JPH05166187A - 光学的情報記録再生装置 - Google Patents
光学的情報記録再生装置Info
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- JPH05166187A JPH05166187A JP33649991A JP33649991A JPH05166187A JP H05166187 A JPH05166187 A JP H05166187A JP 33649991 A JP33649991 A JP 33649991A JP 33649991 A JP33649991 A JP 33649991A JP H05166187 A JPH05166187 A JP H05166187A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 オーバライト回数の増加に伴う再生信号の劣
化を低減する光学的情報記録再生装置の提供を目的とす
る。 【構成】 ダミー信号をダミー信号発生回路１４で生
成、加算回路１５によって変復調回路１０出力の終端部
に付加し、ダミー信号の時間幅以上に終端部を延ばした
消去信号を消去時間設定回路１６において生成し、加算
回路１５の出力とともに半導体レーザ駆動回路５に印加
する構成を有する。
化を低減する光学的情報記録再生装置の提供を目的とす
る。 【構成】 ダミー信号をダミー信号発生回路１４で生
成、加算回路１５によって変復調回路１０出力の終端部
に付加し、ダミー信号の時間幅以上に終端部を延ばした
消去信号を消去時間設定回路１６において生成し、加算
回路１５の出力とともに半導体レーザ駆動回路５に印加
する構成を有する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は相変化型記録膜を有する
消去可能な光学的記録情報担体に光学的に情報のオーバ
ライト記録と再生を行なう光学的情報記録再生装置に関
する。
消去可能な光学的記録情報担体に光学的に情報のオーバ
ライト記録と再生を行なう光学的情報記録再生装置に関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来、追記型記録膜を持つ円盤状光学的
記録情報担体（以下光ディスクという）と、この光ディ
スクへの情報の書き込みを行なう光学的情報記録再生装
置が提案され、さらに近年各種の記録膜を持つ消去可能
な光ディスクとその装置についても各種の提案や発表が
なされている。
記録情報担体（以下光ディスクという）と、この光ディ
スクへの情報の書き込みを行なう光学的情報記録再生装
置が提案され、さらに近年各種の記録膜を持つ消去可能
な光ディスクとその装置についても各種の提案や発表が
なされている。
【０００３】以下に、従来の消去可能な相変化型記録膜
を有する光ディスクへ光学的に情報を記録再生する光学
的情報記録再生装置について説明する。
を有する光ディスクへ光学的に情報を記録再生する光学
的情報記録再生装置について説明する。
【０００４】光ディスク１は図７に示すように外周から
内周への渦状案内溝１Ａと放射状に配置されるアドレス
部１Ｂから成っている。このアドレス部１Ｂは案内溝の
一部として構成され、案内溝の各々の位置を示す情報が
格納されている。アドレス部１Ｂの間の案内溝部１Ａの
データ領域に情報が記録され、記録膜はマーク部がアモ
ルファス状態となり、マーク部以外の部分の結晶状態よ
りも反射率が低く、この反射率の差によって情報の蓄積
を行なっている。
内周への渦状案内溝１Ａと放射状に配置されるアドレス
部１Ｂから成っている。このアドレス部１Ｂは案内溝の
一部として構成され、案内溝の各々の位置を示す情報が
格納されている。アドレス部１Ｂの間の案内溝部１Ａの
データ領域に情報が記録され、記録膜はマーク部がアモ
ルファス状態となり、マーク部以外の部分の結晶状態よ
りも反射率が低く、この反射率の差によって情報の蓄積
を行なっている。
【０００５】この光ディスクに記録再生を行なうための
光学的情報記録再生装置は従来から提案されている。こ
の従来の光学的情報記録再生装置の構成図を図５に、ま
た従来例の各部の信号波形を図６に示す。
光学的情報記録再生装置は従来から提案されている。こ
の従来の光学的情報記録再生装置の構成図を図５に、ま
た従来例の各部の信号波形を図６に示す。
【０００６】光ディスク１はターンテーブルモータ２，
ターンテーブルモータ制御回路３によって一定回転数
（例えば１８００ｒｐｍ）で回転する。光ピックアップ
４内には半導体レーザ，対物レンズ，レンズ，ミラーや
偏光ビームスプリッタを含む光学系と上記対物レンズを
垂直方向および径方向に移動させるアクチュエータが構
成されていて、光ビームＡ”を光ディスク１の記録膜面
へ集束照射する。半導体レーザから出射する光ビームの
一部を光ピックアップ４内の光ディテクタによってモニ
タし、この光ディテクタの出力を半導体レーザ制御回路
５に入力し、半導体レーザ制御回路５は半導体レーザの
出射光ビームの強度を制御する。光ディスク１から光学
的に情報を再生するとき、光ビームＡ”の強度は光ビー
ムＡ”が光ディスク１の記録膜面へ集束照射しても記録
膜の状態に変化を生じない低いビーム強度に設定し、光
ディスクに光学的に情報をオーバライト記録するとき、
光ビームＡ”の強度は記録膜の状態に変化を生じる適切
なビーム強度に設定されている。
ターンテーブルモータ制御回路３によって一定回転数
（例えば１８００ｒｐｍ）で回転する。光ピックアップ
４内には半導体レーザ，対物レンズ，レンズ，ミラーや
偏光ビームスプリッタを含む光学系と上記対物レンズを
垂直方向および径方向に移動させるアクチュエータが構
成されていて、光ビームＡ”を光ディスク１の記録膜面
へ集束照射する。半導体レーザから出射する光ビームの
一部を光ピックアップ４内の光ディテクタによってモニ
タし、この光ディテクタの出力を半導体レーザ制御回路
５に入力し、半導体レーザ制御回路５は半導体レーザの
出射光ビームの強度を制御する。光ディスク１から光学
的に情報を再生するとき、光ビームＡ”の強度は光ビー
ムＡ”が光ディスク１の記録膜面へ集束照射しても記録
膜の状態に変化を生じない低いビーム強度に設定し、光
ディスクに光学的に情報をオーバライト記録するとき、
光ビームＡ”の強度は記録膜の状態に変化を生じる適切
なビーム強度に設定されている。
【０００７】光ディスク１の回転時、光ピックアップ４
の対物レンズと光ディスク１の記録膜間の距離が変化
し、常に光ディスク１の記録膜に光ビームＡ”が集束照
射できなくなる。また、光ディスク１の偏心や情報トラ
ックのうねり等によって、記録膜面上の情報トラック上
に常に光ビームが照射できなくなるので、フォーカスサ
ーボ回路６，トラッキングサーボ回路７，光ピックアッ
プ４から構成されるフォーカス，トラッキングサーボ系
をもち、常に光ディスク上の情報トラック上に光ビーム
Ａ”が集束照射できるようにしている。
の対物レンズと光ディスク１の記録膜間の距離が変化
し、常に光ディスク１の記録膜に光ビームＡ”が集束照
射できなくなる。また、光ディスク１の偏心や情報トラ
ックのうねり等によって、記録膜面上の情報トラック上
に常に光ビームが照射できなくなるので、フォーカスサ
ーボ回路６，トラッキングサーボ回路７，光ピックアッ
プ４から構成されるフォーカス，トラッキングサーボ系
をもち、常に光ディスク上の情報トラック上に光ビーム
Ａ”が集束照射できるようにしている。
【０００８】また、リニアモータ等から構成された移動
装置８を持ち、光ピックアップ４からの出射光ビーム
Ａ”が情報トラックを追従するように、光ディスク１の
任意の半径位置に、光ピックアップ４を光ディスクの径
方向に移動させる。このようにして、光ディスク１の任
意の位置から情報を読み出し、また記録することができ
る。
装置８を持ち、光ピックアップ４からの出射光ビーム
Ａ”が情報トラックを追従するように、光ディスク１の
任意の半径位置に、光ピックアップ４を光ディスクの径
方向に移動させる。このようにして、光ディスク１の任
意の位置から情報を読み出し、また記録することができ
る。
【０００９】記録される情報は１セクタあたり１０２４
バイトの容量を持ち、エラー訂正回路９でエラー訂正デ
ータを付加され、変復調回路１０に加えられる。変復調
回路１０で、記録データは例えばＲＬＬ（２，７）変調
方式に基づき変調された後、例えば１６バイト単位の一
定のデータ長ごとにフレーム信号とビット同期のための
シンク信号が付加され、図６の（ａ）に示すようなフォ
ーマットとなる。フレーム信号はデータ部とＥＣＣ部に
各々含まれている。変復調回路１０の出力（ａ）とドラ
イブコントローラ１１からの消去信号（ｄ）は半導体レ
ーザ制御回路５に入力される。半導体レーザ制御回路５
で図６のＡ”のように２段階に光ビームの強度変調を行
ない、この光ビームＡ”を光ディスクの記録膜面に照射
することによって消去を行ないつつ情報の記録、すなわ
ちオーバライト記録を行なう。
バイトの容量を持ち、エラー訂正回路９でエラー訂正デ
ータを付加され、変復調回路１０に加えられる。変復調
回路１０で、記録データは例えばＲＬＬ（２，７）変調
方式に基づき変調された後、例えば１６バイト単位の一
定のデータ長ごとにフレーム信号とビット同期のための
シンク信号が付加され、図６の（ａ）に示すようなフォ
ーマットとなる。フレーム信号はデータ部とＥＣＣ部に
各々含まれている。変復調回路１０の出力（ａ）とドラ
イブコントローラ１１からの消去信号（ｄ）は半導体レ
ーザ制御回路５に入力される。半導体レーザ制御回路５
で図６のＡ”のように２段階に光ビームの強度変調を行
ない、この光ビームＡ”を光ディスクの記録膜面に照射
することによって消去を行ないつつ情報の記録、すなわ
ちオーバライト記録を行なう。
【００１０】このとき光ビームの記録パワー強度の照射
を受けた光ディスクの記録膜は結晶状態からアモルファ
ス状態へ移行し記録マーク部が形成される。逆に消去パ
ワー強度の照射を受けた記録マーク部はアモルファス状
態から結晶状態に移行し、記録マーク部は消去される。
を受けた光ディスクの記録膜は結晶状態からアモルファ
ス状態へ移行し記録マーク部が形成される。逆に消去パ
ワー強度の照射を受けた記録マーク部はアモルファス状
態から結晶状態に移行し、記録マーク部は消去される。
【００１１】再生時、光ピックアップ４からの再生信号
は２値化回路１２に入力し、２値化回路１２の出力はア
ドレスリード回路１３と変復調回路１０に入力され、ア
ドレスデータと情報の読み出しが行なわれる。
は２値化回路１２に入力し、２値化回路１２の出力はア
ドレスリード回路１３と変復調回路１０に入力され、ア
ドレスデータと情報の読み出しが行なわれる。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】従来、相変化型記録膜
を有する光ディスクの記録再生装置では、図６のＡ”に
示すような光強度を持つ記録変調光によって、情報の記
録を行なうために、同一箇所へのオーバライト記録を多
数回行なうと、記録領域と非記録領域への照射光ビーム
の強度の違いから、記録信号領域の始端と終端部で再生
信号が乱れ、光ディスクからの再生情報の品質低下につ
ながる。特に再生信号がコンピュタ用のディジタル情報
の場合、情報の信頼性を保つためにエラー訂正符号が付
加され、ディスク上の欠陥による再生信号中のディジタ
ルデータの欠落があってもエラー訂正によって情報の信
頼性を保証しているが、上記のような状態が発生すると
必ず記録変調信号領域の始端と終端部で再生信号中のデ
ィジタルデータの欠落が発生する。通常記録変調信号の
フォーマットは図６のように、先頭部にシンク部を有し
ている。このため始端部の一部に欠落が生じても、変復
調回路１０内でＰＬＬ同期が取れればよいし、また、シ
ンク部の時間を広げることで信号の劣化の影響を軽減で
きる。しかし終端部は通常ＥＣＣ部ないしデータ部の一
部であり、この部分の劣化が進行し、また、他の部分の
ディジタルデータの欠落が同時におきると再生信号から
正しい情報を取り出せないことが生じる。
を有する光ディスクの記録再生装置では、図６のＡ”に
示すような光強度を持つ記録変調光によって、情報の記
録を行なうために、同一箇所へのオーバライト記録を多
数回行なうと、記録領域と非記録領域への照射光ビーム
の強度の違いから、記録信号領域の始端と終端部で再生
信号が乱れ、光ディスクからの再生情報の品質低下につ
ながる。特に再生信号がコンピュタ用のディジタル情報
の場合、情報の信頼性を保つためにエラー訂正符号が付
加され、ディスク上の欠陥による再生信号中のディジタ
ルデータの欠落があってもエラー訂正によって情報の信
頼性を保証しているが、上記のような状態が発生すると
必ず記録変調信号領域の始端と終端部で再生信号中のデ
ィジタルデータの欠落が発生する。通常記録変調信号の
フォーマットは図６のように、先頭部にシンク部を有し
ている。このため始端部の一部に欠落が生じても、変復
調回路１０内でＰＬＬ同期が取れればよいし、また、シ
ンク部の時間を広げることで信号の劣化の影響を軽減で
きる。しかし終端部は通常ＥＣＣ部ないしデータ部の一
部であり、この部分の劣化が進行し、また、他の部分の
ディジタルデータの欠落が同時におきると再生信号から
正しい情報を取り出せないことが生じる。
【００１３】本発明は、このような課題を解決するもの
で、オーバライト回数の増加に伴う再生信号の劣化を低
減する光学的情報記録再生装置の提供を目的とする。
で、オーバライト回数の増加に伴う再生信号の劣化を低
減する光学的情報記録再生装置の提供を目的とする。
【００１４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、従来の光学的情報記録再生装置の記録変
調信号の終端部にダミー信号を付加および消去信号を変
調して、光ディスクへオーバライト記録を行ない、光デ
ィスクからの再生信号の終端部の信号の乱れの箇所を使
わずに、再生信号から情報の再生を行なうように構成
し、また、記録変調信号の終端部前後での熱的なバラン
スをとり、信号の劣化の進行を押さえるように構成した
ものである。
成するために、従来の光学的情報記録再生装置の記録変
調信号の終端部にダミー信号を付加および消去信号を変
調して、光ディスクへオーバライト記録を行ない、光デ
ィスクからの再生信号の終端部の信号の乱れの箇所を使
わずに、再生信号から情報の再生を行なうように構成
し、また、記録変調信号の終端部前後での熱的なバラン
スをとり、信号の劣化の進行を押さえるように構成した
ものである。
【００１５】
【作用】この構成によって、相変化型光ディスクの光学
的情報記録再生装置において、特定箇所のオーバライト
回数の増加に伴う光ディスクからの再生信号の劣化、特
に再生信号の終端部の信号の乱れの影響を除外、ないし
低減することが可能となる。
的情報記録再生装置において、特定箇所のオーバライト
回数の増加に伴う光ディスクからの再生信号の劣化、特
に再生信号の終端部の信号の乱れの影響を除外、ないし
低減することが可能となる。
【００１６】
（実施例１）以下、本発明の第１の実施例について図面
を参照しながら説明する。図１は実施例１における光学
的情報記録再生装置の構成図を、図２は実施例１の各部
の信号波形を示し、従来例と同一構成要素については同
一番号を用い説明を省略する。
を参照しながら説明する。図１は実施例１における光学
的情報記録再生装置の構成図を、図２は実施例１の各部
の信号波形を示し、従来例と同一構成要素については同
一番号を用い説明を省略する。
【００１７】変復調回路１０のディジタル出力（ａ）は
ダミー信号発生回路１４と加算回路１５に入力する。ダ
ミー信号発生回路１４では１セクタ内での信号の終了部
を検出し、ダミー信号のディジタル出力（ｂ）を生成
し、加算回路１５で変復調回路１０の出力（ａ）の終端
部にダミー信号発生回路１４の出力（ｂ）を付加したデ
ィジタル信号（ｃ）が生成される。
ダミー信号発生回路１４と加算回路１５に入力する。ダ
ミー信号発生回路１４では１セクタ内での信号の終了部
を検出し、ダミー信号のディジタル出力（ｂ）を生成
し、加算回路１５で変復調回路１０の出力（ａ）の終端
部にダミー信号発生回路１４の出力（ｂ）を付加したデ
ィジタル信号（ｃ）が生成される。
【００１８】本実施例１ではダミー信号（ｂ）は、ダミ
ー信号発生回路１４に変復調回路１０からクロック信号
ＣＫを入力し、シンク信号と同じ周波数の信号で構成さ
れている。
ー信号発生回路１４に変復調回路１０からクロック信号
ＣＫを入力し、シンク信号と同じ周波数の信号で構成さ
れている。
【００１９】ドライブコントローラ１１からの消去信号
（ｄ）は消去時間設定回路１６に入力し、消去時間設定
回路１６でダミー信号（ｂ）の時間幅Ｔ以上に消去信号
（ｄ）の終端端部が延ばされた信号（ｅ）が生成され、
加算回路１５の出力（ｃ）とともに半導体レーザ駆動回
路５に入力される。
（ｄ）は消去時間設定回路１６に入力し、消去時間設定
回路１６でダミー信号（ｂ）の時間幅Ｔ以上に消去信号
（ｄ）の終端端部が延ばされた信号（ｅ）が生成され、
加算回路１５の出力（ｃ）とともに半導体レーザ駆動回
路５に入力される。
【００２０】光ディスク１への情報記録時、図２のＡの
ようにビーム強度を変化させる。以上のように構成する
ことで、光ディスク１内の同一セクタへの多数回のオー
バライト記録を行なっても、光ピックアップ４の再生ア
ナログ信号（ｆ）に乱れを生じても再生アナログ信号
（ｆ）のダミー信号に相当する部分のみで、情報を正確
に取り出す部分には影響を及ぼさないようにしている。
ようにビーム強度を変化させる。以上のように構成する
ことで、光ディスク１内の同一セクタへの多数回のオー
バライト記録を行なっても、光ピックアップ４の再生ア
ナログ信号（ｆ）に乱れを生じても再生アナログ信号
（ｆ）のダミー信号に相当する部分のみで、情報を正確
に取り出す部分には影響を及ぼさないようにしている。
【００２１】なお実施例１ではダミー信号生成と変復調
回路出力との加算の機能を変復調回路以外の外部回路で
行なったが、変復調回路をマイクロコンピュータ等で構
成し、ダミー信号生成と加算の機能を内蔵することもで
きるし、同様に消去時間設定の機能もドライブコントロ
ーラで内蔵することもできる。
回路出力との加算の機能を変復調回路以外の外部回路で
行なったが、変復調回路をマイクロコンピュータ等で構
成し、ダミー信号生成と加算の機能を内蔵することもで
きるし、同様に消去時間設定の機能もドライブコントロ
ーラで内蔵することもできる。
【００２２】（実施例２）以下、本発明の第２の実施例
について図面を参照しながら説明する。図３は実施例２
における光学的情報記録再生装置の構成図を、図４は実
施例２の各部の信号波形を示し、従来例と同一構成要素
について同一番号を用い説明する。
について図面を参照しながら説明する。図３は実施例２
における光学的情報記録再生装置の構成図を、図４は実
施例２の各部の信号波形を示し、従来例と同一構成要素
について同一番号を用い説明する。
【００２３】ドライブコントローラ１１からの消去信号
（ｄ）は消去信号変調回路１７に入力し、変復調回路１
０の出力（ａ）の終端部から段差を持ち延ばされたよう
な出力（ｇ）に変調される。消去信号変調回路１７の出
力（ｇ）と変復調回路１０の出力（ａ）は半導体レーザ
駆動回路５に加えられ、図４のＡ’に示すように変復調
回路１０の出力（ａ）の終端部に相当する部分でビーム
の消去パワーが階段状に増加するように半導体レーザを
制御する。消去パワーの増加の割合は変化以前の消去パ
ワーと記録パワーの差の１５％から５０％の範囲内であ
る。
（ｄ）は消去信号変調回路１７に入力し、変復調回路１
０の出力（ａ）の終端部から段差を持ち延ばされたよう
な出力（ｇ）に変調される。消去信号変調回路１７の出
力（ｇ）と変復調回路１０の出力（ａ）は半導体レーザ
駆動回路５に加えられ、図４のＡ’に示すように変復調
回路１０の出力（ａ）の終端部に相当する部分でビーム
の消去パワーが階段状に増加するように半導体レーザを
制御する。消去パワーの増加の割合は変化以前の消去パ
ワーと記録パワーの差の１５％から５０％の範囲内であ
る。
【００２４】以上のように構成することで、光ディスク
１内の同一セクタへの多数回のオーバライト記録を行な
っても、変復調回路１０の出力（ａ）の終端部に相当す
る部分で熱的なバランスが保たれ、光ピックアップ４の
再生アナログ信号（ｈ）に乱れが少なくなり、情報を正
確に取り出すことができる。
１内の同一セクタへの多数回のオーバライト記録を行な
っても、変復調回路１０の出力（ａ）の終端部に相当す
る部分で熱的なバランスが保たれ、光ピックアップ４の
再生アナログ信号（ｈ）に乱れが少なくなり、情報を正
確に取り出すことができる。
【００２５】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によれば記録変調信号の終端部にダミー信号を付加する
ことで、光ディスクからの再生信号の終端部の信号の乱
れの箇所を使わずに、再生信号からデータ部やＥＣＣ部
の情報の再生が行なえ、多数回オーバライト記録を行な
っても、信頼性の高い情報が蓄積でき、また、記録変調
信号の終端部前後での熱的なバランスをとり、多数回オ
ーバライト記録を行なっても、信号の劣化の進行を押さ
え、信頼性の高い情報の蓄積ができる光学的情報記録再
生装置を提供できる。
によれば記録変調信号の終端部にダミー信号を付加する
ことで、光ディスクからの再生信号の終端部の信号の乱
れの箇所を使わずに、再生信号からデータ部やＥＣＣ部
の情報の再生が行なえ、多数回オーバライト記録を行な
っても、信頼性の高い情報が蓄積でき、また、記録変調
信号の終端部前後での熱的なバランスをとり、多数回オ
ーバライト記録を行なっても、信号の劣化の進行を押さ
え、信頼性の高い情報の蓄積ができる光学的情報記録再
生装置を提供できる。
【図１】本発明の第１の実施例の光学的情報記録再生装
置の構成を示すブロック図
置の構成を示すブロック図
【図２】図１に示す装置各部の波形図
【図３】本発明の第２の実施例の光学的情報記録再生装
置の構成を示すブロック図
置の構成を示すブロック図
【図４】図３に示す装置各部の波形図
【図５】従来の光学的情報記録再生装置の構成を示すブ
ロック図
ロック図
【図６】従来の装置各部の波形図
【図７】光ディスク要部の模式図
１ 光ディスク ４ 光ピックアップ ５ 半導体レーザ制御回路 １４ ダミー信号発生回路 １５ 加算回路 １６ 消去時間設定回路
Claims (5)
- 【請求項１】 案内溝と前記案内溝の一部に周期的に案
内溝の位置情報を持つアドレス情報を配置し、前記アド
レス情報の間の案内溝に情報を蓄える光学的情報記録担
体と、前記光学的情報記録担体上の記録膜面に光ビーム
を集束照射しかつ前記案内溝を追従制御するための制御
装置を有した光ピックアップと、案内溝に情報を記録す
るための記録信号の終端部に前記記録信号に含まれる一
部の信号を付加する信号付加回路と前記付加回路の出力
を受け、前記光ピックアップ中の光ビーム光源である半
導体レーザの出射ビーム強度を制御する光ビーム強度制
御装置とを備えた光学的情報記録再生装置。 - 【請求項２】 記録信号はディジタル情報を持ち、同期
信号部とデータ部とエラー訂正データ部から構成された
請求項１記載の光学的情報記録再生装置。 - 【請求項３】 終端部に付加される信号は前記同期信号
部と同じ周波数の信号から構成される請求項２記載の光
学的情報記録再生装置。 - 【請求項４】 案内溝と前記案内溝の一部に周期的に案
内溝の位置情報を持つアドレス情報を配置し、前記アド
レス情報の間の案内溝に情報を蓄える光学的情報記録担
体と、前記光学的情報記録担体上の記録膜面に光ビーム
を集束照射しかつ前記案内溝を追従制御するための制御
装置を有した光ピックアップと、案内溝に情報を記録す
るためのパルス列からなる記録信号の終端部に前記記録
信号のパルス幅より広い時間幅を持つパルスを生成する
パルス生成回路と、前記記録信号と前記パルス生成回路
の出力を受け、前記光ピックアップ中の光ビーム光源で
ある半導体レーザの出射ビーム強度を制御する光ビーム
強度制御装置とを備えた光学的情報記録再生装置。 - 【請求項５】 記録信号はディジタル情報を持ち、同期
信号部とデータ部とエラー訂正データ部から構成された
請求項４記載の光学的情報記録再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3336499A JP2997115B2 (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 光ディスクおよび光ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3336499A JP2997115B2 (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 光ディスクおよび光ディスク装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05166187A true JPH05166187A (ja) | 1993-07-02 |
| JP2997115B2 JP2997115B2 (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=18299765
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3336499A Expired - Fee Related JP2997115B2 (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 光ディスクおよび光ディスク装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2997115B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0718831A2 (en) * | 1994-12-20 | 1996-06-26 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd | Recording and reproducing method of optical information recording medium |
| JPH0935276A (ja) * | 1995-07-21 | 1997-02-07 | Toshiba Corp | 情報記録方法 |
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