JPH0199482A - 電動機の回生制動制御装置 - Google Patents

電動機の回生制動制御装置

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JPH0199482A
JPH0199482A JP25457887A JP25457887A JPH0199482A JP H0199482 A JPH0199482 A JP H0199482A JP 25457887 A JP25457887 A JP 25457887A JP 25457887 A JP25457887 A JP 25457887A JP H0199482 A JPH0199482 A JP H0199482A
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JP
Japan
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voltage
circuit
resistor
period
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JP25457887A
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English (en)
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Yoichi Morishima
洋一 森島
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、インバータの直流側にその負荷である電動機
からインバータ主回路を介して回生される電力を吸収す
る抵抗器を備えた電動機の回生制動11す御装置に関す
る。
(従来の技術) 工作機械等のような可変速駆動を必要する装置において
は、その駆動源としてインバータを電源とした誘導電動
機が数多く採用されており、この場合、誘導電動機の制
動は良く知られた回生制動により行なわれるのが一般的
である。
第5図には上記のような誘導電動機の回生制動制御装置
の一例が示されている。この第5図において、1はイン
バータで、これは順変換器としての整流回路2.〜+L
滑川コンデンサ3及び逆変換器としてのインバータ主回
路4より成り、その人力側に三相交流電源5が接続され
、出方側に負荷たる三相1Jr、導電動機6が接続され
る。7は回生電力吸収回路で、これはインバータ1の直
流側であるコンデンサ3の両端に回生電力吸収用の抵抗
8及びスイッチング素子たるNPN形トランジスタ9の
コレクタ・エミッタ間の直列回路を接続することにより
構成されている。また、1oはオペアンプより成る比較
器10aを備えた回生制動制御部で、l−記比較器10
aは、インバータ1の直流側電圧Vdと所定の基準電圧
Vaとを比較し、Vd>Vaの関係になったときにトラ
ンジスタ9にベース電流を与えてこれを導通させるよう
に構成されている。従って、誘導電動機6が同期速度よ
り早い速度で回転されて、その誘導電動機6が発電機と
して機能するようになり、以てインバータ1の直流側電
圧Vdが基準電圧Vaを越えたときには、トランジスタ
9が導通されて抵抗器8に電流が流れるようになり、こ
れにより回生電力が抵抗器8で消費されるようになる。
(発明が解決しようとする問題点) −1−記従来の装置では、インバータ1の直流側電圧V
dが基準電圧Vaを越えたときには、無条件でトランジ
スタ9を導通させて抵抗器8を連続通電状態に移行させ
る構成であるため、誘導電動機5による回生電力が増大
した状態が継続されたとき等には、抵抗器8での電力消
費が無闇に大きくなって、その過熱が著しくなるという
問題点がある。また、このときには、トランジスタ9の
温度上昇も同時に高くなり、これが破損する虞も出てく
る。
本発明はL記LJG情に鑑みてなされたものであり、そ
の目的は、回生電力吸収用の抵抗器及びこれの制御を行
なうためのスイッチング素子の異常な温度に昇を抑制で
きると共に、これら抵抗器及びスイッチング素子の温度
」ユ昇に対する許容能力を最大限に発揮させることが可
能になる等の効果を奏する誘導電動機の回生制動制御・
装置を提供するにある。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明は、電動機の回生制動を行なうために、その電動
機駆動用インバータの直流側電圧が基準値以上となった
ときにスイッチング素子を導通させて回生電力吸収用抵
抗器の通電路を形成するようにした電動機の回生制動制
御装置において、前記抵抗器の両端電圧を検出する電圧
検出手段、並びにに配電圧検出手段による検出電圧が設
定電圧量」−の期間は所定の初期値に対して一定時間毎
に一定値ずつ加算すると共にその検出電圧が設定電圧未
満の期間は一定時間毎に一定値ずつ減算する計数手段を
夫々設け、この計数手段の計数値が所定の上限値以」二
ある期間は前記スイッチング素子を非導通状態に切換え
る制御手段を設ける構成としたものである。
(作用) スイッチング素子の導通に応じて抵抗器で回生電力が消
費される回生制動時には、抵抗器の両端電圧が設定電圧
以上になる。このため、回生制動期間には、計数手段が
所定の初期値に対して一定の時1■1毎に一定値を加算
するようになるが、この計数手段の計数値が所定の上限
値に達したときには、制御手段がスイッチング素子を非
導通状態に切換えるため、抵抗器での回生電力の消費が
停止される。また、このようにスイッチング素子が非導
通状態に切換えられたときには、回生制動が停止されて
抵抗器の両端電圧が設定電圧未満になるため、計数手段
が、前記計数値から一定時間毎に一定値ずつ減算するよ
うになる。そして、その計fit fii’iが前記上
限値より小さくなたときには、制御手段がスイッチング
素子に対する非導通指令を停止1−するため、そのスイ
ッチング素子が再導通されて抵抗器が回生電力を消費す
るようになる。従って、抵抗器による回生電力吸収動作
は間欠的に行なわれるものであり、これにてその抵抗器
及びこれを制御するためのスイッチング素子の温度玉貸
が抑制されるようになる。また、このときには計数手段
による加・減算速度及び加・減算値を適宜に設定するこ
とにより、抵抗器及びスイッチング素子の温度上昇に対
する許容能力を最大限に発揮させることが可能になる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例について第1図乃至第4図を参
照しながら説明する。
第1図には全体の回路構成が概略的に示され、また、第
2図には第1図中の要部の回路構成がより具体的に示さ
れている。しかして、第1図において、11は順変換器
としての全波整流回路で、これには三相交流電源12の
出力が開閉器13を介してり、えられるようになってい
る。14A及び1.4Bは全波整流回路11の正側及び
負側の各出力端子に夫々接続された直流母線で、これら
の間には平滑用のコンデンサ15が接続されており、ま
た、一方の直流母線14Bは接地端子に接続されている
。16は直流母線14A、14B間から給電される逆変
換器としてのインバータ主回路で、このインバータ主回
路16及び前記全波整流回路11、コンデンサ15によ
ってインバータ17が構成される。上記インバータ主回
路16は、例えば6個のジャイアントトランジスタを三
相ブリッジ接続して成り、各トランジスタを例えばPW
M方式でスイッチングさせることによって可変周波数・
°可変電圧の三相交流を発生するようになっている。ま
た、18はインバータ17を電源とした三番目誘導電動
機である。
19は直流母線14A、14B間に接続された回生電力
吸収回路で、これは回生電力吸収用の抵抗器20とスイ
ッチング素子たるNPN形トランジスタ21のコレクタ
・エミッタ間とを直列接続することにより構成されてい
る。22は上記抵抗20の両端電圧を検出するための電
圧検出手段たる抵抗器電圧検出回路で、これの内部構成
は第2図に示すようになっている。即ち、23及び24
は抵抗器20の両端電圧Vrを分圧する抵抗で、一方の
抵抗24と並列にホトカプララ25の発光ダイオード2
5a及び定電圧ダイオード26の直列回路を夫々図示極
性状態にて接続する。また、制御用電源ライン+Vcc
及び制御用接地端子との間に、前記ホトカプラ25のホ
トトランジスタ25bのコレクタ・エミッタ間と抵抗2
7とを直列接続する。従って、このように構成された抵
抗器電圧検出回路22にあっては、抵抗器20の両端電
圧Vdが設定電圧たる第1の基準電圧Vrer1以上と
なって定電圧ダイオード26がブレークダウンしたとき
に、発光ダイオード25aが点灯されてホトトランジス
−タ25bが導通し、以てその出力端子であるホトトラ
ンジスタ25b及び抵抗27の共通接続点からハイレベ
ル信号より成る電圧検出信号Saを出力するようになる
。尚、上記第1の基準電圧Vrcrlは、定電圧ダイオ
ード26のツェナー電圧によって決まるものであり、こ
の場合には抵抗器20に回生電流が流れたときの両端電
圧Vrにより定電圧ダイオード26がブレークダウンす
るような値に設定される。
28は直流母線14A及び14B間の電圧Vdを検出す
るための電源電圧検出回路で、これの内部構成は第2図
に示すようになっている。即ち、分圧用抵抗29.30
の直列回路を直流母線14A、14B間(直流母線14
A及び接−地端子間)に接続し、一方の分圧用抵抗30
と並列に、ホトカプラ31の発光ダイオード31a及び
定電圧ダイオード32の直列回路を夫々図示極性状態に
て接続する。また、制御用電源ライン+vcc及び制御
用接地端子との間に、前記ホトカプラ31のホトトラン
ジスタ31bのコレクタ・エミッタ間と抵抗33とを直
列接続する。従って、このように構成された電源電圧検
出回路26にあっては、直流母線14A、14B間の電
圧Vdが基準値たる第2の基準電圧V rcl’2以上
となって定電圧ダイオ−ド32がブレークダウンしたと
きに、発光ダイオード31aが点灯されてホトトランジ
スタ31bが導通し、以てその出力端子であるホトトラ
ンジスタ31b及び抵抗33の共通接続点からハイレベ
ル信号より成る電圧検出信号sbを出力するようになる
34は上記電源電圧検出回路28の出力が与えられる制
御手段たる回生制動制御回路で、これの内部構成は第2
図に示すようになっている。即ち、回生制動制御回路3
4において、35は一方の入力端子に電源電圧検出回路
28の出力を受けるAND回路で、その出力端子が非反
転バッファ36゜抵抗37及びホトカプラ38の発光ダ
イオード38aを直列に介して制御用接地端子に接続さ
れている。上d己ホトカブラ38のホトトランジスタ3
8bは、そのコレクタが前記制御用電源ライン+vce
と別系統の電源ライン+Vddに接続されていると共に
、エミッタが前記トランジスタ21のベースに抵抗39
を介して接続されている。また、上記AND回路35の
他方の入力端子には、計数手段たる状態検出回路40か
らの出力が与えられるように構成されている。
上記状態検出回路40の内部構成は第2図に示すように
なっている。即ち、状態検出回路40は、一定周1t)
l t aのクロックパルスPcを発生する発振器41
と、上記クロックパルスPcを計数するアップダウンカ
ウンタ42と、これを初期化するためのリセット回路4
3とを含んで構成されている。」〕記アップダウンカウ
ンタ42は、そのセレクト端子U/Dに対する人力がハ
イレベルのときにアップカウント動作(加算動作)を行
なうと共に、その人力がローレベルのときにダウンカウ
ント動作(減算動作)を行なう構成のものである。また
、このアップダウンカウンタ42は、その計数値Nが所
定のに限値N maxに達するまでの間はキャリーアウ
ト端子CAR1?Yからハイレベル信号を出力し、計数
値Nが1−限値N maxに達したときには上記出力を
ローレベル信号に反転するように構成されている。そし
て、この場合には、前記ホトトランジスタ25b及び抵
抗27の共通接続点(抵抗器電圧検出回路22の出力端
子に相当)がアップダウンカウンタ42のセレクト端子
U/Dに接続されていると共に、そのアップダウンカウ
ンタ42のキャリーアウト端子CAl?RYからの出力
が、直列接続された反転バッファ44.45を介して前
記AND回路35に与えられるようになっている。
46は破損検出回路で、これの内部構成は第2図に示す
ようになっている。即ち、破損検出回路46は、一方の
入力端子に前記反転バッファ44の出力を受けると共に
他方の入力端子に前記抵抗器電圧検出回路22の出力を
受けるAND回路47と、このAND回路47の出力を
受ける遅れ時間補償用のCR積分回路48とにより構成
されている。
49は前記インバータ主回路16を制御するためのスイ
ッチング制御回路で、これはインバータ+0回路16内
の各トランジスタのベースにPWM変6週信号を与え、
以て上記各トランジスタをPWM力式でスイッチングさ
せるために設けられている。このスイッチング制御回路
49は、その信号入力端子P49に前記破損検出回路4
6の出力が与えられるようになっており、ハイレベル信
号が与えられた期間はPWM信号の出力を停止するよう
になっている。また、50は前庄己開閉器13を制御す
るための電源制御回路で、その信号入力端子P50に破
損検出回路46の出力が与えられるようになっており、
ハイレベル信号が与えられたときには開閉器13を開放
して全波整流回路11の電源を遮断するようになってい
る。
次に、」二記構成の作用について第3図及び第4図も参
照しながら説明する。開閉器13が閉成された状態では
、直流母線14A、14B間に全波整流回路11による
整流出力が与えられる。このとき、スイッチング制御回
路49が駆動されたときには、これから出力されるPW
M信号によってインバータ主回路16がPWM方式でス
イッチングされるため、そのインバータ主回路16から
の三相交流出力によって誘導電動機18が回転駆動され
るようになる。このような誘導電動機18の回転時にお
いて、スイッチング制御回路49からの制動指令によっ
て、その回転速度が指令速度(同期速度)より高い状態
になると、誘導電動機18が誘導発電機として機能する
ようになって、第3図(a)示すように、直流母線14
A、14B間の電圧Vdが上昇する。そして、上記電圧
Vdが予め設定された第2の基準電圧V rcf2以上
に上昇すると(第3図中時刻t1)、電源7d圧検出回
路28内の定電圧ダイオード32がブレークダウンして
、その電源電圧検出回路28から電圧検出信号Sb(ハ
イレベル信号)が出力される。ここで、第2の基準電圧
V rcf’2は、定電圧ダイオード32のツェナー電
圧によって決まるものであり、この場合、1;2第2の
基準電圧V rc[’2は、誘導電動機18の回生制動
制御を行なうのに適した値に設定される。
しかして、上述のように出力された電圧検出信号sbは
、回生制動制御回路34内のAND回路35の一方の入
力端子に与えられる。斯かるAND回路35の他方の入
力端子には、アップダウンカウンタ42のキャリーアウ
ト端子CA I? RYからの出力が反転バッファ44
.45を介して与えられている。この場合、アップダウ
ンカウンタ42は、第3図(b)、(c)に示すように
、初期状態においてはリセット回路43により初期化さ
れていてキャリーアウト端子CARRYからハイレベル
信号を出力している。従って、このときには第3図(d
)に示すように、AND回路35からハイレベル信号が
出力されるようになり、そのハイレベル信号を非反転バ
ッファ36及び抵抗37を通じて受けた発光ダイオード
38aが点灯されるようになる。すると、ホトトランジ
スタ38bが導通されて回生電力吸収回路19内のトラ
ンジスタ21がス9通されるため、回生電力吸収用の抵
抗器20に電流が流れ、以て回生電力が抵抗器20で消
費吸収される。
このように抵抗器20に回生電流が流れると、抵抗器2
0の両端電圧Vrが第1の基準電圧Vrc「1以1−と
なって、抵抗器電圧検出回路22内の定電圧ダイオード
26がブレークダウンするため、その抵抗器電圧検出回
路22から電圧検出信号Sa(ハイレベル信号)が出力
される。すると、その電圧検出信号Saをセレクト端子
U/Dに受けたアップダウンカウンタ42が、初期値零
からアップカウント動作を行なうようになり、その計数
値Nが第3図(e)に示すように増加するようになる。
このようなアップカウント動作は、電圧検出 ′信号S
aが出力される期間、つまり抵抗器20の両端電圧Vr
が第1の基準電圧V raft以上ある期間は継続して
行なわれる。
そして、電圧検出信号Saが出力されたままの状態て、
1−記計数値Nが上限値Nll1axに達すると(時刻
t2)、アップダウンカウンタ42のキャリーアウト端
子CARRYの出力がローレベル信号に反転するのに応
じて、AND回路35の出力もローレベル信号に反転す
る。すると、ホトトランジスタ38b及びトランジスタ
21が順次遮断され、これに応じて抵抗器20での回生
電力の消費が停止される。このため、抵抗器電圧検出回
路22内の定電圧ダイオード26のブレークダウン状態
が解除されて、電圧検出信号Saが出力停止され、アッ
プダウンカウンタ42のセレクト端子U/Dにローレベ
ル信号が与えられるようになる。従って、これ以降はア
ップダウンカウンタ42がダウンカウント動作を行なう
ようになる。この後、例えば、上記のようなダウンカウ
ント動作によりキャリーアウト端j’cAR1?Yの出
力が71イレベル信号に再反転する前の時刻t3にて、
直流母線14A、14B間の電圧Vdが第2の基準電圧
V rcl’2以下となって電圧検出信号sbが出力停
止されると、AND回路35の出力がローレベル信号の
ままとなるため、ホトトランジスタ38b、トランジス
タ21の遮断状態が継続されると共に、ア・ツブダウン
カウンタ42のダウンカウント動作が継続される。
これ以降は、直流母線14A、14B間の電圧Vdが第
2の基準電圧V rer2を越えた状態にあるときに、
アップダウンカウンタ42の計数値Nが上限値Nmax
l’こ達していないことを条件に、トランジスタ21が
上述同様に導通されるものであり、これにより抵抗器2
0による回生電力の吸収動作が第3図(f)に示すよう
に間欠的に行なわれる。
従って、抵抗器20及びトランジスタ21での温度上昇
は、トランジスタ21が連続的に導通される場合に比べ
て低く抑制される。この場合、上記のようなトランジス
タ21のオンオフデユーティ比は、直流母線14A、1
4B間の電圧Vdに依存して変化するものであるが、発
振器41からのクロックパルスPcの周期ta及びアッ
プダウンカウンタ42に設定される上限値Nll1ax
を適宜に設定することによって、抵抗器20及びトラン
ジスタ21の温度上昇に対する許容能力を最大限に発揮
させながら、これらの温度を許容値以下に抑制するとい
う理想的な回生制動制御を行なうことが可能となる。そ
こで、以下においては、」二紀周期ta及び−に限値N
 maxの設定見窄について説明する。
即ち、一般に発熱体の温度に元値θ1及び温度下降値θ
0は、反復負荷の場合に次式のようになることが知られ
ている。
θ1− (θF−θ)  (1−exp(−tt /τ
1))・・・・・・(1) θ2−θ・axp(−tz  /τ2 )     ・
・・・・・ (2)但し、θ1コニ連続負荷時の温度上
昇最大値t1 :電力を消費している時間 tz :電力を消費していない時間 τ1 ;温度」−昇の熱時定数 τ2 =温度下降の熱時定数 θ :温度」−H及び温度下降前の温度である。
一11記各式において、θ1及びθ2の値は、熱時定数
τ1.τ2に比べてtl、tzが十分に短いならば、近
似的に次式が得られる(kは定数)。
θ1#θ+ktl        ・・・・・・(1−
)θ2″:θ−kt2        ・・・・・・(
2゛)そして、(1)式において、抵抗2H20及びト
ランジスタ21の最大許容温度に相当する温度をθma
xとおくと、トランジスタ21の導通に伴う抵抗器20
の変化状態は第4図のようになるから、斯様なθmax
とアップダウンカウンタ42の上限値Nmaにとを一致
させる。また、クロックパルスPcの周期taは、トラ
ンジスタ21がN max ・ta時間導通したときに
抵抗器20及びトランジスタ21の温度がθWaXに達
するように設定する。
一方、上述のようにアップダウンカウンタ42のキャリ
ーアウト端子CARRYからローレベル信号が出力され
た状態、つまりトランジスタ21の遮断指令が出力され
た状態では、破損検出回路46内のAND回路47に対
して反転バッファ45で反転されたハイレベル信号が与
えられるようになる。このとき、AND回路47の他方
の入力端子には抵抗器電圧検出回路22からの出力が与
えられているが、トランジスタ21が正常な状態では、
その遮断に応じて抵抗器電圧検出回路22からの電圧検
出信号Saの出力が停止されるため、AND回路47の
出力はローレベル信号のままである。
従って、トランジスタ21が正常な状態では、スイッチ
ング制御回路49の信号入力端子P49及び電源制御回
路50の信号入力端子P50に対しノ1イレベル信号が
与えられることがなく、これらに変化は起こらない。
しかして、今、トランジスタ21が破損して、そのコレ
クタ・エミッタ間が短絡状態に陥ったときには、抵抗器
電圧検出回路22から電圧検出信号Saが出力されたま
まとなる。このため、アップダウンカウンタ42のキャ
リ一端子CA RRYからローレベル信号(トランジス
タ21の遮断指令)が出力されたときでも、抵抗器電圧
検出回路22から電圧検出信号Saが出力されたままと
なるため、AND回路47からハイレベル信号が出力さ
れるようになる。そして、このハイレベル信号は、CR
積分回路48により所定時間だけ遅延されて、破損信号
Scとして出力される。
つまり、破損検出回路46は、アップダウンカウンタ4
2の計数値Nが上限値N waxに達した状態で、電圧
検出信号Saが出力された状態(抵抗器20の両端電圧
Vrが第1の基準電圧VreN以上ある状態)が所定時
間以上継続されたときに、トランジスタ21が破損した
ことを示す破損信号Scを出力するも−のである。そし
て、このような短絡破損状態の検出に応じて破損信号S
cが出力されたときには、これをCR積分回路48を介
して信号入力端子P49に受けたスイッチング制御回路
49がPWM信号の出力を停止して、インバータ主回路
16の駆動ひいては回生制動を停止させる。また、上記
破損信号ScをCR積分回路48を介して信号入力端子
P50に受けた電源制御回路50が開閉器13を開放し
てインバータ17を三相交流電源12から切離す。この
結果、トランジスタ21が破損した場合に、西抗器20
が不用意に連続通電状態に陥ることがなくなり、以てそ
の過熱及びこれに伴う破損を未然に防止できる。この場
合、上記CR積分回路48は、AND回路47の内入力
端子に対する信号伝達の遅れに起因して、トランジスタ
21が正常な状態にあるに拘らず、上記内入力端子に対
し同時にハイレベル信号が与えられて破損信号Scが誤
出力されることを阻止するために設けられている。
尚、」二足実施例における抵抗器電圧検出回路22、電
源電圧検出回路289回生制動制御回路34、状態検出
回路40.破損検出回路46.スイッチング制御回路4
9.電源制御回路50の各機能をマイクロコンピュータ
のプログラムにより得る構成としても良いものである。
[発明の効果コ 本発明によれば以上の説明によって明らかなように、電
動機駆動用インバータの直流側電圧が基弗値を越えたと
きにスイッチング素子を導通させて回生電力吸収用抵抗
器の通電路を形成するようにした誘導電動機の回生制動
制御装置において、前記抵抗器の両端電圧を検出する電
圧検出手段、・lpびに1ユ記電圧検出手段による検出
電圧が設定電圧量1−の期間は所定の初期値に対して一
定時間毎に一定値ずつ加算すると共にその検出電圧が設
定電圧未満の期間は一定時間毎に一定値ずつ減算する計
数手段を夫々設け、この計数手段の計数値が所定の上限
値以上ある期間は前記スイッチング素子を非導通状態に
切換える制御手段を設ける構成としたので、前記抵抗器
及びスイッチング素子が連続通電状態になることがなく
なって、これらの異常な温度上昇を抑制できると共に、
上記抵抗器及びスイッチング素子の温度上昇に対する許
容能力を最大限に発揮させることが可能になるという優
れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明の一実施例を示すもので、第
1図は全体の回路構成図、第2図は要部の回路構成図、
第3図は作用説明用のタイミングチャート、第4図は抵
抗器の温度上昇状態を示す曲線図である。また、第5図
は従来例を示す第1図相当図である。 図中、11は全波整流回路、12は三相交流電源、13
は開閉器、14A、14Bは直流母線、16はインバー
タ主回路、17はインバータ、18は三相誘導電動機、
19は回生電力吸収回路、20は抵抗器、21はトラン
ジスタ(スイッチング素子)、22は抵抗器電圧検出回
路(電圧検出手段)、28は電源電圧検出回路、34は
回生制動制御回路(制御手段)、35はAND回路、4
0は状態検出回路(計数手段)、42はアップダウンカ
ウンタ、46は破損検出回路、48はCR積分回路、4
9はスイッチング制御回路、50は電源制御回路を示す
。 同        第  子  丸   健第4図 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、電動機駆動用インバータの直流側電圧が基準値を越
    えたときに導通するように制御されるスイッチング素子
    及びこれの導通時の電力を消費する回生電力吸収用の抵
    抗器を備えた電動機の回生制動制御装置において、前記
    抵抗器の両端電圧を検出する電圧検出手段と、この電圧
    検出手段による検出電圧が設定電圧以上の期間は所定の
    初期値に対して一定時間毎に一定値ずつ加算すると共に
    その検出電圧が設定電圧未満の期間は一定時間毎に一定
    値ずつ減算する計数手段と、この計数手段の計数値が所
    定の上限値以上ある期間は前記スイッチング素子を非導
    通状態に切換える制御手段とを備えたことを特徴とする
    電動機の回生制動制御装置。 2、計数手段は、電圧検出手段による検出電圧が設定電
    圧以上の期間はアップカウント動作を行なうと共にその
    検出電圧が設定電圧未満の期間はダウンカウント動作を
    行なうアップダウンカウンタを含んで構成され、制御手
    段は、前記アップダウンカウンタの計数値が上限値に達
    したときにはそのアップダウンカウンタをダウンカウン
    ト動作状態に強制的に切換えるように構成されているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の電動機の
    回生制動制御装置。 3、制御手段は、計数手段の計数値が上限値に達した状
    態で電圧検出手段の検出電圧が設定電圧以上ある状態が
    所定時間以上継続されたときに、スイッチング素子が破
    損したことを示す破損信号を出力するように構成されて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の電
    動機の回生制動制御装置。
JP25457887A 1987-10-12 1987-10-12 電動機の回生制動制御装置 Pending JPH0199482A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0426386A (ja) * 1990-05-21 1992-01-29 Brother Ind Ltd ミシンモータの駆動装置
EP2672622A1 (de) * 2012-06-08 2013-12-11 OSMA-AUFZÜGE Albert Schenk GmbH & Co. KG Frequenzumrichter mit Bremswiderstand und Verfahren zur Funktionsüberwachung eines Bremswiderstandes in einem Frequenzumrichterbetrieb
JP2014204633A (ja) * 2013-04-09 2014-10-27 山洋電気株式会社 モータ制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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