JPH0516601U - オーガー式自動粉体充填機における粉体の脱気装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】ホッパー内の粉体を吐出・充填する際に、充填
口付近で連続的に脱気することにより、容器への充填効
率を向上する。 【構成】オーガ式粉体充填機において、ホッパー（１）
の先端の充填口（２）付近の側面を、通気性素材（３）
で構成し、その周囲をケーシング（４）で覆い、該ケー
シング（４）には真空脱気装置（５）に連通し、該真空
脱気装置（５）を作動させて、吸引・圧気することを特
徴とするオーガ式自動粉体充填機における粉体の脱気装
置より構成される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、オーガー式粉体充填機における粉体の脱気装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、粉体を容器に充填する際、粉体に含まれる空気を抜かないと、粉の比容 が大のため、充填中、容器外に溢れるという欠点があった。

【０００３】 このため、充填中に連続的に粉体を脱気しながら充填することが必要である。

【０００４】

【考案が解決しようとする問題点】

そこでこの考案は、上記の欠点を除去し、粉体を充填中に連続して脱気するオ ーガー式自動粉体充填機における粉体の脱気装置を提供するものである。

【０００５】

【問題点を解決するための手段】

以下、この考案の一実施例を図面により説明すると、オーガー式粉体充填機に おいて、ホッパーの先端の充填口付近の側面を、通気性素材で構成し、その周囲 をケーシングで覆い、該ケーシングには真空脱気装置に連通し、該真空脱気装置 を作動させて、充填される粉体に含まれる空気をホッパーの先端の充填口付近で 脱気することを特徴とするオーガー式自動粉体充填機における粉体の脱気装置よ り構成される。

【０００６】

【作用】

この考案は、上記のような構成からなり、充填時に粉体がホッパーからオーガ ーにより容器内に充填される直前に、真空脱気装置を作動して、充填口付近で粉 体中の空気を脱気するものであり、通気性素材に目詰まりした粉体は、充填・計 量後、オーガーを停止し、シャッターが閉じた状態でパルスエアーを吹かすこと により解消する。

【０００７】

【実施例】

この考案の最適な実施例を詳述すると、オーガ式粉体充填機において、ホッパ ー（１）の先端の充填口（２）付近の側面を、通気性素材（３）で構成し、その 周囲をケーシング（４）で覆い、該ケーシング（４）には真空脱気装置（５）に 連通し、該真空脱気装置（５）を作動させて、吸引・圧気することを特徴とする オーガ式自動粉体充填機における粉体の脱気装置より構成される。

【０００８】 尚、（６）はオーガー、（７）はシャッターおよび排気フード、（８）は容器 であり、通気性素材（３）の一例としては、５ミクロン程度のメッシュ、あるい は焼結金属等でもよく、粉体を残し、空気だけを吸引するに足る素材であれば特 に限定はしない。

【０００９】

【考案の効果】

この考案によると、ホッパーの粉体が充填される際に、一番断面積の小さい通 路である充填口付近で真空脱気を連続して行うため、ホッパーの上部等で脱気す ることに比べて、脱気効率が頗るよく、また、通気性素材の目詰まりした粉体は 、充填・計量後、オーガーを停止し、シャッターが閉じた状態でパルスエアーを 吹かすことにより解消して連続使用が可能である等極めて有益なる効果を奏する ものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の一実施例を示す一部拡大断面図であ
る。

【符号の説明】

１ ホッパー ２ 充填口 ３ 通気性素材 ４ ケーシング ５ 真空脱気装置 ６ オーガー ７ シャッターおよび排気フード ８ 容器

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 オーガー式粉体充填機において、ホッパ
   ーの先端の充填口付近の側面を、通気性素材で構成し、
   その周囲をケーシングで覆い、該ケーシングは真空脱気
   装置に連通し、該真空脱気装置を作動させて、充填され
   る粉体に含まれる空気をホッパーの先端の充填口付近で
   脱気することを特徴とするオーガー式自動粉体充填機に
   おける粉体の脱気装置。