JPH0517037Y2 - - Google Patents

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JPH0517037Y2
JPH0517037Y2 JP1986141136U JP14113686U JPH0517037Y2 JP H0517037 Y2 JPH0517037 Y2 JP H0517037Y2 JP 1986141136 U JP1986141136 U JP 1986141136U JP 14113686 U JP14113686 U JP 14113686U JP H0517037 Y2 JPH0517037 Y2 JP H0517037Y2
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JP
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sewing machine
screw
cover
belt
mounting
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JP1986141136U
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JPS6346083U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ミシン用ベルトカバーに関するもの
である。
(従来の技術) ミシンアームの側面に露呈するミシンプーリー
及び駆動ベルトからなるベルト伝動機構の露呈部
分を覆うミシン用ベルトカバーは、通常、ミシン
アームの側面に対し取付ねじを介して取付けられ
る。
そして、このベルトカバーは、従来、取付ねじ
を同カバーの挿通孔に挿通しかつ同ねじのねじ軸
の先端をミシンアームのねじ孔に適合させた状態
で、同取付ねじの頭部に係合したドライバ軸の工
具が回動されて、同ねじが螺進されることによつ
て、ミシンアームに締着されている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記した従来のベルトカバーでは、取付作業者
が、取付ねじを挿通孔に挿通しかつ同ねじのねじ
軸の先端をミシンアームのねじ孔に適合させた状
態に一々取付ねじを保持しながら締付けることか
ら、そのねじ付け作業が繁雑であり、ベルトカバ
ーの取付けに係わる作業効率が非常に悪いという
問題点があつた。
また、従来では、ベルトカバーが適宜に二分
割、例えば、ベルト伝動機構の側方を覆う半体と
同機構の外周を覆う半体、あるいは同機構の上下
を覆う各半体とに二分割されている。このこと
は、前記ねじ付け作業性を考慮することに起因す
るもので、上記のようにカバーを二分割すること
によつて、ねじ付け作業性が改善されているのが
現状である。従つて、ベルトカバーを一体成形品
とすることが困難で、製造及び組付けに係わるコ
ストが高く付くことになつた。
そこで、本考案の目的は、上記した従来の技術
における問題点を解決し、ベルトカバーの取付作
業の効率向上を計ることのできるベルトカバーを
提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記した従来の技術における問題点を解決する
ための本考案は、ミシンにおけるミシンアームの
側面に露呈するベルト伝動機構を覆うよに、前記
ミシンアームに取付ねじを介して取り付けられる
ミシン用ベルトカバーであつて、前記取付ねじの
挿通孔に、取付ねじのねじ軸の軸径よりも大きい
内径の挿通孔をもつ円筒状をした弾性材料からな
るブツシユが嵌着され、そのブツシユのミシンア
ーム取付側端部にはその外周に張り出すフランジ
部が設けられ、またそのブツシユの挿通孔には前
記取付ねじのねじ軸の軸径よりも小さい内径部分
を形成するなじ保持用突起が形成されていること
を構成の要旨とするものである。
(作用) 上記した手段によれば、取付なじのねじ軸をベ
ルトカバーのブツシユの挿通孔内に挿通し、その
ブツシユのなじ保持用突起の弾性をもつて仮保持
させておくことができる。
また前記取付なじがミシンアームに螺着され、
ベルトカバーがミシンアームに締着されたときに
は、そのベルトカバーとミシンアームとの間にブ
ツシユのフランジ部が挟持されることによつて、
そのフランジ部がその弾性をもつて防振作用を果
たす。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面にしたがつて説
明する。ミシンのベルトカバー部の側面図を示し
た第2図、及び同正面図を示した第3図におい
て、ミシンベルト1上のミシンアーム2の側面に
露呈するミシンプーリー4及び駆動ベルト5から
なるベルト伝動機構3の露呈部分を覆うカバー体
6は、ほぼ四角形板状をなしかつ前記ベルト伝動
機構3の側面部分を覆う主部7と、主部7におけ
る下縁を除く外周に沿つて形成された折曲部8と
からなる。カバー体6の折曲部8の前後縁には、
フランジ状の取付部9,10がそれぞれ折返し状
に内方へ向けて突出されている。
主部7は、その下部に逆U字状の切欠き11を
有し、かつその上部にミシンプーリー4の外側面
及び同プーリー4の外側縁上部を露呈する開口孔
12が開けられている。また、折曲部8の後側面
の下部は開口されていて、その開口を前記駆動ベ
ルト5が横切つている。
なお、ミシンベツド1上には、カバー体6の後
側に位置するほぼ三角形状をした補助カバー13
が固定ねじ14によつて固定されている。この補
助カバー13は、ミシンアーム2が軸15を中心
に回動(第2図において右回り方向に回動)され
たときに、前記カバー体6内にその開口を通じて
収容される。
次に、前記カバー体6の前後の取付部9,10
をミシンアーム2の側面に取付ねじ16を介して
取付ける構造について、第1図を参照して詳述す
る。
前記カバー体6の取付部9,10には、その取
付面に適数(本例では上下2個ずつ)のボス部1
7が突出され、同ボス部17内に取付孔18が形
成されている。なお、各取付孔18は、前記ミシ
ンアーム2の側面の各ねじ孔19にそれぞれ対応
している。
主部7には、貫孔20が前記取付孔18と同一
直線上に位置して設けられている。貫孔20は、
取付ねじ16を回動するドライバ等の工具のドラ
イバ軸21を挿通可能な口径をもつて形成され
る。なお、主部7における前側の取付部9の下側
取付孔18に対応する部分には、前記切欠き11
が位置するため、同部分に貫孔は存在しない。
前記取付孔18には、弾性材料からなる円筒状
のブツシユ22がその弾性を利用して内嵌されて
いる。ブツシユ22には、前記ボス部17の端面
に当接するフランジ部23が張出し状に形成され
ている。フランジ部23は、カバー体6の取付部
9または10とミシンアーム2との間に位置し
て、カバー体6の防振作用を果たす。なお、ブツ
シユ22内は、取付なじ16の挿通孔24となつ
ていて、同取付ねじ16のねじ軸16aの軸径よ
りも僅かに大きい口径とされる。
ブツシユ22におけるフランジ部23の反対側
端部内周には、環状のねじ保持用突起25がフラ
ンジ状に形成されている。この突起25は、取付
ねじ16の軸径よりも僅かに小さい口径を形成し
ており、挿通孔24に挿通した取付ねじ16のね
じ軸16aをその弾性にて保持する。
なお、上記カバー体6は、ABS樹脂等の適宜
の合成樹脂材料によつて一体成形されている。
上記したミシン用ベルトカバーをミシンアーム
2に取付ける場合について説明する。
まず、カバー体6の挿通孔、すなわちカバー体
6の各取付孔18に装着したブツシユ22の挿通
孔24に対し、座金26が予め嵌装された取付ね
じ16のねじ軸16aをそれぞれ挿通する。する
と、取付ねじ16のねじ軸16aがブツシユ22
の突起25の弾性によつて挿通状態に仮保持され
る(第1図参照)。なお、座金26は、取付孔1
8の口径よりも大きい外径をもつ。
その後、カバー体6をミシンアーム2の側面に
対応させる。このとき、ベルト伝動機構3の駆動
ベルト5を取付部9,10の間を通して、カバー
体6内に介入させ、ミシンプーリー4を開口孔1
2内に位置させる。
そして、貫孔20からドライバ等の工具のドラ
イバ軸21を挿入し、同軸21の先端を取付ねじ
16の頭部16bの係合溝27に係合し、同工具
を回動することにより、取付ねじ16をミシンア
ーム2のねじ孔19に螺進させて締着する。な
お、カバー6の前側下部に位置する取付ねじ16
は、切欠き11を通じて挿入されたドライバ軸2
1にて締着される。
上記のようにして、各取付ねじ16がミシンア
ーム2のねじ孔19にそれぞれ螺着されることに
よつて、カバー体6がミシンアーム2に取付けら
れる(第2図ないし第4図参照)。
なお、上記実施例では、ねじ保持用突起25を
ブツシユ22の内周に環状に形成したが、突片
状、半球状等の突起にすることも考えられる。
(考案の効果) すなわち、本考案によれば、取付ねじのねじ軸
をベルトカバーのブツシユの挿通孔内に挿通し、
そのブツシユのねじ保持用突起の弾性をもつて仮
保持させておくことによつて、ベルトカバーの取
付け時における取付作業者による取付ねじの保持
作業が排除されるから、従来の取付ねじを一々保
持しながら締付けるものに比し、そのねじ付け作
業が簡略化され、ベルトカバーの取付けに係わる
作業効率が向上されるという効果がある。
また、ベルトカバーがミシンアームに締着され
たときに、そのベルトカバーとミシンアームとの
間に挟持されるブツシユのフランジ部がその弾性
をもつて防振作用を果たすことから、ミシンアー
ムからベルトカバーへの振動伝達を低減させ、騒
音の発生を抑制することができる。
また、本考案によれば、ベルトカバーを実施例
に示したように一体成形品としても、ねじ付け作
業性がほとんど阻害されないため、従来と異な
り、ミシンカバーを一体成形品として、その製造
及び組付けに係わるコストの低廉化を図ることも
可能である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
はミシン用カバーの取付直前の状態の要部を示す
断面図、第2図はミシンのベルトカバー部の側面
図、第3図は同正面図、第4図はベルトカバー取
付部の断面図である。 2……ミシンアーム、3……ベルト伝動機構、
6……カバー体、16……取付ねじ、25……ね
じ保持用突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ミシンにおけるミシンアームの側面に露呈する
    ベルト伝動機構を覆うように、前記ミシンアーム
    に取付ねじを介して取り付けられるミシン用ベル
    トカバーであつて、前記取付ねじの挿通孔に、取
    付ねじのねじ軸の軸径よりも大きい内径の挿通孔
    をもつ円筒状をした弾性材料からなるブツシユが
    嵌着され、そのブツシユのミシンアーム取付側端
    部にはその外周に張り出すフランジ部が設けら
    れ、またそのブツシユの挿通孔には前記取付ねじ
    のねじ軸の軸径よりも小さい内径部分を形成する
    ねじ保持用突起が形成されていることを特徴とす
    るミシン用ベルトカバー。
JP1986141136U 1986-09-12 1986-09-12 Expired - Lifetime JPH0517037Y2 (ja)

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JP1986141136U JPH0517037Y2 (ja) 1986-09-12 1986-09-12

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JP1986141136U JPH0517037Y2 (ja) 1986-09-12 1986-09-12

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JPS6346083U JPS6346083U (ja) 1988-03-28
JPH0517037Y2 true JPH0517037Y2 (ja) 1993-05-07

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS418989Y1 (ja) * 1964-03-10 1966-04-28
JPS5647404U (ja) * 1979-09-20 1981-04-27

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS418989Y1 (ja) * 1964-03-10 1966-04-28
JPS5647404U (ja) * 1979-09-20 1981-04-27

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JPS6346083U (ja) 1988-03-28

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