JPH0518095Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0518095Y2 JPH0518095Y2 JP8210188U JP8210188U JPH0518095Y2 JP H0518095 Y2 JPH0518095 Y2 JP H0518095Y2 JP 8210188 U JP8210188 U JP 8210188U JP 8210188 U JP8210188 U JP 8210188U JP H0518095 Y2 JPH0518095 Y2 JP H0518095Y2
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- JP
- Japan
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- roll
- seed film
- felt belt
- water
- making
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
- Paper (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は抄造法における種膜巻取装置に関す
る。
る。
繊維補強セメント板の製造装置として、第3図
に示すようにフエルトベルト上にセメント組成物
よりなる種膜Bを抄造し、これをメーキングロー
ルC上に巻取り積層していき、一定厚さとなれ
ば、これを切開して平らに展開し、所定寸法に裁
断して養生硬化させる、いわゆる抄造装置が周知
である。
に示すようにフエルトベルト上にセメント組成物
よりなる種膜Bを抄造し、これをメーキングロー
ルC上に巻取り積層していき、一定厚さとなれ
ば、これを切開して平らに展開し、所定寸法に裁
断して養生硬化させる、いわゆる抄造装置が周知
である。
上記抄造装置においては、フエルトベルトA上
の種膜BがメーキングロールC上に転位付着する
よう、一般にボトムロールと称する圧接ロールD
が配設される。
の種膜BがメーキングロールC上に転位付着する
よう、一般にボトムロールと称する圧接ロールD
が配設される。
ところで、上記ボトムロールDは従来、一般的
にゴム製ロールとされ、その材質の弾性を利用し
て圧接する構成とされていたが、このゴム製ロー
ルは全く吸水性を有しないため、以下の問題が生
じることが有つた。
にゴム製ロールとされ、その材質の弾性を利用し
て圧接する構成とされていたが、このゴム製ロー
ルは全く吸水性を有しないため、以下の問題が生
じることが有つた。
即ち、種膜Bの含有水分が多すぎるとメーキン
グロールC上に積層後、ボトムロールDの圧接に
より水分が絞り出される状態となり、このとき、
水の逃げ場が無いためメーキングロールC上で積
層膜に水分のだぶ付きによるしわ状の変形部が出
来、平滑面となし得ないことが有り、このような
欠点を解消するため、種膜の含有水分を少なく制
御すると今度は水分不足により種膜同志の接着が
不十分となり、いかにボトムロールDの圧接力を
強くしても層間剥離を生じることとなる。
グロールC上に積層後、ボトムロールDの圧接に
より水分が絞り出される状態となり、このとき、
水の逃げ場が無いためメーキングロールC上で積
層膜に水分のだぶ付きによるしわ状の変形部が出
来、平滑面となし得ないことが有り、このような
欠点を解消するため、種膜の含有水分を少なく制
御すると今度は水分不足により種膜同志の接着が
不十分となり、いかにボトムロールDの圧接力を
強くしても層間剥離を生じることとなる。
従つて、種膜の含有水分調整が非常に困難とな
る問題が有つた。
る問題が有つた。
この考案は上記問題点に鑑み、層間剥離防止の
ため積層種膜の含有水分を多くしても、これに起
因する板材表面の不良発生を無くし、もつて製造
管理の容易に行なえる抄造法における種膜巻取装
置を得ることを目的としてなされたものである。
ため積層種膜の含有水分を多くしても、これに起
因する板材表面の不良発生を無くし、もつて製造
管理の容易に行なえる抄造法における種膜巻取装
置を得ることを目的としてなされたものである。
即ち、この考案の抄造法における種膜巻取装置
はセメント組成物より成る種膜を抄造するフエル
トベルトと、該フエルトベルト上の種膜と接し、
巻取り積層していくメーキングロールと、前記フ
エルトベルトをメーキングロールへ圧接する少な
くとも外表面が透水性材質より形成されたボトム
ロールとから成ることを特徴とするものである。
はセメント組成物より成る種膜を抄造するフエル
トベルトと、該フエルトベルト上の種膜と接し、
巻取り積層していくメーキングロールと、前記フ
エルトベルトをメーキングロールへ圧接する少な
くとも外表面が透水性材質より形成されたボトム
ロールとから成ることを特徴とするものである。
第1図に示すように、フエルトベルトAよりメ
ーキングロールCへセメント組成物より成る種膜
Bを転位付着させる部分では、フエルトベルトA
がメーキングロールCの周方向に沿つて面接触す
るようボトムロールDが配設される。
ーキングロールCへセメント組成物より成る種膜
Bを転位付着させる部分では、フエルトベルトA
がメーキングロールCの周方向に沿つて面接触す
るようボトムロールDが配設される。
従つて、このメーキングロールCの周に沿つた
部分C′が凹部となり、絞りだされた水分が滞留し
やすくなる。
部分C′が凹部となり、絞りだされた水分が滞留し
やすくなる。
そこで、ボトムロールDとして、外表面1が透
水性を有する材質とすることにより、浸出水分の
排除しやすくするのである。
水性を有する材質とすることにより、浸出水分の
排除しやすくするのである。
なお、上記ボトムロールDの材質としては、外
表面1の透水性を有していれば良く、例えば第2
図に示すようなワイヤーメツシユ製のロール、あ
るいは多孔鋼板によるドラム(図示せず)などと
される。
表面1の透水性を有していれば良く、例えば第2
図に示すようなワイヤーメツシユ製のロール、あ
るいは多孔鋼板によるドラム(図示せず)などと
される。
第2図に示したように、リム3,3間に目の粗
さ3mmのワイヤーメツシユ2を張つたロールをボ
トムロールとし、水分過多ぎみとして種膜を抄造
し、メーキングロール上に積層した。
さ3mmのワイヤーメツシユ2を張つたロールをボ
トムロールとし、水分過多ぎみとして種膜を抄造
し、メーキングロール上に積層した。
絞り出された余剰水分は、ワイヤーメツシユ2
の間から流出し、メーキングロール上の積層体に
はしわ等の発生は全くなかつた。
の間から流出し、メーキングロール上の積層体に
はしわ等の発生は全くなかつた。
次に直径6mmの丸孔を5cm四方の中に15〜20個
穿設した孔明き鋼板より成るロールを上記ワイヤ
ーメツシユロールに替えて実施したところ、同様
に水分浸出に起因するしわ等の発生が防止出来
た。
穿設した孔明き鋼板より成るロールを上記ワイヤ
ーメツシユロールに替えて実施したところ、同様
に水分浸出に起因するしわ等の発生が防止出来
た。
この考案は以上説明したように、メーキングロ
ールへフエルトベルトを圧接するボトムロール
が、透水性を有するため、圧接圧力によつて絞り
出される余剰水分が迅速に排出され、水分滞留が
有効に防止される結果、不良品の発生が防止出来
ると共に種膜の水分調整も容易となるなどの効果
を有する。
ールへフエルトベルトを圧接するボトムロール
が、透水性を有するため、圧接圧力によつて絞り
出される余剰水分が迅速に排出され、水分滞留が
有効に防止される結果、不良品の発生が防止出来
ると共に種膜の水分調整も容易となるなどの効果
を有する。
第1図は実施例の要部側面図、第2図は実施例
の要部斜視図、第3図は抄造装置の説明図であ
る。
の要部斜視図、第3図は抄造装置の説明図であ
る。
Claims (1)
- セメント組成物より成る種膜を抄造するフエル
トベルトと、該フエルトベルト上の種膜と接し、
巻取り積層していくメーキングロールと、前記フ
エルトベルトをメーキングロールへ圧接する少な
くとも外表面が透水性材質より形成されたボトム
ロールとから成ることを特徴とする抄造法におけ
る種膜巻取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8210188U JPH0518095Y2 (ja) | 1988-06-20 | 1988-06-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8210188U JPH0518095Y2 (ja) | 1988-06-20 | 1988-06-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH029507U JPH029507U (ja) | 1990-01-22 |
JPH0518095Y2 true JPH0518095Y2 (ja) | 1993-05-14 |
Family
ID=31306864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8210188U Expired - Lifetime JPH0518095Y2 (ja) | 1988-06-20 | 1988-06-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0518095Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-06-20 JP JP8210188U patent/JPH0518095Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH029507U (ja) | 1990-01-22 |
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