JPH05168287A - インバータ装置のdbr過負荷検出方法 - Google Patents

インバータ装置のdbr過負荷検出方法

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JPH05168287A
JPH05168287A JP3331052A JP33105291A JPH05168287A JP H05168287 A JPH05168287 A JP H05168287A JP 3331052 A JP3331052 A JP 3331052A JP 33105291 A JP33105291 A JP 33105291A JP H05168287 A JPH05168287 A JP H05168287A
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JP
Japan
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braking
overload
inverter
cpu
signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP3331052A
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English (en)
Inventor
Tomoyasu Hachiro
友康 鉢呂
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 制動抵抗器の過負荷を過熱検出センサを用い
ることなくインバータ制御部のCPUで検出する。 【構成】 インバータの直流中間回路電圧を参照電圧と
比較し制動抵抗器回路を制御する制動信号DBをインバ
ータ制御部のCPUのタイマーに入力し、信号DBがO
Nのときのみクロックをカウントし、CPUは一定時間
S毎にこのデータTDnを入力し(S1)、信号DBが
ONしていた時間△TDを記憶すると共に次回演算のた
めデータTDnを記憶し(S2)、計測した時間△TD
をもとに積分して制動抵抗器の発熱を推定し(S3)、
積分値IDBを過負荷量IDBOLと比較して制動抵抗
器の過負荷を検出する(S6)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インバータ装置の発電
制動用抵抗器の過負荷をインバータ制御部にて検出する
インバータ装置のDBR検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、発電制動回路を備えたインバータ
装置を図7に示す。図7において、3はモータMを駆動
するインバータ6の直流中間回路に接続された制動抵抗
(器)DBRと制動制御用トランジスタ4の直列回路か
らなるDBR回路、5は制動抵抗DBRの過熱を検出し
インバータ制御部11に出力するサーモスタット。
【0003】14〜16はトランジスタ4を制御するト
ランジスタ制御回路で、14は直流中間回路電圧Vdc
検出する直流電圧検出器、15はこの検出電圧Vdet
参照電圧VRefと比較し制動信号DBを出力する比較
器、16は制動信号DBが入力しトランジスタ4のベー
ス駆動するベースドライバー回路である。なお、検出電
圧Vdetはインバータ制御部11にも入力されている。
【0004】このインバータ装置で駆動中のモータMを
減速,停止させる場合、モータMの持つ回転エネルギー
がインバータの直流中間回路に回生されてくる。このた
め直流電圧Vdcが上昇するので、トランジスタ制御回路
14〜16によりトランジスタ4が制御され回生エネル
ギーは制動抵抗DBRで消費されてモータMに発電制動
がかかる。
【0005】このとき制動抵抗DBRが過熱するとサー
モスタット5が働きインバータ制御部11によりインバ
ータ6の動作を停止して、制動抵抗DBRの過熱保護を
行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来DBR過負荷
の検出は制動抵抗器にサーモスタット等の過熱検出セン
サを取り付けると共にインバータ制御部にセンサの入力
回路を設けることになるので、インバータ装置のコスト
アップの要因となっていた。
【0007】本発明は、従来のこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、過熱
検出センサを用いることなくインバータ制御部で制動抵
抗器の過負荷を検出しうるインバータ装置のDBR過負
荷検出方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明におけるインバータ装置のDBR過負荷検出
方法は、インバータの直流中間回路に制動制御用素子を
介して制動抵抗器を接続し、この直流中間回路電圧を参
照電圧と比較した制動信号により前記制動制御素子を駆
動する発電制動回路を備えたインバータ装置において、
前記制動信号をインバータ制御部のCPUに入力し、C
PUを用いて制動信号のオン時間及びOFF時間を積分
して制動抵抗器の発熱を推定し、この積分値を設定され
た過負荷量と比較して制動抵抗器の過負荷を検出するも
のである。
【0009】そして、CPUが発熱を推定する積分値を
基に電流制御系のリミッタを切換え又はリミッタを変化
させて回生電流を制御することにより、過負荷による遮
断を防止することもできる。
【0010】
【作用】インバータで駆動されるモータが減速又は停止
するとき、モータの回転エネルギーが直流中間回路に回
生されて直流電圧が上昇する。直流電圧が参照電圧を越
えると制動信号が出力し制動制御用素子が駆動されるの
で、制動抵抗器で回生エネルギーが消費されモータに発
電制動がかかる。
【0011】このため、制動抵抗器は制動信号オンの間
発熱し、オフの間冷却される。しかして、制動信号をイ
ンバータ制御部のCPUに入力して制動信号のオン時間
及びオフ時間を積分すれば、制動抵抗器の発熱を推定す
ることができる。従って、発熱を推定する積分値をメモ
リに設定された過負荷量と比較することにより制動抵抗
器の過負荷を検出することができる。
【0012】そしてCPUにより上記発熱を推定する積
分値を基に電流制御系の回生電流リミッタを切換え又は
変化させれば、回生電流を制御することができるので、
過負荷による遮断を防止することができる。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を図面と参照して説明する。
図1はインバータ装置の回路、図2はインバータ装置の
インバータ制御装置の構成説明図、図3は本発明方法を
実施するCPUの処理フロー図、図4,図5はインバー
タ制御装置の動作説明図である。
【0014】図1は従来図7に示したものからサーモス
タット5の回路を除去し、コンパレータ15から信号D
Bをインバータ制御部11に取り入れている点で相違す
るものであり、同一構成部分は、同一符号を付してその
重複する説明を省略する。
【0015】図2について、一般にインバータ制御部1
1にはワンチップCPU20とメモリ25が用いられて
いる。
【0016】ワンチップCPU20には、速度設定器1
3、直流電圧検出器14及びその他各種検出・設定器な
どの入力用A−Dコンバータ21、パルス幅を計測する
タイマ22,インバータ6を制御するPWM用回路23
などが内蔵されている。
【0017】また、メモリ25には、ワンチップCPU
20のプログラムや固定定数を記憶するROM、一時的
なデータ記憶を行うRAM、インバータの利用者によっ
て決められる制御定数を記憶するEEPROMなどの記
憶素子が用いられている。
【0018】コンパレータ15(図1)は図4に示すよ
うにインバータの直流電圧Vdcが参照電圧Vrefに達す
ると制動信号DBを出力する。この制動信号DBはCP
U20のタイマー22に入力する。タイマー22は制動
信号DBが入力すると、図4に示すように、一定のクロ
ックをカウントし、制動信号DBがONのときのみカウ
ント値が上昇し(40)、タイマーのカウント値がオー
バーフローしたときは再度0からカウントする(4
2)。
【0019】CPU20はタイマー22でカウントした
データを用いて図3のフローにより過熱を検出する。す
なわち、一定時間TS(図4)毎にタイマー22のデー
タTDnを入力する(S1)。そして前回サンプルした
データTDn-1との差をとることで一定時間TSの間に制
動信号DBがONしていた時間△TDを計測する。また
次回の演算のために今回サンプルしたデータTDnを記
憶しておく(S2)。
【0020】計測した時間△TDをもとに積分を行って
制動抵抗DBRでの発熱を推定する(S3)。
【0021】S3の積分値IDBの式中1項目の△TD
は発熱分を示し、2項目は制動信号DBのOFF時間で
あり冷却分を示す。
【0022】実際の抵抗器の温度の上昇と下降の傾斜は
異なるので、この分を2項目の定数KOFで補正し、実際
の抵抗器の特性に近づける。この積分値IDBの動作を
図5に示す。
【0023】また、KRは全体の積分定数で、使用する
モータ及び負荷及び抵抗器の容量,耐量により決定され
る定数である。
【0024】積分値IDBはインバータが長時間駆動あ
るいは停止時には2項目によりマイナスになる可能性が
あるので、0以上にリミットする(S4,S5)。
【0025】積分値IDBがあらかじめ決められた過負
荷量IDBOLを越えた場合(S6)は「DBR過負
荷」としてインバータを停止し(S7)故障として処理
する。
【0026】定数KR,KOF,過負荷量IDBOLの各
データは固定値としてROMに記憶するか、インバータ
の利用者がモータや負荷及び抵抗器の特性により決定し
てEEPROMに記憶するなどしておく。
【0027】図6は過負荷予防の実施例を示す処理フロ
ー図である。この実施例は上記図3の処理フローのステ
ップS6とS7との間に、S61−a,b及びS62−
a,bの処理を加えたもので、S6で過負荷が検出され
ると、S61−a,bで回生電流のリミッタを0と既定
の定格電流を切換えて、積分値IDBが上昇するのを抑
制する。
【0028】なお、リミッタ値は切換ではなく、下記の
ような演算で連続的に変更することもできる。
【0029】 回生リミッタ=定格電流−(IDB−IDBOL)×K
L(≧0) K:定数、結果は0以上にリミットする。更に、最終的
な保護のためS62−a,bで過負荷の状態(S62−
a)に連続して一定時間あった時に遮断する。
【0030】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。
【0031】(1)制動抵抗器にセンサを付けなくても
制動抵抗器の過負荷を検出することができる。このため
インバータの制御部にセンサの入力回路を設ける必要も
ないので、コストダウンさせることができる。
【0032】(2)メモリの値(KOF,KR,IDBO
L等)を変更することで制動抵抗器の特性に合わせた過
熱検出ができる。
【0033】(3)制動抵抗器での発熱量を推定し回生
電流を制限することができるので、過負荷を予防するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例にかかるインバータ装置を示すブロック
回路図。
【図2】インバータ制御部の構成説明図。
【図3】CPUの処理フロー図。
【図4】タイマデータを説明するタイムチャート。
【図5】積分値を説明するタイムチャート。
【図6】他の実施例にかかるCPUの処理フロー図。
【図7】従来インバータ装置を示すブロック回路図。
【符号の説明】
1…電源、2…コンバータ、3…制動抵抗(DBR)回
路、4…制動抵抗器、5…制動制御用トランジスタ(素
子)、6…インバータ、11…インバータ制御部、13
…速度設定器、14…直流電圧検出器、15…コンパレ
ータ、16…ベースドライバー、20…CPU、21…
A−Dコンバータ、22…タイマー、23…PWM用回
路、25…メモリ、M…モータ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インバータの直流中間回路に制動制御用
    素子を介して制動抵抗器を接続し、この直流中間回路電
    圧を参照電圧と比較した制動信号により前記制動制御用
    素子を駆動する発電制動回路を備えたインバータ装置に
    おいて、 前記制動信号をインバータ制御部のCPUに入力し、C
    PUを用いて制動信号のオン時間及びOFF時間を積分
    して制動抵抗器の発熱を推定し、この積分値を設定され
    た過負荷量と比較して制動抵抗器の過負荷を検出するこ
    とを特徴としたインバータ装置のDBR過負荷検出方
    法。
  2. 【請求項2】 CPUが発熱を推定する積分値を基に電
    流制御系の回生電流リミッタを切換え又は変化させて回
    生電流を制御し、過負荷による遮断を防止することを特
    徴とした請求項1記載のインバータ装置のDBR過負荷
    検出方法。
JP3331052A 1991-12-16 1991-12-16 インバータ装置のdbr過負荷検出方法 Pending JPH05168287A (ja)

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