JPH05167704A - 移動電話及びそれを用いた位置情報管理システム - Google Patents

移動電話及びそれを用いた位置情報管理システム

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JPH05167704A
JPH05167704A JP32876791A JP32876791A JPH05167704A JP H05167704 A JPH05167704 A JP H05167704A JP 32876791 A JP32876791 A JP 32876791A JP 32876791 A JP32876791 A JP 32876791A JP H05167704 A JPH05167704 A JP H05167704A
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mobile telephone
relay station
telephone
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JP32876791A
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Inventor
Fuminobu Noji
文信 野地
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Casio Computer Co Ltd
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動電話を利用して、外回りの多い社員等の
現在位置の管理を行う。 【構成】 移動電話20は、電話の現在位置を管理エリ
アとする無線中継局30からその識別番号を受信する
と、情報受信者50との回線接続を行う。そして、少な
くとも上記識別番号を含む位置情報を、携帯電話網及び
公衆網(一般加入者電話網またはISDN等)を介し情
報受信者50に送信する。情報受信者50は、その受信
する位置情報に基づき、位置情報データベース内のその
位置情報を送信してきた移動電話20の位置情報を更新
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動電話及びそれを用
いた位置情報管理システムに係わり、特にデータ通信の
可能なデジタル方式の移動電話及びそれを用いた位置情
報管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車電話、携帯電話等の移動通信機器
(移動電話)は、個人が容易に携帯でき、いつどんな所
でも通信が可能であることから、社会・経済活動の高度
情報化に伴いその重要性が増してきており、その普及は
急速に拡大している。
【0003】ところで、この移動電話は、個人が携帯し
て移動しながら使用することを前提にしているため、自
動車・携帯電話網は、たえずその位置情報を正確に把握
しておく必要がある。このため、現行の自動車・携帯電
話網では、移動電話の登録番号(電話番号)とその位置
情報を対応させて記憶しているホームメモリ局が設けら
れている。そして、一般加入者電話または移動電話から
任意の移動電話に対する着呼があった場合、その被呼側
の移動電話の登録番号をキーとしてそのホームメモリ局
をアクセスして、その移動電話の現在位置を見つけ、次
に、その現在位置に最も近い無線基地局から一斉呼び出
しを行って、その移動電話を呼び出すようにしている。
【0004】このため、現行の自動車・携帯電話網で
は、移動電話を持っている者が、自分の現在位置をある
特定の者に伝えようとする場合、自分の会社または自宅
等に直接電話をかけて、音声で伝える必要があった。す
なわち、発信者側と受信者側の双方に人が介在する必要
があった。
【0005】また、移動通信システムとしては、その他
に、宅配システムのように、各企業が専用の移動体無線
システムを構築し、専用の機器を使って配達車両の位置
情報を伝えることにより配達車両の現在位置を管理する
ようにしている専用システムもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した自動車・携帯
電話網において、各企業が営業・物流管理等を行う際に
必要となる営業マンやサービスマン、及び物流業務にお
けるトラック等の配達車両の位置情報管理を実現するた
めには、各営業マンやサービスマン等が、ポケットベル
や移動電話を携帯して、本社または営業所や支社等に、
一般の公衆電話や移動電話を使って、音声により自分の
現在位置を伝える必要がある。この方法は、安価ではあ
るが、人手を介して管理する必要があるため、不便であ
った。
【0007】一方、上述のような各企業が個別に専用の
システムを構築する方法は、非常に多額な設備投資が必
要となるため、全ての企業が導入することは困難である
という問題があった。
【0008】これは、従来の移動電話がほとんどアナロ
グ方式であるため音声のみしか送信できず、またデジタ
ル方式の移動電話であってもまだデータ送信を行うこと
ができないためであると考えられる。
【0009】してみれば、移動電話の携帯者が、その移
動電話を用いて、自分の現在位置をカバー(管理)して
いる無線基地局に自分の現在位置を示す位置情報を送信
でき、さらに、一般加入者電話網またはISDN等の固
定網に接続されている情報処理装置が、上記移動電話か
ら送信されてくる位置情報を受信し、その位置情報に基
づき各移動電話の携帯者の現在位置を管理できれば、営
業マンやサービスマン、または物流業界の配達員等のよ
うな、所在地が移動する頻度の高い社員が移動電話を携
帯し、彼らがその移動電話を用いて、所在地を移動する
毎にその位置情報を当該無線基地局に送信することによ
り、上記情報処理装置を用いて彼らの現在位置を正確に
管理できるようになることは明らかである。
【0010】本発明の課題は、移動電話の携帯者が、そ
の移動電話を用いて、自分の現在位置をカバー(管理)
している無線基地局に自分の現在位置を示す位置情報を
送信でき、さらに、一般加入者電話網またはISDN等
の固定網に接続されている情報処理装置が、上記移動電
話から送信されてくる位置情報を受信し、その位置情報
に基づき各移動電話の携帯者の現在位置を管理できるよ
うにすることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の第1の発
明の手段は次の通りである。受信手段1(図1のブロッ
ク図参照、以下同じ)は、自電話の現在位置を管理エリ
アとしている無線基地局(無線中継局)の識別番号を、
その無線基地局から所定周波数帯の電波により無線で受
信する。位置情報送信手段2は、例えばキー操作等によ
る所定の指示に応じて、少なくとも受信手段1により受
信された前記無線基地局の識別番号を含む位置情報を、
前記無線基地局及び所定の通信網を介し、任意の相手
(例えば、会社の本社・支社または各営業所等)に送信
する。上記位置情報は、前記任意の相手に接続されてい
る通信網が一般加入者電話網の場合、前記無線基地局の
識別番号に加え、例えば自電話の電話番号または自電話
の携帯者の識別番号(社員番号等)を含み、例えば、I
SDN等のように発信者番号通知の付加サービスが提供
されている通信網の場合には、上記識別番号のみであっ
てもよい。請求項2記載の第2の発明の手段は次の通り
である。位置情報データベース5(図2のブロック図参
照、以下同じ)は、移動電話もしくは移動電話の携帯者
とその移動電話の現在位置とを対応付けて管理する。こ
の位置情報データベース5は、1または複数のデータベ
ースより構築され、その情報は、例えば磁気ディスクや
光磁気ディスク等の外部記憶装置にファイル形式で格納
される。位置情報受信手段6は、上記第1の発明の移動
電話から送信された位置情報を、所定の通信網(自動車
・携帯電話網及び一般加入者電話網もしくはISDN)
を介して受信する。データベース管理手段7は、位置情
報受信手段6により受信された位置情報に基づき、位置
情報データベース5の登録・更新を行う。また、請求項
3記載の第3の発明は、上記手段5,6,7に加え、さ
らに下記の検索手段8(図2のブロック図参照)を有す
る。この検索手段8は、例えばキーボードや表示装置を
備えたディスプレイ端末等から成り、キー入力等による
所定の指示に応じて、位置情報データベース5に登録さ
れている位置情報(上記第1の発明の移動電話の現在位
置、またはその移動電話の携帯者の現在位置等)を検索
し、その検索結果を、例えば画面表示や印字により出力
する。
【0012】
【作用】第1の発明(移動電話)の手段の作用は次の通
りである。受信手段1は、例えば特定のキーが操作され
ると、自電話の現在位置を管理エリアとしている無線基
地局と所定のプロトコルで無線により交信し、その無線
基地局からその無線基地局に予め割り当てられている識
別番号を、所定周波数帯の電波により無線で受信する。
続いて、例えば、他の特定キーの操作等により位置情報
発信の指示がなされると、位置情報発信手段2は、少な
くとも受信手段1が受信した上記無線基地局の識別番号
を含む位置情報を、前記無線基地局に送信する。したが
って、移動電話の携帯者が、その移動電話を用いて、自
分の現在位置をカバー(管理)している無線基地局に自
分の現在位置を示す位置情報を送信することができる。
第2の発明(位置情報管理システム)の手段の作用は次
の通りである。位置情報受信手段6は、個々の移動電話
(第1の発明)が送信してくる位置情報を、一般加入者
電話網やISDN等の通信網を介して、逐次受信し、デ
ータベース管理手段7に出力する。このとき、位置情報
受信手段6は、上記通信網がISDNであり、移動電話
が自電話の現在位置をカバーしている無線基地局の識別
番号のみを送信してきた場合には、ISDNから発信者
すなわちその移動電話の電話番号も受信し、上記無線基
地局の識別番号と共にその移動電話の電話番号も位置情
報として、データベース管理手段7に出力する。データ
ベース管理手段7は、入力される上記位置情報に含まれ
る上記無線基地局の識別番号及び上記移動電話の識別番
号もくしは上記移動電話の携帯者の識別番号(社員番号
等)により、位置情報データベース5の上記移動電話ま
たは上記移動電話の携帯者の位置情報の登録・更新を行
う。したがって、一般加入者電話網またはISDN等の
固定網に接続されている情報処理装置が、上記移動電話
から送信されてくる位置情報を受信し、その位置情報に
基づき各移動電話の携帯者の現在位置を管理することが
できる。さらに、上記第3の発明(位置情報管理システ
ム)の手段の作用は、次の通りである。すなわち、上述
した第2の発明の作用に加え、検索手段8は、位置情報
データベース5に登録されている各移動電話(第1の発
明)の現在位置、すなわち各移動電話の携帯者の現在位
置を検索し、その検索結果を画面表示や印字等により出
力する。したがって、各移動電話の携帯者の現在位置を
随時調べることができる。
【0013】
【実施例】以下、図3乃至図8を参照して実施例を説明
する。図2は、移動電話システムの全体構成を示す概要
図である。
【0014】移動電話20は、デジタル方式の携帯電話
であり、例えば準マイクロ波(1.5GHz)帯域の電波に
より音声のみならずデータ通信も可能である。また、現
在位置が含まれるゾーンを管理している無線中継局(無
線基地局)30からその無線中継局30に固有に割り当
てられている識別番号(中継局情報)を受信し、記憶す
る。
【0015】無線中継局30は、制御チャネルを用いて
例えば、自局から半径が約 100〜 200m以内のセル(ゾ
ーン)内に在る各移動電話20と、着呼呼び出し、通話
チャネル並びにデータ通信チャネルの割当、位置登録制
御、位置情報(中継局情報)の報知、及び発呼接続等を
行う。
【0016】交換・制御局40は、自己管轄下の上記無
線基地局30に対し無線回線の設定・切り替えを指令し
たり、それらの無線基地局30の監視・制御、回線の監
視・制御、試験等を行う無線回線制御局と、一般加入者
電話網またはISDNに接続され、上記無線回線制御局
を介し一般電話50と移動電話20間並びに2つの移動
電話20間の交換接続、さらには各移動電話20の位置
情報の記憶・管理、及び各移動電話20の発信通話に対
する課金処理等を行う移動電話交換局とから成ってい
る。
【0017】情報受信者50は、移動電話20を携帯し
ている人の現在位置を管理するための情報処理装置を有
しており、その情報処理装置は通信制御装置を介し一般
加入者電話網またはISDNに接続される。
【0018】移動電話20は、軽量小型化のために電源
となる電池も小型のものを使用しているため、無線出力
が小さくなっている。このため、1基の無線中継局30
がカバーする通話可能エリア(ゾーン)は、非常に狭く
なっている。したがって、移動電話20の現在位置をカ
バーしている無線中継局30を識別することによって、
移動電話20のおおよその位置を知ることが可能であ
る。したがって、このことを利用して、各無線中継局3
0に固有の識別番号を割り当て、その識別番号を各移動
電話20の携帯者の所在地を示す位置情報として用い
る。
【0019】次に、上記構成の移動電話システムにおけ
る移動電話20の位置情報の通知方法を、図4の通信手
順図を参照しながら説明する。移動電話20には、特に
図示していない位置情報通知用の情報送信キーが配設さ
れており、この情報送信キーを押下操作することによ
り、図4に示す通信手順が自動的に開始される。
【0020】すなわち、まず、移動電話20から無線中
継局30へ位置情報要求信号を制御チャネルで送出す
る。無線中継局30は、その信号を受信すると、接続完
了通知信号を制御チャネルで返送する。
【0021】移動電話20は、その信号を受信すると、
中継局情報要求信号を制御チャネルで送出する。無線中
継局30は、その信号を受信すると、自局の識別番号
(中継局情報)を示す信号を制御チャネルで送出する。
【0022】移動電話20は、その信号を受信すると、
その信号を中継局情報として内部に記憶する。次に、移
動電話20は、予め登録されているダイヤル信号を発呼
信号と共に制御チャネルで無線中継局30へ送出する。
【0023】無線中継局30は、上記発呼信号とダイヤ
ル信号を交換・制御局40に中継する。交換・制御局4
0は、発呼を行った移動電話の番号からホームメモリ局
を参照して、発呼を行った移動電話20が正規の加入者
であるかどうかを調べ、正規の加入者であると判断する
と、上記無線中継局30の空きデータ通信チャネルを選
択して、移動電話20へ割り当てる。また、同時に、上
記ダイヤル信号に基づいて一般加入者電話網またはIS
DNを介して、上記ダイヤル信号を持つ情報受信者50
と回線接続する。そして、情報受信者50が着信応答す
ると、交換・制御局40は、一般加入者電話網またはI
SDNからその応答信号を受信し、無線中継局30を介
し、移動電話20に対し制御チャネルで回線接続完了を
通知する。
【0024】情報受信者50は、上記着信後データ受信
待ちとなり、移動電話20から位置情報通知が送られて
くるのを待つ。移動電話20は、上記回線接続完了を受
信すると、情報受信者50が一般加入者電話網に接続さ
れている場合、例えば上記データ通信チャネルで上記無
線中継局30から受信した識別番号(中継局情報)と自
己の電話番号とから成る局情報を、無線中継局30へ送
出する。一方、情報受信者50がISDNに接続されて
いる場合は、例えば上記識別番号(中継局情報)のみか
ら成る局情報を、無線中継局30へ送出する。そして、
この局情報は交換・制御局及び一般加入者電話網もしく
はISDNを介して、情報受信者50に送られる。
【0025】情報受信者50は、上記局情報を受信する
と、その局情報に基づいて、後述する内部の位置情報デ
ータベースの登録・更新を行い、続いて受信完了通知を
一般加入者電話網またはISDNへ送信する。この受信
完了通知は、交換・制御局及び無線中継局30を介して
移動電話20に送信される。
【0026】移動電話20は、上記受信完了通知を受信
すると、無線中継局30へ制御チャネルで切断要求信号
を送出する。無線中継局30は、この信号を受信する
と、交換・制御局に対し、移動電話20から受信した切
断要求信号を送出する。そして、交換・制御局は、一般
加入者電話網またはISDNを介して、情報受信者50
に切断要求信号が送る。情報受信者50は、その切断要
求信号を受信すると、一般加入者電話網またはISDN
との接続を切断する。このことにより、一般加入者電話
網もしくはISDN、交換・制御局、及び無線中継局3
0を介して、移動電話20に情報受信者50の回線切断
が通知される。
【0027】移動電話20は、その情報受信者50の回
線切断の通知を受信すると、無線中継局30に対し、制
御チャネルで切断要求を送出する。無線中継局30は、
これを受けて移動電話20に切断要求確認信号を制御チ
ャネルで返送する。
【0028】次に、上述した移動電話20の携帯者が行
う情報受信者50側への位置情報登録動作を、移動電話
20側と情報受信者50側に分けて、より詳しく説明す
る。まず、図5は移動電話20の回路構成を示すブロッ
ク図である。
【0029】情報送信キー21は、自己の現在の位置情
報を情報受信者50へ通知する旨を指示するためのキー
であり、番号キー22は情報受信者50へのダイヤルを
指示するキーである。これらのキー21,22は、いず
れも操作し易い位置に配設される。
【0030】入力制御部23は、情報送信キー21及び
番号キー22の押下操作を検出し、その検出信号をCP
U25へ出力する。記憶部24は、無線中継局30から
受信する中継局情報(無線中継局30の識別番号)さら
に必要に応じて(情報受信者50が一般加入者電話網に
接続されている場合)移動電話20に割り当てられた電
話番号も記憶する局情報部24aと位置情報を送信すべ
き相手である情報受信者50の電話番号を記憶するTE
LNo. 部24bを有するメモリであり、RAM(ランダ
ム・アクセス・メモリ)等から成る。
【0031】CPU25は、例えばマイクロプロセッサ
等から成り、局情報部24bに中継局情報の書込み/読
出しを行ったり、TEL・No. 部24bから情報受信者
50の電話番号を読み出す。また、プロトコル制御部2
6の制御を行う。
【0032】プロトコル制御部26は、CPU25から
の指示に応じて無線送受信部27を介し、無線中継局3
0との間で行う発信/着信のプロトコル制御や、無線中
継局30からの中継局情報の受信、無線中継局30への
情報受信者50宛の位置情報の送信等の制御を行う。
【0033】無線送受信部27は、受信機、送信機、周
波数シンセサイザ、送受分波器、及びアンテナ等から成
り、プロトコル制御部26からの制御を受けて、通話チ
ャネルによる無線中継局30との間の音声の送受、制御
チャネルによる無線中継局30との接続、及びデータ通
信チャネルによる無線中継局30との間の中継局情報並
びに局情報の送受を行う。
【0034】次に、上記構成の移動電話20により行わ
れる位置情報登録動作を説明する。移動電話20の携帯
者が、自己の現在位置情報を情報受信者50へ登録する
に際しては、まず、情報送信キー21を押下操作する。
入力制御部23は、このキー操作を検出し、情報送信キ
ー21が操作された旨をCPU25に通知する。
【0035】CPU25は、その通知を受け取ると、プ
ロトコル制御部26に対し無線中継局30との接続を指
示する。プロトコル制御部26は、その指示を受けて、
無線送受信部27を制御し、制御チャネルを使用して、
無線中継局30との接続制御を行う。
【0036】そして、プロトコル制御部26は、無線送
受信部27を介して、無線中継局30から接続完了の応
答を受け取ると、CPU25へ無線中継局30との接続
が完了した旨を通知する。
【0037】CPU25は、その通知を受け取ると、プ
ロトコル制御部26に対し無線中継局30からその局の
識別番号(中継局情報)を受け取る旨の指示を出す。プ
ロトコル制御部26は、その指示を受けて、無線送受信
部27を制御し、無線中継局30に対し制御チャネルで
中継局情報の受信要求を行う。そして、プロトコル制御
部26は、無線送受信部27を介し、無線中継局30か
らデータ通信チャネルで送られてきた中継局情報を受け
取ると、その中継局情報をCPU25へ送る。CPU2
5は、その中継局情報を記憶部24の局情報部24aに
書き込み、保持する。
【0038】続いて、CPU25は、記憶部24のTE
L No. 部24bから予め登録されている情報受信者5
0の電話番号を読み出し、プロトコル制御部26にその
電話番号を送って情報受信者50への発呼を指示する。
【0039】プロトコル制御部26は、その指示をうけ
て無線送受信部27を制御し、無線送受信部27から発
呼信号とダイヤル信号を制御チャネルで送出する。そし
て、無線中継局30が、交換・制御局、及び一般加入者
電話網もしくはISDNを介して情報受信者50に回線
接続されると、無線中継局30は、移動電話20に対し
制御チャネルで情報受信者50との回線接続完了を通知
する。
【0040】移動電話20のプロトコル制御部26は、
無線送受信部27を介して上記情報受信者50との回線
接続が完了した旨の通知を受け取ると、CPU25にそ
の旨を通知する。
【0041】CPU25は、その通知を受けて、記憶部
24の局情報部24aから上記無線中継局30の中継局
情報(識別番号)及び必要に応じて移動電話20の電話
番号(情報受信者50が一般加入者電話網に接続されて
いる場合)を読み出し、プロトコル制御部26に対しそ
の中継局情報のみ(情報受信者50がISDNに接続さ
れている場合)、またはその中継局情報と移動電話20
の電話番号とから成る(情報受信者50が一般加入者電
話網に接続されている場合)局情報を、プロトコル制御
部26に送り、プロトコル制御部26に対し、その局情
報を情報受信者50に送信すべき旨を指示する。
【0042】プロトコル制御部26は、その指示を受け
て無線送受信部27を制御し、無線送受信部27から無
線中継局30に対し、データ通信チャネルで少なくとも
上記局情報を含む位置情報(上記局情報以外に、移動電
話20を携帯している社員の社員番号を付加してもよ
い)を送出する。
【0043】このことにより、上記位置情報は、無線中
継局30、交換・制御局、及び一般加入者電話網もしく
はISDNを介し、情報受信者50に伝送される。そし
て、その伝送後、無線送受信部27が、一般加入者電話
網もしくはISDN、交換・制御局、及び無線中継局3
0を介して情報受信者50の送信した受信完了通知を受
信すると、プロトコル制御部26は、無線送受信部27
からその受信完了通知を受け取り、CPU25へ転送す
る。
【0044】これを受けてCPU25は、プロトコル制
御部26に対し回線の切断を指示し、プロトコル制御部
26は無線送受信部27を制御して、上述した図3に示
す手順で切断処理を行わせる。そして、このことによ
り、移動電話20側での位置情報登録のための位置情報
伝送処理が終了する。
【0045】次に、情報受信者50が有する位置情報管
理装置の全体構成を図6に示す。情報処理装置51は、
汎用コンピュータ、ミニコンピュータ及びオフィスコン
ピュータ等の各種コンピータから成り、個人情報データ
ベース52、中継局情報データベース53、及び個人情
報データベース54の管理を行う。
【0046】個人情報データベース52は、移動電話2
0を携帯する営業マンやサービスマン等の社員名等の情
報を、各自が携帯する移動電話20の電話番号に対応付
けて管理しているデータベースであり、そのレコード
は、例えば、図7(a) に示すような形式となっている。
【0047】中継局住所データベース53は、移動電話
網内の全ての無線中継局30について、その識別番号
(中継局情報)を、その住所に対応付けて管理している
データベースであり、そのレコードは、例えば、図7
(b) に示すような形式となっている。
【0048】位置情報データベース54は、上記個人情
報データベース52に登録されている営業マンやサービ
スマン等ように外出頻度の高い社員の最新の位置情報が
登録されるデータベースであり、例えば、図7(c)に
示す形式のレコードにより各社員が携帯している移動電
話20の電話番号とその移動電話20の現在の位置情報
とを、1対1に対応付けて管理している。
【0049】したがって、位置情報データベース54に
登録されている中継局情報(識別番号)をキーとして、
中継局住所データベース53を検索することにより、移
動電話20の携帯者の現在の住所地を容易に見つけ出す
ことができるようになっている。そして、さらに、位置
情報データベース54に登録されている移動電話20の
電話番号をキーとして、個人情報データベース52を検
索することにより、その移動電話20を携帯している社
員の名前を知ることができるようになっている。
【0050】これらのデータベース52,53,54
は、磁気ディスクや光磁気ディスク等の外部記憶装置
に、ファイルとして格納されている。通信制御装置55
は、情報処理装置51の負荷を軽減するために設けられ
た通信制御用の装置であり、一般加入者電話網もしくは
ISDNとの回線接続や、一般加入者電話網もしくはI
SDNを介するデータ通信を制御する。この通信制御装
置55は、チャネルを介して情報処理装置51に接続さ
れている。また、通信制御装置55は、一般加入者電話
網もしくはISDNの回線とは、特に図示していない回
線終端装置(DCE:Data Circuit Terminating Equip
ment)を介して接続されている。
【0051】端末装置56は、例えばパーソナルコンピ
ュータ等から成り、上記データベース52,53,54
への登録や検索のために使用される。次に、上記構成の
位置情報管理装置により行われる位置情報データベース
54の登録・更新処理の動作を説明する。
【0052】通信制御装置55は、常時、一般加入者電
話網もしくはISDNの回線からのデータ受信待ちの状
態となっており、上記回線から移動電話20からの着信
を受信すると、上記回線を介して一般加入者電話網もし
くはISDNに応答信号を送出し、次に、移動電話20
から送信されてくる前記局情報の受信待ちになる。そし
て、その後、上記回線を介して一般加入者電話網もしく
はISDNから移動電話20の送信した局情報を受信す
ると、その局情報をチャネルを介し情報処理装置51へ
送る。
【0053】情報処理装置51は、その局情報を受け取
ると、位置情報データベース54内のその局情報に設定
されている(一般加入者電話網の場合)もしくはISD
Nから受け取った移動電話20の電話番号に対応する位
置情報を、その局情報に設定されているもしくはISD
Nから受け取った位置情報に書き換える。そして、情報
処理装置51は、上記位置情報データベース54の更新
が終了すると、チャネルを介し、通信制御装置55に完
了通知を送る。通信制御装置55は、その完了通知を一
般加入者電話網またはISDNへ送信する。このことに
より、その完了通知は、交換・制御局及び無線中継局3
0を介し、移動電話20へ送られる。続いて、通信制御
装置55は、一般加入者電話網またはISDNを介し移
動電話20からの切断要求を受信すると、一般加入者電
話網またはISDNとの回線切断処理を行う。
【0054】このように、移動電話20の携帯者は、情
報送信キー21と番号キー22の2つのキーを操作する
だけで、会社の本社・支社または営業所等に設けられた
位置情報データベース54に常時、自分の最新の所在地
を登録できる。
【0055】この位置情報データベース54,中継局住
所データベース53,及び個人情報データベース52
は、情報処理装置51に接続されている端末装置56に
より、簡単な操作で参照できるので、営業マンやサービ
スマン等のように外出の機会の多い社員が、現在何処に
いるかを容易に知ることができる。
【0056】また、このシステムは公衆網である一般加
入者電話網またはISDNと携帯電話網とを利用するの
で、現在、宅配業界等が行っているような、非常に多額
の設備投資を必要とする独自の無線システムを構築せず
とも、安価な設備投資を行うだけで同等の機能を有する
システムを構築できる。
【0057】尚、上記実施例では、位置情報データベー
ス54において、移動電話20の所在地を移動電話の電
話番号に対応付けて管理するようにしているが、移動電
話20の携帯者の名前もしくは社員番号等に対応付けて
管理するようにしてもよい。
【0058】さらには、位置情報データベース54と中
継局住所データベース53のみを検索するだけで、各社
員の現在の所在地を知ることができるように、位置情報
データベース54が管理するレコードの構成を、図8に
示すような構成としてもよい。
【0059】また、パーソナルコンピュータ等のISD
N端末をISDNアダプタやデジタルPBXを介してI
SDNに接続し、ISDN端末により移動電話の携帯者
の所在地を管理するようにしてもよい。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、移動電話の携帯者が、
その移動電話を用いて、自分の現在位置をカバーしてい
る無線基地局に自分の現在位置を示す位置情報を送信で
きるようにすると共に、さらに、一般加入者電話網また
はISDN等の固定網に接続されている情報処理装置
が、上記移動電話から送信された位置情報を受信し、そ
の位置情報に基づき各移動電話の携帯者の現在位置を管
理できるようにしたので、営業マンやサービスエンジニ
ア、または物流業界の運転手等のように、所在地が移動
する頻度の高い社員が移動電話を携帯し、彼らがその移
動電話を用いて、所在地を移動する毎にその位置情報を
当該無線基地局に送信することにより、上記情報処理装
置により彼らの現在位置を正確に管理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明(第1の発明)のブロック図である。
【図2】本発明(第2及び第3の発明)のブロック図で
ある。
【図3】一実施例の全体構成を示す概要図である。
【図4】上記一実施例における位置情報登録動作の全体
的な通信手順を説明する図である。
【図5】移動電話の回路構成を示すブロック図である。
【図6】受信者側のシステムの全体構成を示すブロック
図である。
【図7】個人情報データベース52、中継局住所データ
ベース53、及び位置情報データベース54の内部構成
の一例を示す図である。
【図8】位置情報データベースに格納されるレコードの
他の形式を示す図である。
【符号の説明】
1 受信手段 2 位置情報送信手段 5 位置情報データベース 6 位置情報受信手段 7 データベース管理手段 8 検索手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自電話の現在位置を管理エリアとしてい
    る無線基地局の識別番号を、その無線基地局から所定周
    波数帯の電波により無線で受信する受信手段と、 所定の指示に応じて、少なくとも前記受信手段により受
    信された前記無線基地局の識別番号を含む位置情報を、
    前記無線基地局に所定周波数帯の電波により無線で送信
    する位置情報送信手段と、 を有することを特徴とする移動電話。
  2. 【請求項2】 移動電話もしくは移動電話の携帯者とそ
    の移動電話の現在位置とを対応付けて管理する位置情報
    データベースと、 請求項1記載の移動電話から送信された位置情報を、所
    定の通信網を介して受信する位置情報受信手段と、 該位置情報受信手段により受信された位置情報に基づ
    き、前記位置情報データベースの登録・更新を行うデー
    タベース管理手段と、 を有することを特徴とする位置情報管理システム。
  3. 【請求項3】 所定の指示に応じて、前記位置情報デー
    タベースに登録されている任意の移動電話もしくは任意
    の移動電話の携帯者の位置情報を検索し、その検索結果
    を出力する検索手段を、 さらに有することを特徴とする請求項2記載の位置情報
    管理システム。
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