JPS63191386A

JPS63191386A - デイスクカセツト

Info

Publication number: JPS63191386A
Application number: JP2329287A
Authority: JP
Inventors: Tsuneo Nemoto; 根本　常夫; Koji Funato; 孝次船渡; Masayuki Harada; 雅之原田
Original assignee: Sony Corp
Current assignee: Sony Corp
Priority date: 1987-02-03
Filing date: 1987-02-03
Publication date: 1988-08-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は、ディスクを回転可能に収容したケースの内
面形状を改良したディスクカセットに関する。

［発明の概要］この発明は、一対のシェルの周縁部同士を固着してその
内部に形成された空間にディスクを回転可能に収容する
と共に、該一対のシェルの他の箇所より内側に少し窪ん
で相対向する凹部に該ディスクを露出させるヘッド挿入
孔を形成したケースと、このケースの各シェルの四部に
跨るように摺動可能に取付けられて前記ヘッド挿入孔を
開閉する断面コ字状のシャッタとを備えたディスクカセ
ットにおいて、前記各シェルの内面の前記凹部に対向す
る以外の箇所に、前記ディスクのトルクを調整するリブ
をそれぞれ形成したことにより、前記ディスクのトルク
調整を容易かつ確実に行うことができるようにしたもの
である。

［従来の技術］第９図に示すようなディスクカセット２０が知られてい
る。このディスクカセット２０は、信号記録面を有する
磁気ディスクシート２１と、この磁気ディスクシート２
１を回転可能に収容すると共に、上側シェル２２Ａ、下
側シェル２２Ｂの他の箇所より内側に少し窪んで相対向
するようにそれぞれ形成されたシャッタ摺動面（凹部）
２２ａの略中夫にヘッド挿入孔２２ｂ、２２ｂを有する
ケース２２と、このケース２２のシャッタ摺動面２２ａ
に摺動自在に取付けられて、前記ヘッド挿入孔２２ｂを
開閉するシャッタ２３と、このシャッタ２３をヘッド挿
入孔２３ｂの閉方向に常に付勢するトーションバネ（図
示しない）とを備えている。

前記ケース２２は前記上側シェル２２Ａと下側シェル２
２Ｂとで略偏平方形状をなし、各シェル２２Ａ、２２Ｂ
の外面側のシャッタ摺、動面２２ａの前端側のシャッタ
２３の摺動方向には、長尺のガイド溝２２ｃを形成しで
あると共に、各シェル２２Ａ、２２Ｂの内面の略全域に
は、図示しないライナーシート（不織布）を介して前記
磁気ディスクシート２１のトルク（回転力）を調整した
り、この磁気ディスクシート２Ｉとライナーシートを積
極的に接触させて該磁気ディスクンート２１をクリーニ
ングさせるリブ（図示しない）を互い違いの放射状及び
環状にそれぞれ成形しである。

また、前記シャッタ２３は金属板により断面口字状に形
成しであると共に、図中右側に前記ヘッド挿入孔２２ｂ
よりひと回り大きい矩形の切欠き部２３ｂ、２３ｂを形
成しである。このシャッタ２３の前記ガイド’ｔｒｌｔ
　２２　ｃ側に対向する該切欠き部２３ｂの前縁及び図
中左側の前部には、該ガイド溝２２ｃに嵌合する一対の
ガイド突起２３ｃ、２３ｄを形成しである。

そして、シャッタ２３をトーションバネの付勢力に抗し
て摺動させると、シャッタ２３の切欠き部２３ｂがケー
ス２２のヘッド挿入孔２２ｂ上に位置し、該ヘッド挿入
孔２２ｂが開状態となるようになっている。

［発明が解決しようとする問題点］前記ディスクカセット２０のケース２２を構成する上側
シェル２２Ａと下側シェル２２Ｂの各内面の略全域にそ
れぞれ形成されたリブは、主に磁気ディスクシート２１
のトルクを調整するようになっていると共に、各シェル
２２Ａ、２２Ｂのシャッタ摺動面２２ａ側の内面のリブ
は、さらに補強部材としての機能を有するが、該各シャ
ッタ摺動面２２ａ側は他の箇所より少し内側に窪んで薄
肉であるため、その形状、収縮等の関係により他の箇所
より互いに内側に大きく反って変形し易く、この薄肉の
各シャッタ摺動面２２ａ側の内面にトルク調整用のリブ
が形成しであると、それらの変形量のバラ付きによる各
シェル２２Ａ、２２Ｂの内面間の内部クリアランスの変
化により、該各シェル２２Ａ、２２Ｂのシャッタ摺動面
２２ａ側の内面間に位置する磁気ディスクシート２１に
大きな負荷がかかり、該磁気ディスクシート２１のトル
ク調整が却って難しくなる欠点があった。

そこで、この発明は上述の欠点を解消したディスクカセ
ットを提供するものである。

［問題点を解決するための手段］一対のシェルの周縁部同士を固着してその内部に形成さ
れた空間にディスクを回転可能に収容すると共に、該一
対のシェルの他の箇所より内側に少し窪んで相対向する
凹部に該ディスクを露出させるヘッド挿入孔を形成した
ケースと、このケースの各シェルの凹部に跨るように摺
動可能に取付けられて前記ヘッド挿入孔を開閉する断面
口字状のシャッタとを備えたディスクカセットにおいて
、前記各シェルの内面の前記凹部に対向する以外の箇所
に、前記ディスクのトルクを調整するリブをそれぞれ形
成しである。

［作用］ケースを構成する一対のシェルの薄肉の凹部側がケース
の内部側に反って変形して該凹部側の内面間のクリアラ
ンス（間隔）が狭まっても、これらの部分にはリブが形
成してないので、ディスクの全域に均一な負荷がかかり
、該ディスクのトルク調整は容易かつ確実に行なわれる
。

［実施例コ以下、この発明の実施例を図面と共に詳述する。

第１〜８図において、符号ｌはディスクカセットである
。このディスクカセット１は、信号記録面を有する磁気
ディスクシート２と、一対の上。

下側シェル３ａ、３ｂ間で形成された空間に該磁気ディ
スクシート２を回転可能に収容しているケース３と、こ
のケース３の一対の上、下側シェル３ａ。

３ｂに形成したヘッド挿入孔４を開閉するシャッタ５と
を備えている。

前記ディスク２は、フレキシブルな高分子素材によって
円盤状に形成しである。そして、その両側面には磁気記
録面を設けであると共に、中央部にはセンターハブ受孔
６を形成しである。このセンターハブ受孔６に一対のセ
ンターハブ７ａ、７ｂを取付けである。

また、前記ケース３は、ヘッド挿入孔４をそれぞれ形成
した前記一対の上側シェル３ｂと、下側シェル３ｃとに
分割して形成しである。これら上側シェル３ｂと下側シ
ェル３Ｃは、硬質の高分子素材によって形成しであると
共に、各ヘッド挿入孔４は各シェル３ａ、３ｂの他の箇
所より内側に少し窪んで相対向するシャッタ摺動面（凹
部）３ｃに前記磁気ディスクシート２を露出させるため
に形成しである。また、各シェル３ａ、３ｂの中央部に
は前記センターハブ７ａ、７ｂを露出させるためのハブ
受孔８をそれぞれ形成しである。

また、第４図〜第７図に詳しく示すように、前記一対の
上、下側シェル３ａ、３ｂにおいて、その内面のシャッ
タ摺動面３ｃに対向する以外の図中下方の半分側には、
互い違いに対向する複数本の放射状及び複数本の環状の
リブ３ｄ、３ｅをそれぞれ突出成形しである。このリブ
３ｄ、３ｅは前記磁気ディスクシート２のトルクを調整
するものであり、その高さは、各シェル３ａ、３ｂの薄
肉のシャッタ摺動面３ｃ側の内面か内側に反った時の内
幅（第５図中ｈ１で示す）と、各シェル３ａ、３ｂの内
面の厚肉側に形成したリブ３ｄ、３ｅの内幅（第６図中
ｈ２で示す）とが略等しくなる（ｈ、＃ｈ、になる）よ
うに設定しである。そして、各シェル３ａ；３ｂの内面
には、磁気ディスクシート２の摩耗や静電気の発生を防
ぐクリーニング材として機能するライナーシート（不織
布）９．９を取付けである。これらライナーシート９．
９で磁気ディスクシート２を回転可能に挾み、かつ上側
シェル３ａの内面と下側シェル３ｂの内面の周縁部に突
出形成した側壁１０を互いに重ね合わせて、両者を溶着
（固着）することにより前記ケース３が構成されている
。

また、前記シャッタ５はケース端面重合片５ａと、この
ケース端面重合片５ａの両端部に連設された一対のケー
ス挾持片５　ｂ、　５　ｃとで断面口字状に形成しであ
る。これらケース端面重合片５ａと一対のケース挾持片
５　ｂ、　５　ｃは摩擦係数が小さく、かつ耐摩耗性に
優れた高分子素材により一体成形しである。そして、ケ
ース端面重合片５ａと対向する開口部からケース３の一
端側を挿入すると、該ケース３の一端面がケース端面重
合片５ａに重合し、上側シェル３ａと下側シェル３ｂを
ケース挾持片５ｂ、５ｃで挟着するようになっている。

前記シャッタ５のケース端面重合片５ａの内側には摺動
ガイド突起１１を設けてあり、シャッタ５にケース３の
一端側を挿入した時に、該ケース３に設けた摺動ガイド
溝１２に嵌合して、ケース３にシャッタ５を摺動可能に
取付けるようになっている。また、前記摺動ガイド突起
ｌｌの一側面にはバネ係止部１３を連設しである。

また、ケース３の両側部に設けたバネ収容部１４にはト
ーションバネ１５を収容してあり、その一端側で前記バ
ネ係止部１３を弾発し、シャッタ５をケース３のシャッ
タ摺動面３Ｃの中央にセットして、前記シャッタ５の非
切欠部分５ｄでヘッド挿入孔４を閉じるようになってい
ると共に、前記トーションバネ＋　５．１５のバネ力に
抗してシャッタ５を左右にスライドさｄ゛ると、非切欠
部５ｄの両側に設けた切欠部５ｅ、５ｅがヘッド挿入孔
４に重なり合って、該ヘッド挿入孔４を開くようになっ
ている。

而して、前記ディスクカセットｌはシャッタ５が左右ど
ちらにもスライド可能に構成された単一ヘッドにて磁気
ディスクシート２の両面で記録再生できるものである。

以上実施例のディスクカセット１によれば、ケース３に
熱や外力等が加わると、その−収縮等によりケース３の
上、下側シェル３ａ、３ｂのシャッタ摺動面３ｃ側の内
面が、第５図に示すように、内側に反って互いに近付く
方向に変形する。この時、薄肉のシャッタ摺動面３ｃ側
の各シェル３ａ、３ｂの内面には、磁気ディスクシート
２のトルク調整用のリブ３　ｄ、　３　ｅが形成してな
く、さらにシャッタ摺動面３ｃ以外の厚肉の内面°側の
内幅り、＆、変形時の前記シャッタ摺動面３ｃ側の内幅
り、が略等しいため、ライナーシート９．９を介して磁
気ディスクシート２の全域に均一の適圧の負荷がかかり
、磁気ディスクシート２のトルク調整が容易かつ確実に
行なわれる。また、磁気ディスクシート２とライナーシ
ート９．９は適圧により積極的に接触するため、磁気デ
ィスクシート２のライナーシート９．９により容易かつ
確実にクリーニングされる。

［発明の効果］以上のように、この発明によれば、ケースを構成する一
対のシェルの内面の凹部に対向する以外の箇所に、ディ
スクのトルクを調整するリブをそれぞれ形成したことに
より、ディスクのトルク調整を容易かつ確実に行うこと
ができるという優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の実施例を示すディスクカセットの
分解斜視図、第２図は同ディスクカセットの斜視図、第
３図は同ディスクカセットの一部切欠・斜視図、第４図
は上側シェルの平面図、第５図は第４図中■−■線に沿
う断面図、第６図は第４図中Ｖｌ−ＶＩ線に沿う断面図
、第７図は下側シェルの平面図、第８図は同ディスクカ
セットの一部切欠平面図、第９図は従来例のディスクカ
セットの斜視図である。１・・・ディスクカセット、２・・・ディスク、３・・
・ケース、３ａ、３ｂ・・・シェル、３ｃ・・・シャッ
タ摺動面、（凹部）、３ｄ、３ｅ・・・リブ、４・・・
シャッタ、５・・・セットバネ。ヱ贋リシールの平面εり第４図第５図　　　、＄４ＥＶＩ　−”１ＲｔｒｔＪ図第６図第７図

Claims

【特許請求の範囲】一対のシェルの周縁部同士を固着してその内部に形成さ
れた空間にディスクを回転可能に収容すると共に、該一
対のシェルの他の箇所より内側に少し窪んで相対向する
凹部に該ディスクを露出させるヘッド挿入孔を形成した
ケースと、このケースの各シェルの凹部に跨るように摺動可能に取
付けられて前記ヘッド挿入孔を開閉する断面コ字状のシ
ャッタとを備えたディスクカセットにおいて、前記各シェルの内面の前記凹部に対向する以外の箇所に
、前記ディスクのトルクを調整するリブをそれぞれ形成
したことを特徴とするディスクカセット。