JPH05167545A - ノイズ抑制fm受信装置 - Google Patents

ノイズ抑制fm受信装置

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JPH05167545A
JPH05167545A JP35201791A JP35201791A JPH05167545A JP H05167545 A JPH05167545 A JP H05167545A JP 35201791 A JP35201791 A JP 35201791A JP 35201791 A JP35201791 A JP 35201791A JP H05167545 A JPH05167545 A JP H05167545A
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JP
Japan
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signal
component
noise
switching
subcarrier
Prior art date
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Pending
Application number
JP35201791A
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English (en)
Inventor
Haruo Sakata
晴夫 坂田
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Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Clarion Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステレオ放送の受信信号を、副搬送波信号で
スイッチングしてからFM復調するFM受信装置におい
て、このスイッチングに伴うノイズを低減して聞きやす
くすることである。 【構成】 周波数コンバータ2からのIF信号がFM復
調器3で復調され、ベースバンド信号がBPF4及びL
PF10に入力される。BPF4の出力fpから副搬送
波発振器5で作られた副搬送波信号2fpに基づいてパ
ルス発生器6より出力されるパルスでスイッチ7が切り
換えられ、前記IF信号がFM復調器8,9に与えられ
る。そして夫々の出力ER1,EL1が、LPF10からの
モノラル信号EMと共にマトリクス回路11に加えら
れ、ディエンファシス回路12,13を介して右耳信
号、左耳信号が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はFM受信装置に係り、特
にFMステレオ受信信号を副搬送波信号でスイッチング
してからFM復調する方式のFM受信装置において、上
記スイッチングに伴うノイズを低減するための構成に関
する。
【0002】
【従来の技術】ステレオ放送のFM波を受信する際に、
従来のFM受信機の復調回路では受信信号の周波数に比
例する三角ノイズを伴うので、38kHzの正弦波信号を
副搬送波として使用しているステレオ成分(ES)はベ
ースバンドで0〜15kHzのモノラル成分(EM)に比
べてSN比が劣化する欠点がある。
【0003】そこで本件出願人は上記欠点を改善するた
め先に特願昭63−135552号(特開平1−305
736号)及び特願昭63−274326号(特開平2
−121425号)を出願した。
【0004】前記特願昭63−135552号はFM復
調信号から抽出されたパイロット信号に基づいて、IF
信号をスイッチングして得られた第1及び第2のIF信
号をFM復調するものである。
【0005】また、前記特願昭63−274326号
は、FMステレオ受信機用PLLループ及び該PLLル
ープより得られた19kHzパルスを用いてパイロット信
号を判別するループ中に、FM復調器を用いて、そのD
C成分出力によりステレオ表示及びステレオ復調のため
のスイッチングを行うものである。
【0006】上記何れの出願も、IF信号のスイッチン
グ後の信号をFM復調する点が共通しているが、このよ
うなIF信号のスイッチングに伴ってノイズ発生の可能
性を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本件出願人は、
更に、特願平2−247817号及び特願平2−197
205号を出願した。上記特願平2−247817号は
FM復調信号より得られた副搬送波信号によってIF信
号をスイッチングすると共にベースバンド信号によりF
M周波数帯域を圧縮制御するものである。
【0008】しかもこの出願のものでもやはりIF信号
のスイッチングを行っているので、なお、前記欠点を有
している。また、特願平2−197205号は、ステレ
オ成分(ES)のIF信号を発生させてからFM復調
し、そのFM復調出力とモノラル成分EMとをマトリク
ス処理して左右側信号EL,ERを得るものである。
【0009】この出願によると、モノラル成分を組み合
わせるので、スイッチングノイズを聴感上抑制できる
が、ステレオ成分ESに対応するIF信号を演算処理に
より導かねばならないという問題がある。
【0010】更に本件出願人は特願平2−270089
号を出願しており、この出願は、38kHz副搬送波信号
でIF信号をスイッチングし、スイッチングされたIF
信号をFM復調し、その復調出力をマトリクス回路及び
ディエンファシス回路で処理することにより左右側信号
を得るものである。
【0011】しかしながらこの出願の方式では、上記ス
イッチングによるIF信号の搬送波成分の欠落で、FM
復調時に低レベルのノイズを発生する欠点がある。この
ノイズはステレオ聴取時に大半が両スピーカの中央から
聞こえてくる場合があり、耳障りである。
【0012】本発明の目的は前記各出願、特に特願平2
−270089号のように、ステレオ放送のFM波を副
搬送波信号でスイッチングしてからFM復調する方式の
受信装置において、スイッチングに伴うノイズを低減し
て聴感上聞きやすくするための構成を提案することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、受信信号を所定の中間周波信号に変換
し、該中間周波信号から得られた所定の制御信号に基づ
いて該中間周波信号をスイッチングして後、FM復調し
ステレオ成分信号を得るFM受信機において、前記中間
周波信号をFM復調してベースバンド信号を得る第1F
M復調手段と、上記ベースバンド信号からモノラル成分
信号を得るモノラル成分抽出手段と、前記ベースバンド
信号から副搬送波成分信号を得る副搬送波成分抽出手段
と、上記副搬送波成分信号に基づいて前記中間周波信号
をスイッチングして左右側FM成分信号を得るスイッチ
ング手段と、上記左右側FM成分信号をFM復調して左
右側成分信号を得る第2FM復調手段と、上記左右側成
分信号と前記モノラル成分信号とをマトリクス処理し
て、前記スイッチング手段に基づいて生ずるノイズ成分
が除去されたステレオ成分信号を得るマトリクス処理手
段と、を有することを特徴とする。
【0014】更に上記本発明の装置の好適な実施例にお
いて、前記左右側FM成分信号を夫々、EL,ERとし、
共通ノイズ成分をnC、左右側ノイズ成分を夫々nL,n
Rとして、前記左右側成分信号を夫々EL1,ER1とする
時、EL1=EL+nC+nR,ER1=ER+nC+nRであ
り、前記マトリクス処理手段は、前記モノラル成分信号
をEMとすると、前記マトリクス処理により前記ステレ
オ成分信号EL’,ER’として、 EL’=EM−(ER1−EL1)/2=EL+(nR+nC)/2 ER’=EM+(ER1−EL1)/2=ERL−(nR−nC)/2 を出力することを特徴とする。
【0015】
【作用】上述した本発明の装置において、中間周波信号
をFM復調して得られたベースバンド信号からモノラル
成分信号及び副搬送波成分信号が抽出される。上記副搬
送波成分信号に基づいて上記中間周波信号がスイッチン
グされて、左右側FM成分を得、更にこれら信号をFM
復調して左右側成分信号を得る。上記左右側成分信号と
前記モノラル成分信号とはマトリクス処理されて、スイ
ッチングノイズ成分が除去されたステレオ成分信号が出
力される。
【0016】
【実施例】以下図面に示す本発明の実施例を説明する。
図1は本発明によるノイズ抑制FM受信装置の一実施例
である。同図において、1は局部発振器、2は周波数コ
ンバータ、3はFM復調器で、前記第1FM復調手段を
構成する。4はバンドパスフィルタ(BPF)、5は位
相調整機能付きの副搬送波発振器、6はパルス発生器
で、前記副搬送波成分抽出手段を構成する。
【0017】7は電子スイッチで、前記スイッチング手
段に相当する。8及び9はFM復調器で、前記第2FM
復調手段を構成する。10は0〜15kHzのモノラル信
号分離フィルタで、前記モノラル成分抽出手段に相当す
る。11はマトリクス回路で、前記マトリクス処理手段
に相当し、12及び13はディエンファシス回路であ
る。
【0018】入力のFM放送波である受信信号Einは周
波数コンバータ2により、10.7MHz帯の中間周波
(IF)信号に変換される。このIF信号はFM復調器
3に加えられFM変調波としてベースバンド信号EB
得る。このベースバンド信号はfp=19kHzのBPF
4を介して2fp=38kHzの副搬送波発振器5に加
え、その出力でパルス発生器6を駆動し、その出力パル
スによりスイッチ7を切り換えさせる。
【0019】上記スイッチ7には、前記IF信号が入力
されており、該スイッチの切り換えに応じて、右側FM
成分信号ERと左側FM成分信号ELと、に分離され、夫
々FM復調器8,9に加えられる。また、前記ベースバ
ンド信号はフィルタ10を通すことによって0〜15k
Hzのモノラル信号EMが抽出され、前記FM復調器8,
9の出力ER1,EL1と共にマトリクス回路11に加え
る。
【0020】マトリクス回路11は上記各信号EM,E
R1,EL1を下記のようにマトリクス処理して右側成分信
号ER’及び左側成分信号EL’を出力する。但し、この
場合、ディエンファシス回路12,13の影響は省略し
てある。 ER1=ER+nC+nR (1) EL1=EL+nC+nL (2)
【0021】ここでnCは左右のスピーカの中央から聞
こえる共通ノイズ、nL及びnRは左右チャンネルのみの
ノイズである。 ER’=EM+1/2(ER1−EL1)=ER+1/2(nR−nL) (3) EL’=EM−1/2(ER1−EL1)=EL+1/2(nL−nR) (4)
【0022】上記(3),(4)式で規定されるマトリ
クス回路11の出力ER’,EL’は夫々ディエンファシ
ス回路12,13を介して右耳信号、左耳信号として出
力される。
【0023】図3に示すように、従来の方式では、右ス
ピーカRと、左スピーカLとの中央に共通ノイズnC
音像が定位し、特に聴取者に妨害感を与える。
【0024】これに対し、本発明の方式では(3)式及
び(4)式から明らかなように共通ノイズが消去されて
おり、しかも(3),(4)式のノイズ1/2(nR
L)と1/2(nL−nR)は両スピーカで逆相となっ
ており、ノイズレベルが小さければ、図2の状態ではノ
イズ音像は気にならない。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、F
M放送のステレオ受信において、ステレオ信号のSN比
を改善するため、IF信号を副搬送波信号に基づいてス
イッチングして左右チャンネルに分割してからFM復調
する方式において、ステレオ受聴時に気になる両スピー
カの中央に発生するFM搬送波のスイッチングに基づく
ノイズを除去することができるので、大変聞きやすくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】上記実施例における両スピーカとノイズ音像と
の関係を示す説明図である。
【図3】従来の装置における両スピーカとノイズ音像と
の関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 局部発振器 2 周波数コンバータ 3,8,9 FM復調器 4 BPF 5 副搬送波発振器 6 パルス発生器 7 スイッチ 10 LPF 11 マトリクス回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号を所定の中間周波信号に変換
    し、該中間周波信号から得られた所定の制御信号に基づ
    いて該中間周波信号をスイッチングして後、FM復調し
    ステレオ成分信号を得るFM受信機において、 前記中間周波信号をFM復調してベースバンド信号を得
    る第1FM復調手段と、 上記ベースバンド信号からモノラル成分信号を得るモノ
    ラル成分抽出手段と、 前記ベースバンド信号から副搬送波成分信号を得る副搬
    送波成分抽出手段と、 上記副搬送波成分信号に基づいて前記中間周波信号をス
    イッチングして左右側FM成分信号を得るスイッチング
    手段と、 上記左右側FM成分信号をFM復調して左右側成分信号
    を得る第2FM復調手段と、 上記左右側成分信号と前記モノラル成分信号とをマトリ
    クス処理して、前記スイッチング手段に基づいて生ずる
    ノイズ成分が除去されたステレオ成分信号を得るマトリ
    クス処理手段と、 を有することを特徴とするノイズ抑制FM受信装置。
  2. 【請求項2】 前記左右側FM成分信号を夫々、EL
    Rとし、共通ノイズ成分をnC、左右側ノイズ成分を夫
    々nL,nRとして、前記左右側成分信号を夫々EL1,E
    R1とする時、EL1=EL+nC+nR,ER1=ER+nC
    Rであり、前記マトリクス処理手段は、前記モノラル
    成分信号をEMとすると、前記マトリクス処理により前
    記ステレオ成分信号EL’,ER’として、 EL’=EM−(ER1−EL1)/2=EL+(nR+nC)/2 ER’=EM+(ER1−EL1)/2=ERL−(nR−nC)/2 を出力することを特徴とする請求項1に記載のノイズ抑
    制FM受信装置。
JP35201791A 1991-12-13 1991-12-13 ノイズ抑制fm受信装置 Pending JPH05167545A (ja)

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