JPH0516810Y2 - - Google Patents

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JPH0516810Y2
JPH0516810Y2 JP11042388U JP11042388U JPH0516810Y2 JP H0516810 Y2 JPH0516810 Y2 JP H0516810Y2 JP 11042388 U JP11042388 U JP 11042388U JP 11042388 U JP11042388 U JP 11042388U JP H0516810 Y2 JPH0516810 Y2 JP H0516810Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、電線の架設や交換および信号器の保
守管理および横断幕の架設等の高所作業を行なう
ための作業用車輌に設けられている移動可能な作
業台に、工具や電線等の落下物を防止するための
安全ネツトを設けるための保持具に関わり、更に
詳しくは上記作業台に上記安全ネツトを容易に着
脱できるようにした、高所作業用の作業台のため
の安全ネツト保持具に関わる。
[従来の技術] 周知の通り、電線の架設や交換、信号器の保守
管理、および横断幕の架設等のような高所作業を
する時、移動可能な作業台を有する作業用車輌が
多く用いられている。
上記作業用車輌は、ジブの端部に作業台を設け
て移動可能とし、上記高所作業の場に作業者を作
業台とともに移動させることにより、作業者のみ
では移動困難な状況において、高所作業を容易に
行なわせることができるようにするために用いら
れるものである。また、作業用車輌であるから機
動性が高く、往来の激しい道路の上方等での高所
作業も容易にできるように構成されている。
ここで、上記作業台に着目すると、この作業台
は上記高所作業の場合、例えば電柱の上部や信号
器の照明部等に作業者を乗せて移動するものであ
るので、狭い所等での作業を可能とするための移
動の自由度が必要とされ、しかも作業者の移動さ
せる際の安全性が必要とされる。
このため、従来の高所作業用の作業台は作業者
の落下を防止するための支持枠で囲まれて箱状に
構成されている。そして、その大きさは内部に作
業者を収容できる範囲で可及的に小型とされ、さ
らに他の部材に引つ掛らず作業者自身が当たつて
も危険を少なくするために凹凸を少なくしてお
り、角となる所も丸く形成されている。
したがつて、従来の高所作業用の作業台によれ
ば、小型であるので電柱の上部等の電線が入り組
んだ場所に作業者を乗せて移動させることも十分
可能であり、また電線等が引つ掛る恐れも少な
く、非常に安全に移動させることができる。
また、作業台が小形であるから、作業者が作業
する際には支持枠から身を乗り出して作業するこ
とが多く、このため支持枠の上縁を角が取られて
丸く、滑らかに形成されている。したがつて、作
業者が作業する際にも非常に高い安全性が実現さ
れていた。
[考案が解決しようとする課題] 従来の高所作業のための作業台は小型で凹凸が
少ないことにより、作業台の移動させるときの自
由度や安全性を高くすることができ、高所作業に
おける作業性を非常に高くすることができるよう
になつている。
一方、上記高所作業を行う場所は様々である。
例えば、人通りの多い歩道に設けられた電柱の上
部であつたり、交通の激しい交差点の上方であつ
たりする。
他方、上述のように高所作業の際、作業者は作
業台から身を乗り出して作業を行なう。したがつ
て、工具や電線の切れ端等を誤まつて落としてし
まうことがある。
このため、工具や電線の切れ端等の落下物が人
や車に当たり、重大な事故を引き起こす恐れがあ
り、危険なことである。
ところで、従来より建築物の工事においては、
落下物を防止するための安全ネツトが使用されて
おり、工事現場に面した道路等に工具やコンクリ
ートの小塊が落下するのを防止している。そこ
で、上記安全ネツトを張るようにして、作業者が
作業台から身を乗り出して作業をする時に、作業
空間の下方にることがよいと考えられる。
ところが、作業台自体に安全ネツトを設けるた
めには作業台全体を大きくしたり、突出した部分
を設けたりしなければならないので、作業台を移
動させるときの自由度や安全性を著しく損なうの
で好ましくない。
そこで、作業台の移動を終え、作業をする時だ
け、針金等を流用して作業台とその周りの手近の
所、例えば電柱等の間に上記安全ネツトを張るこ
ともあつた。しかし、上述したように作業台は凹
凸が少ないので、針金等を流用して安全ネツトを
取り付けたのでは十分な強度を得ることは困難で
あり、望ましいことではなかつた。
[目的] 本考案は上述の問題点にかんがみ、電線の架設
や交換、信号器の保守管理、および横断膜の架設
等のような高所作業を行なうための作業台に対し
て、工具等が地表に落下するのを防止するための
安全ネツトを容易に着脱させることができるよう
にすることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記課題を解決するために、次の技術
的手段を有する。すなわち、実施例に対応する添
付図面に使用した符号を用いて説明すると、電線
の架設や交換、信号器の保守管理および横断幕の
架設等の高所作業を行なう時に作業者を乗せて上
記高所作業の作業空間に移動させるため作業台に
取り付けて使用される安全ネツトを保持するため
の保持具において、 開口部が下方を向いたU字形状に形成されてい
て、上記作業台1に設けられている支持枠2の上
縁に上方から着脱自在に嵌合して上記作業台1に
取り付けるために用いられる取り付け部3と、 上記作業者が上記作業台1から身を乗り出して
高所作業を行う作業空間Pの下方に、上記安全ネ
ツト4を張つた状態に保持して上記落下物を受け
止めるようにする安全ネツト保持部5とを具備す
ることを特徴とする安全ネツト保持具である。
また、本考案の他の特徴とするところは、上記
安全ネツト保持部5は、上記取り付け部3に一体
的に固定されていて、上記固定位置が上記安全ネ
ツト4を上記作業空間Pの下方に張ることが可能
な位置となされている。
また、本考案のその他の特徴とするところは、
上記安全ネツト保持部5は、上記取り付け部3に
対し開閉可能に設けられ、しかも開いた時には上
記安全ネツト4を上記作業空間Pの下方に張るよ
う保持する位置となり、閉じた時には上記安全ネ
ツト4を上記支持枠2の外壁に沿うよう保持する
位置となり、更に上記安全ネツト保持部5を開い
た位置で固定可能とするためのストツパー手段
と、上記安全ネツト保持部5を閉じた位置で固定
可能とするためのロツク手段6とを有している。
[作用] 以上の構成により、作業者はまず、上記作業台
1に乗る。この時、本考案の高所作業用の作業の
ための安全ネツト保持具(以下安全ネツト保持具
8と記載する。)と、上記安全ネツト4を上記作
業台に乗せておく。次いで、上記作業者は上記高
所作業の作業空間Pまで、上記作業台1とともに
移動する。この時、上記作業台1の移動は自由に
かつ安全に行なわれる。次いで、上記作業台1の
移動を終えて上記作業者が上記作業空間Pで高所
作業をする時、作業者はまず作業台1に安全ネツ
ト保持具8を取り付ける。この時、取り付け部3
は、下方に開いた略U字形状であり、上記支持枠
2の上縁に上方から嵌合して着脱自在であるの
で、安全ネツト保持具8の作業台1への取り付け
は容易である。次いで、上記安全ネツト保持具8
の安全ネツト保持部5に安全ネツト4を保持させ
る。この時、安全ネツト保持部5により、安全ネ
ツト4は作業空間Pの下方に落下物を受け止める
よう張つた状態で保持される。次いで、作業者は
高所作業をする。この時、作業者が作業空間Pに
おいて工具や電線等を誤まつて落としてしまつて
も、上記作業空間Pの下方に張られている安全ネ
ツト4がこれを受け止めるので、工具や電線等が
地表に落下するのが防止される。次いで、高所作
業を終え、作業台1を移動させる時は、安全ネツ
ト4と安全ネツト保持部5とを作業台1の支持枠
2から取り外し、作業台1の内部へ収納する。し
たがつて、作業台1の移動を自由にかつ安全に行
なうことができる。
[実施例] 次に、添付図面に従つて本考案の一実施例を詳
述する。
この実施例は、電柱の上部で電線の架設の作業
をする際に使用される作業用車輌の作業台1に、
工具や電線等の落下物を防止するための安全ネツ
ト4を設けた例を示している。
図1に示したように、作業台1は作業者の落下
を防止するための支持枠2を有する箱形状に形成
されていて、作業用車輌のジブの先端に設けられ
て作業用車輌に対し移動可能とされている。なお
作業用車輌およびそのジブは、従来より一般に使
用されているものである。
作業台1は箱形状の内部に作業者を収容し、し
かも可及的に小型で凹凸が少なくなるよう形成さ
れている。更に、支持枠2の上縁は作業者が高所
作業を行う際に身を乗り出した時、作業者の身体
が当たつても危険が少なくなるよう角部分が丸く
形成されている。なお、安全ネツト4は、その網
目の大きさが工具や電線を受けることができる程
度に形成されている。
さて、添付図面第1図から第5図に示した第1
実施例は、作業台1に安全ネツト4を設けるため
のものである。本実施例の安全ネツト保持具8
は、全体が略L字形状に形成されていて、その縦
に伸びる部分の上部は取り付け部3となり、横に
伸びる部分は安全ネツト保持部5となつている。
そして、上記L字形状の折れ曲つた部分の外側に
は補強板9が設けられ、更に安全ネツト保持部5
の下面には後述する留め具10を受けるための留
め具受け11が設けられている。
取り付け部3は、弾力のある樹脂の細長い板状
体を略U字形状に形成して構成されている。ま
た、作業台1の支持枠2上縁に上方から嵌合でき
るよう形成されていて、その一端は下方の安全ネ
ツト保持部5まで伸び、他端はU字形状の内側に
若干傾斜するよう形成されている。
そして、上記安全ネツト保持部5は取り付け部
3と同様な板状体であり、その一端は取り付け部
3の下方に伸びる部分の下端に固定され、他端は
作業者が電線の架設の作業をする時の作業空間P
の下方に伸びている。
上記安全ネツト保持部5は、取り付け部3の下
方に伸びる部分に対して、直角よりも若干小さく
なるような角度で傾斜させている。
また、補強板9は略L字形状に形成され、その
略L字形状の内側の角度は取り付け部3と安全ネ
ツト保持部5とにより形成される直角より若干小
さな角度に形成されている。この内側の面で取り
付け部3と安全ネツト保持部5の交わる部分の外
側面に形成され、取り付け部3への安全ネツト保
持部5の固定を補強している。
一方、留め具受け11は安全ネツト保持部5の
下面に固定され、安全ネツト4に取り付けられた
留め具10と対になり、留め具10を挿入し、そ
の弾発性を利用して着脱自在に留めるようにして
いる。この留め具受け11および留め具10に関
しては、鉤状の留め具やスナツプ、マジツクフア
スナー等種々のものが利用できる。
本実施例の安全ネツト保持具により保持される
安全ネツト4は、作業空間Pの下方で落下物を受
けることができる程度の大きさの方形に形成され
ていて、その一部は袋状と形成されている。そし
て、安全ネツト保持部5を差し込んで保持され、
しかも安全ネツト保持部5に保持された状態で留
め具受け11に対応する位置に、留め具10が取
り付けられているものが使用される。
以上の構成により、電線の架設に際し、作業台
1に安全ネツト4を設ける時は次のようにして行
なわれる。
まず、作業者は2つの安全ネツト保持具8と、
安全ネツト4を持つて作業台1に乗る。次いで、
作業者は作業台1とともに電線の架設をする電柱
の上部まで移動する。この時、安全ネツト保持具
8および安全ネツト4は、まだ作業台1に取り付
けられてはいない。したがつて、作業台1は小型
で凹凸が少ないことによる移動の自由度と安全性
を確保したままである。このため、作業台1は、
電柱上部の電線が入り組んだ狭い場所へ移動する
際も可及的に自由に、かつ安全に移動することが
できる。
次いで、作業台1が電柱の上部への移動が終了
し、電線の架設を行なう時は次のようにする。す
なわち、まず始めに作業台1の支持枠2の上縁に
2つ安全ネツト保持具8を取り付ける。この時、
安全ネツト保持具8の取り付け部3は下方に開い
た略U字形状に形成されているので、支持枠2の
上縁に上方から嵌合でき、取り付け部3の支持枠
2への取り付けが容易にできる。
次いで、安全ネツト保持部5に安全ネツト4を
保持させる。この時、安全ネツト保持部5の先端
部を安全ネツト4に形成されている袋状となつた
部分に差し込む。そして、留め具受け11に留め
具10を挿入して留めれば、安全ネツト保持部5
に安全ネツト4を保持させることがきる。なお、
支持枠2に取り付け部3を取り付ける前に、安全
ネツト保持部3に安全ネツト4を予め保持させて
おき、しかる後、安全ネツト保持具8を安全ネツ
ト4とともに、支持枠2へ取り付けることもでき
る。
なお、上記支持枠2に取り付ける2つの安全ネ
ツト保持具8の間隔は、安全ネツト4の大きさに
よつて適宜に定めればよい。以上のようにして作
業台1に上記安全ネツト保持具8により取り付け
た状態で安全ネツト4を上記電線の架設の作業空
間Pの下方に張ることができる。作業者は電線の
架設作業を行なうときに、支持枠2から作業空間
Pへ身を乗り出して作業を行うことが多いが、こ
の時に工具や電線の切れ端等を誤まつて落として
しまつても、作業空間Pの下方に安全ネツト4が
設けられているので、工具や電線の切れ端等の落
下物を確実に受け止めることがきでき、これらが
地表に落下する不都合を防止できる。
電線の架設作業を終えて作業台1を移動させる
時は、留め具10を留め具受け11から抜き、安
全ネツト4を安全ネツト保持部5から取り外す。
そして、上記安全ネツト保持具8を上記支持枠2
から取り外す。この時、安全ネツト保持具8の取
り付け部3を、支持枠2の上方へ持ち上げるよう
にするだけで簡単に取り外すことができることは
言うまでもない。なお、上記安全ネツト保持具8
に安全ネツト4を保持させたまま、安全ネツト保
持具8を支持枠2から取りはずし、しかる後安全
ネツト保持具8から安全ネツト4を取り外すこと
もできる。このようにして、安全ネツト4と安全
ネツト保持具8とを作業台1の支持枠2から取り
外し、作業台1の内部へ収納する。
次いで、作業台1を移動させる。この移動の際
も、作業台1から安全ネツト4と安全ネツト保持
具8とを取り外しているので、移動の自由度と安
全性とを良好に確保できる。
なお、上記取り付け部3は弾力のある樹脂で形
成されているので、電線の架設の作業の際に風等
により作業台1が不測に動き、安全ネツト保持部
5が電柱に当たる等した場合もその衝撃が作業台
1に直接伝わることを防ぐことができ、作業台1
内の作業者の安全をより保つことができる。
また、上記安全ネツト保持部5が上記取り付け
部3の下方に伸びた部材に対して直角より若干小
さな角度で傾斜しているので、その先端で上記安
全ネツト4を持ち上げるように保持でき、上記安
全ネツト4が自重により少々たわんでも上記落下
物を受け止めることができる。
ここで、上記第1実施例では2つの安全ネツト
保持具8の間に安全ネツト4を保持している。な
お、安全ネツト保持部5と直交する横方向に横棒
を設け、この横棒により安全ネツト4を保持させ
ることもできる。
次に、添付図面第6図に本考案の第2実施例を
示す。この第2実施例においては上述した第1実
施例との差異のみを述べる。以下第3実施例も同
様とする。
この第2実施例では取り付け部3の上部と下部
のほぼ中央の、安全ネツト4を保持する側面に、
安全ネツト保持部5の下面に設けられた留め具受
け11と同様な形式の取り付け部用留め具受け1
3を有する。そして、この第2実施例では安全ネ
ツト4は、安全ネツト保持具8に保持された状態
で支持枠2の外壁に沿つて上方に取り付け部用留
め具受け13の高さまで伸びる大きさに形成され
ている。
更に、取り付け部用留め具受け13と対応する
位置に取り付け部用留め具受け13と対となる取
り付け部用留め具12が取り付けられているもの
が使用される。なお、取り付け部用留め具12お
よび取り付け部用留め具受け13に関しても上述
した鉤状の留め具やスナツプ、マジツクフアスナ
ー等種々のものが利用できる。
したがつて、この第2実施例によれば、安全ネ
ツト4は作業空間Pの下方の位置から支持枠2の
外壁に沿う位置までより広い範囲で工具や電線等
の落下物を受け止めることができる。
次に、添付図面第7図に本考案の第3実施例を
示す。
この第3実施例では取り付け部3に対し安全ネ
ツト保持部5は蝶番14により開閉可能に取り付
けられている。そして、取り付け部3に対して開
いた時には安全ネツト4を作業空間Pの下方に張
る位置となり、閉じた時には取り付け部3に沿う
位置となるよう開閉する。更に取り付け部3には
安全ネツト保持部5を閉じた位置で固定するため
のロツク手段6が設けられている。その上、補強
板9は取り付け部3と安全ネツト保持部5との間
の位置で2分割されて取り付け部3に対する安全
ネツト保持部5の開閉を可能とする。
また、これと同時に、安全ネツト保持部5を開
いた時に、2分割されて対向する面が合わせられ
ることで、安全ネツト保持部5の位置を固定する
ためのストツパー手段の機能を持つている。
したがつて、この第3実施例によると、安全ネ
ツト保持部5に安全ネツト4を保持したまま安全
ネツト保持部5を閉じることにより、安全ネツト
4は支持枠2の外壁に沿う位置で保持される。し
たがつて、作業台1の移動の際、安全ネツト保持
具8および安全ネツト4を作業台1に取り付け、
安全ネツト4を支持枠2に沿う位置で保持せしめ
た状態では支持枠2から突出する部分が少ないの
で、その状態で作業台1を移動せしめた時も作業
台1の移動の自由度と安全性を大きく損なうこと
がない。
また、電線の架設の作業をするために安全ネツ
ト4を設ける時も、安全ネツト保持具8および安
全ネツト4を支持枠2に予め取り付けておくこと
ができ、安全ネツト保持部5を取り付け部3に対
し開くだけで安全ネツト4を作業空間Pの下方の
位置とさせることができる。
更に、安全ネツト保持部5を閉じた状態では安
全ネツト保持具8全体を小型にすることができる
のでなお好ましい。
なお、上述した第1実施例、第2実施例および
第3実施例で使用される安全ネツト4は、作業空
間Pの下方の地表に対してほぼ平行に、平面的に
張られるものとした。しかし、本考案で使用され
るべき安全ネツトはこの例に限らず、第8図に示
した袋状のもの等を使用することもできる。
更に、第9図に示したように、3つの安全ネツ
ト4と、6つの安全ネツト保持具8とにより、作
業台1の三方に安全ネツト4を設け、さらに三方
の安全ネツト4の間の位置に略三角形の安全ネツ
ト15を設けることにより、より広い作業空間P
に対し、本考案の安全ネツト保持具を実施するこ
ともできる。この場合に使用される略三角形の安
全ネツト15を安全ネツト4の間の位置に設ける
ために、この例では略三角形の安全ネツト15の
2片に鉤状のフツク16を取り付け、フツク16
を安全ネツト4の網目に掛けることにより、略三
角形の安全ネツト15を安全ネツト4の間の位置
に設けている。なお、安全ネツト4を作業台1の
二方に設けた時も略三角形の安全ネツト15が使
用できることは言うまでもない。
なお、第6図に示したように、作業者の頭上
に、雨除け等のためのシート17を支柱18によ
つて支持し、着脱自在な簡易屋根としてもよい。
[考案の効果] 以上詳述した通り本考案によると、次の効果が
ある。
請求項第1項の考案によれば、電線の架設や交
換、信号器の保守管理および横断膜の架設等の高
所作業を行なう際に、作業用車輌に設けられてい
る移動可能な作業台を用いて高所作業を行なうに
あたり、従来の作業台に何の変更も加えずに安全
ネツトを容易に取り付けることができる。これに
より、小型で凹凸が少ないことによる移動の自由
度と安全性を確保しつつ、作業者の作業空間の下
方に安全ネツトを張るよう保持させることがで
き、高所作業における安全性を確保できる。
また、第2項の考案によると、取り付け部に対
し安全ネツト保持部が常に固定されているので、
大きな強度が得られるようにすることができ、安
全性を更に大きくすることができる。
更に、第3項の考案によると、取り付け部に対
して安全ネツト保持部が開閉可能に設けられてい
るので、高所作業を行なう時には安全ネツト保持
部を開いて安全ネツトを作業空間の下方に展開す
ることが容易であり、また、作業台を移動させる
時には安全ネツト保持部を閉じて安全ネツトを作
業台の支持枠の外壁に沿うよう保持させることに
より作業台から突出する部分を可及的に少なくで
き、作業台の移動の自由度と安全性を大きく損な
うことなしに移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図は本考案の安全ネツト保持具
の第1実施例を示し、第1図は側面図、第2図は
要部を拡大した側面図、第3図は正面図、第4図
は底面図、第5図は作業台に取り付けた状態を示
す斜視図、第6図は本考案の第2実施例を作業台
に取り付け、そして簡易屋根を取り付けた状態を
示す斜視図、第7図は本考案の第3実施例を示す
側面図、第8図は袋状の安全ネツトを使用した状
態を示す側面図、第9図は作業台1の三方に安全
ネツトを設けた状態を示す平面図、 1……作業台、2……支持枠、3……取り付け
部、4……安全ネツト、5……安全ネツト保持
部、6……ロツク手段、8……安全ネツト保持
具、9……補強板、10……留め具、11……留
め具受け、12……取り付け部用留め具、13…
…取り付け部用留め具受け、14……蝶番、15
……略三角形の安全ネツト、16……フツク、1
7……シート、18……支柱、P……作業空間の
位置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 電線の架設や交換、信号器の保守管理および
    横断幕の架設等の高所作業を行なう時に作業者
    を乗せて上記高所作業の作業空間に移動させる
    ため作業台に取り付けて使用される安全ネツト
    を保持するための保持具において、 開口部が下方を向いたU字形状に形成されて
    いて、上記作業台1に設けられている支持枠2
    の上縁に上方から着脱自在に嵌合して上記作業
    台1に取り付けるために用いられる取り付け部
    3と、 上記作業者が上記作業台1から身を乗り出し
    て高所作業を行う作業空間Pの下方に、上記安
    全ネツト4を張つた状態に保持して上記落下物
    を受け止めるようにする安全ネツト保持部5と
    を具備することを特徴とする安全ネツト保持
    具。 (2) 上記安全ネツト保持部5は、上記取り付け部
    3に一体的に固定されていて、上記固定位置が
    上記安全ネツト4を上記作業空間Pの下方に張
    ることが可能な位置となされていることを特徴
    とする請求項1記載の高所作業用の作業台のた
    めの安全ネツト保持具。 (3) 上記安全ネツト保持部5は、上記取り付け部
    3に対し開閉可能に設けられ、しかも開いた時
    には上記安全ネツト4を上記作業空間Pの下方
    に張るよう保持する位置となり、閉じた時には
    上記安全ネツト4を上記支持枠2の外壁に沿う
    よう保持する位置となり、更に上記安全ネツト
    保持部5を開いた位置で固定可能とするための
    ストツパー手段と、上記安全ネツト保持部5を
    閉じた位置で固定可能とするためのロツク手段
    6とを有することを特徴とする請求項第1項記
    載の高所作業用の作業台のための安全ネツト保
    持具。
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