JPS5830778B2 - 自動車集団電話方式 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動車電話に集団で加入している利用者に対し
、集団中での情報の伝達を迅速かつ容易に行なえるよう
にした自動車集団電話方式に関する。

従来の公衆自動車電話において、移動局から他の電話機
を呼び出す際はかならず数桁のダイヤル操作が必要であ
り、運転中の自動車電話の使用が困難であるといった欠
点があった。

また、会社などで自動車電話に加入し、複数の移動局を
所有しており、複数の移動局に全く同じ内容の情報を送
りたい場合が生じたとする。

この場合従来の自動車電話では、いちいち−局ずつの移
動局を呼出し用件を通知する必要があり移動局の数だけ
同じ操作を行なわなければならず迅速な連絡が取りにく
いといった欠点があった。

従って本発明は従来の技術の上記欠点を改善するもので
、その目的は集団内での迅速な情報伝達が容易にできる
自動車集団電話方式に関する。

本発明によると、集団で自動車電話に加入しておれば、
自動車電話機からの発信は送受話機を上げるだけで自分
の属する集団の指令台に接続され、指令台からは自分の
集団の自動車電話機へ一斉指令ができる。

本発明の特徴とするところは、一般電話網と相互接続可
能な自動車電話方式において、複数の移動局の集団毎に
自動車電話交換局と直接接続される自動車集団電話加入
者の指令台をもうけ、各移動局は一般モードと集団モー
ドの選択が可能であり、移動局からの発信は一般モード
では通常の自動車電話と同じに機能、集団モードではオ
フフックのみで当該移動局の属する指令台に接続され、
指令台からの発信は移動局のモードにかかわらず当該指
令台に属する移動局を一斉に順次呼出し一斉指令が可能
なごとき自動車集団電話方式にあり、以下図面により詳
説する。

第１図は本発明で使用する自動車電話機（移動局）の構
成例であり、１０１はアンテナ、１０２は無線送受信機
、１０３は自動車電話機の制御回路、１０４は送受話機
、１０５は集団モードと般モードの切替スイッチである
。

第２図は自動車電話機から送出される発呼信号のフォー
マットの例であり、２０１は同期信号、２０２は発呼信
号であることを表示する部分、２０３はこの発呼が集団
モードでの発呼か一般モードでの発呼かを表すモード表
示部、２０４は自動車電話番号である。

第１図の自動車電話機の制御回路１０３でオフフックを
検出したらモード切替スイッチが集団モードに設定され
ているか一般モードに設定されているかを識別する。

制御回路１０３は送受信機１０２の送信部を動作させモ
ード切替スイッチが集団モードに設定されていれば第２
図の発呼信号の２０３の部分を集団モード表示にし、一
般モードに設定されていれば発呼信号の２０３の部分を
一般モード表示にしてアンテナ１０１を通し送出する。

第３図は本発明の実施例であって、３０１は自動車電話
交換局と直接結ばれた自動車集団電話加入者の指令台、
３０２は自動車電話交換局、３０３はスイッチ回路網、
３０４は自動車電話交換局を制御している制御装置、３
０５は記憶装置、３０６は一斉指令用分配装置、３０７
は無線基地局、３０８は第１図の自動車電話機を積んだ
自動車集団加入者の自動車である。

自動車電話交換局３０２では記憶装置３０５の中に集団
に属する全自動車番号を記憶している指令台対応の記憶
場所及び自分の属する指令台番号を記憶している自動車
電話機対応の記憶場所を持つ０ 以下第３図を用い動作を順次説明する。

自動車電話交換局３０２の制御装置３０４で自動車電話
機の発呼信号を無線基地局３０７を通し検出したら発呼
信号内のモード表示部２０３から集団モードでの発呼か
、一般モードでの発呼かを判定する。

一般モードでの発呼の場合は通常の接続を行なつ○ 集団モードでの発呼の場合は自動車電話機対応の記憶場
所に記憶されている指令台番号の指令台を呼び出しスイ
ッチ回路網３０３を通し接続する。

自動車電話交換局３０２の制御装置３０４で指令台３０
１からの発呼を検出すると制御装置４は指令台３０１を
スイッチ回路網３０３を通し一斉指令用分配装置３０６
につなぎ、指令台対応の記憶場所に記憶している自動車
電話番号を順次呼出し応答した自動車電話機と一斉指令
用分配装置３０６をスイッチ回路網３０３を通し順次接
続する。

以上説明したように自動車電話機からは集団モードに設
定しておけばオフフックのみで自分の属する集団の指令
台と通話ができ、指令台からは自分の集団に属する自動
車電話機に対し簡単な操作で一斉指令ができる。

以上説明したように、集団で自動車電話に加入している
移動局からは受信機を上げるだけで（オフフック）指令
台に接続できるため、運転中の発呼も安全にでき、迅速
な連絡ができる。

また指令台からは自分の集団に属する移動局に対し一斉
指令が可能となり移動局への迅速な情報伝達が可能とな
るといった利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を適用した移動局の構成例、第２図は発
呼信号のフォーマットを示す図、第３図は本発明を実施
するための方式構成例を示す。 １０１・・・・・・アンテナ、１０２・・・・・・送受
信部、１０３・・・・・・制御部、１０４・・・・・・
送受話機、１０５・・・・・・モード切替スイッチ、２
０１・・・・・・同期信号、２０２・・・・・・発呼信
号表示部、２０３・・・・・・モード表示部、２０４・
・・・・・自動車電話番号、３０１・・・・・・指令台
、３０２・・・・・・自動車電話交換局、３０３・・・
・・・スイッチ回路網、３０４・・・・・・制御装置、
３０５・・・・・・記憶装置、３０６・・・・・・−斉
指令用分配装置、３０７・・・・・・無線基地局、３０
８・・・・・・移動局。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １一般電話網と相互接続可能な自動車電話方式において
   、自動車電話交換局に複数の移動局の集団毎に該交換局
   に直接接続される指令台と、該指令台と移動局を対応さ
   せる情報を記憶する記憶場所を設け、移動局に一般モー
   ドと集団モードを選択する切替手段と、発呼時選択され
   たモードを識別し選択されているモードを自動車電話交
   換局に送出する機能を設けることにより、自動車電話交
   換局で移動局の発信を検出した時、移動局から送られた
   モードの情報により、一般モードの時は通常の自動車電
   話と同様に移動局でダイヤルすることで相手に接続し、
   集団モードの時は移動局でダイヤルをすることを必要と
   せずに自動車電話交換局に設けられた指令台と移動局を
   対応させる情報により、該移動局の属する指令台に接続
   し、指令台からの発信を検出した時は自動車電話交換局
   に設けられた指令台と移動局を対応させる情報により、
   該指令台に属する移動局を順次呼び出し、複数の移動局
   を同時に指令台に接続することを特徴とする自動車集団
   電話方式。