい。
【0003】このようなPETは、例えば、ボトルの場
合、射出成形機で中空成形体用のプリフォームを成形
し、このプリフォームを所定形状の金型中で延伸ブロー
する。また、果汁飲料などのように熱充填を必要とする
内容液の場合には、そのブロー金型中あるいは、別途設
けた金型中で更に、熱固定してボトルに成形されるのが
一般的である。
【0004】しかし、成形に用いる従来のPETのチッ
プ中には、オリゴマーが主成分の環状三量体の量とし
て、溶融重合チップで通常1〜2重量%、固相重合チッ
プでも通常0.5〜1.0重量%含有しており、これら
オリゴマー類が、成形時に金型などの装置類に付着し、
汚染する。この金型などの汚染は、成形品の表面肌荒れ
や白化などの原因となる。このため、金型などをなるべ
く頻繁に清掃する必要がある。
【0005】そこで、従来、固相重合時間を延長した
り、触媒量を多くして低オリゴマー化が試みられている
が、このような方法によるオリゴマーの低減には限度が
あり、かつ、経済的な方法ではない。一方、PETに類
似した性質を有する共重合ポリエステル、例えば、ジカ
ルボン酸成分としてテレフタル酸とイソフタル酸を用い
た共重合ポリエステルや、グリコール成分として、エチ
レングリコールとジエチレングリコールを用いた共重合
ポリエステルなども多く知られている。しかしながら、
オリゴマー量がある程度以上に低減され、かつ、PET
と同等またはそれ以上の物性を有する共重合ポリエステ
ルは具体的に知られていなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、成形
時に金型などの汚染を起こしにくい、オリゴマー含量が
少なく、更に成形時のオリゴマーの副生も少なく、か
つ、従来のPETと同等以上の耐熱性などを有する生産
性の高い共重合ポリエステルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記目的
を達成するために鋭意検討した結果、従来のPETに少
量のシクロヘキサンジメタノール単位及びジエチレング
リコール単位が含まれた特定の物性範囲の共重合ポリエ
ステルを見い出し、本発明に到達した。すなわち、本発
明の要旨は、ジカルボン酸成分としてテレフタル酸、ジ
オール成分としてエチレングリコールを主成分とする共
重合ポリエステルであって、(1)ジオール成分とし
て、シクロヘキサンジメタノールが0.5〜3.5モル
%、ジエチレングリコールが1.0〜2.5モル%、
(2)極限粘度が0.60〜1.50dl/g、(3)
末端カルボキシル基の濃度が18eq/ton以下、
(4)環状三量体の含有量が0.35重量%以下、であ
ることを特徴とする共重合ポリエステル、ならびにそれ
より成る成形体に関する。該共重合ポリエステルの製造
方法としては、ジカルボン酸成分としてテレフタル酸、
ジオール成分としてエチレングリコールを主成分とする
共重合ポリエステルであって、(1)ジオール成分とし
てシクロヘキサンジメタノールが0.5〜3.5モル
%、ジエチレングリコールが1.0〜2.5モル%、
(2)極限粘度が0.50〜0.70dl/g、(3)
末端カルボキシル基の濃度が15〜30eq/ton以
下、である共重合ポリエステル(以下「プレポリマー」
という。)を固相重合する方法が好適である。
【0008】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
共重合ポリエステルは、主成分のテレフタル酸、エチレ
ングリコールについては、公知のPETで用いられる原
料を用いればよい。また、本発明のシクロヘキサンジメ
タノール原料としては、1,2−、1,3、および1,
4−シクロヘキサンジメタノールが挙げられ、そのシ
ス、トランス体比は、任意の割合の混合物でよい。この
うち、通常は、1,4−シクロヘキサンジメタノール
で、シス/トランス比が(10〜50)/(90〜5
0)の割合のものが特に好ましく使用される。
【0009】また、ジエチレングリコール(以下「DE
G」という)については、重合反応中にエチレングリコ
ールより一部副生してくるので、ジエチレングリコール
または、そのエステル形成性誘導体の所定量を重合原料
として用いる場合のほか、反応条件、添加剤などを適宜
選択することのみでDEGの含有量をコントロールする
ことができる。特に本発明の共重合ポリエステルの場
合、シクロヘキサンジメタノールを添加した効果によっ
て、溶融重合温度を下げることができ、DEG量を低く
抑えることが容易である。また、添加剤としては、例え
ば、トリエチルアミン、トリ−n−ブチルアミン、ベン
ジルジメチルアミンなどの第3級アミン、水酸化テトラ
エチルアンモニウム、水酸化テトラブチルアンモニウ
ム、水酸化トリメチルベンジルアンモニウムなどの水酸
化第4級アンモニウムおよび炭酸リチウム、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム、酢酸ナトリウムなどの塩基性化合
物を少量添加し、DEGの生成を抑制することができ
る。一方、硫酸などの無機酸、安息香酸などの有機酸を
重合原料中に少量添加すれば、DEGの生成を促進し、
含有量を増加させることもできる。
【0010】これらのDEGの生成量をコントロールす
る添加剤は、必要に応じ、通常、全重合原料の0.00
1〜10重量%、好ましくは、0.005〜1重量%使
用される。本発明の共重合ポリエステルは、全ジオール
成分中のシクロヘキサンジメタノールの割合が、0.5
〜3.5モル%、好ましくは、1.0〜2.5モル%で
あり、かつ、全ジオール成分中のDEGの割合が、1.
0〜2.5モル%、好ましくは、1.2〜2.3モル
%、である。
【0011】該範囲に満たない場合は、成形時に金型に
付着するオリゴマーの低減効果が少なく、従来のPET
以上の優位性が認められない。一方、該範囲を超える場
合は、耐熱性が低下するため好ましくないほか、特にイ
ソフタル酸が過剰の場合には、イソフタル酸由来のオリ
ゴマーの生成が顕著となるので好ましくない。
【0012】次に、本発明の共重合ポリエステルの極限
粘度は、フェノール/テトラクロロエタン(重量比1/
1)の混合溶媒中で30°Cで測定して、0.60〜
1.50dl/g、好ましくは、0.70〜1.00d
l/gである。0.60dl/g未満では、得られた共
重合ポリエステルを成形品となした場合に十分な強伸度
を持ち得ない。また、1.50dl/gを超える場合
は、溶融粘度が高くなりすぎ、射出、押出成形時、バル
ブ内での剪断発熱が大きくなるため、一旦低減化したオ
リゴマーが再度、多量に副生するため、結果的には、金
型などの汚染改良が認められず、好ましくない。
【0013】更に、本発明の共重合ポリエステルの末端
カルボキシ基の濃度は、18eq/ton以下、好まし
くは、15eq/ton以下、である。末端カルボキシ
基の濃度が該範囲を超える場合には、成形時に金型等に
付着するオリゴマーの低減効果が少なく、耐湿性、熱安
定性なども低下するため好ましくない。
【0014】上述の条件を全て満たし、更に、オリゴマ
ーの主成分である環状3量体の含有量が0.35重量%
以下、好ましくは0.32重量%以下、さらに好ましく
は0.30重量%以下の共重合ポリエステルを成形に供
することで、金型などの汚染の改善が認められる。環状
3量体の含有量が0.35重量%を超える場合でも、例
えば0.40重量%程度では、ある程度の汚染の改善が
見られるものの十分とは言い難く、0.50重量%以上
では金型などの汚染が顕著に認められる。以上の本発明
の共重合ポリエステルは、PETについて従来から公知
の方法に準じて、溶融重合およびそれに引き続く固相重
合を行うことにより製造される。以下、製造方法につい
て詳細に述べる。
【0015】溶融重合法としては、例えば、テレフタル
酸、エチレングリコールおよびシクロヘキサンジメタノ
ールを用いて加圧下で直接エステル化反応を行った後、
更に昇温すると共に次第に減圧とし重縮合反応させる方
法がある。あるいは、テレフタル酸のエステル誘導体、
例えば、テレフタル酸ジメチルエステルと、エチレング
リコールおよびシクロヘキサンジメタノールを用いてエ
ステル交換反応を用いて交換反応を行い、その後、得ら
れた反応物を更に重縮合することで製造できる。これら
の重縮合反応において、シクロヘキサンジメタノール
は、エステル化反応、エステル交換反応又は、重縮合反
応初期の任意の時期に加えることができるが、好ましく
はエステル反応またはエステル交換反応の初期段階であ
る。
【0016】このような重縮合反応は、1段階で行なっ
ても、複数段階に分けて行なってもよい。複数段階で行
なう場合、重縮合反応条件は、第1段階目の重縮合の反
応温度が通常250〜290°C、好ましくは260〜
280°Cであり、圧力が通常500〜20トール、好
ましくは200〜30トールであり、また最終段階の重
縮合反応の温度が通常265〜300°C、好ましくは
270〜295°Cであり、圧力が通常10〜0.1ト
ール、好ましくは5〜0.5トールである。
【0017】重縮合反応を2段階で実施する場合には、
第1段目および第2段目の重縮合反応条件はそれぞれ上
記の範囲であり、3段階以上で実施する場合には、第2
段目から最終段目の1段前までの重縮合反応の反応条件
は上記1段目の反応条件と最終段目の反応条件との間の
条件である。
【0018】たとえば、重縮合反応が3段階で実施され
る場合には、第2段目の重縮合反応の反応温度は通常2
60〜295°C、好ましくは270〜285°Cであ
り、圧力は通常50〜2トール、好ましくは40〜5ト
ールの範囲である。これらの重縮合反応工程の各々にお
いて到達される極限粘度は特に制限はないが、各段階に
おける極限粘度の上昇の度合が滑らかに分配されること
が好ましく、さらに最終段目の重縮合反応器から得られ
るプレポリマーの極限粘度は、通常0.45〜0.80
dl/g、好ましくは、0.50〜0.70dl/gで
ある。
【0019】該範囲以下ではチップ化が困難となり、ま
た、該範囲以上では、反応缶からのプレポリマーの抜き
出しが行ないにくく、また、固相重合に供した場合のオ
リゴマーの低減効果が少なくなる。得られたプレポリマ
ーは、通常、溶融押出成形によって、粒状のチップに成
形される。
【0020】このような粒状のチップは、通常2.0〜
5mm、好ましくは2.2〜4.0mmの平均粒径を有
することが望ましい。以上のエステル化反応、エステル
交換反応および重縮合反応では、エステル化触媒、エス
テル交換触媒、重縮合触媒、安定剤などを使用すること
が好ましい。
【0021】エステル交換触媒としては、公知の化合
物、例えば、カルシウム、チタン、マンガン、亜鉛、ナ
トリウム及びリチウム化合物などの1種以上を用いるこ
とができるが透明性の観点からマンガン化合物が特に好
ましい。重合触媒としては公知のゲルマニウム、アンチ
モン、チタン及びコバルト化合物などの1種以上を用い
ることができるが、好ましくはゲルマニウムの化合物が
用いられる。触媒量は、エステル化触媒及び重合触媒と
も、金属量として、全重合原料中、通常5〜2000p
pm、好ましくは10〜500ppmの範囲で用いられ
る。
【0022】ゲルマニウム化合物について、更に特定す
るならば、該化合物としては、ゲルマニウムの酸化物、
無機酸塩、有機酸塩、ハロゲン化物、硫化物などが例示
され、その使用量は、製造するプレポリマーまたは固相
重合後の共重合ポリエステル中に、ゲルマニウム原子
が、通常10〜100重量ppm、好ましくは30〜6
0重量ppm含有されるように使用することが、オリゴ
マー副生の抑制、熱安定性の面から望ましい。
【0023】また、安定剤としては、トリメチルホスフ
ェート、トリエチルホスフェート、トリ−n−ブチルホ
スフェート、トリオクチルホスフェート、トリフェニル
ホスフェート、トリクレジルホスフェートなどのリン酸
エステル類、トリフェニルホスファイト、トリスドデシ
ルホスファイト、トリスノニルフェニルホスファイトな
どの亜リン酸エステル類、メチルアシッドホスフェー
ト、イソプロピルアシッドホスフェート、ブチルアシッ
ドホスフェート、ジブチルホスフェート、モノブチルホ
スフェート、ジオクチルホスフェートなどの酸性リン酸
エステルおよびリン酸、亜リン酸、ポリリン酸などのリ
ン化合物が好ましい。安定剤は、安定剤中のリン原子の
重量として、全重合原料中、通常10〜1000重量p
pm、好ましくは20〜200重量ppmの範囲で用い
られる。また、特に、重合触媒としてゲルマニウム化合
物を使用した場合は、プレポリマーまたは固相重合後の
共重合ポリエステル中に含有されるリン原子が、ゲルマ
ニウム原子に対して重量比で、通常0.3〜1.5倍、
好ましくは0.4〜1.0倍の範囲となるように使用す
るのが望ましい。
【0024】更に、前述した本発明の構成要件を逸脱し
ない限りにおいては、テレフタル酸以外のジカルボン酸
成分、及びエチレングリコール、シクロヘキサンジメタ
ノール、ジエチレングリコール以外のジオール成分を少
量含んでいてもよい。これらのジカルボン酸成分として
は、イソフタル酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン
酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸、4,4’−ビフ
ェニルジカルボン酸及びこれらの構造異性体、マロン
酸、コハク酸、アジピン酸などの脂肪族カルボン酸、オ
キシ酸またはその誘導体としては、p−ヒドロキシ安息
香酸、p−ヒドロキシ安息香酸エステル、グリコール酸
などが挙げられる。また、ジオール成分としては、1,
2−ブロパンジオール、1,3−プロパンジオール、
1,4−ブタンジオール、ペンタメチレングリコール、
ヘキサメチレングリコール、ネオペンチルグリコール、
ジエチレングリコール等の脂肪族グリコール、シクロヘ
キサンジエタノールのような脂環式グリコールやさらに
はビスフェノールA、ビスフェノールSなどの芳香族ジ
ヒドロキシ化合物誘導体などを挙げることができる。全
ジオール成分と全ジカルボン酸成分と実質的に当量とな
る量が用いられる。
【0025】以上、溶融重合により製造されるプレポリ
マーの組成(構成単位)は、該プレポリマーを固相重合
に供することにより得られる本発明の共重合ポリエステ
ルと実質的に同一である。また、プレポリマー中の末端
カルボキシル基の濃度について通常15〜30eq/t
on好ましくは、18〜25eq/tonであることが
望ましい。該範囲に満たない場合には、固相重合性が悪
く、極限粘度を大きくするのに長時間を要するので、好
ましくない。該範囲を超える場合には固相重合にに供し
た場合のオリゴマーの低減効果が少ない。
【0026】次に、本発明の共重合ポリエステルを得る
ためには、上記のように溶融重合により得られたプレポ
リマーのチップを、更に固相重合処理を施す必要があ
る。固相重合に供給されるプレポリマーのチップは、予
め固相重縮合を行なう温度より低い温度に加熱して予備
結晶化を行なった後、固相重縮合工程に供給してもよ
い。このような予備結晶化工程は、共重合ポリエステル
チップを乾燥状態で、通常120〜200°C、好まし
くは130〜180°Cの温度に1分〜4時間加熱して
行なうこともでき、あるいは該チップを水蒸気または水
蒸気含有不活性ガス雰囲気下で通常、120〜200°
Cの温度に1分間以上加熱して行なうこともできる。
【0027】上記のようなプレポリマーのチップが供給
される固相重合工程は少なくとも1段からなり、重合温
度が通常190〜230°C、好ましくは195°C〜
225°Cであり、圧力が、通常1kg/cm2G〜1
0トール、好ましくは常圧ないし100トールの条件下
で、窒素、アルゴン、二酸化炭素などの不活性ガス雰囲
気下で実施される。重合時間は、温度が高いほど短時間
で所望の物性に到達するが、通常1〜50時間、好まし
くは5〜30時間、更に好ましくは10〜25時間であ
る。
【0028】以上の固相重合処理の条件を適当に選択す
ることにより、本発明の共重合ポリエステルを得ること
ができる。このようにして得られた本発明のポリエステ
ルは、PETで一般的に用いられる溶融成形法を用いて
フィルム、シート、容器、その他の包装材料を成形する
ことができる。また、該共重合ポリエステルを少なくと
も一軸方向に延伸することにより機械的強度を改善する
ことが可能である。
【0029】本発明のポリエステルから成る延伸フィル
ムは、射出成形もしくは、押出成形して得られたシート
状物を、通常PETの延伸に用いられる一軸延伸、逐次
二軸延伸、同時二軸延伸のうちの任意の延伸方法を用い
て成形される。また、圧空成形、真空成形によりカップ
状やトレイ状に成形することもできる。
【0030】延伸フィルムを製造するにあたっては、延
伸温度は本発明の共重合ポリエステルのガラス転移温度
とそれより70°C高い温度の間に設定すればよく、通
常40〜170°C、好ましくは60〜140°Cであ
る。延伸は一軸でも二軸でもよいが、好ましくはフィル
ム実用物性の点から二軸延伸である。延伸倍率は、一軸
延伸の場合であれば通常1.1〜10倍、好ましくは
1.5〜8倍の範囲で行い、二軸延伸の場合であれば、
縦方向及び横方向ともそれぞれ通常1.1〜8倍、好ま
しくは1.5〜5倍の範囲で行えばよい。また、縦方向
倍率/横方向倍率は通常0.5〜2、好ましくは0.7
〜1.3である。得られた延伸フィルムは、更に熱固定
して、耐熱性、機械的強度を改善することもできる。熱
固定は、通常、圧空などによる緊張下120°C〜融
点、好ましくは150〜230°Cで、通常数秒〜数時
間、好ましくは数十秒〜数分間行われる。
【0031】中空成形体を製造するにあたっては、本発
明の共重合ポリエステルから形成したプリフォームを延
伸ブロー成形してなるもので、従来よりPETのブロー
成形で用いられている装置を用いることができる。具体
的には、例えば、射出成形または押出成形で一旦プリフ
ォームを成形し、そのままで、あるいは口栓部、底部を
加工後それを再加熱し、ホットパリソン法あるいはコー
ルドパリソン法などの二軸延伸ブロー成形法が適用され
る。この場合の成形温度、具体的には成形機のシリンダ
ー各部およびノズルの温度を、通常260〜280°C
の範囲で、一般のPETの場合より1〜10°C低く設
定でき、オリゴマー量を低く抑えることが容易である。
また、極限粘度の低下も低く抑えることができ、副生す
るアセトアルデヒドの量も低く抑えることも容易であ
る。延伸温度は、通常70〜120°C、好ましくは8
0〜110°Cで、延伸倍率は、通常、縦方向に1.5
〜3.5倍、円周方向に2〜5倍の範囲で行えばよい。
【0032】得られた中空成形体は、そのまま使用でき
るが、特に果汁飲料、ウーロン茶などのように熱充填を
必要とする内容液の場合には、一般に、更にブロー金型
内で、熱固定し、更に耐熱性を付与して使用される。熱
固定は、通常、圧空などによる緊張下、100〜200
°C、好ましくは120〜180°Cで、数秒〜数時
間、好ましくは数秒〜数分間行われる。
【0033】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はその要旨を越えない限り以下の実施例
に限定されるものではない。また、本実施例で用いた種
々の測定法を以下に示す。なお、極限粘度の測定は前述
のとおりである。 (1)シクロヘキサンジメタノール量(以下「CHDM
量」という。) 常法により加メタノール分解後、生成したジメチルエス
テル体成分をガスクロマトグラフで定量した。 (2)ジエチレングリコール量(以下「DEG量」とい
う。) 常法により加水分解し、生成したジオール成分をガスク
ロマトグラフで定量した。 (3)環状三量体量(以下「CT量」という。) 共重合ポリエステル試料200mgを、クロロホルム/
ヘキサフルオロイソプロパノール(容量比3/2)混液
2mlに溶解し、更にクロロホルム20mlを加えて希
釈した。これに、メタノール10mlを加え、試料を再
析出させ、ろ過した後のろ液を得た。該ろ液を乾固後、
残渣をジメチルホルムアミド25mlに溶解した液につ
いて液体クロマトグラフで分析定量した。 (4)末端カルボキシル基濃度(以下「AV」とい
う。) 共重合ポリエステル試料100mgを、ベンジルアルコ
ール5mlに加熱溶解し、これにクロロホルム5mlを
加えて希釈後、フェノールレッドを指示薬として、0.
1N−水酸化ナトリウム/ベンジルアルコール溶液によ
り滴定し、定量した。 (5)ゲルマニウム原子含有量(以下「Ge量」とい
う。) 共重合ポリエステル試料2.0gを硫酸存在下、常法に
より灰化、完全分解後、蒸留水にて100mlに定容し
たものについて、発光分光分析法により定量した。 (6)リン原子含有量(以下「P量」という。) ゲルマニウム原子含有量の分析と同様にして、発光分光
分析法にて定量した。 (7)不活性気体流量 不活性気体流量は単位時間(hr)当りおよび単位樹脂
重量(kg)当りの流通した気体量を1気圧、25°C
に換算した体積量(L)で示した。 (8)強伸度特性JIS K7113に従い、温度23
℃、湿度50%で引張り強度計(INTESCO社製)
により測定した。
【0034】
【実施例1】テレフタル酸13.0kg、1,4−シク
ロヘキサンジメタノール(シス/トランス=30/7
0)0.27kg、およびエチレングリコール5.82
kgのスラリーを調整し、予め0.30kgのビス(β
−ヒドロキシエチル)テレフタレートを添加し、250
°Cに保持したエステル化槽に4時間かけて順次供給し
た。供給終了後、1時間エステル化反応を進行させた
後、半量を重縮合槽に移し、リン酸1.15g(対ポリ
マー150ppm)および二酸化ゲルマニウム0.92
g(対ポリマー120ppm)を仕込み、250°Cか
ら278°Cまで漸次昇温するとともに、常圧から漸次
減圧し、0.5mmHgに保持した。反応を3時間行っ
た後、溶融押出成形によって、CT0.93重量%、極
限粘度0.54dl/g、AV24eq/ton、Ge
量43重量ppm、P量23重量ppmのプレポリマー
のチップを得た。
【0035】次に、該プレポリマーチップ表面を撹拌結
晶化機(Bepex社製)にて150°Cにて結晶化さ
せた後、静置固相重合塔に移し、20l/kg−hrの
窒素流通下、約140°Cで3時間乾燥後、210°C
で20時間固相重合し、固相重合チップを得た。該固相
重合チップの物性を表−1に示す。なお、該固相重合チ
ップは、Ge量43重量ppm、P量23重量ppmで
あった。
【0036】次に、該固相重合チップを使用し、シリン
ダー各部およびノズル温度275°C、スクリュー回転
数100rpm、射出時間10秒、金型冷却水温10°
Cに設定した東芝(株)製射出成形機IS−60Bでプ
リフォームを成形した。このプリフォームの口栓部を自
製結晶化機で加熱結晶化させた後、予熱炉温度90°
C、ブロー圧力20kg/cm2、成形サイクル10秒
に設定した延伸ブロー成形機でブロー成形し、胴部平均
肉厚300μm、内容積11の瓶とし、引続いて150
°Cに設定した金型内で圧空緊張下、10秒間熱固定し
た。該ボトルの物性値を表−1に示す。また、1000
本の瓶を連続成形したが、射出成形、延伸ブロー成形、
および熱固定のいずれの金型も汚染は認められなかっ
た。
【0037】更に、90°Cで殺菌し、85°Cまで放
冷したオレンジ果汁液を上述の瓶に充填し、密栓後15
分間倒置したが、液洩れや、口栓部、肩部および胴部な
どの変形は全く認められなかった。また、該固相重合チ
ップを用いて、シリンダーおよびノズルの各部温度を2
75℃、スクリュー回転数40rpm、押出量80g/
分に設定した30mm径押出機で肉厚300μmのシー
トを成形した。連続的に10時間押出成形を継続した
が、冷却ドラムの汚染はほとんど認められなかった。
【0038】更に、この押出シートを槽内90℃に設定
したロング延伸機(T.M.Long社製)で3×3倍
に同時に二軸延伸した後、緊張下、オーブン中、200
℃で120秒間熱固定し、100μm肉厚の延伸フィル
ムを得た。この延伸フィルムは、極限粘度0.77dl
/g、CT量0.42重量%であった。
【0039】一方、上記シートを、シート温度120
℃、圧空4.0kg/cm2、真空℃500mmHg、
冷却金型40℃に設定した圧空真空成形機((株)浅野
研究所製)を用い、シート状の薄肉容器を製造した。該
容器片の降伏強度は570kg/cm2、破断強度は7
20kg/cm2、極限粘度0.77dl/g、CT量
0.41重量%であった。比較例1、2のPET薄肉容
器と同等の機械的強度を示し、一方、CT量は、大幅な
低下を示した。
【0040】
【実施例2】実施例1で得られたプレポリマーチップ
を、実施例1と同様にして、215°Cで20時間固相
重合し、固相重合チップを得た。該固相重合チップの物
性を表−1に示す。なお、該固相重合チップは、Ge量
43重量ppm、P量23重量ppmであった。
【0041】次に、該固相重合チップを、射出成形機の
シリンダー各部およびノズル温度を267°Cとした以
外は、実施例1と同様にして、1l容量の熱固定瓶を得
た。該瓶の物性を表−1に示す。また、該瓶は外見的に
白化もなく全く良好であった。また、実施例1と同様に
連続運転を行っても金型の汚染は認められなかった。更
に、実施例1と同様に実施した熱充填試験でも瓶に全く
変化は認められなかった。
【0042】
【実施例3】テレフタル酸ジメチル7.5kg、1,4
−シクロヘキサンジメタノール(シス/トランス=40
/60)0.25kg、エチレングリコール4.66k
gおよび酢酸マンガン・4水塩1.39gを反応缶に仕
込み、160°Cから220°Cまで4時間かけて漸次
昇温し、エステル化を行った。この反応物にリン酸2.
67g、三酸化アンチモン2.87gを加え、最終的に
275℃、0.5トール下、重合時間3時間、として、
CT量0.87重量%、極限粘度0.60dl/g、A
V15eq/tonのプレポリマーを得た。
【0043】次に、実施例1と同様にして、210°C
で20時間固相重合し、固相重合チップを得た。該固相
重合チップの物性を表−1に示す。このチップより実施
例1と同様にして、11容量の熱固定瓶を得た。該瓶の
物性を表−1に示す。また実施例1と同様に連続運転を
行っても金型の汚染は認められなかった。更に、実施例
1と同様に実施した熱充填試験でも瓶にほとんど変化は
認められなかった。
【0044】
【実施例4】1,4−シクロヘキサンジメタノール(シ
ス/トランス=30/70)0.22kg、エチレング
リコール5.83kg、二酸化ゲルマニウム1.13g
を用いた以外は、実施例1と同様に重縮合反応を行い、
CT量0.95重量%、極限粘度0.55dl/g、A
V18eq/ton、のプレポリマーを得た。次に実施
例1と同様にして、210°Cで20時間固相重合し、
固相重合チップを得た。該固相重合チップの主たる物性
を表−1に示す。また、該チップは、Ge量53重量p
pm、P量28重量ppmであった。
【0045】このチップより実施例1と同様にして、1
1容量の熱固定瓶を得た。該瓶の物性を表−1に示す。
また、実施例1と同様に連続運転を行っても金型の汚染
は認められなかった。更に、実施例1と同様に実施した
熱充填試験でも瓶に全く変化は認められなかった。
【0046】
【比較例1】1,4−シクロヘキサンジメタノールを添
加しなかった以外は、実施例1と同様に操作し、CT量
1.01重量%、極限粘度0.55dl/g、AV24
eq/ton、Ge量43重量ppm、P量24重量p
pmのプレポリマーを得た。次に、実施例1と同様にし
て、210°Cで20時間固相重合し、固相重合チップ
を得た。該固相重合チップの物性を表−1に示す。ま
た、該固相重合チップは、Ge量43重量ppm、P量
24重量ppmであった。
【0047】このチップより実施例1と同様にして得た
11容量の熱固定瓶の物性を表−1に示す。また、該瓶
では実施例1と同様の熱充填試験の結果は良好であった
が、連続成形試験として成形後の金型を観察したとこ
ろ、薄い白膜状の付着物が認められた。
【0048】
【比較例2】比較例1で得られたプレポリマーを、実施
例1と同様にして、210°Cで30時間固相重合し、
固相重合チップを得た。該固相重合チップの物性を表−
1に示す。また、該固相重合チップはGe量43重量p
pm、P量24重量ppmであった。
【0049】該固相重合チップを、実施例と同様にして
得た1l容量の熱固定瓶の物性を表−1に示す。また、
該瓶では、実施例1と同様の熱充填試験の結果は良好で
あったが、連続成形試験として成形後の金型を観察した
ところ、薄い白膜状の付着物が認められた。
【0050】更に、該固相重合チップを、射出成形機の
シリンダー各部およびノズル温度を270°Cとして、
実施例1と同様にプリフォームを成形した。しかし、得
られたプリフォームは白化して不透明なものであり、正
常な成形が行えなかった。
【0051】
【比較例3】原料スラリーのフィード後の保持時間を3
0分と短縮した以外は、実施例1と同様に反応を行い、
CT量0.94重量%、極限粘度0.56dl/g、A
V33eq/ton、Ge量44重量ppm、P量23
重量ppmのプレポリマーを得た。次に実施例1と同様
にして210°Cで20時間固相重合し、固相重合チッ
プを得た。該固相重合チップの主たる物性を表−1に示
す。また、該固相重合チップは、Ge量44重量pp
m、P量23重量ppmであった。次に、このチップよ
り実施例1と同様にして、1l容量の熱固定瓶を得た。
該瓶の物性を表−1に示す。また該瓶では、実施例1と
同様の熱充填試験の結果は良好であったが、連続成形試
験として成形後の金型を観察したところ、薄い白膜状の
付着物が認められた。
【0052】
【比較例4】調製スラリー中にジエチレングリコールを
0.35kg添加した以外は実施例1と同様に操作し、
CT量0.83重量%、極限粘度0.58dl/g、A
V23eq/ton、Ge量44重量ppm、P量24
重量ppmのプレポリマーを得た。次に、実施例1と同
様にして210°Cで20時間固相重合し、固相重合チ
ップを得た。該固相重合チップの主たる物性を表−1に
示す。また、該固相重合チップは、Ge量44重量pp
m、P量24重量ppmであった。
【0053】このチップより実施例1と同様にして得た
11容量の熱固定瓶の物性を表−1に示す。また、連続
成形試験では、金型表面への薄い白膜の付着が認められ
た。更に、熱充填試験では瓶の変形、及び口栓部からの
液もれが認められた。
【0054】
【比較例5】1,4−シクロヘキサンジメタノール(シ
ス/トランス=30/70)0.8kg、エチレングリ
コール5.57kgを用いた以外は実施例1と同様に操
作し、CT量の0.80重量%、極限粘度0.54dl
/g、AV22eq/ton、Ge量43重量ppm、
P量24重量ppmのプレポリマーを得た。
【0055】次に、実施例1と同様にして、210°C
で20時間固相重合し、固相重合チップを得た。該固相
重合チップの主たる物性を表−1に示す。また、該固相
重合チップは、Ge量43重量ppm、P量24重量p
pmであった。なお、本例の場合に限り、オリゴマー類
として、環状三量体以外に、イソフタル酸に基づく環状
二量体が数百ppm認められた。
【0056】このチップより実施例1と同様に操作し、
11容量の熱固定瓶を製造した。該瓶の物性を表−1に
示す。また、実施例1と同様の連続成形試験では、金型
の汚染がわずかに認められ、熱充填試験を行ったとこ
ろ、瓶全体に変形、及び口栓部から少量の液もれが認め
られた。
【0057】
【表1】
【0058】
【発明の効果】本発明の共重合ポリエステルはオリゴマ
ー含量が少なく、成形時の金型汚染が発生しにくい。従
って、成形品を製造する際に成形装置を頻繁に洗浄を行
う必要がないため、ボトル、フィルム、シートなどの成
形品の生産性を向上させることができる。しかも、本発
明の共重合ポリエステルは耐熱性、機械的強度などに優
れており、耐熱性を要する果汁飲料用の容器などの成形
材料として好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 67:00 B29L 22:00 4F (72)発明者 木代 修 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 三 菱化成株式会社総合研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジカルボン酸成分としてテレフタル
    酸、ジオール成分としてエチレングリコールを主成分と
    する共重合ポリエステルであって、 (1)ジオール成分としてシクロヘキサンジメタノール
    が0.5〜3.5モル%、ジエチレングリコールが1.
    0〜2.5モル%、 (2)極限粘度が0.60〜1.50dl/g、 (3)末端カルボキシル基の濃度が18eq/ton以
    下、 (4)環状三量体の含有量が0.35重量%以下、 であることを特徴とする共重合ポリエステル。
  2. 【請求項2】 ジカルボン酸成分としてテレフタル
    酸、ジオール成分としてエチレングリコールを主成分と
    する共重合ポリエステルであって、 (1)ジオール成分としてシクロヘキサンジメタノール
    が0.5〜3.5モル%、ジエチレングリコールが1.
    0〜2.5モル%、 (2)極限粘度が0.50〜0.70dl/g、 (3)末端カルボキシル基の濃度が15〜30eq/t
    on、 であるプレポリマーを固相重合することにより製造され
    る請求項1の共重合ポリエステル。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の共重合ポリエステル
    を射出成形または押出成形によってプリフォームを成形
    した後、二軸延伸ブロー成形して成る共重合ポリエステ
    ル製中空容器。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の共重合ポリエステル
    を射出成形または押出成形して得られるシート状物を、
    少なくとも一方向に延伸して成る共重合4ポリエステル
    製延伸フィルム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US6846440B2 (en) 1998-03-17 2005-01-25 Eastman Chemical Company Polyester resin compositions for calendering
CN1303127C (zh) * 2003-09-16 2007-03-07 株式会社晓星 用环己烷1,4-二甲醇共聚得到的共聚多酯聚合物及使用其制备的可深染的共聚多酯纤维
JP2010168536A (ja) * 2008-12-24 2010-08-05 Mitsubishi Plastics Inc 二軸配向ポリエステルフィルム
KR101430264B1 (ko) * 2007-10-25 2014-08-18 에스케이케미칼주식회사 색상이 우수한 고투명성 1,4-사이클로헥산디메탄올 공중합폴리에스테르 수지 및 그 제조방법

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