JPH05166474A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JPH05166474A
JPH05166474A JP35969091A JP35969091A JPH05166474A JP H05166474 A JPH05166474 A JP H05166474A JP 35969091 A JP35969091 A JP 35969091A JP 35969091 A JP35969091 A JP 35969091A JP H05166474 A JPH05166474 A JP H05166474A
Authority
JP
Japan
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phosphor
phosphors
display device
green
blue
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Withdrawn
Application number
JP35969091A
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English (en)
Inventor
Hideaki Nakagawa
英昭 中川
Koji Tsuruta
紘治 鶴田
Haruaki Wada
春明 和田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 前面部に蛍光体B,G,Rを備えこれら蛍光
体B,G,Rに電子ビームを照射して発光させる真空チ
ューブ体1を複数個配列して表示面を構成するようにし
た表示装置であって、緑色蛍光体Gと赤色蛍光体Rとか
らなる第1の画素27と、緑色蛍光体Gと青色蛍光体B
とからなる第2の画素27とを、水平方向及び垂直方向
について交互に配列させた。 【効果】 高解像度の映像が表示でき、細い白線等の特
殊な映像をも良好に表示できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の発光素子を2次
元マトリクス状に配列して大型の表示面を構成してなる
表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、青色の単色光を発光する青色蛍光
体と、緑色の単色光を発光する緑色蛍光体と、赤色の単
色光を発光する赤色蛍光体とを、2次元マトリクス状に
配列して、大型の表示面を構成してなる表示装置が提案
されている。
【0003】上記各色蛍光体は、図4に示すように、硝
子等の透明材料により内部が略々真空状態となされて筺
体状に形成された真空チューブ体101内に塗布形成さ
れている。この真空チューブ体101の前面部は、平坦
状となされてフロントパネル部124となされている。
このフロントパネル部124の内面部には、上記各色蛍
光体110B,110G,110Rが塗布されている。
そして、上記真空チューブ体101内には、上記各色蛍
光体110B,110G,110Rに電子ビームを照射
する電子銃107が配設されている。
【0004】この表示装置においては、上記電子銃10
7が上記各色蛍光体110B,110G,110Rに対
し、カソード電極116B,116G,116Rより電
子ビームを照射することにより、該各色蛍光体が単色光
を発光し、この単色光が上記フロントパネル部124を
透して前方側に投射される。
【0005】上記赤色蛍光体110Rと、上記緑色蛍光
体110Gと、上記青色蛍光体110Rとは、それぞれ
所定の領域に塗り分けられるようにして塗布されてい
る。そして、上記電子銃107は、上記各色蛍光体11
0R,110G,110R毎に対応したカソード電極1
16B,116G,116Rを有している。また、上記
フロントパネル部124の内面部には、上記各色蛍光体
110R,110G,110Rを囲むようにして、上記
電子ビームを吸引する枠状のアノード電極109が配設
されている。
【0006】この真空チューブ体101においては、図
5に示すように、各々一の上記青色蛍光体、上記緑色蛍
光体及び上記赤色蛍光体により、画素体127が構成さ
れている。そして、このような真空チューブ体101
は、上記フロントパネル部124を前面側となして2次
元マトリクス状に配列されることにより、表示面を構成
する。この表示面は、例えば、縦が2m乃至6m、横が
3m乃至9mといったような大型のものである。そし
て、上記真空チューブ体101は、上記画素体127
が、例えば、1cm四方乃至3cm四方のものなので、
一の表示面を構成するために、数万個から数十万個の画
素体127を配列させるだけの個数が配設される。
【0007】この表示装置においては、上記各色蛍光体
110B,110G,110Rが選択的に発光されるこ
とにより、上記表示面上にカラー映像が表示される。す
なわち、上記赤色、緑色、青色の各色の単色光が等しい
光強度で発光されると、白色光として認識されるからで
ある。そして、この表示装置においては、上記各色の単
色光の光強度のバランスによって、種々の色を表示する
ことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な表示装置においては、上記各色蛍光体110B,11
0G,110Rの塗布面積をより小さくし、図4及び図
5中矢印P1 で示す隣接する画素体127までの距離、
すなわち、ピッチを狭めることにより、よりきめ細かい
鮮鋭な高解像度の映像を表示することができる。しかし
ながら、上記各色蛍光体110B,110G,110R
の塗布面積は、上記電子銃107の大きさにより、ま
た、上記表示面全体の発光効率を勘案すると、小さくす
ることに限界がある。
【0009】そこで、従来、上記各色蛍光体110B,
110G,110Rの塗布面積を縮小することなく、各
画素体127間のピッチを狭める手段として、図6に示
すように、緑色蛍光体及び赤色蛍光体により一の画素体
127を構成し、また、緑色蛍光体及び青色蛍光体によ
り他の一の画素体127を構成するようにした、いわゆ
るダブルグリーン配列方式を採用した表示装置がある。
【0010】このような、ダブルグリーン配列方式を採
用した表示装置においては、各画素体127間のピッチ
が狭められており、また、視感度の高い緑色蛍光体が全
ての画素体に配列されていることにより、高解像度の映
像が表示できる。
【0011】しかし、この表示装置においては、例え
ば、水平方向の細い白線の如き特殊な映像を表示しよう
とすると、緑色蛍光体及び赤色蛍光体のみの繰り返し、
または、緑色蛍光体及び青色蛍光体のみの繰り返しの線
として表示される場合があり、白線として表示されない
虞れがある。すなわち、この表示装置においては、白線
を表示するときには、上述した青色蛍光体110B、緑
色蛍光体110G及び赤色蛍光体110Rが一の画素体
127を構成している表示装置と同様の解像度でしか表
示できない。
【0012】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、解像度の良好な映像を大型の表
示面に表示でき、また、白線等の如き特殊な表示映像を
も、高い解像度で表示できる表示装置を提供することを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し上記
目的を達成するため、本発明に係る表示装置は、透明材
料よりなるフロントパネル部の内面部に青色用蛍光体、
緑色用蛍光体、及び/又は、赤色用蛍光体を有しこれら
蛍光体に電子ビームを照射することにより該各蛍光体が
青色、緑色、または、赤色の単色光を発光するように構
成された発光素子を、該フロントパネル部を前面側とな
して2次元マトリクス状に複数個配列して表示面を構成
してなるカラー表示装置であって、上記緑色用蛍光体及
び上記赤色用蛍光体から構成される第1の画素体と、上
記緑色用蛍光体及び上記青色用蛍光体から構成される第
2の画素体とが、垂直方向及び水平方向について、互い
に交互に配列されてなるものである。
【0014】
【作用】本発明に係る表示装置においては、緑色用蛍光
体及び赤色用蛍光体から構成される第1の画素体と、緑
色用蛍光体及び青色用蛍光体から構成される第2の画素
体とは、垂直方向及び水平方向について、互いに交互に
配列されているので、各画素体のピッチが縮小されると
ともに各画素体に視感度の高い緑色蛍光体が配列されて
いることにより解像力が向上し、また、垂直方向及び水
平方向について各色用蛍光体が配列されていることによ
り、細い白線の如き映像をも高解像度にて表示できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
しながら説明する。本発明に係る表示装置は、青色の単
色光を発光する青色蛍光体と、緑色の単色光を発光する
緑色蛍光体と、赤色の単色光を発光する赤色蛍光体と
を、2次元マトリクス状に配列して、大型の表示面を構
成してなるものである。
【0016】上記各色蛍光体は、図1に示すように、硝
子等の透明材料により内部が略々真空状態となされて筺
体状に形成された真空チューブ体1を有して構成される
発光素子内に配設されている。上記真空チューブ体1
は、図2に示すように、この真空チューブ体1の平坦状
の前面部をなすフロントパネル部24と、該真空チュー
ブ体1の両側面部、上面部、下面部及び背面部をなす本
体部25とから構成されている。これらフロントパネル
部24と上記本体部25とは、該フロントパネル部24
の背面部の周囲部と該本体部25の前端部とが、いわゆ
る硝子半田を用いて接合されることにより、内部が密閉
された上記真空チューブ体1を構成している。
【0017】なお、これらフロントパネル部24と上記
本体部25との接合は、上記真空チューブ体1の全体
を、例えば摂氏480度程度まで加熱するいわゆる焼成
工程において行われる。
【0018】そして、上記フロントパネル部24の内面
部には、上記各色蛍光体10B,10G,10Rが塗布
されている。これら各色蛍光体10B,10G,10R
は、図3に示すように、上記緑色蛍光体10G及び上記
赤色蛍光体10Rが互いに隣接されて塗布され、また、
上記緑色蛍光体10G及び上記青色蛍光体10Bが互い
に隣接されて塗布されている。上記緑色蛍光体10G及
び上記赤色蛍光体10Rは、第1の画素体27を構成し
ている。また、上記緑色蛍光体10G及び上記青色蛍光
体10Bは、第2の画素体27を構成している。
【0019】なお、上記青色蛍光体としては、ZnS:
Agや、Y2 SiO5 :Ce等が用いられる。ZnS:
Agは、発光効率、色純度ともに良好であるが、耐久性
があまり良くないという特性を有している。また、Y2
SiO5 :Ceは、長寿命であるが、発光効率、色純度
があまり良くないという特性を有している。
【0020】そして、上記青色蛍光体10B及び上記緑
色蛍光体10Gと、上記前面パネル部24との間には、
ダイクロイックフィルタ23が介在形成されている。こ
のダイクロイックフィルタ23は、上記フロントパネル
部24の正面側に対して、上記青色及び上記緑色の単色
光を集光させる効果を有する光学材料である。すなわ
ち、上記青色蛍光体10B及び上記緑色蛍光体10Gよ
り発した単色光は、これら青色蛍光体10B及び緑色蛍
光体10Gの各点が点光源であるかの如く拡散しながら
進行するが、上記ダイクロイックフィルタ23を透過す
るときに、上記フロントパネル部24の正面側に集光さ
れて、拡散角度が狭められる。このダイクロイックフィ
ルタ23は、上記青色及び緑色単色光に対する集光効果
を高めるため、上記青色及び緑色蛍光体10B,10G
に接触して形成されている。このダイクロイックフィル
タ23は、上記フロントパネル24の正面側、すなわ
ち、該フロントパネル24に対する法線上における分光
透過率が、青色光及び緑色光を90%程度透過させ、赤
色光を95%程度遮断するような特性となっている。
【0021】また、上記フロントパネル部24の内面部
であって、上記各色蛍光体10B,10G,10Rが塗
布されない部分、すなわち、これら各色蛍光体10B,
10G,10Rからなるストライプの間の部分には、黒
色塗料であるカーボンブラック20が塗布されている。
さらに、上記各色蛍光体10B,10G,10Rの背面
部及び上記カーボンブラック20の背面部には、アルミ
ニウム粉19が塗布されている。
【0022】そして、上記真空チューブ体1内の後方側
には、上記各色蛍光体10B,10G,10Rに電子ビ
ームを照射するための電子銃7が配設されている。この
電子銃7は、上記各色蛍光体10B,10G,10Rに
対応するカソード電極16B,16G,16Rを有して
構成されている。この電子銃7は、上記各カソード電極
16B,16G,16Rに対応する複数の端子部8を有
し、これら端子部8を上記真空チューブ体1の外方側に
突出させている。この電子銃7は、上記各端子部8に映
像信号に応じた駆動電圧が印加されることにより、上記
各カソード電極16B,16G,16Rより電子ビーム
を発生するように構成されている。
【0023】上記真空チューブ体1のフロントパネル部
23の背面側、すなわち、上記各色蛍光体10B,10
G,10Rの後方側には、上記アルミニウム粉19に接
触して、アノード電極9が配設されている。このアノー
ド電極9は、金属材料により、上記各色蛍光体10B,
10G,10Rからなるストライプに対応した枠状に形
成されている。このアノード電極9は、上記各色蛍光体
10B,10G,10Rからなるストライプ同士を互い
に隔絶させるように上記フロントパネル部24に略々垂
直となされるセパレータ部17を有している。そして、
このアノード電極9には、アノード引き出し線18が接
続されている。このアノード引き出し線18は、上記真
空チューブ体1の後面部に設けられた引き出し孔26を
介して、該真空チューブ体1の後方側に引き出されてい
る。上記アノード電極9は、上記アノード引き出し線1
8を介して、高電圧状態となされ、上記電子銃7より発
せられる電子ビームを吸引する。
【0024】なお、上記アノード引き出し線18と上記
引き出し孔26の内面部とは、上記真空チューブ体1内
の密閉状態が維持されるように、密着されている。
【0025】このように構成された発光素子において
は、上記電子銃7が上記各色蛍光体10B,10G,1
0Rに電子ビームを照射することにより、該各蛍光体1
0B,10G,10Rが、青色、緑色、赤色の単色光を
発光し、この単色光が上記フロントパネル部24を透し
て前方側に投射される。
【0026】この発光素子は、上記フロントパネル部2
4を前面側となして複数個が2次元マトリクス状に配列
されることにより、表示面を構成する。この表示面は、
例えば、縦が2m乃至6m、横が3m乃至9mといった
ような大型のものである。そして、上記真空チューブ体
1は、上記各画素体27が、例えば、1cm四方乃至3
cm四方のものなので、一の表示面を構成するために、
数万個から数十万個の画素体27を配列させることがで
きる個数だけ配列される。
【0027】ところで、この表示装置においては、上記
表示面に表示される映像のコントラストを向上させるた
めに、上記フロントパネル部24の前面側に、青色、緑
色及び赤色カラーフィルタ11B,11G,11Rが被
着形成された透明板であるフィルタガラス2が、該フロ
ントパネル部24に当接されて配設されている。このフ
ィルタガラス2は、上記フロントパネル部24と略々同
一の大きさ及び形状を有して、板状に形成されている。
このフィルタガラス2は、上記フロントパネル24に対
し、例えば、接着剤を用いた接合等の手段により、取付
けられている。
【0028】上記各色カラーフィルタ11B,11G,
11Rは、いわゆる顔料が上記フィルタガラス2の背面
部に透明導電膜22を介して被着形成されたものであっ
て、上記各色蛍光体10B,10G,10Rの発する単
色光のみを波長選択的に透過させるものである。すなわ
ち、上記青色カラーフィルタ11Bの分光透過率は、青
色光を80%程度透過させ、他の色の光を遮断するよう
な特性となっている。また、上記緑色カラーフィルタ1
1Gの分光透過率は、緑色光を80%程度透過させ、他
の色の光を遮断するような特性となっている。そして、
上記赤色カラーフィルタ11Rの分光透過率は、赤色光
を90%程度透過させ、他の色の光を遮断するような特
性となっている。これら各色フィルタ11B,11G,
11Rは、上記各色蛍光体10B,10G,10Rのな
すストライプに対応して、これらストライプに重ねられ
るような位置に形成されている。
【0029】また、上記透明導電膜22は、上記フィル
タガラス2の背面部の略々全面に亘って形成されてい
る。この透明導電膜22は、いわゆるネサ膜、ITO膜
等と呼ばれるものであって、光透過性と導電性とを有し
ている。この透明導電膜22は、上記フィルタガラス2
の背面部と上記各色カラーフィルタ11B,11G,1
1Rとの間に介在形成されている。
【0030】さらに、上記フィルタガラス2の前面部に
は、略々全面に亘って、反射防止膜21が形成されてい
る。この反射防止膜21は、この反射防止膜21の表面
部における反射光と上記フィルタガラス2の前面部にお
ける反射光とを干渉させて、該フィルタガラス2の前面
部における反射率を抑えるものである。
【0031】そして、上記フィルタガラス2の前面部に
は、メッシュ部材3が配設されている。このメッシュ部
材3は、金属等の熱伝導性の良好な材料により、上記各
色蛍光体10B,10G,10Rの塗布領域に対応した
開口部と、この開口部内に形成された網目状のメッシュ
部12を有している。このメッシュ部材3は、例えば、
金属板材料に、いわゆる電鋳加工を施すことによって、
多数の微細な透孔を穿設して形成することができる。こ
のメッシュ部材3は、表面部の光反射率を低下させるた
め、該表面部に、カーボンブラック等の黒色塗料が塗布
されている。
【0032】このメッシュ部材3は、上記フィルタガラ
ス2に当接されて配設され、該フィルタガラス2及び上
記フロントパネル部24との間の熱伝導が可能となされ
ている。このメッシュ部材3は、上記フィルタガラス2
に対し、例えば、接着剤を用いた接合等の手段により、
取付けられている。
【0033】また、上記メッシュ部材3の前面部には、
ルーバ部材4が配設されている。このルーバ部材4は、
金属等の熱伝導性の良好な板材料により形成されてい
る。すなわち、このルーバ部材4は、上記各色蛍光体1
0B,10G,10Rの塗布領域に対応した複数の開口
部13が穿設された平板状の基台部と、この基台部に該
各開口部の上縁部に沿うようにして接合されたルーバ部
15,15とを有して構成されている。このルーバ部1
5は、平板状の金属板が屈曲されて、上記基台部に接合
される接合片部と、前方側に突出される廂部とを有して
形成されている。この廂部は、板状材料が屈曲されて形
成されるため、上記基台部より前方側への突出量を自在
に設定することができる。このルーバ部材4は、表面部
の光反射率を低下させるため、該表面部に、カーボンブ
ラック等の黒色塗料が塗布されている。
【0034】このルーバ部材4は、上記メッシュ部材3
に当接されて配設され、該メッシュ部材3、上記フィル
タガラス2及び上記フロントパネル部24との間の熱伝
導が可能となされている。このルーバ部材4は、上記メ
ッシュ部材3に対し、例えば、接着剤を用いた接合等の
手段により、取付けられている。
【0035】そして、上記真空チューブ体1は、保持筺
体5内に収納されている。この保持筺体5は、合成樹脂
等の材料により、上記真空チューブ体1等を収納し得る
大きさの前面側が開放された筺体状に形成されている。
この保持筺体5の後方部には、上記アノード引き出し線
18や端子部8を外方側に引き出すための開口部6が形
成されている。
【0036】上述のように構成された本発明に係る表示
装置においては、上記各色蛍光体10B,10G,10
Rが選択的に発光されることにより、上記表示面上にカ
ラー映像が表示される。上記赤色、緑色、青色の各色の
単色光が等しい光強度で発光されると、白色光として認
識される。そして、この表示装置においては、上記表示
面上の各位置における上記各色の単色光の光強度のバラ
ンスによって、種々の色及び映像を表示することができ
る。
【0037】そして、この表示装置においては、図3に
示すように、緑色用蛍光体10G及び赤色用蛍光体10
Rから構成される第1の画素体27と、緑色用蛍光体1
0G及び青色用蛍光体10Bから構成される第2の画素
体27とは、垂直方向及び水平方向について、互いに交
互に配列されている。
【0038】そのため、この表示装置においては、上記
各色蛍光体10B,10G,10Rの面積を縮小するこ
となく、図2及び図3中矢印P0 で示す各画素体27間
のピッチが縮小されているとともに、各画素体27に視
感度の高い緑色蛍光体10Gが配列されている。したが
って、この表示装置は、高解像度の映像を表示すること
ができる。また、表示装置は、垂直方向及び水平方向に
ついて、一の画素体27に相当する幅内に、上記各色蛍
光体10B,10G,10Rが配列されていることによ
り、例えば、細い白線の如き映像をも高解像度にて表示
することができる。
【0039】なお、この表示装置においては、図2及び
図3中矢印Dで示す上記各画素体27の間の部分の幅
は、同一発光素子内においても、他の発光素子に跨がる
場合においても、同一となされている。
【0040】そして、この表示装置においては、上記メ
ッシュ部材3が設けられていることにより、上記表示面
の前方側よりこの表示面に入射した外来光の上記各フロ
ントパネル部24における反射が抑えられる。そのた
め、この表示装置においては、上記表示面に表示される
映像のコントラストが向上する。
【0041】また、この表示装置においては、上記メッ
シュ部材3が熱伝導率の良好な金属材料より形成されて
いることにより、上記フィルタガラス2及び上記フロン
トパネル部24の冷却が図られる。すなわち、上記各色
蛍光体10B,10G,10Rが上記電子ビームを照射
されることにより発生する熱は、上記フロントパネル部
23及び上記フィルタガラス2を経て、上記メッシュ部
材3に伝導される。このメッシュ部材3は、上記メッシ
ュ部12を有することにより表面積が大きくなされてい
るため、外気により冷却され易く、上記フィルタガラス
2より伝導した熱を放出し、該フィルタガラス2及び上
記フロントパネル部24を全面に亘って冷却する。
【0042】さらに、この表示装置においては、上記ル
ーバ部材4が設けられていることにより、上記表示部の
斜め上方より入射する外来光が上記各色蛍光体10B,
10G,10Rに入射することが防止され、該表示面に
表示される映像のコントラストが向上する。
【0043】そして、この表示装置においては、上記各
色カラーフィルタ11B,11G,11R及び上記反射
防止膜21が設けられていることにより、上記表示面の
前方側よりこの表示面に入射した光の上記各フロントパ
ネル部24における反射が抑えられ、表示される映像の
コントラスト及び色再現性が向上する。また、この表示
装置においては、上記各色蛍光体10B,10G,10
Rの発光スペクトルに、側帯波が生じている場合でも、
上記各色カラーフィルタ11B,11G,11Rがこれ
ら側帯波の光を吸収するので、良好な色再現の映像が表
示される。上記各色カラーフィルタ11B,10G,1
0Rは、上記真空チューブ体1の焼成工程を経ずに形成
されるので、製造工程上の退色等がなく、良好な分光透
過特性を有して形成することができる。
【0044】さらに、この表示装置においては、上記各
色カラーフィルタ11B,11G,11Rが設けられて
いることにより、上記ダイクロイックフィルタ23が設
けられて上記フロントパネル24の正面側における映像
の輝度が向上されているにも拘わらず、表示される映像
の色再現性が良好となされている。そのため、この表示
装置においては、上記青色蛍光体10Bとして、Y2
iO5 :Ceを用いても、上記ダイクロイックフィルタ
23及び上記青色カラーフィルタ11Bによって、映像
の輝度が向上されるとともに、色度の変化が抑えられる
ので、良好な色再現性を有する映像が表示される。
【0045】そして、この表示装置においては、上記フ
ィルタガラス2に上記透明導電膜22が設けられてお
り、また、該フィルタガラス2に上記メッシュ部材3が
当接されて配設されていることにより、上記フロントパ
ネル部24の帯電が防止され、該フロントパネル部24
への塵埃の付着が防止される。
【0046】なお、本発明に係る表示装置は、上述の実
施例に限定されることなく、上記緑色蛍光体10G、上
記青色蛍光体10B及び上記赤色蛍光体10Rが、それ
ぞれ一の画素体を構成するようにしてもよい。この場合
には、これら各色蛍光体10G,10B,10Rは、水
平方向について、緑色蛍光体10G、赤色蛍光体10
R、緑色蛍光体10G、青色蛍光体10Bの順に繰り返
すパターンを形成し、垂直方向についても、緑色蛍光体
10G、赤色蛍光体10R、緑色蛍光体10G、青色蛍
光体10Bの順に繰り返すパターンを形成するように配
列する。これら各色蛍光体10G,10B,10Rをこ
のように配列することにより、垂直方向及び水平方向に
ついて、一の画素体に相当する幅内に、上記各色蛍光体
10B,10G,10Rが配列されることとなり、例え
ば、細い白線の如き映像をも高解像度にて表示すること
ができる。
【0047】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る表示装置に
おいては、緑色用蛍光体及び赤色用蛍光体から構成され
る第1の画素体と、緑色用蛍光体及び青色用蛍光体から
構成される第2の画素体とは、垂直方向及び水平方向に
ついて、互いに交互に配列されている。
【0048】そのため、この表示装置においては、上記
各画素体間のピッチが縮小されるとともに各画素体に視
感度の高い緑色蛍光体が配列されていることにより解像
力が向上し、また、垂直方向及び水平方向について各色
用蛍光体が配列されていることにより、細い白線の如き
映像をも高解像度にて表示できる。
【0049】すなわち、本発明は、解像度の良好な映像
を大型の表示面に表示でき、また、白線等の如き特殊な
表示映像をも、高い解像度で表示できる表示装置を提供
することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表示装置の発光素子の構成を示す
分解斜視図である。
【図2】上記発光素子の構成を示す要部拡大縦断面図で
ある。
【図3】上記表示装置の蛍光体の配列を示す拡大正面図
である。
【図4】従来の表示装置の構成を示す要部拡大縦断面図
である。
【図5】上記従来の表示装置の蛍光体の配列を示す拡大
正面図である。
【図6】上記従来の表示装置の蛍光体の配列の他の例を
示す拡大正面図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・・・真空チューブ体 7・・・・・・・・・・・・電子銃 10B・・・・・・・・・・青色蛍光体 10G・・・・・・・・・・緑色蛍光体 10R・・・・・・・・・・赤色蛍光体 24・・・・・・・・・・・・フロントパネル部 27・・・・・・・・・・・・画素体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明材料よりなるフロントパネル部の内
    面部に青色用蛍光体、緑色用蛍光体、及び/又は、赤色
    用蛍光体を有しこれら蛍光体に電子ビームを照射するこ
    とにより該各蛍光体が青色、緑色、または、赤色の単色
    光を発光するように構成された発光素子を、該フロント
    パネル部を前面側となして2次元マトリクス状に複数個
    配列して表示面を構成してなるカラー表示装置であっ
    て、 上記緑色用蛍光体及び上記赤色用蛍光体から構成される
    第1の画素体と、上記緑色用蛍光体及び上記青色用蛍光
    体から構成される第2の画素体とが、垂直方向及び水平
    方向について、互いに交互に配列されてなる表示装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002043367A3 (fr) * 2000-11-24 2002-07-18 Toshiba Kk Affichage

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002043367A3 (fr) * 2000-11-24 2002-07-18 Toshiba Kk Affichage
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