JPH0638031Y2 - 巻取り機のタッチローラ - Google Patents

巻取り機のタッチローラ

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JPH0638031Y2
JPH0638031Y2 JP1985153194U JP15319485U JPH0638031Y2 JP H0638031 Y2 JPH0638031 Y2 JP H0638031Y2 JP 1985153194 U JP1985153194 U JP 1985153194U JP 15319485 U JP15319485 U JP 15319485U JP H0638031 Y2 JPH0638031 Y2 JP H0638031Y2
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JP
Japan
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touch roller
web
winding
roller
winder
Prior art date
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Application number
JP1985153194U
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JPS6263248U (ja
Inventor
義雄 月野
元康 上之原
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、フイルム或いは紙などの巻取り機の巻取ロー
ルに押付けるタッチローラに関し、特に印刷機における
巻取り機に好適なタッチローラに関する。
〔従来の技術〕
従来、印刷機において、印刷機のフイルム或いは紙等の
ウェブを巻取る際に、ウェブの種類によっては、巻取ら
れたウェブ間に空気を巻き込んで巻崩れを生じる欠点が
あった。それを防止する方法として例えば、実願昭55-6
4306号(実開昭56-165747号)のマイクロフイルムの記
載にみられるように、巻取り中の巻取ロールにウェブが
巻取られる位置において、ウェブを巻取ロール外周面に
押付けるタッチローラが使用されている。このようなタ
ッチローラの材質には通常、弾性ゴム部材が用いられ、
表面がゴム硬度40°ぐらいの平滑なゴムローラで形成さ
れている。
〔考案が解決しょうとする問題点〕
しかし、このようなゴムローラでは巻取りロールに対す
る接圧を低く設定してもウェブの巻きが硬くなり過ぎ、
ブロッキングを生じるとか、巻締まりを生じ、しわの原
因になるという問題があった。
そこで、前掲実願昭55-64306号のマイクロフイルムに記
載の考案では、弾性ゴム部材と円形芯部材との間に弾性
スポンジ部材を介在させたタッチローラを提唱している
が、主として磁気テープの原反用であるので一般向けと
しては充分な効果はえられていない。
本考案は、かかる従来の問題点に鑑みて為されたもの
で、ウェブを適当な高度に巻取ることを可能にするタッ
チローラを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案者らは上記の問題点を解決すべく鋭意研究の結
果、従来の表面平滑なゴムローラに代えて、円筒状心金
(2)の表面を硬度のきわめて低いスポンジ状材料で被
覆して被覆層(3)を形成すると共にその被覆層(3)
表面に溝(4)を穿設し、さらに、その溝条を対向らせ
ん状に配置したタッチローラを用いた処、ウェブが巻崩
れせず、且つ適当な硬度に巻取ることができることを見
出し、本考案に到達した。
すなわち、本考案は、巻取り機の巻取ロールに押付ける
タッチローラにおいて、円筒状心金の表面にスポンジ状
材料の被覆層を形成し、且つその被覆層の表面に対向ら
せん状に溝を穿設してなる巻取り機のタッチローラを要
旨とする。
そのスポンジ状材料としては、従来、タッチローラとし
て使用されているゴムローラの表面の硬度(ゴム硬度40
°程度)よりも硬度の低い、例えばゴム硬度計では測定
が困難な程度の硬度のものが使用できる。具体的には、
スポンジ状ゴムが好適である。
〔作用〕
本考案のタッチローラによりウェブが適度な硬度に巻取
られる理由は未だ充分には解明されていないが、第一
に、タッチローラの表面が極めて柔らかいため、ウェブ
が巻取られた巻取ロールの外周面を、柔らかく押付ける
ことになるからであり、第二には、溝の部分ではウェブ
の押付力が低いため、ウェブ間に適度の空気が残り、し
かも溝条を対向らせん状に配置してあるので、溝の部分
つまり巻取ロール表面に対する押圧力の低い部分の位置
が常に移動して均一に配分する結果、ウェブは巻崩れし
ない程度の柔らかさに巻取られ、巻取ロール全体を均一
な柔らかさに巻くことができ、巻締まりによるしわやブ
ロッキングが防止されるものと推定される。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す平面図、第2図はその
一部拡大断面図である。
タッチローラ1は、円筒状の心金2とその上の被覆層3
で構成されており、その被覆層3はきわめて柔らかいス
ポンジ状ゴムで形成されている。
被覆層3の表面には溝4を穿設してあり、その溝条は対
向らせん状に配置されている。なお、第1図では図面の
簡略化のため、らせん状の溝4のピッチを大きくしてい
るが、実際には小さなピッチで多数の溝4が形成されて
いる。溝4のピッチ、幅、傾斜角等は使用するウェブの
種類に応じて定めればよい。
第3図は、上記タッチローラ1を用いた巻取り機の概略
側面図であり、5はウェブ巻取りにより形成された巻取
ロール、6はウェブ、7はガイドローラである。
タッチローラ1は揺動アーム8の先端に保持れ、揺動ア
ーム8に連結された加圧シリダー9により巻取りロール
5の外周面に押付けられている。この構造の巻取り機に
おいて、ウェブ6はガイドローラ7を通った後、タッチ
ローラ1の外周面に接触し、直ちに巻取ロール5に押付
けられ巻取られる。この際、ウェブ6は、巻取ロール5
の外周面に接触する位置にてタッチローラ1で原反ロー
ル5外周面に押付けられているので過剰な空気の巻き込
みが防止され、巻崩れすることなく、適度な硬度に巻取
られる。
なお、第3図ではウェブをタッチローラ1の外周面に接
触させた後、巻取ロール5に巻付けているが、タッチロ
ーラ配置位置はこの位置に限らず、ウェブが巻取ロール
外周面に巻付いた後の位置でそのウェブを押付けるよう
に配置してもよい。
〔考案の効果〕
以上に説明したように、本考案のタッチローラは、表面
が極めて柔らかいスポンジ状材料の被覆層であり且つそ
の被覆層表面には溝を対向らせん状に配設してあるか
ら、ウェブ巻取りの際に既にウェブを巻取った巻取ロー
ルの外周面を過度に押付けて、過剰な空気の巻き込みを
防いで、巻取ロールの巻崩れを防ぐことができ、また、
巻取ロールが硬くなり過ぎるので防いでブロッキングの
発生やしわの発生を防止することができる。
この結果、本考案のタッチローラを用いて巻取った巻取
ロールは巻姿が良く、且つ巻硬度が適当であるので、後
工程においてトラブルを発生することがない。
以上の説明は本考案のタッチローラを印刷機の巻取り機
に使用した場合についてのものであるが、本考案のタッ
チローラは印刷機に限らず、他の装置、例えばフイルム
製造機、加工機等の巻取り機にも使用しうることは言う
までもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のタッチローラの平面図、第
2図はそのタッチローラの一部の拡大断面図、第3図は
上記タッチローラを使用した巻取り機の概略側面図であ
る。 1…タッチローラ、2…心金、3…被覆層、4…溝 5…巻取ロール、6…ウェブ、7…ガイドローラ 8…揺動アーム、9…加圧シリンダー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻取り機の巻取ロールに押付けるタッチロ
    ーラ(1)において、円筒状心金(2)の表面にスポン
    ジ状材料の被覆層(3)を形成し、その被覆層(3)の
    表面には対向らせん状に溝(4)を穿設してなる巻取り
    機のタッチローラ。
JP1985153194U 1985-10-08 1985-10-08 巻取り機のタッチローラ Expired - Lifetime JPH0638031Y2 (ja)

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JP1985153194U JPH0638031Y2 (ja) 1985-10-08 1985-10-08 巻取り機のタッチローラ

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JPS6263248U JPS6263248U (ja) 1987-04-20
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JPS6026028Y2 (ja) * 1980-05-09 1985-08-05 日立マクセル株式会社 広幅テ−プの巻取装置
JPS59140250U (ja) * 1983-03-09 1984-09-19 株式会社リコー 巻取り装置
JPS61171778U (ja) * 1985-04-11 1986-10-24

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