JPH05169346A - 自動旋盤の運転制御方法 - Google Patents

自動旋盤の運転制御方法

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JPH05169346A
JPH05169346A JP31311291A JP31311291A JPH05169346A JP H05169346 A JPH05169346 A JP H05169346A JP 31311291 A JP31311291 A JP 31311291A JP 31311291 A JP31311291 A JP 31311291A JP H05169346 A JPH05169346 A JP H05169346A
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JP
Japan
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work
abnormal
pulse
temperature
automatic lathe
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JP31311291A
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English (en)
Inventor
Shohei Imaizumi
泉 庄 平 今
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワ−クの供給から脱着、旋削、ワ−ク排出等
の一連の作動中に、常時、前記の各作動を自動的に監視
しておき、不具合等が生じた場合にはそれを自動検出
し、自動的に当該旋盤の一連の作動を停止させる方法を
開発する。 【構成】 自動旋盤において一定の速度,一定のインタ
−バルなどにより回転,往復スライド等の定常運動を繰
返して行う部位に、光源とフォトセンサの組合せ等によ
り前記運動部位の運動状態をパルス信号により検出する
パルス発生手段を設けると共に、この旋盤の発熱する部
分に温度センサなどによる温度検出手段を設け、前記パ
ルス発生手段又は温度検出手段に異常パルス又は異常温
度が検出されたとき、ワ−クの供給,脱着,旋削などの
一連の動作を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はワ−クの供給、脱着、旋
削、ワ−ク排出といった一連の動作が自動的連続して運
転される自動旋盤の運転制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ワ−クの供給、脱着、旋削、
ワ−ク排出といった一連の動作を自動的に行う自動運転
タイプの旋盤が使用されている。
【0003】自動運転タイプの旋盤であっても、ワ−ク
の供給ミス,脱着ミス,異常加工や切削液の不足等に起
因するトラブルが生じた場合には、人がこれらの不具
合,故障を発見して元状に復帰させるようにしているた
め、例えば、24時間の連続運転をするには、監視,メン
テナンス要員として少なくとも2人から3人の人員が不
可欠であった。
【0004】しかし乍ら、昨今の労働力不足の折、深夜
作業や早朝作業に従事する者は少なく、このため上記自
動運転タイプの旋盤の稼動率が所期の通り上らないとい
う問題が生じている。因みに、24時間連続運転が可能な
自動旋盤であっても、上記要員不足の関係でせいぜい16
時間の稼動しかさせていないのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような点
に鑑み、上述のような自動運転タイプの旋盤の作動状態
を人手に拠ることなく、ワ−クの供給から脱着、旋削、
ワ−ク排出等の一連の作動中に、常時、前記の各作動を
自動的に監視しておき、不具合等が生じた場合にはそれ
を自動検出し、自動的に当該旋盤の一連の作動を停止さ
せる方法を開発することを課題としてなされたものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的としてなされた本発明方法の構成は、自動旋盤に
おいて一定の速度,一定のインタ−バルなどにより回
転,往復スライド等の定常運動を繰返して行う部位に、
光源とフォトセンサの組合せ等により前記運動部位の運
動状態をパルス信号により検出するパルス発生手段を設
けると共に、この旋盤の発熱する部分に温度センサなど
による温度検出手段を設け、前記パルス発生手段又は温
度検出手段に異常パルス又は異常温度が検出されたと
き、ワ−クの供給,脱着,旋削などの一連の動作を停止
させることを特徴とするものである。
【0007】
【実施例】次に本発明の実施例を図に拠り説明する。図
1は本発明方法を適用した自動旋盤の平面図、図2は本
発明方法の制御系の一例を示す機能ブロック図である。
【0008】図において、1は自動旋盤で、1aはその主
軸部、1bはベッド、1cはチャック、1dは刃物台、1eはバ
イトである。
【0009】2は上記自動旋盤1に対してワ−クWを供
給するワ−ク供給装置で、ワ−クホルダ2aがワ−クWを
その収納部2bから1個ごと掴み出して走行し、前記旋盤
1のチャック1c側に到達すると該チャック1cに当該ワ−
クWを把持させて元の位置に戻る作動を、所定のタイミ
ングで繰返し行うように構成されている。2cは供給装置
の走行ガイドである。
【0010】3は加工されたワ−クWを取出すワ−ク取
出ア−ムで、前記チャック1cとワ−ク収容コンテナ3aの
間を往復動し、加工が済んでチャック1cに保持されてい
るワ−クWをチャック1cから取出して、収容コンテナ3a
に挿入する作動を、所定のタイミングにおいて繰返して
行うように構成されたものである。なお、チャック1cが
ワ−クWを開放し自然落下させる型式のものでは、この
取出ア−ム3は設けられない。
【0011】而して、上記自動旋盤1における旋削は、
刃物台1dがカム機構により旋削側と待機側を往復動させ
られることにより、バイト1eがチャック1cに保持された
ワ−クW側に切削送りされるときになされる。
【0012】そして、上記バイト1eの旋削動作と、前記
ワ−ク供給装置2のワ−クホルダ−2aのワ−ク供給動作
と、ワ−ク取出ア−ム3との動作とは、シ−ケンシャル
に連動させられていて、複数のワ−クWに対して連続し
た旋削加工をするための運転がなされるように構成され
ている。
【0013】従来、上記のような連動自動運転がなされ
る自動旋盤においては、ワ−クの供給トラブル、脱着ト
ラブル、或は、機械側の過発熱やバイト欠損等の各種の
トラブルに対処するため、いわゆるメンテナンス要員を
不可欠としていたが、近年の労働力不足のため、その要
員の確保が困難になり、この結果、例えば24時間連続運
転といった高稼動率の繰業が出来なくなっていた。
【0014】しかし乍ら、上記のようなトラブルが発生
しなければ、メインテナンス要員がいなくても連続運転
はできるのであり、またこの要員がいなくても上記のト
ラブルが発生した場合には運転を停止するようにすれ
ば、無人の連続運転が可能になる。
【0015】本発明はこのようの観点に立ち、トラブル
が発生すれば機械の運転を停止する制御法を確立したの
である。
【0016】本発明制御法の一例を、図1の自動旋盤に
適用した制御系を示した図2のブロック図によって説明
する。図2において、4はワ−ク供給装置2の走行ガイ
ド2c上に、このガイド2cと交叉するように配置した光源
4aと受光部4bとによりパルス発生手段の一例として設け
たワ−クホルダ−の走行検出センサである。
【0017】5はチャック1cの外周上に取付けた磁石5a
と該チャック1cの外周に近接させて配置した磁気センサ
5bによるチャックの回転検出センサである。
【0018】6は取出ア−ム3のグリップ内に設けた圧
電センサによるワ−ク把持,開放検出センサである。
【0019】7はバイト1eの刃先近くに取付けた温度セ
ンサで、バイトの発熱温度を検出する。
【0020】而して、前記各センサ5〜7は、自動旋盤
が定常状態で作動しているときは、それぞれ図3〜図6
に示すように規則的なパルス信号P1〜P3、或は、検出温
度Sを描くような出力が検出される。
【0021】しかし乍ら、各センサ5〜7が設けられて
いる機械の各部位が定常運転状態から乱れると、前記各
パルス信号P1〜P3のいずれかのパルス波形が乱れたり、
検出温度が異常に高くなったりし、それらが検出され
る。図2の8〜11は上記の各センサ4〜7で検出される
パルス信号或は温度信号を形成する検出信号形成部であ
る。
【0022】そこで、本発明では定常運転状態における
各センサ5〜7のパルス波形、並びに、検出温度波形
を、許容誤差分を含んで、又は、含まない形で比較部1
2,13に夫々の設定部14,15により設定しておき、これ
と前記検出信号形成部8〜11から供給される各センサ4
〜7で検出された信号とを適宜サンプリング周期におい
て、機械運転中に常時比較するようにし、設定信号と入
力信号との不一致が判別されたら、指令信号形成部16に
その旨の出力をするように形成している。
【0023】指令信号形成部16は、各センサ4〜7から
のいずれか一つの入力信号に設定信号との不一致が判別
され、その旨の信号を受けると、各モ−タM1〜M4に停止
信号を供給するための駆動制御部17に停止信号を出力す
る。
【0024】駆動制御部17は、各モ−タM1〜M4に対し
て、上記停止信号の入力を受けることにより、各モ−タ
を停止させる制御信号Cを出力をする。ここで、モ−タ
M1はワ−クホルダ2aの走行駆動モ−タ、モ−タM2は主軸
の駆動モ−タ、モ−タM3はバイトの切削送りモ−タ、モ
−タM4は取出ア−ムの駆動モ−タである。従って、無人
で連続自動運転をしているとき、制御信号Cが出力され
ると、各モ−タM1〜M4は一せいに停止し、それ以上の
運転を続けない。
【0025】以上の実施例は、センサ4〜7を4個使用
した例について述べたものであるが、機械側の構造や作
動態様によっては、3個以下或は5個以上のセンサを夫
々対応すべき箇所に設け、機械側の作動状態に応じた合
理的な、或は、きめの細かい自動監視系を構成すること
が可能である。
【0026】上記の制御系を持った自動旋盤を有人監視
の下で操業するときは、上記のような自動停止をさせて
もよいが、不具合発生箇所を表示させるようにして、メ
ンテナンス要員がその不具合の除去,改善をするように
してもよい。このため、本発明では、指令信号形成部16
と駆動制御部17の間に切換回路18を挿入し、この回路18
の出力側の一方を前記制御部17に、他方側を表示部19に
接続し、該表示部19に各モ−タM1〜M4に対応した表示
灯P1〜P4を設け、どのモ−タM1〜M4の系列に不具合
が発生しているかを表示するようにするのである。
【0027】
【発明の効果】本発明は以上の通りであって、無人で自
動旋盤を連続運転しているとき、ワ−クの供給,排出異
常、チャッキング異常、切削液切れなどの不具合が発生
すると、それが各センサ4〜7によって検出されるの
で、この検出によって自動運転中の自動旋盤の一連の動
作を直ちに停止させ、不具合のまま作動が継続されて機
械が壊れたり、異常発熱によって火災が発生するような
事態を、無人繰業下においても自動的に回避することが
できることとなる。
【0028】この結果、最近要員不足のため、例えば2
交替制による16時間繰業しか出来ていなかった自動旋盤
を、本発明方法をとり入れて繰業することにより、24時
間連続運転による繰業が可能となるので、人手を要する
ことなく効率の高い稼動態様を実現することが出来るこ
ととなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施した自動旋盤の一例の平面
図。
【図2】本発明制御方法の一例を示す機能ブロック図。
【図3】各センサによって検出される波形図。
【符号の説明】
1 旋盤 1a 主軸部 1b ベッド 1c チャック 1d 刃物台 1e バイト 2a ワ−クホルダ 3 ワ−ク取出ア−ム 4〜7 センサ 8〜11 検出信号形成部 12,13 比較部 14,15 設定部 16 停止指令形成部 17 駆動制御部
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施した自動旋盤の一例の平面
図。
【図2】本発明制御方法の一例を示す機能ブロック図。
【図3】センサ4によって検出される波形図。
【図4】センサ5によって検出される波形図。
【図5】センサ6によって検出される波形図。
【図6】センサ7によって検出される波形図。
【符号の説明】 1 旋盤 1a 主軸部 1b ベッド 1c チャック 1d 刃物台 1e バイト 2a ワークホルダ 3 ワーク取出アーム 4〜7 センサ 8〜11 検出信号形成部 12,13 比較部 14,15 設定部 16 停止指令形成部 17 駆動制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動旋盤において一定の速度,一定のイ
    ンタ−バルなどにより回転,往復スライド等の定常運動
    を繰返して行う部位に、光源とフォトセンサの組合せ等
    により前記運動部位の運動状態をパルス信号により検出
    するパルス発生手段を設けると共に、この旋盤の発熱す
    る部分に温度センサなどによる温度検出手段を設け、前
    記パルス発生手段又は温度検出手段に異常パルス又は異
    常温度が検出されたとき、ワ−クの供給,脱着,旋削な
    どの一連の動作を停止させることを特徴とする自動旋盤
    の運転制御方法。
  2. 【請求項2】 パルス発生手段を設ける運動部位は、ワ
    −クを供給するワ−ク供給装置、ワ−クを把持するチャ
    ックである請求項1の自動旋盤の運転制御方法。
  3. 【請求項3】 温度検出手段はバイトに取付けた請求項
    1又は2の自動旋盤の運転制御方法。
JP31311291A 1991-11-01 1991-11-01 自動旋盤の運転制御方法 Pending JPH05169346A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997026833A1 (es) * 1996-01-24 1997-07-31 Luis Maria Ilzarbe Querol Dispositivo para medir la temperatura en el proceso de fresado en implantologia quirurgica
JP2017007058A (ja) * 2015-06-24 2017-01-12 富士機械製造株式会社 工作機械および初品加工方法

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ES2112203A1 (es) * 1996-01-24 1998-03-16 Querol Luis Maria Ilzarbe Dispositivo para medir la temperatura en el proceso de fresado en implantologia quirurgica.
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