JP3196790B2 - サーボ制御装置の過負荷検出方法 - Google Patents

サーボ制御装置の過負荷検出方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサーボ制御装置のモータ
および前記モータに電力を供給する電力供給回路の電力
素子の過負荷を検出する、サーボ制御装置の過負荷検出
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の過負荷検出方法は、モー
タ回路の過負荷検出については、1例を図3に示すA.
C.サーボ制御装置では、与えられたモータ全体に対す
るトルク指令により、乗算器2、ベースドライブ回路3
およびパワートランジスタ4による制御回路により電力
が供給されてモータが駆動されるが、CPU1がこのト
ルク指令を入力して図4に示すように、トルク指令と定
数bにより計算した値aを求め(ステップ41)、aを
サンプル時間dtにより積分して放熱分を除いた熱損失
量の値cを求め(ステップ42)、次に、cをあらかじ
め定められた許容値dと比較(ステップ43)して過負
荷を検出していた。また、パワートランジスタの過負荷
検出については、1例を図5に示すD.C.サーボ制御
装置では、D.C.モータ16に電力を供給するパワー
トランジスタ141 ,142 ,143 ,144 に近接し
てパワートランジスタの過熱を検出するためのサーモス
タット17が設置され、サーモスタット17の作動をC
PU11が検知してパワートランジスタ141 ,14
2 ,143 ,144 の過負荷を検出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の過負荷
検出方法は、モータ全体のトルク指令によってモータ回
路の過負荷を検出したり、または近接して設置されたサ
ーモスタットの動作によってパワートランジスタの過負
荷を検出しているので、モータの停止時や低速で回転し
ている時などモータのある1相や電力供給回路のあるパ
ワートランジスタに集中して電流が流れていても、全体
としては過負荷として検出するに至っていないことによ
り、過熱によりモータやパワートランジスタ等の電力素
子の焼損を招くことがあるという欠点がある。本発明の
目的は、モータの1相およびモータに電力を供給する電
力供給回路の1パワートランジスタ等の電力素子に集中
して電流が流れた場合の過負荷を検出することの可能な
サーボ制御装置の過負荷検出方法を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のサーボ制御装置
の過負荷検出方法は、モータの各相および前記モータに
電力を供給する電力供給回路の電力素子ごとの電流値に
より前記電流値の電流が流れたことによるエネルギ熱損
失のうち、温度上昇に寄与する損失量を算出して、それ
ぞれ所定の許容値と比較し、前記損失量が前記許容値を
超えたとき、過負荷として検出する。
【0005】
【作用】モータの各相および電力供給回路の電力素子ご
との電流値によりエネルギ熱損失量を算出して許容値と
比較するので、モータの1相や1個の電力素子に集中し
て電流が流れたときでも過負荷として検出することがで
きる。
【0006】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の過負荷検出方法の一実施例
が適用されるA.C.サーボ制御装置のブロック図、図
2は図1のサーボ制御装置の過負荷検出方法の工程のフ
ローチャートである。このサーボ制御装置はCPU1と
乗算器21 ,22 ,23 とベースドライブ回路3とパワ
ートランジスタ41 ,42 ,43 ,44 ,45 ,46
モータ(不図示)とから構成され、与えられたトルク指
令にもとずいて乗算器21 ,22 ,2 3 により、位相
u、v、wそれぞれの電流指令であるiu ,iu+
u-,iv ,iv+,iv-,iw ,iw+,iw-を生成し、
ベースドライブ回路3を介してパワートランジスタ4
1 ,42 ,43 ,44 ,45 ,46 よりu相、v相、w
相それぞれの電流を供給してA.C.モータを駆動する
ようになっている。
【0007】ここで、iu ,iu+,iu-はそれぞれモー
タのu相、パワートランジスタ41,44 を流れる電流
の電流指令であり、また、iv ,iv+,iv-はモータの
v相、パワートランジスタ42 ,45 を流れ、iw ,i
w+,iw-はモータのw相、パワートランジスタ43 ,4
6 をそれぞれ流れる電流の電流指令である。このサーボ
制御装置の過負荷検出方法は、図2に示すように、CP
U1は先ず、トランジスタおよびモータに電流が流れた
ことにより生ずるエネルギ分を、過負荷として判断する
ために、次式により放熱エネルギを除いて各相について
計算する(ステップ21)。 P=Ri2 −q[W] ここで、P:エネルギ[W] R:モータを含む回路の抵抗[Ω] i:電流[A] q:放熱エネルギ[W] すなわち、パワートランジスタ41 ,42 ,・・・,4
6 を流れる電流による損失エネルギの値a1 ,a2 ,a
3 ,a4 ,a5 ,a6 およびモータのu,v,w各相に
流れる電流による損失エネルギ値a7 ,a8 ,a9 は次
のようになる。
【0008】a1 =b×(iu+2 −f a2 =b×(iv+2 −f a3 =b×(iw+2 −f a4 =b×(iu-2 −f a5 =b×(iu-2 −f a6 =b×(iu-2 −f a7 =g×(iu2 −h a8 =g×(iu2 −h a9 =g×(iu2 −h ここで、b,gはRに相当する定数であり、f,hも定
数である。
【0009】次に、a1 ,a2 ,a3 ,a4 ,a5 ,a
6 ,a7 ,a8 ,a9 をそれぞれサンプル時間dt(s
ec)について積分してc1 、c2 、c3 ,c4 ,c
5 ,c 6 ,c7 ,c8 ,c9 を求める(ステップ2
2)。 c1 =∫a1 dt c2 =∫a2 dt c3 =∫a3 dt c4 =∫a4 dt c5 =∫a5 dt c6 =∫a6 dt c7 =∫a7 dt c8 =∫a8 dt c9 =∫a9 dt さらに、c7 ,c8 ,c9 を加算してc10を求める(ス
テップ22)。 c10=c7 +c8 +c9
【0010】続いて、c10をモータ全体の許容値として
定められた値dと比較する(ステップ23)。ステップ
23でc≧dであれば全体の過負荷であると判断し、c
4 <dであればステップ24に進む。ステップ24でc
1 ,c2 ,c3 ,c4 ,c5 ,c6 のそれぞれと、1つ
のパワートランジスタにおける許容値として定められた
値eとを比較し、c1 ,c2,c3 ,c4 ,c5 ,c6
のうちいずれか1つでもeに等しいかまたは大きいとき
は過負荷であると判断し、c1 ,c2 ,c3 ,c4 ,c
5 ,c6 のいずれもがeより小さいときはステップ25
にすすみ、c7 ,c8 ,c9 のそれぞれと、モータの1
相における許容値として定められた値iと比較し、c
7 ,c8 ,c9 のうちいずれか1つでもiに等しいかま
たは大きいときは過負荷であると判断し、iよりも小さ
いときは、一定の時間ごとにステップ21に戻って繰返
す。ここで、eの値は一般に
【0011】
【数1】
【0012】であり、ステップ24でc1 ,c2 ,・・
・,c6 の値がeに等しいかまたは大きい場合、それぞ
れ対応するパワートランジスタ41 ,42 ,・・・,4
6 の過負荷であり、ステップ25でiに等しいかまたは
大きい値がc7 であればモータのu相、c8 であればモ
ータのv相、c9 であればモータのw相の過負荷であ
る。本実施例のサーボ制御装置の過負荷検出方法ではモ
ータ回路全体の電流が過大である場合の過負荷を検出す
るとともに、回路全体の電流が過大でなくても、モータ
の1相またはパワートランジスタの1つにおける電流が
過大であれば過負荷として検出するので、モータの1相
に電流が集中して流れたときや1つのパワートランジス
タに電流が集中して流れたときの過熱によるモータやト
ランジスタの焼損等を防止することができる。
【0013】以上に述べた実施例は電流指令により過負
荷を検出したが、モータの各相や各電力素子を流れる電
流を電流検出器等により検出した電流値により過負荷を
検出してもよいことは言うまでもない。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、モータの
各相および電力供給回路の電力素子ごとの電流値によっ
て過負荷を検出することにより、全体の回路が過負荷と
なっていない場合でもモータの1相および電力供給回路
の1電力素子が過負荷となったときそれを検出すること
ができるので、モータの停止時や低速で回転している時
などモータのある1相や電力供給回路のある電力素子に
集中して電流が流れ、過熱によりモータやパワートラン
ジスタ等の電力素子を焼損することが未然に防止できる
とともに、過負荷となったモータの相や電力素子が特定
できるので、過負荷の原因個所の発見が容易となる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の過負荷検出方法の一実施例が適用され
るA.C.サーボ制御装置のブロック図である。
【図2】図1のサーボ制御装置の過負荷検出方法の工程
のフローチャートである。
【図3】過負荷検出方法の第1従来例が適用されるA.
C.サーボ制御装置のブロック図である。
【図4】図5のサーボ制御装置の過負荷検出方法の工程
のフローチャートである。
【図5】過負荷検出方法の第2従来例が適用されるD.
C.サーボ制御装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 CPU 21 、22 、23 乗算器 3 ベースドライブ回路 41 、42 、43 、44 、45 、46 パワートラン
ジスタ 21、22、23、24、25 ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 5/00 H02H 7/085 H02P 7/63 302

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーボ制御装置のモータおよび前記モー
    タに電力を供給する電力供給回路の電力素子の過負荷を
    検出する、サーボ制御装置の過負荷検出方法において、 トルク指令から各相および前記電力供給回路の各電力素
    子の電流指令を演算し、 各相および前記電力供給回路の各電力素子の電流指令値
    の2乗に回路の抵抗値に該当する定数を乗算し、該乗算
    結果から電力単位に換算された放熱エネルギーを減算し
    て損失エネルギー値を演算する第1の処理と、 サンプリング周期毎に、前記各相および前記電力供給回
    路の各電力素子の電流指令値のサンプリング値から、各
    相および前記電力供給回路の各電力素子の損失エネルギ
    ー値を計算してその損失エネルギー値を積分する第2の
    処理と、 各相の損失エネルギーの積分値を、設定された第1の許
    容値と比較し、当該損失エネルギーの積分値が当該許容
    値を超えたとき、当該相が過負荷であると判定し、 前記電力供給回路のそれぞれの電力素子の損失エネルギ
    ーの積分値を、設定された第2の許容値と比較し、当該
    損失エネルギーの積分値が当該許容値を超えたとき、当
    該電力素子が過負荷であると判定する、 サーボ制御装置の過負荷検出方法。
  2. 【請求項2】 各相の損失エネルギの積分値の和を、設
    定された第3の許容値と比較し、各相の損失エネルギの
    積分値の和が第3の許容値以上のときには、過負荷状態
    と判定し、各相の損失エネルギの積分値の和が第3の許
    容値よりも小さいときには、それぞれの電力素子ごとの
    損失エネルギの積分値を第2の許容値と比較し、いずれ
    かの電力素子の損失エネルギの積分値が第2の許容値以
    上のときには、過負荷状態と判定し、電力素子の損失エ
    ネルギの積分値が何れも第2の許容値より小さいときに
    は、各相の損失エネルギの積分値を第1の許容値と比較
    し、いずれかの相の損失エネルギの積分値が第1の許容
    値以上のときには、過負荷状態と判定する、請求項1に
    記載の過負荷検出方法。
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