JPH05166929A - Lsi内セルの配置方法 - Google Patents

Lsi内セルの配置方法

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JPH05166929A
JPH05166929A JP3328789A JP32878991A JPH05166929A JP H05166929 A JPH05166929 A JP H05166929A JP 3328789 A JP3328789 A JP 3328789A JP 32878991 A JP32878991 A JP 32878991A JP H05166929 A JPH05166929 A JP H05166929A
Authority
JP
Japan
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wiring
cell
lsi
arrangement
terminals
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3328789A
Other languages
English (en)
Inventor
Ikuko Murakawa
郁子 村川
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は配線の輻輳程度を評価して、LSI
内セルの配置を改善する方法に関し、チップ上の任意の
箇所における配線経路の輻輳度を予め見積もることによ
り、配線可能で且つ、効率的な配置解を求めるようにし
たLSI内のセル配置方法を提供することを目的とす
る。 【構成】 LSI内セルの端子間を結線して動作させる
とき、既配置されたセルの内、一つのセルを移動させる
ことがより良好な配置であるかどうかを判断処理するL
SI内セルの配置方法において、セル端子間の結線につ
いて下記の判断を電子計算機により行ない、より良い値
を求めたセルの配置を正解とすることを特徴とする。即
ち、(a) 端子間を結ぶ配線の経路を配線が占有する面
と、その存在確率に置き換えて算出すること、(b) 次に
チップ上に設定された配線輻輳度の測定点が測定点周辺
の配置状況に応じて、その測定点を通過する配線流量を
制限する機能を有することである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は配線の輻輳程度を評価し
て、LSI内セルの配置を改善する方法に関する。
【0002】LSIの設計において、配置と配線とを同
時に考えることは、あまりに問題が複雑となるため、配
置と配線との二段階に分け、別々の問題として処理して
いた。そのため、LSIの設計のとき、最初に行う配置
決定の際に、配線が可能かどうかを予め近似に評価し、
チェックと改良とを繰り返す必要がある。
【0003】
【従来の技術】基本セルを規則的に配列した拡散ウェー
ハを予め作っておき、与えられた論理回路に従って配線
パターンだけを決めることにより、個々の品種のLSI
を実現する方式をゲートアレー方式と呼び、基本セルを
組合せて配線パターンを付加すると、論理ゲートや配置
配線をマスタスライス上で行ない、 100%の配線率を実
現することが通常達成できるので、配置を先に設計し、
次に配線を設計するという順序で設計する。
【0004】配置設計のとき、例えば注目している一つ
のセルを移動して新たな配置状態を得ようとするとき、
移動後の配置について配線が可能かどうかを近似評価す
る必要があり、その評価することを、従来はチップ上の
セル端子間における仮想配線長の長さ、またはチップ上
に引いたカットラインを横切る配線の数で行っていた。
ここで仮想配線長とは、チップ上のセル端子間を結ぶと
き当然既配線を避ける必要があり、迂回して行くことが
必要となる場合もあるから、仮想的に配線して見て最も
短いものを選択し、且つ誤差を丸めた値をいう。仮想配
線長が短ければ互いに他の配線を邪魔しないから、その
考え方を妥当としている。即ち、仮想配線長の短いもの
が得られたとき、その配置は配線可能として、次のステ
ップに進むこととする。
【0005】またカットラインとは、チップ上に適宜の
間隔で引かれ、網目を作る線をいう。カットライン間は
配線が適宜本数通過できる間隔であって、間隔の大きさ
として処理動作が最適となる程度が予定できるから、そ
の値を採用する。そしてセル端子間を結ぶ配線がカット
ラインを横切らない経路が採用でのればベストである
が、網目を作っているカットラインである限り、多数よ
りは少数のときより良好に配線が可能であるという考え
方で判断する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来技術において仮想
配線長を短くすることは、チップ上で仮想配線の占める
面積が小さいことであるが、限りなく短縮化を計ると、
却って配線の局所的混雑さが増加した。迂回配線がある
とき、1箇所の短縮化を計ると全体的に却って処理が複
雑となり、必ずしも全体的に短縮の出来ないことが生じ
た。
【0007】またカットラインを横切る配線の数により
評価では、横切る配線の数を少なくするため、チップ全
体で無条件に均質化が計られるけれど、基本的な解が得
られるとは限らない。そのため配線の局所化或いは必要
以上の緩和が解決できないという問題が生じていた。
【0008】本発明の目的は前述の欠点を改善し、チッ
プ上の任意の箇所における配線経路の輻輳度を予め見積
もることにより、配線可能で且つ、効率的な配置解を求
めるようにしたLSI内のセル配置方法を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、LSI内セルの端子間を結線して動作させるとき既
配置されたセルの内、一つのセルを移動させることがよ
り良好な配置であるかどうかを判断処理するLSI内セ
ルの配置方法において、本発明は下記の構成としてい
る。即ち、セル端子間の結線について下記の判断を電子
計算機により行ない、より良い値を求めたセルの配置を
正解とすることを特徴とするLSI内セルの配置方法。
(a) 端子間を結ぶ配線の経路を配線が占有する面と、そ
の存在確率に置き換えて算出すること、(b) 次にチップ
上に設定された配線輻輳度の測定点が測定点周辺の配置
状況に応じて、その測定点を通過する配線流量を制限す
る機能を有すること、
【0010】
【作用】本発明によればチップ上に設定された配線輻輳
度を測定する点に注目し、セルを移動させたとき配線経
路の需要の変化、及び配線経路の供給量の変化につい
て、それぞれ監視する。そして測定する点における配線
需要量が、規定供給量を超えるときは、当該セルを移動
させないようにする。次いで当該セルを他の箇所へ移動
することについて同様に測定点を定め、配線需要量と供
給量とについてその大小を比較する。この繰り返しによ
りセルを移動することは、規定配線供給量内で可能とな
るから配線可能な配置が求められる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の処理を行う電子計算機の動作
フローチャートを、本発明の処理動作の直前から示す図
である。図1において、処理動作を開始し、ステップ
において従来処理により当初の配置を得て置く。ステッ
プにおいて現在の配置に対応した輻輳状態を各測定点
に記録する。ステップにおいて現在のペナルティ即
ち、配線需要と供給量の大小比較をする。ステップに
おいて移動対象のセルを一つ選択し移動先を決定する。
ステップにおいて移動した場合の端子の拡がり情報
と、配線経路確率とを求め、チップ上の対応する測定点
に通過配線経路の差分、及び通過可能な配線供給量の差
分を記録する。ここで端子の拡がり情報とは配線面の面
積に対応する情報であり、また配線経路確率とは前記拡
がり内の各輻輳測定点を配線経路が通る確率を示す。ス
テップにおける情報の記録と、ステップにおける情
報算出とが、特許請求の範囲の請求項1における「判断
(a)」である。
【0012】次にステップにおいて移動先における需
要・供給量の差を演算し、ステップと共に処理する。
需要量を供給量に近づけることが特許請求の範囲の請求
項1における「機能(b) 」となる。
【0013】次にステップにおいて全てのセルについ
て処理したかを判断し、肯定のときはステップに進
む。若し否定のときはステップ〜の処理を行ないス
テップに戻って繰り返す。ステップにおける判断
は、ペナルティが所定値より少なくなったとき、或いは
予定処理回数を繰り返したとき、のいずれか一方が出来
たとき終了とし処理を終了とする。両者共に出来ないと
きはステップへ戻る。
【0014】図2は配線面と配線経路の需要・供給量を
説明する図である。図2において、1はチップ上に任意
の間隔で設けられた仮想格子点を結ぶ辺を指し、各辺を
本発明において配線輻輳度測定のための「点」と考え
る。2は一つの配線で結ばれる端子で+字印となってい
る。3は端子2を包含する最小の矩形であり、配線の占
有面である。端子2の内・外側の3つの端子を結ぶ直線
は3と示す面内を1回だけ通って他の端子と結ぶように
配線される。
【0015】図3は占有面3上における端子を結ぶ線を
太い実線で示す図である。図3Aはすべて1回だけ通っ
ているが、図3BではM,Nと示す部分が各端子への配
線として2回以上通っていることを示す。したがって本
発明は必ず図3Aの形式で配線することとする。
【0016】そして占有面の内部を配線が縦横1回だけ
通るとして、各測定点上を通過する確率を求め、それら
の総和として各測定点における配線経路の需要値を求め
る。また配線経路供給量は測定点周辺の領域がどの程度
配置に占有されているかによって決定される量である。
【0017】次にセルを移動したときの配線面について
考察する。図4において、31は当初の配線面、32は
セル移動後の配線面の拡がりを示す。11は基準線を示
し、セル移動前後において変化のない部分であって、こ
の線は配線輻輳測定点のうちの一つである。そしてX軸
・Y軸方向に等間隔に設定された4区画ずつの区切り枠
を設け、座標値とする。表1は座標値による配線面のデ
ータを示すテーブルであって、配線面の拡がりは○印の
現在(31)が(1,2)(3,3)であり、×印の移
動後(32)が(2,1)(4,3)である。そして現
在はX方向についてX=1の区画を通過せず、X=2,
X=3の区画を通っているから、このX方向について存
在確率は1/2と考える。移動後はX方向についてX=
1,2,3の区画を通っているから、存在確率は1/3
と考える。次にY方向について見ると現在はY=1,
2,3の区画を通っているから1/3、移動後も同様に
Y=2,3,4の区画を通っているから1/3と考え
る。
【0018】
【表1】
【0019】次に表2は輻輳程度を測定して得られたテ
ーブルを示す。表2において需要量とは配線経路の需要
量であって、現在値をaとする。「差分」とは移動した
とき現在との間に生じる差を示し、表1の存在確率
(X)の1/2を差引き、1/3を加えて得られる。供
給量は或る値bから少し変化した値 (bダッシュ) に変
化している。このとき測定点を通過可能な配線供給量は
最小と最大の値を予め定めておき、その範囲内では測定
点を囲む一定の大きさの領域内の配線以外の障害物の占
有度に応じて決定する。
【0020】
【表2】
【0021】セルの移動の前後において、表2の需要量
と供給量とについて、 需要量>供給量 であれば、その移動処理は好適でないから、その比較に
おいて予想より大きな差が生じているとペナルティとし
て絶対に移動させない。
【0022】需要量≦供給量 が得られたとき、良好な解答の一つと判断する。
【0023】
【発明の効果】このようにして本発明によると、チップ
上の全領域について配線経路の需要量と供給量とを演算
・比較しながら、新しいセル配置を探索して行くから、
配線可能な配置が解として容易に求められる。前述の演
算・比較を繰り返しているから、「配線可能な配置が求
まらない」というケースを生じることが少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の処理を行う電子計算機の動作フローチ
ャートである。
【図2】配線面と配線経路の需要・供給量を説明する図
である。
【図3】占有面上の端子を結ぶ線を示す図である。
【図4】セルを移動したときの配線面を示す図である。
【符号の説明】
1 仮想格子点を結ぶ辺 2 配線で結ばれる端子 3 端子2を包含する最小の矩形 11 基準線 31 当初の配線面 32 セル移動後の配線面の拡がり

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LSI内セルの端子間を結線して動作さ
    せるとき、既配置されたセルの内、一つのセルを移動さ
    せることがより良好な配置であるかどうかを判断処理す
    るLSI内セルの配置方法において、 セル端子間の結線について下記の判断を電子計算機によ
    り行ない、より良い値を求めたセルの配置を正解とする
    ことを特徴とするLSI内セルの配置方法。(a) 端子間
    を結ぶ配線の経路を配線が占有する面と、その存在確率
    に置き換えて算出すること、 (b) 次にチップ上に設定された配線輻輳度の測定点が測
    定点周辺の配置状況に応じて、その測定点を通過する配
    線流量を制限する機能を有すること、
  2. 【請求項2】 請求項1記載の「流量を制限すること」
    は配線経路の需要と、配線経路の供給量とについて、そ
    れぞれ変化した値について比較し、配線経路の需要を減
    少させることを特徴とするLSI内のセル配置方法。
JP3328789A 1991-12-12 1991-12-12 Lsi内セルの配置方法 Withdrawn JPH05166929A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012033094A (ja) * 2010-08-02 2012-02-16 Fujitsu Ltd 設計支援装置、制御方法および制御プログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012033094A (ja) * 2010-08-02 2012-02-16 Fujitsu Ltd 設計支援装置、制御方法および制御プログラム

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Effective date: 19990311