JPH0516762U - 巻取機用押えロール - Google Patents

巻取機用押えロール

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Publication number
JPH0516762U
JPH0516762U JP7338591U JP7338591U JPH0516762U JP H0516762 U JPH0516762 U JP H0516762U JP 7338591 U JP7338591 U JP 7338591U JP 7338591 U JP7338591 U JP 7338591U JP H0516762 U JPH0516762 U JP H0516762U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
elastic body
film
wound
winder
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Pending
Application number
JP7338591U
Other languages
English (en)
Inventor
和夫 岸本
文雄 和田
Original Assignee
三菱重工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三菱重工業株式会社 filed Critical 三菱重工業株式会社
Priority to JP7338591U priority Critical patent/JPH0516762U/ja
Publication of JPH0516762U publication Critical patent/JPH0516762U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロール状に巻き取られる際、波打った状態で
供給されるフィルムを伸長して、皺の発生を防止しなが
ら製品ロールに巻き取る。 【構成】 ロール状に巻き取られるフィルムの製品ロー
ルの表面に押圧される押えロール110の構造を、芯金
116上に弾性体117を貼着し、更にその表面を合成
樹脂118で被覆して構成してなるものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はフィルム、特にプラスチックフィルムの巻取製品ロールに押圧される 巻取機用押えロールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2は従来のフィルム巻取装置全体の概念図を示し、図3は前記装置に使用さ れている押えロールの断面図を示しており、11は押えロール全体を示す。この 押えロール11は巻取装置の巻き取り部にて、ロール状に巻き取られるフィルム Fの製品ロール12の表面に、適当な押圧手段(図示略)により押圧される。な お、13は製品ロール12の巻き取り軸又は巻き取り用コア、14a,14bは ガイドロールである。
【0003】 押えロール11は図4に示すように、そのロール環15が円筒状の芯金16と 、同芯金16上に被覆された弾性体17から構成されている。即ち、押えロール 11は、その表層がゴム等の弾性体17で構成され、同弾性体17の内層側は円 筒形の芯金16で構成されている。芯金16上に弾性体17が被覆されたロール 環15が、巻取中の製品ロールの表面に適当な押圧力によって押し付けられるこ とにより、目標とする硬度を有する製品ロールが真円に近い良好な巻き姿で巻き 取られる。なお、ロール状の芯金を弾性体で被覆してなる前記のような押えロー ルの従来技術としては、特公昭59−26569号公報、実開昭62−1577 48号公報に示すものが提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前述の押えロールを使用した場合には、押えロールの外面を被覆する被覆材質 が弾性体であるゴムであるため、フィルムとの摩擦係数が大きく、ガイドロール を介して送られている波打ったフィルムは、前記の摩擦係数のために伸延されず 、そのままの状態で製品ロールに巻き取られる。その結果、フィルムに皺が発生 するという問題があった。
【0005】 このためゴムの表面に布20を巻き付けることが図5に示す如く行なわれてい るが、同布は短期間で交換を要するため、図5に示すような巻き付け構造がとら れている。即ち布20は接着剤で貼着され、一周後、簡便に布を取り替えるため に同布の上に重ねられて仕上げされる。その為継目に段差が生じ、振動の原因に なる欠点があった。 本考案は前記従来の問題を解消することができる巻取機用押えロールを提供せ んとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このため本考案は、ロール状に巻き取られるフィルムの製品ロールの表面に押 圧される押えロールの構造を、芯金上に弾性体を貼着し、更にその表面を合成樹 脂で被覆して構成してなるもので、これを課題解決のための手段とするものであ る。
【0007】
【作用】
本考案の巻取機用押えロールは、芯金上に弾性体を貼着し、その上を更に合成 樹脂で被覆することにより、フィルムと押えロールとの摩擦係数は小さいことか ら、供給されるフィルムは伸長され、皺の発生を防止しながら製品ロールに巻き 取ることができる。
【0008】
【実施例】
以下本考案を図面の実施例について説明すると、図1はフィルム巻取装置に使 用されている本考案の実施例を示す押えロールの側断面図を示している。さて図 1において110は押えロール全体を示し、同押えロール110は巻取装置の巻 き取り部にて、取付け状に巻き取られるフィルムFの製品ロールの表面に図2に 示すような適当な押圧手段(図示略)により押圧される。また押えロール110 は図1に示すように、そのロール環115は、円筒状の芯金116と、同芯金1 16上に厚み5〜20mmで被覆する弾性体117よりなる。なお、弾性体として は天然ゴム、合成ゴムとしてブチルゴム、アクリルゴム等を使用する。そして更 に、弾性体117上に合成樹脂118を用い厚み0.1〜5mmで被覆する。なお 、合成樹脂118の厚みは、弾性体117の弾性作用を妨げない範囲が望ましい 。また合成樹脂118としては、塩化ビニール、ポリエチレン等でもよいが、フ ッソ樹脂が好ましい。フッソ樹脂としては、ポリテトラフルオロエチレン、ポリ クロロトリフルオロエチレン、テトラフルオロエチレンとエチレンの共重合体の 樹脂、ポリフッ化ビニデン等がある。 例えば合成樹脂118として、テフロンチューブを弾性体117の外周に被覆 することにより押えロール110を構成する。即ち、押えロール110は、その 表層が合成樹脂(フッソ樹脂等)118、同フッソ樹脂118の内層がゴム等の 弾性体117、更に同弾性体117の内層側は円筒形の芯金116で構成されて いる。
【0009】 芯金116上に弾性体117を介してフッソ樹脂等の合成樹脂118で被覆さ れたロール環115は、巻取中の製品ロールの表面に図示省略の押圧機構によっ て押圧されるが、その押圧力は弾性体117の作用を介して更に調整され、ガイ ドロールからの波打ったフィルムFは、合成樹脂の摩擦係数の小さいことによっ て、即ち滑り作用によって前記波は巻き取られたフィルムF上を伸長されながら 、皺が取り除かれて巻き取られる。その為フィルムFは、目標とする硬度を有し 、皺の発生を防止しながら製品ロールが真円に近い良好な巻き姿で巻き取られる 。
【0010】
【考案の効果】
以上詳細に説明した如く、本考案の巻取機用押えロールによれば、押えロール の表面材質を合成樹脂としたことによってフィルムとの摩擦係数が小さくなるた め、供給される波打ったフィルムは伸長され、皺の発生を防止しながら製品ロー ルに巻き取られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る巻取機用押えロールの正
面断面図である。
【図2】従来のフィルム巻取装置の全体の側面図であ
る。
【図3】図2における巻取状態を示す説明図である。
【図4】従来の巻取機用押えロールの正面断面図であ
る。
【図5】他の従来の巻取機用押えロールの巻き取り状態
を説明する側断面図である。
【符号の説明】
110 押えロール 115 ロール環 116 芯金 117 弾性体 118 合成樹脂

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状に巻き取られるフィルムの製品
    ロールの表面に押圧される押えロールの構造を、芯金上
    に弾性体を貼着し、更にその表面を合成樹脂で被覆して
    構成したことを特徴とする巻取機用押えロール。
JP7338591U 1991-08-21 1991-08-21 巻取機用押えロール Pending JPH0516762U (ja)

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JPH0516762U true JPH0516762U (ja) 1993-03-02

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5795415A (en) * 1980-12-05 1982-06-14 Toray Ind Inc Transfer of resin sheet

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5795415A (en) * 1980-12-05 1982-06-14 Toray Ind Inc Transfer of resin sheet

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Legal Events

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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970304