JPH0516577Y2 - - Google Patents

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JPH0516577Y2
JPH0516577Y2 JP1987187563U JP18756387U JPH0516577Y2 JP H0516577 Y2 JPH0516577 Y2 JP H0516577Y2 JP 1987187563 U JP1987187563 U JP 1987187563U JP 18756387 U JP18756387 U JP 18756387U JP H0516577 Y2 JPH0516577 Y2 JP H0516577Y2
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color separation
mounting plate
prisms
prism
optical system
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  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Mounting And Adjusting Of Optical Elements (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は色分解光学系に係り、特にテレビカメ
ラ等で使用される色分解光学系に関する。
〔従来の技術〕
カラーテレビカメラは、一般に第2図に示すよ
うに、撮影レンズ10からの被写体光を第1、第
2、第3の色分解プリズム12,14,16によ
りそれぞれR(赤)、G(緑)、B(青)の3色の色
成分に分解される。分解されたR,G,B成分
は、それぞれ固体撮像素子又は撮像管等からなる
撮像手段18,20,22に結像され、撮像手段
18,20,22により電気信号に変換される。
変換された信号は、信号処理され順次取出されて
画像信号を形成する。
この場合、第2図に示すように、R成分を、第
2のプリズム14の端面14aで全反射させるた
めに、第1のプリズム12と第2のプリズム14
との間に空気層23を形成する必要がある。空気
層23は、第3図上で、プリズム12,14の上
面と下面とをエポキシ樹脂系の接着剤を介して、
取付板24,24に接着することにより形成さ
れ、更に、取付板24,24は第3のプリズム1
6も接着している。また、取付板24は、プリズ
ム12,14,16とほぼ同一の熱膨張係数の
Ti合金又はセラミツク材等で形成されている。
この結果、周囲温度が変化しても、取付板24
は、プリズム12,14,16と略均一に熱膨張
又は熱収縮し、分解された色成分の光路は、撮像
手段18,20,22の光軸からズレることがな
い。これにより、テレビジヨンに画像を再生する
時の色ズレを防止している。
又、被写体光からの有害光をカツトするため、
プリズム12,14,16の適宜の位置にスリツ
ト26,28,30,32,34を光軸と直交す
る方向に形成し、撮像手段18,20,22への
有害光の入射を防止している。
色分解プリズムには、有効光路外の迷光などの
有害光が、撮像素子に到達することをカツト(吸
収)するために、プリズムの適当な位置(複数)
に、クサビ状のスリツトが形成されている。この
スリツトの形状は、プリズム内の有効光路に近い
ところではクサビ先端(スリツト)を鋭角に加工
して、この先端からの乱反射を極力少なくするよ
うにしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来の取付板24は第2図に示
すように、プリズム12,14,16を組合わせ
た外形に沿つた形状をしている。これにより、取
付板24は、プリズム12,14,16のスリツ
ト28,30,32,34,36の下面を接着し
ている。この結果、プリズム12,14,16と
取付板24,24との接着時に、スリツト28、
30,32,34,36内に接着剤は入り込む場
合がある。入り込んだ接着剤は、硬化時に膨張若
しくは収縮する虞れがある。更に接着剤は周囲温
度の変化により熱膨張又は熱収縮する。これらに
よりスリツト28,30,32,34,36に応
力が集中し、亀裂が発生し、プリズム12,1
4,16を破損するという問題がある。
又、取付板24とプリズム12,14,16と
の形状の相違、及び両者の熱膨張係数の相違によ
り、取付板24が熱膨張若しくは熱収縮するとス
リツト28,30,32,34,36に応力が集
中し、プリズム12,14,16が破損するとい
う問題がある。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもの
で、プリズムが破損しない色分解光学系を提供す
ることを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は前記目的を達成するために、撮影レン
ズからの被写体光を複数の波長域成分に分解する
色分解プリズムが複数個取付板に接着された色分
解光学系において、色分解プリズムには有害光を
遮光するスリツトが形成され、前記取付板は少な
くとも前記スリツトに対応する部分に逃げ部が形
成されていることを特徴とする。
〔作用〕 本考案の色分解光学系によれば、取付板にプリ
ズムを接着する際、接着剤がプリズムのスリツト
内に入り込むことがなく、スリツトは、接着剤の
硬化時に接着剤の膨張又は収縮による応力の影響
を受けない。又、スリツトは、温度変化に伴う取
付板の熱膨張又は熱収縮の影響も受けない。この
ように、接着剤が硬化時に膨張又は収縮し、更に
は取付板が熱膨張、熱収縮しても、スリツトに応
力集中による亀裂が生じないので、プリズムは破
損しない。
〔実施例〕
以下添付図に従つて本考案に係る色分解光学系
の好ましい実施例を詳説する。
第1図は本考案に係る色分解光学系40を示
し、色分解光学系40は、撮影レンズ41からの
被写体光をR,G,B成分に分解する第1、第
2、第3の色分解プリズム42,44,46を有
している。第1のプリズム42と第2のプリズム
44とは、その対向面で空気層45を形成するよ
うに若干離して配置され、第2のプリズム44と
第3のプリズム46とは、それぞれの接触面で接
着されている。このような状態のプリズム42,
44,46は、その上面と下面とに取付板48,
48をエポキシ樹脂系の接着剤を介して接合され
ている。この取付板48は、プリズム42,4
4,46にそれぞれ形成されているスリツト5
0,52,54,56,58に対応する部分に逃
げ部59A,59B,59C,59Eを形成する
と共にプリズム42,44,46の外形よりやや
小さい形状に形成されている。
又、プリズム42,44,46の出射端60,
62,64には分解されたR,G,B成分を受光
し電気信号に変換する固体撮像素子としての
CCD66,68,70がスペーサ72,72,
72を介して取付けられている。
前記の如く構成された本考案に係る色分解光学
系の作用を説明する。
取付板48は、逃げ部59A,59B,59
C,59D,59Eにより、スリツト50,5
2,54,56,58を避けてプリズム42,4
4,46に接着されることにより、接着の際、接
着剤がスリツト50,52,54,56,58に
入り込むことがない。この結果、硬化時に、接着
剤が膨張又は収縮し、更には、周囲温度の変化に
より接着剤が熱膨張又は熱収縮してもスリツト5
0,52,54,56,58には応力が集中しな
いのでスリツト50,52,54,56,58か
ら亀裂が生じない。又、取付板48が熱膨張又は
熱収縮してもスリツト50,52,54,56,
58に応力は集中しない。更に、取付板48は、
プリズム42,44,46の外形より内側に接着
されているので、取付板48が熱膨張、熱収縮し
ても、プリズム42,44,46の角部にも応力
集中は生じない。この結果、プリズム42,4
4,46は破損しない。
取付板48の材質としては、プリズム42,4
4,46を構成するガラスの熱膨張特徴と一致す
る材質であるセラミツクスが最適である。更に、
取付板48の材質は、熱膨張係数だけでなく熱伝
導率をプリズム(ガラス)と略同じにしたセラミ
ツクスの中から選択した方がよい。これによりプ
リズム42,44,46の破損をより防止でき
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係る色分解光学系
によれば、取付板のスリツトに対応する部分に逃
げ部が形成されているので接着剤及び取付板が、
周囲温度の変化により熱膨張又は熱収縮してもプ
リズムは、破損しない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る色分解光学系の平面図、
第2図は従来技術に係る色分解光学系の平面図、
第3図は第2図のA−A断面図である。 41……撮影レンズ、42……第1のプリズ
ム、44……第2のプリズム、46……第3のプ
リズム、48……取付板、50,52,54,5
6,58……スリツト、59A,59B,59
C,59D,59E……切欠。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 撮影レンズからの被写体光を複数の波長域成
    分に分解する色分解プリズムが複数個取付板に
    接着された色分解光学系において、色分解プリ
    ズムには有害光を遮光するスリツトが形成さ
    れ、前記取付板は少なくとも前記スリツトに対
    応する部分に逃げ部が形成されていることを特
    徴とする色分解光学系。 (2) 前記取付板は、前記プリズムの角部に対応す
    る部分に逃げ部が形成されていることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項に記載の色
    分解光学系。
JP1987187563U 1987-12-09 1987-12-09 Expired - Lifetime JPH0516577Y2 (ja)

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JPH0190002U JPH0190002U (ja) 1989-06-14
JPH0516577Y2 true JPH0516577Y2 (ja) 1993-04-30

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JP2537857Y2 (ja) * 1991-12-28 1997-06-04 株式会社 飯山コシナ 色分解プリズムおよびこれを用いたカメラ

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JPH0190002U (ja) 1989-06-14

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