JP2764710B2 - 高所作業車用の落下物捕捉装置 - Google Patents

高所作業車用の落下物捕捉装置

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JP2764710B2 JP15176396A JP15176396A JP2764710B2 JP 2764710 B2 JP2764710 B2 JP 2764710B2 JP 15176396 A JP15176396 A JP 15176396A JP 15176396 A JP15176396 A JP 15176396A JP 2764710 B2 JP2764710 B2 JP 2764710B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高所作業車用の落下
物捕捉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電気工事や通信線工事などに使われる高
所作業車では、そのバケツトの周辺に必要な部品や工具
などの機材収容袋を吊り下げているが、これらが作業者
の不注意やブームの反動により落下して、人身事故など
を招来するおそれがあるため、従来から各種の安全策が
提案されている。
【0003】この点、実開平7−6398号が折りたた
み式である意味から、本発明に最も近似する公知技術と
考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公知考
案の構成ではネツト支持体(4)がレール(1)上を自
由に滑動するようになっているため、そのバケツト(1
0)のコーナー部に位置するネツト支持棒(3)の隣り
合う先端同志を、バケツト(10)のブーム取付面側に
横架する連結ロープ(8)により引き締めて、ネツト
(5)を必らずやバケツト(10)における合計3面の
包囲状態に張り掛け展開しなければ、上記ネツト支持体
(4)が工事中の不慮に滑動して、そのネツト(5)の
収縮してしまうおそれがあり、落下物の捕捉洩れを生ず
る原因となる。
【0005】又、上記連結ロープ(8)が不可欠である
点で、バケツト(10)の隣り合う合計2面に取付け使
用することは不可能であり、そのため残る1面を機材収
容袋を揚げ降ろしする便利なスペースとして、開放状態
に確保することもできない。
【0006】その場合、上記連結ロープ(8)が伸縮す
る材料から成るとすれば、上記ネツト支持体(4)をネ
ツト(5)の展開使用状態として、安定・確固に位置決
め拘束することができず、他方伸縮しない材料から成る
とすれば、その長さ次第では上記ネツト支持棒(3)を
起立姿勢の折りたたみ状態から、伏倒する展開状態へ変
換操作することが困難となり、その機構の設計上制約を
受けるのである。
【0007】更に、上記ネツト支持体(4)を支持する
レール(1)としては、剛性な金属板材を採用する必要
があり、その上下レール(1)の連結材(11)にはナ
ツトが溶接されているほか、押圧部材(12)もそのナ
ツトに螺合締結される金属ボルトから成るため、電気絶
縁性を発揮せず、高圧電線工事などの感電事故を惹起す
る危険性があるほか、いたづらに重量化する不利もあ
る。
【0008】しかも、上下レール(1)はほぼコ字型を
なす合計4本として、その向かい合う中央部での突き合
わせ状態に接続一体化されているため、バケツト(1
0)のサイズが変われば、その上下レール(1)も変え
なければならず、互換性に劣る。そのレール(1)の上
下一対やこれに係合するローラー部(21)、壁面ロー
ラー(22)などの必要部品点数も多く、未だ量産効果
と取付作業性にも改良の余地がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
の改良を企図しており、そのための構成上平面から見て
ほぼ四角形なバケツトの背面を、伸縮ブームの先端部に
装備させた高所作業車において、そのバケツトの正面と
左右両側面に対応位置する2個一対づつの電気絶縁性垂
直パイプホルダーが通し込まれたラツシングベルトを、
上記バケツトの正面と左右両側面へ包囲状態に捲き付け
固定することにより、その各垂直パイプホルダーをバケ
ツトへ定着一体化する一方、
【0010】一対の垂直パイプと、その両垂直パイプの
中途高さ位置を連結する水平パイプと、同じく両垂直パ
イプの下端部へ起伏自在に枢着されて、その下端部から
垂直パイプと交叉する先上がりの傾斜設置状態に張り出
す一対の傾斜パイプと、その両傾斜パイプの張り出し先
端部と上記垂直パイプ又は水平パイプとを連繋する一対
の操作ロープとから成る電気絶縁性ネツト支持フレーム
の少なくとも2組を用意して、
【0011】その一方のネツト支持フレームにおける各
垂直パイプの上端部を、上記バケツトの正面へ上方から
着脱自在に吊り掛け固定すると共に、同じく各垂直パイ
プの下端部をその正面に対応位置する上記垂直パイプホ
ルダーへ、上方から抜き差し自在に差し込み固定し、
【0012】他方のネツト支持フレームにおける各垂直
パイプの上端部を、上記バケツトの左右両側面又は片側
面へ上方から着脱自在に吊り掛け固定すると共に、同じ
く各垂直パイプの下端部をその左右両側面又は片側面に
対応位置する上記垂直パイプホルダーへ、上方から抜き
差し自在に差し込み固定して、
【0013】上記ネツト支持フレームの一方と他方とが
隣り合う相互間と、各ネツト支持フレームの枠内に合成
繊維から成る落下物捕捉用ネツトを張り掛けると共に、
上記操作ロープをバケツト上から引張ることにより、各
ネツト支持フレームの傾斜パイプを垂直パイプと重合す
る起立状態に折りたためるように定めたことを特徴とす
るものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基いて本発明の具体
的構成を詳述すると、図1は電気工事や通信線工事など
に使用中の高所作業車(V)を示しており、その伸縮ブ
ーム(10)の先端部に装備されたバケツト(11)内
へ、作業者の1人が立ち乗って、必要な工事を行なうこ
とになる。
【0015】上記バケツト(11)は公知品として、繊
維強化プラスチツク(FRP)から平面視のほぼ四角形
をなし、その開口上縁部には補強フランジ(12)が連
続的に張り出し屈曲されていると共に、その背面(11
b)において伸縮ブーム(10)の先端部へ、旋回作動
自在に枢着されている通例である。
【0016】本発明の落下物捕捉装置は各種サイズのバ
ケツト(11)へ汎用的に後付け使用可能なものとし
て、その構成部品の悉く電気絶縁材料から作成されてお
り、しかも不使用時にはバケツト(11)へ取付けた状
態のままで、小型扁平に折りたたみ操作したり、その取
付位置を変更したり、更にはバケツト(11)から容易
に取りはずし保管したりすることもできるようになって
いる。
【0017】即ち、本発明に係る落下物捕捉装置の取付
状態とその構成部品の詳細を示した図2〜16におい
て、(13)はバケツト(11)の正面(11a)と左
右両側面(11c)(11d)を包囲する緊張状態に捲
き付けられた電気絶縁性ラツシングベルト(ラチエツト
機構付き布製平ベルト)であり、その切り離し両端部の
折り曲げ係止リング(14)へ、図5、6のように各々
直交する如く差し込まれたベルト固定プレート(15)
が、上記バケツト(11)に付属する上下一対づつの既
設ボルト(16)を活用して、そのバケツト(11)の
左右両側面(11c)(11d)における背面(11
b)側への接近した下部位置へ、水平状態に取付け固定
されている。
【0018】(17)は各ベルト固定プレート(15)
に開口分布された上下一対のボルト受け入れ用調整長
孔、(18)は上記バケツト(11)の正面(11a)
と左右両側面(11c)(11d)に対応位置する2個
一対づつとして、ラツシングベルト(13)の固定に先
立ち通し込まれたABS樹脂製の垂直パイプホルダーで
あり、その各個のフラツトな裏面に貼り付けられた両面
接着テープ(19)を、バケツト(11)の正面(11
a)と左右両側面(11c)(11d)へ仮り止めする
ことによって、上記2個一対づつの相互間隔(W1)
(W2 )を一定に位置決め確保した後、上記ラツシング
ベルト(13)が図外のラチエツトハンドル操作によ
り、バケツト(11)への捲き付け固定状態に緊張され
ることとなる。
【0019】上記バケツト(11)に穿孔などの特別な
加工を施すことなく、本発明の落下物捕捉装置を簡便に
取付けることができるようになっているわけであり、電
気絶縁性の確保にも役立つ。尚、上記垂直パイプホルダ
ー(18)の2個一対づつは、バケツト(11)のコー
ナー部へ接近した位置に固定することが好ましい。
【0020】(20)は各垂直パイプホルダー(18)
に貫通形成された水平なベルト受け入れスリツト、(2
1)は同じく上向きに開口形成された角型の凹溝であ
り、ここには後述する垂直パイプの下端部が、上方から
抜き差し自在に差込み固定されている。(22)はその
凹溝(21)の溝底面に開口する小さな排水ドレーンで
ある。
【0021】(F)は軽量性と強度並びに電気絶縁性に
富むネツト支持フレームの総称であって、一対のグラス
フアイバー(GFRP)製垂直パイプ(23)と、その
両垂直パイプ(23)の中途高さ位置を連結するグラス
フアイバー製水平パイプ(24)と、同じく両垂直パイ
プ(23)の下端部へ起伏的な回動自在に枢着されて、
その下端部から垂直パイプ(23)と交叉する先上がり
の傾斜設置状態に張り出す一対のグラスフアイバー製傾
斜パイプ(25)と、その両傾斜パイプ(25)の張り
出し先端部と上記水平パイプ(24)又は垂直パイプ
(23)とを連繋する一対のポリエステルなどの合成繊
維製操作ロープ(26)とから成り、その少なくとも2
組存在する。
【0022】各垂直パイプ(23)の下端部には、上記
垂直パイプホルダー(18)の角型凹溝(21)と嵌合
するABS樹脂製の連結ベース(27)が付属状態に差
し込み一体化されている一方、各垂直パイプ(23)の
上端部には水平な接合フランジ(28)を備えたほぼT
字型のABS樹脂製トツプカバー(29)が、被着状態
に嵌め付け一体化されている。又、各垂直パイプ(2
3)の中途高さ位置にはやはりABS樹脂製の水平パイ
プ受け止め用ストツパーリング(30)が、嵌め付け固
定されてもいる。
【0023】又、上記水平パイプ(24)はバケツト
(11)の正面(11a)に位置決め固定された両垂直
パイプホルダー(18)の相互間隔(W1)と、同じく
左右両側面(11c)(11d)に位置決め固定された
両垂直パイプホルダー(18)の相互間隔(W2)とに
ほぼ対応して、その長さ寸法(L1)(L2)の相違す
る2種が作成準備されている。但し、平面視の方形なバ
ケツト(11)に適用する場合には、その水平パイプ
(24)の長さとしても同じ1種を作成用意すれば足り
る。
【0024】何れにしても、各水平パイプ(24)の両
端部には図14〜16から明白なように、ABS樹脂製
カバーフオーク(31)の一対が被着一体化されてお
り、これによって平行な一対の上記垂直パイプ(23)
を挟持するようになっている。(32)はその水平パイ
プ(24)と各垂直パイプ(23)との連結ピンであっ
て、やはりABS樹脂から成形されており、その先端部
へグラスフアイバー製枢支ピン(33)により回動自在
に付属されたABS樹脂製抜け止め杆(34)を、連結
ピン(32)自身と直交する如く屈折操作することによ
って、その連結ピン(32)を抜け止め状態に拘束する
ことができる。
【0025】そして、その各垂直パイプ(23)に連結
横架された水平パイプ(24)が、上記ストツパーリン
グ(30)によって下方から安定・確固に受け止められ
ることとなる。上記抜け止め杆(34)を連結ピン(3
2)自身との一直線状態に伸ばすことにより、その連結
ピン(32)を上記カバーフオーク(31)から抜き出
せることは、言うまでもない。
【0026】上記傾斜パイプ(25)は垂直パイプ(2
3)とほぼ同じ長さに寸法化されており、その各基端部
にはABS樹脂製のカバーベース(35)が被着一体化
されている。(36)は各垂直パイプ(23)の下端部
に抱き付け固定された傾斜パイプホルダーであって、や
はりABS樹脂から平面視のU字型に曲成されており、
その傾斜パイプホルダー(36)と上記カバーベース
(35)とが、グラスフアイバー製枢支ピン(37)を
介して傾斜パイプ(25)の起伏的な回動自在に連結さ
れているのである。
【0027】(38)は各傾斜パイプ(25)の張り出
し先端部に圧入接着されたABS樹脂製のロープガイド
キヤツプであり、ここに上記した各操作ロープ(26)
の先端部が抜け止め状態に導入されている。(39)は
同じく各操作ロープ(26)の基端部に付属一体化され
たABS樹脂製の係止フツクであり、これは操作ロープ
(26)を上記水平パイプ(24)又はこれよりも垂直
パイプ(23)の上部位置に捲き掛けた後、その解除し
ないように操作ロープ(26)へ係止されることとな
る。
【0028】上記操作ロープ(26)を介して、水平パ
イプ(24)又は垂直パイプ(23)と連繋された傾斜
パイプ(25)が、その垂直パイプ(23)と交叉する
傾斜設置角度(θ)の一定に保持される結果となるわけ
である。しかも、その操作ロープ(26)をバケツト
(11)上から引張ることにより、上記傾斜パイプ(2
5)を垂直パイプ(23)と重合する起立状態に折りた
たむことも可能であり、その場合引張った操作ロープ
(26)の基端部は、水平パイプ(24)又は垂直パイ
プ(23)へ捲き掛けたり、或いはバケツト(11)の
内部に係止したりして、その解除しない固定状態に維持
される。
【0029】その起立状態に折りたたまれた傾斜パイプ
(25)は、垂直パイプ(23)とほぼ同じ長さ寸法を
有するため、バケツト(11)の補強フランジ(12)
から上方へ張り出し露呈せず、その結果バケツト(1
1)に付属した状態のままでも、作業者の工事に支障を
与えるおそれがない。尚、上記操作ロープ(26)の引
張り長さ次第によって傾斜パイプ(25)の設置角度
(θ)を適当に調整できることは言うまでもない。
【0030】(40)は上記ネツト支持フレーム(F)
における各垂直パイプ(23)の上端部をバケツト(1
1)の補強フランジ(12)へ吊り掛けるためのハンガ
ーフツクであって、ABS樹脂から補強フランジ(1
2)と適合するほぼ倒立U字型に造形されていると共
に、これからは水平な接合片(41)が外向き連続的に
張り出してもいる。
【0031】そして、そのハンガーフツク(40)の接
合片(41)と各垂直パイプ(23)における上記トツ
プカバー(29)の接合フランジ(28)とが接合され
た上、これを貫通するポリカーボネート樹脂製のボルト
(42)とナツト(43)によって、着脱自在に締結固
定されるようになっている。(44)はABS樹脂製の
ワツシヤである。
【0032】その際、各垂直パイプ(23)におけるト
ツプカバー(29)の接合フランジ(28)がバケツト
(11)と衝当することにより、その垂直パイプ(2
3)を正確な垂直状態に位置決めすることができる。
又、その状態では垂直パイプ(23)の外周面と、バケ
ツト(11)から張り出す補強フランジ(12)の外周
面とが、ほぼ同一の垂直線上に対応合致して、その両者
の間隙から落下物が洩れ逃げないようになっている。
【0033】更に、(45)は上記ネツト支持フレーム
(F)を形作る傾斜パイプ(25)同志の相互平面空間
と、同じく垂直パイプ(23)同志の相互平面空間とを
連続的に遮蔽する如く、図17〜19のような断面ほぼ
レ字型の展開状態に張り掛けられたポリエステルやナイ
ロンなどの合成繊維から成る落下物捕捉用の四角ネツト
であり、その平行な縦辺が両傾斜パイプ(25)と両垂
直パイプ(23)へ、同じく上部横辺が水平パイプ(2
4)へ各々通し込みや縛り付けによって固定維持されて
いる。
【0034】尚、その四角ネツト(45)の上部横辺は
水平パイプ(24)から更に下方へ延長させて、バケツ
ト(11)へ止着することにより、そのバケツト(1
1)と垂直パイプ(23)との相互間隙をも、遮蔽する
ことが望ましい。
【0035】この点、図18では工事に必要な部品や工
具などの機材収容袋を揚げ降ろしするスペースの確保
上、バケツト(11)の正面(11a)と左右何れか一
方の片側面(11c)との合計2面に取付けた落下物捕
捉装置の使用状態を示しているが、その四角形なバケツ
ト(11)のコーナー部にも同じ材質の落下物捕捉用三
角ネツト(46)が張り掛けられている。
【0036】つまり、バケツト(11)の正面(11
a)に取付けられたネツト支持フレーム(F)と、これ
と隣り合う片側面(11c)に取付けられたネツト支持
フレーム(F)との相互間にあっても、その垂直パイプ
(23)同志と傾斜パイプ(25)同志との各平面空間
を連続的に遮蔽する断面ほぼレ字型展開状態の三角ネツ
ト(46)が、上記四角ネツト(45)との一体連繋的
に張り掛けられているのである。(47)はその三角ネ
ツト(46)と隣り合う四角ネツト(45)とを部分的
なオーバーラツプ状態に連繋する多数のフツクであり、
これらも合成繊維から成る。
【0037】しかも、上記四角ネツト(45)と三角ネ
ツト(46)の展開状態には、若干垂れ下がる余裕が与
えられており、その材質とも相俟って落下物捕捉上の衝
撃を吸収し、その跳ね上がらぬようになっている。
【0038】上記バケツト(11)における左右何れか
一方の片側面(11c)に取付けられた落下物捕捉装置
のネツト支持フレーム(F)は、これを工事現場の状況
などに応じて、図18の鎖線で示す如く、他方の片側面
(11d)へ互換的に移設することができ、その場合に
は上記と同じ三角ネツト(46)も隣り合う四角ネツト
(45)との連繋張り掛け状態に移設すれば良い。
【0039】尚、図示の実施例では上記ネツト支持フレ
ーム(F)への張り掛け作業を容易化すると共に、その
起伏作用を円滑化するために、別個独立の四角ネツト
(45)と三角ネツト(46)とを、フツク(47)に
よって連繋一体化しているが、その連続する1枚物のネ
ツトを採用しても良い。又、上記ネツト支持フレーム
(F)における一対の傾斜パイプ(25)の張り出し先
端部同志を、別個な水平パイプにより連結すると共に、
その水平パイプにネツトの下部横辺を固定維持すること
も考えられる。
【0040】更に、バケツト(11)の正面(11a)
に取付けられたネツト支持フレーム(F)の垂直パイプ
(23)と、同じくバケツト(11)の左右両側面(1
1c)(11d)又は片側面に取付けられたネツト支持
フレーム(F)の垂直パイプ(23)とを、そのバケツ
ト(11)のコーナー部に順応して屈曲する別個な水平
パイプにより連結一体化してもさしつかえない。
【0041】又、バケツト(11)の正面(11a)と
左右両側面(11c)(11d)との合計3面に落下物
捕捉装置を並列使用することもでき、その際には上記片
側面(11c)用のネツト支持フレーム(F)を2基一
対として、その左右対称形態に取付けると共に、上記と
同じ三角ネツト(46)をやはり隣り合う四角ネツト
(45)との連繋張り掛け状態に増設すれば良い。そし
て、その2基一対の何れか一方における傾斜パイプ(2
5)を、起立状態に折りたたむことも可能である。
【0042】上記のように構成された本発明の落下物捕
捉装置を、高所作業車(V)のバケツト(11)へ取付
けるに当っては、先ずラツシングベルト(13)に垂直
パイプホルダー(18)の合計6個を順次通し込んで、
そのラツシングベルト(13)をバケツト(11)に包
囲させると共に、そのバケツト(11)の正面(11
a)と左右両側面(11c)(11d)に対応位置する
2個一対づつの相互間隔(W1)(W2)を、各々一定
に決める。
【0043】その際、各垂直パイプホルダー(18)に
裏当て付属する両面接着テープ(19)を、上記バケツ
ト(11)の正面(11a)と左右両側面(11c)
(11d)へ貼り付けることにより、先に決めた所定位
置へ各々垂直パイプホルダー(18)を仮り止めしてお
く。
【0044】又、上記ラツシングベルト(13)の切り
離し両端部をなす折り曲げ係止リング(14)へ、これ
と直交するようにベルト固定プレート(15)を各々差
し込んだ上、その各ベルト固定プレート(15)をバケ
ツト(11)の既設ボルト(16)によって、その左右
両側面(11c)(11d)の背面(11b)へ接近し
た下部位置に取付け固定する。
【0045】それから上記ラツシングベルト(13)の
ラチエツトハンドルを操作することにより、そのベルト
(13)の全体を緊張させて、バケツト(11)におけ
る正面(11a)と左右両側面(11c)(11d)と
の合計3面を包囲する水平な設置状態に捲き付け一体化
するのである。
【0046】次に、図17〜19のようなバケツト(1
1)の正面(11a)と左右何れか一方の片側面(11
c)との合計2面を、工事に使用すべく選定したとすれ
ば、その合計2面に上記の通り予じめ位置決め固定され
ている垂直パイプホルダー(18)の2個一対づつへ、
各々垂直パイプ(23)の下端部を、これと枢支連結さ
れている傾斜パイプ(25)が外向きに張り出す関係状
態として、上方から差し込む。
【0047】各垂直パイプホルダー(18)には角型の
凹溝(21)が開口形成されているので、各垂直パイプ
(23)の下端部に付属している連結ベース(27)
を、その凹溝(21)へ差し込み嵌合することにより、
両者を連結固定すれば良いのである。尚、2個一対づつ
として隣り合う垂直パイプ(23)同志の相互平面空間
と、同じく隣り合う傾斜パイプ(25)同志の相互平面
空間には、その全体的に四角ネツト(45)を各々張り
掛けておく。
【0048】他方、上記垂直パイプホルダー(18)と
対応するハンガーフツク(40)の2個一対づつを、バ
ケツト(11)の正面(11a)と片側面(11c)に
おいて、その補強フランジ(12)へ各々上方から吊り
掛け係止させた上、その各ハンガーフツク(40)の接
合片(41)と各垂直パイプ(23)のトツプカバー
(29)に具備されている接合フランジ(28)とを、
これらに貫通するボルト(42)とナツト(43)によ
って締結一体化する。
【0049】そして、上記バケツト(11)の正面(1
1a)に臨む垂直パイプ(23)の隣り合う2個一対
を、これと対応する長さ(L1)の短かい水平パイプ
(24)によって連結固定すると共に、同じくバケツト
(11)の片側面(11c)に臨む垂直パイプ(23)
の隣り合う2個一対を、これと対応する長さ(L2)の
長い水平パイプ(24)によって、やはり連結一体化す
るのである。
【0050】そうすれば、バケツト(11)の上記した
合計2面には、作業者の身体がハンガーフツク(40)
に触れたとしても、位置ズレしたり或いは歪み変形した
りするおそれのない安定・確固なネツト支持フレーム
(F)が、架構される結果となる。
【0051】そこで、最後に各垂直パイプ(23)から
外向きに張り出す上記傾斜パイプ(25)を、操作ロー
プ(26)の引張り操作により先上がりの傾斜設置状態
に保つべく、その各操作ロープ(26)の基端部を水平
パイプ(24)か、又はこれよりも垂直パイプ(23)
の上部位置に数回捲き掛けた上、その解除しないように
係止する一方、上記バケツト(11)における正面(1
1a)と片側面(11c)とのコーナー部に臨む三角ネ
ツト(46)をも、これと隣り合う上記四角ネツト(4
5)と部分的にオーバーラツプする張り掛け状態に連繋
一体化するのである。
【0052】その場合、操作ロープ(26)の引張り長
さ次第によって、上記傾斜パイプ(25)の傾斜設置角
度(θ)を適当に調整することができ、又不使用時には
図20、21のような垂直パイプ(23)と重合する起
立状態に折りたたみ扁平化することも可能である。
【0053】更に、上記バケツト(11)における正面
(11a)と左右両側面(11c)(11d)との合計
3面を包囲する緊張状態に捲き付けられたラツシングベ
ルト(13)によって、その合計3面には予じめ合計6
個の垂直パイプホルダー(18)が固定設置されている
ため、左右何れか一方の上記片側面(11c)に取付け
られているネツト支持フレーム(F)の両垂直パイプ
(23)を、その垂直パイプホルダー(18)から各々
抜き取ると共に、同じく両垂直パイプ(23)とハンガ
ーフツク(40)との締結ボルト(42)も取りはずし
て、上記ネツト支持フレーム(F)をバケツト(11)
における他方の片側面(11d)へ移設したり、更には
バケツト(11)の左右両側面(11c)(11d)に
ネツト支持フレーム(F)を取付け使用したりすること
ができる。
【0054】その後者の取付け使用状態において、左右
何れか一方のネツト支持フレーム(F)を形作る傾斜パ
イプ(25)のみを、その垂直パイプ(23)と重合す
る起立状態に折りたたむこともできるのであり、その状
態のもとに支障なく工事を行なえる。
【0055】尚、先には各ネツト支持フレーム(F)に
おける垂直パイプ(23)の下端部を、その垂直パイプ
ホルダー(18)へ差し込み連結する一方、同じく垂直
パイプ(23)の上端部をハンガーフツク(40)とボ
ルト(42)により締結した後に、その垂直パイプ(2
3)の2個一対を水平パイプ(24)により連結固定す
る旨として説明したが、その水平パイプ(24)を両垂
直パイプ(23)に連結横架させることにより、予じめ
ネツト支持フレーム(F)として枠組みユニツト化した
後、その垂直パイプ(23)の上端部と下端部を上記ハ
ンガーフツク(40)と垂直パイプホルダー(18)
へ、各々連結状態に取付け固定しても良い。
【0056】又、四角ネツト(45)を各ネツト支持フ
レーム(F)の枠内へ予じめ張り掛けておく旨として上
記したが、そのネツト支持フレーム(F)をバケツト
(11)に取付けた後、上記四角ネツト(45)をその
ネツト支持フレーム(F)の枠内へ最終的に張り掛けて
もさしつかえない。
【0057】
【発明の効果】以上のように、本発明では平面から見て
ほぼ四角形なバケツト(11)の背面(11b)を、伸
縮ブーム(10)の先端部に装備させた高所作業車にお
いて、そのバケツト(11)の正面(11a)と左右両
側面(11c)(11d)に対応位置する2個一対づつ
の電気絶縁性垂直パイプホルダー(18)が通し込まれ
たラツシングベルト(13)を、上記バケツト(11)
の正面(11a)と左右両側面(11c)(11d)へ
包囲状態に捲き付け固定することにより、その各垂直パ
イプホルダー(18)をバケツト(11)へ定着一体化
する一方、
【0058】一対の垂直パイプ(23)と、その両垂直
パイプ(23)の中途高さ位置を連結する水平パイプ
(24)と、同じく両垂直パイプ(23)の下端部へ起
伏自在に枢着されて、その下端部から垂直パイプ(2
3)と交叉する先上がりの傾斜設置状態に張り出す一対
の傾斜パイプ(25)と、その両傾斜パイプ(25)の
張り出し先端部と上記垂直パイプ(23)又は水平パイ
プ(24)とを連繋する一対の操作ロープ(26)とか
ら成る電気絶縁性ネツト支持フレーム(F)の少なくと
も2組を用意して、
【0059】その一方のネツト支持フレーム(F)にお
ける各垂直パイプ(23)の上端部を、上記バケツト
(11)の正面(11a)へ上方から着脱自在に吊り掛
け固定すると共に、同じく各垂直パイプ(23)の下端
部をその正面(11a)に対応位置する上記垂直パイプ
ホルダー(18)へ、上方から抜き差し自在に差し込み
固定し、
【0060】他方のネツト支持フレーム(F)における
各垂直パイプ(23)の上端部を、上記バケツト(1
1)の左右両側面(11c)(11d)又は片側面へ上
方から着脱自在に吊り掛け固定すると共に、同じく各垂
直パイプ(23)の下端部をその左右両側面(11c)
(11d)又は片側面に対応位置する上記垂直パイプホ
ルダー(18)へ、上方から抜き差し自在に差し込み固
定して、
【0061】上記ネツト支持フレーム(F)の一方と他
方とが隣り合う相互間と、各ネツト支持フレーム(F)
の枠内に合成繊維から成る落下物捕捉用ネツト(45)
(46)を張り掛けると共に、上記操作ロープ(26)
をバケツト(11)上から引張ることにより、各ネツト
支持フレーム(F)の傾斜パイプ(25)を垂直パイプ
(23)と重合する起立状態に折りたためるように定め
てあるため、冒頭に述べた従来技術の諸問題を完全に改
良できる効果がある。
【0062】即ち、本発明の上記構成によれば、ラツシ
ングベルト(13)をバケツト(11)の正面(11
a)と左右両側面(11c)(11d)に対する包囲状
態として捲き付け固定するようになっており、しかもこ
れに予じめ通し込まれた垂直パイプホルダー(18)
を、そのバケツト(11)の所定位置へ自由に定着一体
化するようになっているため、バケツト(11)のサイ
ズ変化に拘らず、常に便利良く後付け使用できる互換性
があるほか、そのバケツト(11)に穿孔などの特別な
機械加工を施す必要がなく、電気絶縁性にも著しく優れ
る。
【0063】又、上記ラツシングベルト(13)や垂直
パイプホルダー(18)のほか、垂直パイプ(23)と
水平パイプ(24)、傾斜パイプ(25)並びに操作ロ
ープ(26)から架構されたネツト支持フレーム(F)
も、悉く電気絶縁材料から成るため、如何なる工事につ
いても安全に使用することができ、バケツト(11)を
いたづらに重量化するおそれもない。
【0064】更に、バケツト(11)の正面(11a)
と左右両側面(11c)(11d)へ包囲状態に捲き付
けられたラツシングベルト(13)により、その合計3
面には2個一対づつの垂直パイプホルダー(18)が正
確に位置決め固定されていると共に、上記ネツト支持フ
レーム(F)を形作る垂直パイプ(23)の下端部が、
その垂直パイプホルダー(18)へ上方から抜き差し自
在に差し込み固定されるようになっている一方、同じく
垂直パイプ(23)の上端部はバケツト(11)の開口
上縁部へ着脱自在に吊り掛け固定されるようになってい
るため、そのネツト支持フレーム(F)をバケツト(1
1)の合計3面のみならず、その正面(11a)と左右
何れか一方の片側面との合計2面に対しても、選択的に
取付け使用することができ、残る他方の片側面を工事に
必要な機材収容袋の揚げ降ろし用スペースとして、便利
良く開放状態に保つことも可能となる。
【0065】冒頭に述べた公知考案と比較した場合、そ
の必要部品点数が著しく少なく、しかも上記のようにネ
ツト支持フレーム(F)を移設することができるので、
この種落下物捕捉装置の量産効果に優れる。
【0066】又、そのネツト支持フレーム(F)は電気
絶縁材料から成る軽量品であると雖も、組立状態での高
い剛性を発揮し、工事中に作業者の身体が触れたり、或
いはバケツト(11)が伸縮ブーム(10)の反動を受
けたりしたとしても、決して位置ズレしたり、歪み変形
したりするおそれがない。
【0067】上記ネツト支持フレーム(F)はバケツト
(11)への取付使用状態において、その操作ロープ
(26)をバケツト(11)上から引張ることにより、
傾斜パイプ(25)が垂直パイプ(23)と重合する起
立状態に折りたたむことができ、更にはバケツト(1
1)からネツト支持フレーム(F)を取りはずして、小
型コンパクトに保管することもできるため、著しく便利
な発明であると言える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の使用による高所作業状態を示す説明図
である。
【図2】高所作業車のバケツトに取付けた本発明のネツ
ト支持フレームを示す側面図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】傾斜パイプの折りたたみ状態を示す図3に対応
する平面図である。
【図5】図2の5−5線に沿う拡大断面図である。
【図6】図2の6−6線に沿う拡大断面図である。
【図7】図2の7−7線に沿う拡大断面図である。
【図8】ネツト支持フレームを抽出して示す分解斜面図
である。
【図9】垂直パイプと傾斜パイプとの枢着状態を示す側
面図である。
【図10】図9の正面図である。
【図11】図9の11−11線に沿う拡大断面図であ
る。
【図12】図9の12−12線に沿う拡大断面図であ
る。
【図13】図12の13−13線断面図である。
【図14】水平パイプを抽出して示す正面図である。
【図15】図14の15−15線断面図である。
【図16】図14の16−16線断面図である。
【図17】本発明の使用状態を示す図2に対応する側面
図である。
【図18】図17の平面図である。
【図19】図17の19−19線に沿う拡大断面図であ
る。
【図20】ネツト支持フレームの折りたたみ状態を示す
図17に対応する側面図である。
【図21】図20の21−21線に沿う拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
(10)・伸縮ブーム (11)・バケツト (11a)・正面 (11b)・背面 (11c)・片側面 (11d)・片側面 (13)・ラツシングベルト (15)・ベルト固定プレート (18)・垂直パイプホルダー (23)・垂直パイプ (24)・水平パイプ (25)・傾斜パイプ (26)・操作ロープ (37)・枢支ピン (40)・ハンガーフツク (42)・締結ボルト (45)・四角ネツト (46)・三角ネツト (47)・ネツト連繋フツク (F)・ネツト支持フレーム (V)・高所作業車 (θ)・傾斜設置角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐田 秋彦 愛知県一宮市萩原町高松字西郷裏43番地 の11 株式会社山脇工業内 (72)発明者 岡田 満 三重県鳥羽市松尾町1002番地1 浜口計 器工業株式会社内 (56)参考文献 実開 平7−6398(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04G 21/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面から見てほぼ四角形なバケツト(1
    1)の背面(11b)を、伸縮ブーム(10)の先端部
    に装備させた高所作業車において、 そのバケツト(11)の正面(11a)と左右両側面
    (11c)(11d)に対応位置する2個一対づつの電
    気絶縁性垂直パイプホルダー(18)が通し込まれたラ
    ツシングベルト(13)を、上記バケツト(11)の正
    面(11a)と左右両側面(11c)(11d)へ包囲
    状態に捲き付け固定することにより、その各垂直パイプ
    ホルダー(18)をバケツト(11)へ定着一体化する
    一方、 一対の垂直パイプ(23)と、その両垂直パイプ(2
    3)の中途高さ位置を連結する水平パイプ(24)と、
    同じく両垂直パイプ(23)の下端部へ起伏自在に枢着
    されて、その下端部から垂直パイプ(23)と交叉する
    先上がりの傾斜設置状態に張り出す一対の傾斜パイプ
    (25)と、その両傾斜パイプ(25)の張り出し先端
    部と上記垂直パイプ(23)又は水平パイプ(24)と
    を連繋する一対の操作ロープ(26)とから成る電気絶
    縁性ネツト支持フレーム(F)の少なくとも2組を用意
    して、 その一方のネツト支持フレーム(F)における各垂直パ
    イプ(23)の上端部を、上記バケツト(11)の正面
    (11a)へ上方から着脱自在に吊り掛け固定すると共
    に、同じく各垂直パイプ(23)の下端部をその正面
    (11a)に対応位置する上記垂直パイプホルダー(1
    8)へ、上方から抜き差し自在に差し込み固定し、 他方のネツト支持フレーム(F)における各垂直パイプ
    (23)の上端部を、上記バケツト(11)の左右両側
    面(11c)(11d)又は片側面へ上方から着脱自在
    に吊り掛け固定すると共に、同じく各垂直パイプ(2
    3)の下端部をその左右両側面(11c)(11d)又
    は片側面に対応位置する上記垂直パイプホルダー(1
    8)へ、上方から抜き差し自在に差し込み固定して、 上記ネツト支持フレーム(F)の一方と他方とが隣り合
    う相互間と、各ネツト支持フレーム(F)の枠内に合成
    繊維から成る落下物捕捉用ネツト(45)(46)を張
    り掛けると共に、 上記操作ロープ(26)をバケツト(11)上から引張
    ることにより、各ネツト支持フレーム(F)の傾斜パイ
    プ(25)を垂直パイプ(23)と重合する起立状態に
    折りたためるように定めたことを特徴とする高所作業車
    用の落下物捕捉装置。
  2. 【請求項2】各ネツト支持フレーム(F)を形作る垂直
    パイプ(23)同志の相互平面空間と傾斜パイプ(2
    5)同志の相互平面空間に、その連続する断面ほぼレ字
    型展開状態の四角ネツト(45)を張り掛けると共に、 上記ネツト支持フレーム(F)の隣り合う一方と他方に
    おける垂直パイプ(23)同志の相互平面空間と傾斜パ
    イプ(25)同志の相互平面空間に、その連続するやは
    り断面ほぼレ字型展開状態の三角ネツト(46)を張り
    掛けて、 その三角ネツト(46)と上記四角ネツト(45)とを
    合成繊維から成る多数のフツク(47)により連繋一体
    化したことを特徴とする請求項1記載の高所作業車用の
    落下物捕捉装置。
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