JPH0516702Y2 - - Google Patents

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JPH0516702Y2
JPH0516702Y2 JP1987018925U JP1892587U JPH0516702Y2 JP H0516702 Y2 JPH0516702 Y2 JP H0516702Y2 JP 1987018925 U JP1987018925 U JP 1987018925U JP 1892587 U JP1892587 U JP 1892587U JP H0516702 Y2 JPH0516702 Y2 JP H0516702Y2
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case
shutter
set spring
tip
disk
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、ケースのヘツド挿入孔を開閉する
シヤツタをセツト位置に配置するセツトスプリン
グの形状を改良したデイスクカセツトに関する。
[考案の概要] この考案は、デイスクを回転可能に収容し該デ
イスクを露出させるヘツド挿入孔を形成したケー
スと、このケースに摺動可能に取付けられて前記
ヘツド挿入孔を開閉するシヤツタと、前記ケース
内に設けられ、コイル状部側に折曲形成された先
端部が該ケースの相対向する両内壁面の一方の内
壁面に沿つて移動すべく配されて前記シヤツタを
セツト位置に配置するセツトスプリングとを有す
るデイスクカセツトにおいて、前記セツトスプリ
ングのコイル状部の幅を先端部の長さより長く形
成すると共に、該先端部の長さを前記ケースの相
対向する両内壁面間の幅より小さく形成したこと
により、セツトスプリングの先端部によるケース
の内壁面の削れを防止して、シヤツタを常にスム
ーズに移動できるようにしたものである。
[従来の技術] 第8〜11図に示すようなデイスクカセツト2
0が知られている。このデイスクカセツト20
は、信号記録面を有するデイスクとしての磁気デ
イスク21と、該磁気デイスク21を回転可能に
収容していると共に、上、下面にヘツド挿入孔2
2aを形成したケース22と、このケース22に
摺動可能に取付けられて、前記ヘツド挿入孔22
aを開閉する切欠部23aと非切欠部23bを形
成したシヤツタ23と、このシヤツタ23の非切
欠部23bをヘツド挿入孔22a上に位置させて
いるセツトスプリング24を有している。而し
て、このセツトスプリング24の両先端部24
a,24bは、第10図に示すように、互い違い
の方向のコイル状部24c側に略直角に折曲形成
してあり、一方の自由端側の先端部24bをシヤ
ツタ23のスプリング係止部23cに係合してあ
る。そして、このシヤツタ23を摺動させて、セ
ツトスプリング24の自由端側の先端部24bを
固定端側(先端部24a側)に移動させると、切
欠部23bがヘツド挿入孔22aと重なり合つて
ヘツド挿入孔22aが開口状態となるようになつ
ている。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、従来のデイスクカセツト20におい
ては、第10図に示すように、セツトスプリング
24の先端部24bの長さl1がコイル状部24c
の幅l2と略等しいため、セツトスプリング24の
自由端側の先端部24bの可動時のガタ付きによ
り、その先端部24bの尖つた先端がケース22
の内壁面22bに当接して摺動するために、該セ
ツトスプリング24の先端部24bの先端で前記
ケース22の内壁面22bが削られてしなう欠点
があつた。そして、その削り粉により目詰まりを
生じて、シヤツタ23の移動がスムーズに行われ
ず故障の要因となつた。
そこで、この考案はシヤツタの移動を常にスム
ーズに行うことができるデイスクカセツトを提供
するものである。
[問題点を解決するための手段] この考案のデイスクカセツトは、デイスクを回
転可能に収容し該デイスクを露出させるヘツド挿
入孔を形成したケースと、このケースに摺動可能
に取付けられて前記ヘツド挿入孔を開閉するシヤ
ツタと、前記ケース内に設けられ、コイル状部側
に折曲形成された先端部が該ケースの相対向する
両内壁面の一方の内壁面に沿つて移動すべく配さ
れて前記シヤツタをセツト位置に配置するセツト
スプリングとを有するデイスクカセツトにおい
て、前記セツトスプリングのコイル状部の幅を先
端部の長さより長く形成すると共に、該先端部の
長さを前記ケースの相対向する両内壁面間の幅よ
り小さく形成してある。
[作用] シヤツタが移動すると、セツトスプリングの先
端部の尖つた先端以外の丸棒状の外周面部分がケ
ースの内壁面に当接して摺動する。これにより、
セツトスプリングの先端部の先端によるケースの
内壁面の削れが防止される。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を図面と共に詳述す
る。
第1〜6図において、符号1はデイスクカセツ
トである。このデイスクカセツト1は、信号記録
面を有するデイスクとしての磁気デイスク2と、
このデイスク2を回転可能に収容していると共
に、上、下面にヘツド挿入孔3aを形成したケー
ス3と、このケース3に摺動可能に取付けられ
て、このヘツド挿入孔3aを開閉する切欠部4a
と非切欠部4bを形成したシヤツタ4と、このシ
ヤツタ4の該非切欠部4bをヘツド挿入孔3aに
重ね合わせるように該シヤツタ4を付勢するシヤ
ツタスプリング5とを有している。
前記磁気デイスク2はフレキシブルな高分子素
材によつて円盤状に形成してある。そして、その
両側面には、磁気記録面を設けてあると共に、中
央部にはセンターハブ受孔2aを形成してある。
このセンターハブ受孔2aには、一対のセンター
ハブ6,6を取付けてある。
また、前記ケース3は前記ヘツド挿入孔3aを
形成した上側シエル3bと、下側シエル3cとに
分割して形成してある。これら上側シエル3bと
下側シエル3cは、硬質の高分子素材によつて形
成してあると共に、それら各シエル3b,3cの
中央部には前記センターハブ6を露出させるため
のハブ受孔3dをそれぞれ形成してある。また、
各シエル3b,3cの内壁面には磁気デイスク2
の摩耗や静電気の発生を防ぎクリーニング材とし
て機能するライナー(不織布)7,7を取付けて
ある。そして、これらライナー7,7で磁気デイ
スク2を回転可能に軽く挟み、かつ上側シエル3
bと下側シエル3cの周縁に突出形成した側壁3
e,3fを互いに重ね合わせて、両者を数箇所溶
着することにより前記ケース3が構成される。
また、前記シヤツタ4は、ケース端面重合片4
cと、このケース端面重合片4cの両端部に連設
された一対のケース挟持片4d,4eによつて断
面コ字状に形成してある。この一対のケース挟持
片4d,4eの中央には、非切欠部4bを形成し
てあると共に、その両端部に切欠部4a,4aを
形成してある。これらケース端面重合片4cと一
対のケース挟持片4d,4eは摩擦係数が小さ
く、かつ耐摩耗性に優れた高分子素材により一体
成形してある。そして、ケース端面重合片4cと
対向する開口部からケース3の一端側を挿入する
と、該ケース3の一端面がケース端面重合片4c
に重合し、上側シエル3bと下側シエル3cをケ
ース挟持片4d,4eで挟着するようになつてい
る。
前記シヤツタ4のケース端面重合片4cの内側
には摺動ガイド突起8を設けてあり、シヤツタ4
にケース3の一端側を挿入した時に、該ケース3
に設けた摺動ガイド溝9に嵌合してケース3にシ
ヤツタ4を摺動可能に取り付けるようになつてい
る。また、前記摺動ガイド突起8の一側面にはス
プリング係合部4fを連設してある。
また、ケース3の両側部に設けたセツトスプリ
ング収容部10にはセツトスプリング5を収容し
てある。このセツトスプリング5は、第5,6図
に示すように、線状のばね材でその中央をコイル
状部5aに形成し、その両側の先端部5b,5c
を互い違いの方向のコイル状部5a側に略直角に
折曲形成してある。即ち、該セツトスプリング5
のコイル状部5aは隙間を有して巻回しされ、か
つ弾性力を有して圧縮自在になつており、その幅
l2は両先端部5b,5cの折曲げ長さl1より長く、
前記セツトスプリング収容部10の相対向する上
側シエル3bの内壁面10bと、下側シエル3c
の内壁面10c間の幅l0より少し大きくなつてい
る。これにより、このセツトスプリング5がセツ
トスプリング収容部10内にそれぞれ配される
と、セツトスプリング5のコイル状部5aがセツ
トスプリング収容部10の各内壁面10b,10
c間の幅l0の差分縮むため、セツトスプリング5
の両先端部5b及び5cの尖つた先端がセツトス
プリング収容部10の内壁面10b及び10cに
それぞれ形成された移動溝の内壁面10d及び1
0eから逃げる方向に反発力がそれぞれ加わつ
て、セツトスプリング5の腕部5d及び5eをそ
れらと対向する各内壁面10bおよび10cに押
し付けるようになつている。
而して、前記セツトスプリング収容部10に収
容された前記セツトスプリング5の自由端側の先
端部5bは前記スプリング係合部4fを弾発し、
シヤツタ4のケース3のシヤツタ摺動面3gの中
央にセツトし、該シヤツタ4の非切欠部4bでヘ
ツド挿入孔3aを閉じるようになつていると共
に、セツトスプリング5のばね力に抗して、シヤ
ツタ4を左右にスライドさせると、非切欠部4b
の両側に設けた切欠部4aがヘツド挿入孔3aに
重なり合つて、該ヘツド挿入孔3aを開くように
なつている。
而して、前記デイスクカセツト1はシヤツタ4
が左右どちらにもスライド可能に構成された単一
ヘツドにて磁気デイスク2の両面で記録再生でき
るものである。
以上実施例のデイスクカセツト1によれば、シ
ヤツタ4はセツトスプリング5のばね力で両端部
を押圧されて、ケース3のシヤツタ摺動面3gの
中央にセツトされ、非切欠部4bでヘツド挿入孔
3aを閉じた状態になる。そして、この状態から
セツトスプリング5のばね力に抗してシヤツタ4
の一方向に摺動させれば、非切欠部4bの一側部
に形成した切欠部4aがヘツド挿入孔3a上に重
なりあつて、該ヘツド挿入孔3aを開き、また、
シヤツタ4を他方向に摺動させれば非切欠部4b
の他側部に形成した切欠部4aがヘツド挿入孔3
a上に重なりあつて、該ヘツド挿入孔3aを開
く。この際に、セツトスプリング5のコイル状部
5aが縮んでいることにより、その弾性反発力で
丸棒状の腕部5d,5eがセツトスプリング収容
部10の内壁面10b,10cに当接し、セツト
スプリング5の両先端部5b,5cの先端、特に
自由端側(可動端側)の先端部5bの尖つた先端
がセツトスプリング収容部10の移動溝の内壁面
10eに当たることがないため、セツトスプリン
グ5の先端部5bによる該移動溝の内壁面10e
の削れを防止することができ、シヤツタ4を常に
スムーズに移動させることができる。
第7図は他の実施例のセツトスプリング5Aを
示す。このセツトスプリング5Aは、腕部5d,
5eの中途を各先端部5b,5c側に折曲げ形成
し、その幅l2を先端部5b,5cの折曲げ長さl1
及び各内壁面10b,10c間の幅l0より大きく
してある。これにより、腕部5d,5eの折曲げ
部分の撓みを利用して互いに反発させてセツトス
プリング5の先端部5b,5cをセツトスプリン
グ収容部10の移動溝の内壁面10d,10eか
ら離したため、前記実施例と同様に、このセツト
スプリング5の自由端側(可動端側)の先端部5
bの尖つた先端が、セツトスプリング収容部10
の移動溝の内壁面10eを削り取つたりしない。
[考案の効果] 以上のように、この考案によれば、ケース内に
設けられ、コイル状部側に折曲形成された先端部
がケースの相対向する両内壁面に沿つて移動すべ
く配されてシヤツタをセツト位置に配置するセツ
トスプリングを有したデイスクカセツトにおい
て、セツトスプリングのコイル状部の幅を先端部
の長さより長く形成すると共に、該先端部の長さ
を前記ケースの相対向する両内壁面間の幅より小
さく形成したので、セツトスプリングの先端部の
先端が可動時に前記ケースの内壁面に当接しな
い。これにより、セツトスプリングの先端部の尖
つた先端によるケースの内壁面の削れを防止する
ことができ、シヤツタを常にスムーズに往復移動
させることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例のデイスクカセツト
の分解斜視図、第2図はデイスクカセツトの斜視
図、第3図は同デイスクカセツトの一部切欠斜視
図、第4図は同デイスクカセツトの一部切欠平面
図、第5図はセツトスプリングの側面図、第6図
はセツトスプリングの取付状態を示すデイスクカ
セツトの一部断面図、第7図は他の実施例のセツ
トスプリングの側面図、第8図は従来例のデイス
クカセツトの平面図、第9図は従来例のデイスク
カセツトの底面図、第10図は従来例のセツトス
プリングの側面図、第11図は従来例のセツトス
プリングの取付状態の一部平面図である。 1……デイスクカセツト、2……デイスク、3
……ケース、3a……ヘツド挿入孔、4……シヤ
ツタ、5,5A……セツトスプリング、5a……
コイル状部、5b,5c……先端部、10d,1
0e……内壁面、l0……両内壁面間の幅、l1……
先端部の長さ、l2……コイル状部の幅。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. デイスクを回転可能に収容し該デイスクを露出
    させるヘツド挿入孔を形成したケースと、このケ
    ースに摺動可能に取付けられて前記ヘツド挿入孔
    を開閉するシヤツタと、前記ケース内に設けら
    れ、コイル状部側に折曲形成された先端部が該ケ
    ースの相対向する両内壁面の一方の内壁面に沿つ
    て移動すべく配されて前記シヤツタをセツト位置
    に配置するセツトスプリングとを有するデイスク
    カセツトにおいて、前記セツトスプリングのコイ
    ル状部の幅を先端部の長さより長く形成すると共
    に、該先端部の長さを前記ケースの相対向する両
    内壁面間の幅より小さく形成したことを特徴とす
    るデイスクカセツト。
JP1987018925U 1987-02-12 1987-02-12 Expired - Lifetime JPH0516702Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0624056Y2 (ja) * 1989-09-21 1994-06-22 株式会社イノアックコーポレーション ディスクカートリッジ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6370976A (ja) * 1986-09-13 1988-03-31 Hitachi Maxell Ltd デイスクカ−トリツジ

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JPS6370976A (ja) * 1986-09-13 1988-03-31 Hitachi Maxell Ltd デイスクカ−トリツジ

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