JPH0516733A - 車載用スピーカ装置 - Google Patents

車載用スピーカ装置

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Publication number
JPH0516733A
JPH0516733A JP16815391A JP16815391A JPH0516733A JP H0516733 A JPH0516733 A JP H0516733A JP 16815391 A JP16815391 A JP 16815391A JP 16815391 A JP16815391 A JP 16815391A JP H0516733 A JPH0516733 A JP H0516733A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speaker
duct
air conditioner
digital filter
vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP16815391A
Other languages
English (en)
Inventor
良明 ▲高▼木
Yoshiaki Takagi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP16815391A priority Critical patent/JPH0516733A/ja
Publication of JPH0516733A publication Critical patent/JPH0516733A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車載用スピーカ装置において、再生系の伝送
特性を補正することにより、音響伝送特性が平坦でない
ダクト内にスピーカを取り付けても、音声信号を良好な
音質で再生する。 【構成】 スピーカ23をエアコンダクト11の中に音
波を放射するように取り付け、スピーカ23からエアコ
ンダクト吹き出し口側終端12までの音響伝送特性の逆
特性を係数とするディジタルフィルタ14をスピーカ駆
動回路系に設ける。音声信号はディジタル化された後に
ディジタルフィルタ14によって補正が行われ、D/A
変換器15によってアナログ化され、増幅器22によっ
てスピーカ23を駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車載用スピーカ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】現在、車載用音響機器(カーオーディオ
機器)に使用するスピーカ装置に関しては多くの試みが
なされている。これらの試みの目的のひとつは、狭い上
に装着上の制約の多い車室内でも、スピーカの設置位置
に自由度を与えることによって、再生音の定位感および
拡がり感を得ることである。近年、ドアやリヤパーセル
トレイに設置されたスピーカに加えて、自動車の車室内
中央前方にもスピーカ(センタースピーカ)を設置し、
そのスピーカからも音波を出すことにより、カーオーデ
ィオ機器の再生音の定位感および拡がり感の向上をはか
る方式もとられている。このように車室内前方から音波
を出すにはスピーカを車室内前方に設置する必要がある
が、スピーカを直接ダッシュボードの上部等に設置する
ことなしに実現する手段としては、特開平2−8174
4号公報に開示されているものがある。これはホーンス
ピーカの細長い開口部をフロントダッシュボードの空気
吹き出し口の近傍に配置したり、送風機の空気案内管の
途中に形成された細長い孔を介して空気吹き出し口から
音波を出すものである。
【0003】以下に車室内の前方から音を出す従来の技
術について、センタースピーカ装置を例として説明す
る。図2は従来の車載用センタースピーカ装置の構成を
示すものである。図2において、21はカセットデッ
キ,CDプレーヤ,チューナーなどの音源装置であり、
22は増幅器で、音源装置21から出力される音声信号
を受けて、これを増幅する。23はスピーカであり、増
幅器22によって駆動されて、音波を発する。
【0004】図3および図4はスピーカ取り付け位置の
例を示すものである。図3において、スピーカ23はダ
ッシュボード31の中央に取り付けられている。図4に
おいて、スピーカ23はルームミラー41に取り付けら
れている。以上のように構成された車載用センタースピ
ーカ装置によっても再生音の定位感および拡がり感の向
上をはかることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、スピーカの取り付け位置がダッシュボー
ド上やルームミラー背面などにあるため、スピーカ装置
が運転者の視野の中に入り、運転時の安全性の妨げとな
るという問題を有していた。また、この問題点を解決す
る手段として上記特開平2−81744号公報に開示さ
れている技術を用いた場合でも、良い音質を得るために
はホーンスピーカを必要とするため、スペース的および
価格的な問題は解決されない。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、通常のスピーカが自動車のエアコンダクト等、車室
内に開口を有するダクトに取り付けられ、しかも、ダク
ト特有の音響伝送特性の影響による音質劣化が生じない
車載用スピーカ装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、スピーカをエアコンダクト等の車室内に開
口を有するダクト内に向かって音波を放射するように取
り付け、さらにそのダクトの車室内に向かった開口部か
ら音波を放射させるようにし、スピーカを駆動する回路
系にディジタルフィルタを設け、ダクトの音響伝送特性
を補正するようにしたものである。
【0008】
【作用】したがって本発明によれば、回路系において音
響系の伝送特性の逆特性を畳み込むことによって、スピ
ーカの取り付け位置やダクトの音響伝送特性にかかわら
ず良好な音質の音声を再生できる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例の構成を示すもので
ある。本実施例においては、ダクトとしてエアコンダク
トを利用するものとする。図1において、図2と同一機
能の構成要素には同一符号を付す。図1において、11
はエアコンダクトであり、12はエアコンダクト11の
吹き出し口側終端である。23はスピーカであり、エア
コンダクト11の中間部に、エアコンダクト内部に向か
って開口するように取り付けられている。21はカセッ
トデッキ,CDプレーヤ,チューナーなどの音源装置で
ある。13はA/D変換器であり、音源装置21から出
力される音声信号はA/D変換器13に入力される。1
4はディジタルフィルタであり、A/D変換器13によ
ってディジタル変換された音声信号はディジタルフィル
タ14に入力される。15はD/A変換器であり、ディ
ジタルフィルタ14の出力が入力される。22は増幅器
で、D/A変換器15によってアナログ変換された音声
信号を増幅してスピーカ23を駆動する。
【0010】次に上記実施例の動作について説明する。
上記実施例において、エアコンダクト11に取り付けら
れたスピーカ23からエアコンダクト11の吹き出し口
側終端12までの音響伝送特性はあらかじめ測定されて
いる。この音響伝送特性をZ変換したものをHとし、デ
ィジタルフィルタ14の係数をZ変換したものをKとす
ると、K=1/Hとなるようにディジタルフィルタ14
の係数を設定する。一方、音源装置21から出力された
アナログ音声信号は、A/D変換器13に入力され、デ
ィジタル信号に変換される。A/D変換器13の出力は
ディジタルフィルタ14に入力され音響伝送特性の逆特
性が畳み込まれる。すなわち、A/D変換器13の出力
をZ変換したものをFとし、ディジタルフィルタ14の
出力をZ変換したものをGとすると、 G=K×F=(1/H)×F……(1) となる。ディジタルフィルタ14の出力はD/A変換器
15に入力されアナログ信号に変換される。そのアナロ
グ信号は増幅器22に入力され、スピーカ23を駆動す
るに十分な電力に増幅される。増幅器22の出力はスピ
ーカ23に入力され音波としてエアコンダクト11の中
に向かって出力され、スピーカ23から出力された音波
が吹き出し口側の終端12まで伝達される。このとき、
吹き出し口側の終端12における音波の信号をZ変換し
たものをLとすると、 L=H×G=F……(2) となり、スピーカ23から吹き出し口側の終端12まで
の音響伝送特性が補正され、吹き出し口側の終端12に
おける音波の信号は、音源装置21から出力された音声
信号と等しい波形のものとなる。
【0011】このように上記実施例によれば、スピーカ
23からエアコンダクト11の吹き出し口側終端12ま
での音響伝送特性の逆特性を係数として持つディジタル
フィルタ14に音声信号を通すことにより、スピーカ2
3から音波の放射口である吹き出し口側の終端12まで
の音響伝送特性が補正され、エアコンダクト11に音波
を通すことによる音質の劣化を防ぐことができる。
【0012】なお、ダクトはエアコンダクト以外のダク
トでもよく、また、音波を放射するダクトの開口部が車
室内のどこであっても、同じ方法を適用することができ
る。また、ディジタルフィルタ14の係数は、上記式
(1)および(2)に示すようなスピーカ23から吹き
出し口側の終端12までの音響伝送特性を補正するだけ
でなく、受聴点において希望する周波数特性が得られる
ように設定してもよい。また、音源装置21がCDプレ
ーヤやDATプレーヤ等のディジタル出力を有し得るも
ののみで構成されている場合はA/D変換器13を必要
としない。
【0013】
【発明の効果】本発明は上記実施例より明らかなよう
に、スピーカからダクトの車室内の開口までの音響伝送
特性を補正するディジタルフィルタをもつスピーカ装置
であり、音響伝送特性の平坦な場所以外へのスピーカ取
付けを可能とする効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における車載用スピーカ装置
の概略ブロック図
【図2】従来の車載用スピーカ装置の概略ブロック図
【図3】同装置のスピーカ取付け位置の一例を示す図
【図4】同取付け位置の他の例を示す図
【符号の説明】
11 エアコンダクト(ダクト) 12 エアコンダクトの吹き出し口側終端(開口) 13 A/D変換器 14 ディジタルフィルタ 15 D/A変換器 21 音源装置 22 増幅器 23 スピーカ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車室内に開口を有するダクトの内部に音波
    を放射するように設置されたスピーカを有し、そのスピ
    ーカを駆動する回路系の中にディジタルフィルタを設け
    た車載用スピーカ装置。
  2. 【請求項2】ダクトがエアコンダクトであり、前記エア
    コンダクトの吹き出し口から音波を放射する請求項1記
    載の車載用スピーカ装置。
  3. 【請求項3】ディジタルフィルタの係数がスピーカとダ
    クトの車室内への開口部との間の音響伝送特性の逆特性
    である請求項1記載の車載用スピーカ装置。
JP16815391A 1991-07-09 1991-07-09 車載用スピーカ装置 Pending JPH0516733A (ja)

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JP16815391A Pending JPH0516733A (ja) 1991-07-09 1991-07-09 車載用スピーカ装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2780010A1 (fr) * 1998-06-23 1999-12-24 Peugeot Systeme de sonorisation pour un vehicule automobile
EP1113703A1 (en) * 1999-07-07 2001-07-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Sound reproducing unit
US6726557B2 (en) 2001-09-11 2004-04-27 Siemens Aktiengesellschaft Vehicle having a sound-radiating element

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