JPH05165035A - 液晶表示素子およびその製造方法 - Google Patents

液晶表示素子およびその製造方法

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JPH05165035A
JPH05165035A JP35273691A JP35273691A JPH05165035A JP H05165035 A JPH05165035 A JP H05165035A JP 35273691 A JP35273691 A JP 35273691A JP 35273691 A JP35273691 A JP 35273691A JP H05165035 A JPH05165035 A JP H05165035A
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JP
Japan
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liquid crystal
display area
crystal display
spacer
spacers
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Pending
Application number
JP35273691A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Fujimura
浩 藤村
Hiroyuki Sakayori
寛幸 坂寄
Hisao Takahashi
久雄 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 外部からの力によるスペーサの移動がなく、
スペーサの凝集による欠陥の発生しない液晶表示素子を
作る。 【構成】 一軸延伸ポリエチレンテレフタレート製基板
11の上に表示エリア部マスクを設置し、散布ノズルに
よりポリオレフィン系ホットメルトタイプ接着剤を0.
2mm厚にコーティングした粒径6μmのポリスチレン
球状粒子を表示エリア外13に散布する。その後表示エ
リア外部マスクを基板上に配置し、接着層を有しないポ
リスチレン球状粒子を表示エリア14に散布し、140
℃で10分間ベークしてスペーサを接着した後、外周シ
ールを印刷したもう一方の基板と貼り合わせ、セルを形
成後液晶を注入し、欠陥の発生しない高表示性能の液晶
表示素子を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は可撓性ポリマーを基板と
した液晶表示素子およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】可撓性ポリマーを基板とした液晶表示素
子において 1)全面に非固着スペーサを散布してセルを作成した場
合 表示エリア外においては、対向する上下基板のいずれか
に透明電極が所定パターンで形成されているかもしく
は、上下基板ともに透明電極パターンがない状態で対向
している。 かような場合、透明電極の厚み(数百〜約
2000Å程度)分、表示エリア外は、表示エリア内
(電極パターンが対向している)に比較して、セル厚が
大きくなっている。そのため、外部からセルに力が加わ
ったときに表示エリア外での液晶の流動が発生し易く、
その液晶流動にともないスペーサの移動が生じ、セル厚
ムラとなり、外観品質を著しくそこなう。
【0003】また、空セルに液晶注入工程で、過剰量の
液晶が注入された場合に、この過剰量の液晶を排出して
から封止を行うが、表示エリア外に過剰量の液晶が偏在
するため、排出時の液晶流動によりスペーサが移動す
る。表示エリア外に過剰量の液晶が偏在するのは、透明
電極がある部分と、ない部分でのポリマー基板での応力
ひずみの違いが原因となっている。
【0004】2)全面に固着スペーサを散布してセルを
作成した場合 接着層を有するスペーサは基板上への散布時に凝集し易
く、また散布前に凝集している場合も分離しにくく凝集
状態で散布される確率が高く、この凝集粒子が点欠陥と
してセル上で確認される。表示エリア内にこの凝集によ
る欠陥があると不良となる。そのため表示エリア内への
固着スペーサの散布は歩留りを低下させる。表示エリア
外にのみ固着スペーサを散布することは、欠陥発生確率
が低くなるし、点灯時の不良とは無関係である。
【0005】このような欠点を解消するものとして、特
開平1-55533 号公報及び特開平1ー55534 号公報には、ガ
ラス基板の任意の必要な部分に感光性樹脂または熱硬化
性樹脂を散布し、球状スペーサを散布して硬化固定する
技術が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法でも基板上の液晶配向膜上に上記の接着剤用樹脂を散
布するので、その部分の液晶配向がくずれてしまい、パ
ネル外観の均一性が悪くなり、十分満足できる高表示性
能の液晶表示素子が得られないという問題点がある。
【0007】本発明は上記の問題点に鑑みなされたもの
であり、外部からの力によるスペーサの移動がなく、ま
たスペーサの凝集による欠陥も発生しにくい、高品質の
表示性能を有する液晶表示素子を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、液晶表示
素子の表示エリア内には接着層を有しない非固着スペー
サのみを配置し、接着層を有する固着スペーサは表示エ
リア外のみに配置することにより達成できる。
【0009】すなわち、本発明の第1発明は、可撓性ポ
リマーを基板とした液晶表示素子において、表示エリア
外に表面に接着層を有する固着スペーサを配置し、表示
エリア内には前記固着スペーサと同一粒径の接着層を有
しない非固着スペーサを配置したことを特徴とする液晶
表示素子、およびその製造方法を要旨とするものであ
る。
【0010】また、本発明の第2発明は、可撓性ポリマ
ーを基板とした液晶表示素子において、表示エリア外に
固着スペーサと非固着スペーサの両方を配置し、表示エ
リア内には非固着スペーサのみを配置したことを特徴と
する液晶表示素子、およびその製造方法を要旨とするも
のである。
【0011】
【作用】本発明の液晶表示素子においては、表示エリア
外に固着スペーサ、表示エリア内に非固着スペーサを配
置しているので、表示エリア内でのスペーサの分散不良
による点欠陥が少なくなり、表示エリア外での外力によ
るスペーサの移動によるセル厚のムラが少なくなり、セ
ル厚均一で高い表示性能を有する液晶表示素子が歩留り
良く得られる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。 実施例1 片側基板上での基板外形、セル外形等のレイアウトは図
1に示した。基板としてITOで所定パターンを形成し
た一軸延伸ポリエチレンテレフタレート(厚み100μ
m)を用いた。固着スペーサとして、ポリスチレン球状
粒子(粒径6μm)表面にポリオレフィン系ホットメル
トタイプ接着剤を0.2μm厚でコーティングした粒子
を用い、第1段階として図2に示すように、表示エリア
部マスク22を設置して、散布ノズル21より固着スペ
ーサを吹き付け表示エリア外13に散布する。散布量は
100±20個/mm2 であった。
【0013】第2段階として図3に示すように表示エリ
ア外部マスク24を基板上に配置し(先に散布した固着
スペーサに接触させないように約50μm基板と離
す)、非固着スペーサ(ポリスチレン球状粒子:粒径6
μm)を表示エリア部14に散布量100±20個/m
2 で散布した。この基板を140℃で10分間ベイク
し、固着スペーサを接着剤で基板に接着した後、外周シ
ールを印刷した一方の基板と貼り合わせセルを形成し
た。
【0014】本セルでは、過剰注入された液晶をローラ
等で押しながら、注入口より排出させても、スペーサの
移動がなく、またセルの曲げ等の外部からの刺激でもス
ペーサ移動による外観不良が発生しなかった。なお、図
1において11は基板外形を示し、12はセル外形を示
す。
【0015】実施例 2 実施例1と同様の基板、固着スペーサ、非固着スペーサ
を用いて、第1段階として、図2に示すように、表示エ
リア部マスク22を配置し、固着スペーサを表示エリア
外13に散布した(実施例1の第1段階と同じ)。散布
量は80±20個/mm2 とした。第2段階では、マス
クなしで非固着スペーサを全面に散布した。散布量は1
00±20個/mm2 であり、表示エリア外13では、
固着スペーサ散布量と合わせて180±40個/mm2
となった。本セルでも実施例1と同様の効果が得られ、
また使用マスクが1枚だけであるので、プロセスが簡易
となった(工数、治具低減によるローコスト化等)。
【0016】非固着スペーサとしては、上記ポリスチレ
ン粒子以外にも、ポリスチレンージビニルベンゼン共重
合体粒子、シリカ粒子、グラスファイバー等を用いるこ
とができるし、これら非固着スペーサに、ホットメルト
系接着剤、熱硬化性樹脂あるいはUV硬化樹脂等をコー
ティングしたものを固着スペーサとして用いることが可
能である。
【0017】また、製造方法上は、固着スペーサを基板
に接着するための、ベイク(ホットメルト接着剤もしく
は、熱硬化樹脂の場合)もしくはUV照射(UV硬化樹
脂の場合)の工程は、固着スペーサ散布直後でも全ての
スペーサ散布後でも良い。
【0018】スペーサの散布量は少ないほど、表示性能
への悪影響がないが、少なすぎるとセル厚均一性が取れ
ない。また散布量が多すぎると、基板上での2次凝集が
多くなり、欠陥となるので好ましくない。
【0019】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、請求項1
および4に記載の液晶表示素子によれば、表示エリア外
に固着スペーサを、表示エリア内に非固着スペーサを配
置したことにより、表示エリアでのスペーサの分散不良
に起因する点欠陥が少なくなり、また表示エリア外で発
生し易い外圧によるスペーサの移動がなくなり、セル厚
が均一になりかつ生産歩留りが良いという効果がある。
【0020】また、請求項2および5に記載の液晶表示
素子によれば、スペーサの散布量を特定の範囲に限定す
ることにより、セル厚の不均一およびスペーサの凝集に
よる欠陥発生を特に有効に防止できるという効果があ
る。さらに請求項3および6に記載の液晶表示素子の製
造方法によれば、スペーサの散布工程を2度繰り返すと
いう簡便な方法で、表示性能の信頼性の高い液晶表示素
子を歩留り良く製造できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に用いられる液晶セルの基板の
平面図。
【図2】本発明の実施例の表示エリア外のスペーサ散布
の説明図。
【図3】本発明の実施例の表示エリア内のスぺーサ散布
の説明図。
【符号の説明】
11 基板外形 12 セル外形 13 表示エリア外 14 表示エリア内 21 スペーサ散布ノズル 22 表示エリア部マスク 23 基板 24 表示エリア外部マスク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性ポリマーを基板とした液晶表示素
    子において、表示エリア外に表面に接着層を有する固着
    スペーサを配置し、表示エリア内には前記固着スペーサ
    と同一粒径の接着層を有しない非固着スペーサを配置し
    たことを特徴とする液晶表示素子。
  2. 【請求項2】 固着スペーサの散布量が50〜250個
    /mm2 であり、かつ非固着スペーサの散布量が50〜
    250個/mm2 であることを特徴とする請求項1に記
    載の液晶表示素子。
  3. 【請求項3】 可撓性ポリマーを基板とした液晶表示素
    子の製造方法において、表示エリア外に固着スペーサを
    配置し、表示エリア内に非固着スペーサを配置すること
    を特徴とする液晶表示素子の製造方法。
  4. 【請求項4】 可撓性ポリマーを基板とした液晶表示素
    子において、表示エリア外に固着スペーサと非固着スペ
    ーサの両方を配置し、表示エリア内には非固着スペーサ
    のみを配置したことを特徴とする液晶表示素子。
  5. 【請求項5】 表示エリア外の固着スペーサの散布量が
    少なくとも50個/mm2 であり、また全スペーサの散
    布量が100〜250個/mm2 であり、かつ表示エリ
    ア内の非固着スペーサの散布量が50〜200個/mm
    2 であることを特徴とする請求項4に記載の液晶表示素
    子。
  6. 【請求項6】 可撓性ポリマーを基板とした液晶表示素
    子において、表示エリア外に固着スペーサおよび非固着
    スペーサの両方を配置し、表示エリア内には非固着スペ
    ーサのみを配置することを特徴とする液晶表示素子の製
    造方法。
JP35273691A 1991-12-16 1991-12-16 液晶表示素子およびその製造方法 Pending JPH05165035A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3222405A1 (en) 2016-03-24 2017-09-27 Nakamoto Packs Co., Ltd. Method of manufacturing heat-resistant container

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP3222405A1 (en) 2016-03-24 2017-09-27 Nakamoto Packs Co., Ltd. Method of manufacturing heat-resistant container
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