JP3078361U - 速度標識の目隠し装置 - Google Patents

速度標識の目隠し装置

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JP3078361U
JP3078361U JP2000008866U JP2000008866U JP3078361U JP 3078361 U JP3078361 U JP 3078361U JP 2000008866 U JP2000008866 U JP 2000008866U JP 2000008866 U JP2000008866 U JP 2000008866U JP 3078361 U JP3078361 U JP 3078361U
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敏男 徳重
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ケイケイエム株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】脚立を必要とせず単独の作業者で簡単かつ安全
に表示板の目隠しを行うことができる速度標識の目隠し
装置を提供する。 【解決手段】上フレーム2は下フレーム3に対しスライ
ド自在に嵌合する。上フレーム2は下フレーム3に対し
て下端方向にバネ付勢し、上フレーム2には、速度標識
表示面7の前面を覆う円形の目隠し板6を固定する。こ
の上フレーム2の上部には上側水平バー8を固定し、水
平バー8には、速度標識表示面7の上縁に係止される上
側フック9を設ける。また、下フレーム3には下側水平
バー10を固定し、水平バー10には、速度標識表示面
7の下縁に係止される下側フック11を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、降雨時などにおける高速道路等の速度規制の際に、速度標識の表示 板を目隠しするために使用される速度標識の目隠し装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、通行車両の制限速度を表示するために車道の側方に速度標識が立設され る。この速度標識は図6に示すように、支柱13の頂部(高さ約2.4m以上) に速度表示板7が取り付けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、降雨や台風などの気象条件及び交通状況等により、速度標識による 速度規制を一時的に変更又は中止することがある。速度表示を中止する場合は、 表示板に目隠し袋を被せて、表示面を隠す方法がとられていた。
【0004】 しかしながら、この方法は、表示板に目隠し袋を被せる際に脚立が必要であっ た。そして、速度標識の設置場所によっては、地盤が悪く脚立の支持状態が不安 定になることがある。そこで、安全性を確保するために脚立を保持する補助者が 必要になり、単独の作業者で速度標識表示板の目隠し作業を行うことは困難であ った。 本考案は、上記課題に鑑みてなされたもので、その目的は、脚立がなくても表 示板の目隠し作業を、単独の作業者で簡単かつ安全に行うことができる速度標識 表示面の目隠し装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このため本考案は、速度標識の表示板を覆う目隠し板が取り付けられた上フレ ームに、下フレームをスライド自在に連結すると共に、該下フレームを上フレー ム側に付勢し、前記上フレーム、下フレームに、それぞれ前記表示板の上縁部、 下縁部に係止される上側係止部材、下側係止部材を設けたことを特徴とする。
【0006】 本考案は、速度標識表示面を目隠し板で覆って隠すようにしたもので、目隠し 板は上フレームに固定する。目隠し板の径寸法は、速度標識表示面に目隠し板を 重ねたとき、速度標識表示面の外縁を除く中央表示部分を覆うことができる大き さであれば良く、目隠し板の素材としては、設置場所に応じて合成樹脂、金属、 木板、ゴム等を用いることができる。
【0007】 上フレームは下フレームに対してスライド自在に連結され、かつ上フレームは 下フレームに対して下フレームの下端方向、すなわち、両フレームが互いに接近 する方向にバネで付勢する。つまり、上フレームと下フレームは互いに伸縮自在 とするが、両フレームが短縮する方向に常に弾発付勢する。そして、上フレーム 、下フレムにはそれぞれ上側係止部材、下側係止部材を設け、上側係止部材、下 側係止部材は表示板の上縁部、下縁部に脱着自在に係止できるようにする。
【0008】 上記構成の目隠し装置を用いれば、速度標識表示面が高所にある場合でも、脚 立を必要とせず、表示面の目隠し作業を単独の作業者で簡単に行うことができる 。すなわち、作業者は、先ず、下フレームを持ち上げて、標識表示面の上縁部に 上フレームの係止部材を引っ掛け、次いで、下フレームを上フレームに対して一 旦引下げた後、下フレームの係止部材を速度標識表示面の下縁部下側に位置決め する。位置決め後、下フレームを速度標識表示面側に押しながら持ち上げ、速度 標識表示面の下縁部に下フレームの係止部材を引っ掛けて固定する。
【0009】 これにより、速度標識表示面に目隠し板が重なった状態で固定され、該表示面 の記載文字やマークは目隠し板に隠れる。この後、作業者が下フレームから手を 離しても、下フレームが上フレーム側にバネ付勢されているため、上下の係止部 材に働くバネ力によって確実に挟持固定される。尚、目隠し板を取り外すには上 記と逆の操作手順で簡単に取り外すことができる。
【0010】
【考案の実施の形態】
次に、本考案の実施の形態を図面に示す実施例に基づいて説明する。 図1は本考案に係る目隠し装置の斜視図、図2は上フレームと下フレームの連 結部分を示す要部正面図、図3は目隠し装置の正面図、図4は速度標識への目隠 し装置の取付け途中の状態を示す斜視図、図5は速度標識に目隠し装置を取付け 終った状態を示す斜視図、図6は速度標識に目隠し装置を取付けた状態を示す全 体正面図である。
【0011】
【実施例】
図1乃至図3に示すように、目隠し装置のフレーム本体1は、スライド部材で ある上フレーム2と、そのガイド部材となる中空筒体の下フレーム3とからなっ ている。上フレーム2は下フレーム3に対し、その長手方向(上下方向)にスラ イド自在に嵌合されている。下フレーム3の下部には引張りバネ4の下端が固定 され、引張りバネ4の上端側は針金5を介して、上フレーム2の上端部に止めら れている。したがって、上フレーム2は引張りバネ4により下フレーム3に対し て、下フレーム3に接近する方向、つまりフレーム本体1の全長が短縮する方向 に常に弾発付勢されている。尚、両フレーム2、3の間にはストッパー(図示せ ず)が設けられ、上フレーム2のスライド可能な範囲は、ストッパーにより所定 の領域(例えば1.5〜1.7m)に規制される。
【0012】 上フレーム2には、一対の取付プレート12を介して円形の目隠し板6が固定 されている。目隠し板6は、速度標識の表示板(表示面)7の前面を覆うもので ある。上フレーム2における目隠し板6の上側には、上側水平バー8が固定され 、上側水平バー8の左右端部の背面には、速度標識表示面7の上縁部に係止され るL形の一対の上側フック(係止部材)9が設けられている。
【0013】 10は、下フレーム3の上端部に固定された下側水平バーで、下側水平バー1 0の左右端部の背面には、速度標識表示板7の下縁部に係止される一対のフック (係止部材)11が設けられている。尚、下フレーム3の下端にグリップを設け て使用時に握持し易いように構成してもよい。
【0014】 次に、本実施例の使用方法について説明する。 この目隠し装置を用いて、速度標識表示面7の目隠しを行うには、先ず作業者 は下フレーム3の下部を持って速度標識表示面7の前方に立つ。次いで、フレー ム本体1全体を持ち上げて、図4に示すように、上側水平バー8のフック9を速 度標識表示面7の上縁部に引っ掛けて固定する。次いで、フック9を速度標識表 示面7に引っ掛けたままの状態で、バネ4の付勢力に抗して下フレーム3を下側 に一旦引き下げ、上フレーム2と下フレーム3との間隔を、速度標識表示面7の 上下寸法よりも若干大きく拡げる。
【0015】 次いで、下側水平バー10のフック11を速度標識表示面7の下縁部に引っ掛 けて固定する。これにより、目隠し板6が速度標識表示面7の中心と一致して固 定され、速度標識表示面7は、図5及び図6に示すように、前方に重合した目隠 し板6によって目隠しされる。この場合、目隠し板6を固定した状態では、下フ レーム3が上フレーム2側にバネ付勢されているので、速度標識表示面7は、上 下両側のフック9、11により強固に挟持装着される。このため、例えば目隠し 板6の背面に強風が吹き付けても目隠し板6が速度標識表示面7から容易に外れ ることがない。
【0016】 すなわち、速度標識表示面7に目隠し装置を取り付ける場合は、取付けの際に 下フレーム3を任意な高さ位置まで引き下げることで、上フレーム2と下フレー ム3の間の間隔を自由に調整できる。したがって、速度標識表示面7の大きさが 異なっても、上下両側のフック9、11の上下間隔を自動調整して容易に対応す ることができる。
【0017】 次に、目隠し装置を速度標識表示面7から取り外すには、作業者は下フレーム 3を持ったまま引き下げて手前に移動させることで、速度標識表示面7の下縁部 に係止していた下側フック11を外す。下側フック11を外したら下フレーム3 を持ち上げて、フレーム本体1全体を上方に移動させることで、速度標識表示面 7の上縁部に係止していた上側フック9を外す。
【0018】 尚、本考案は上記実施例に限定されない。例えば、上側係止部材は目隠し板の 背面又は上縁に設けることも可能である。また、上フレームと下フレームの間に はスライド停止ボタンを付設し、上フレームのスライド動作を任意の位置で固定 するように構成しても良い。
【0019】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、目隠し板を取り付けた上フレームと下フレーム をスライド自在に連結し、両フレームに表示板の上下両縁部に係止される一対の 係止部材を設けたので、脚立を必要とせず単独の作業者で、速度標識表示板の目 隠し作業を安全かつ簡単に行なうことができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る目隠し装置の斜視図である。
【図2】上フレームと下フレームの連結部分を示す要部
正面図である。
【図3】目隠し装置の正面図である。
【図4】速度標識への目隠し装置の取付け途中の状態を
示す斜視図である。
【図5】速度標識に目隠し装置を取付け終った状態を示
す斜視図である。
【図6】速度標識に目隠し装置を取付けた状態を示す全
体正面図である。
【符号の説明】
1 フレーム本体 2 上フレーム 3 下フレーム 4 引張りバネ 5 針金 6 目隠し板 7 速度標識表示面(表示板) 8 上側水平バー 9 上側フック(係止部材) 10 下側水平バー 11 下側フック(係止部材) 12 取付プレート 13 速度標識の支柱

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 速度標識の表示板を被覆する目隠し板が
    取り付けられた上フレームに、下フレームをスライド自
    在に連結すると共に、該下フレームを上フレーム側に付
    勢し、前記上フレーム、下フレームに、それぞれ前記表
    示板の上縁部、下縁部に係止される上側係止部材、下側
    係止部材を設けたことを特徴とする速度標識の目隠し装
    置。
JP2000008866U 2000-12-15 2000-12-15 速度標識の目隠し装置 Expired - Fee Related JP3078361U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014145220A (ja) * 2013-01-30 2014-08-14 Nexco-Maintenance Tohoku Co Ltd 道路標識目隠し具

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