JPH05164905A - レンズ玉 - Google Patents

レンズ玉

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Publication number
JPH05164905A
JPH05164905A JP35046891A JP35046891A JPH05164905A JP H05164905 A JPH05164905 A JP H05164905A JP 35046891 A JP35046891 A JP 35046891A JP 35046891 A JP35046891 A JP 35046891A JP H05164905 A JPH05164905 A JP H05164905A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
ball
diameter portion
conical shape
outer diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35046891A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Sugi
靖幸 杉
Yoshiaki Tachibana
良昭 橘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP35046891A priority Critical patent/JPH05164905A/ja
Publication of JPH05164905A publication Critical patent/JPH05164905A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レンズ玉の左面と右面とで有効径に差がある
場合に、レンズ玉外径部の無駄なスペースを削除し、レ
ンズ玉の外側のレンズ鏡筒を小さくすること。 【構成】 レンズ玉11の外径部12を円錐形状のみか
ら成る構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラ、35m
mスチルカメラ等に用いる単焦点レンズ、ズームレン
ズ、コンバージョンレンズの中に組み込むレンズ玉に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば特開平2−85818号公報に記
載されているズームレンズでは、レンズ外径部は、左か
ら5番目のレンズ玉以外のレンズ玉では全て円柱形状と
なっており、左から5番目のレンズ玉は円柱形状と円錐
形状の組み合せからなっていて、レンズ外径部が円錐形
状のみであるレンズ玉は見当らない。また、実開平2−
13214号公報に記載されているズームレンズでは、
プラスチックレンズ玉が含まれているが、レンズ外径部
が円錐形状のみからなるレンズ玉は同じく見当らない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】レンズ外径部が円柱形
状のみ、または円柱形状と円錐形状との混在からなって
いる上記従来例では、レンズ玉の左面と右面とで有効径
に差がある場合にレンズ外径部に無駄なスペースが生じ
てしまい、レンズ玉の外側の鏡筒が大きくなってしまう
という欠点があった。すなわち、特開平2−85818
号公報に示されているズームレンズの左側から4番目の
レンズ玉と同一形状のレンズ玉を示したのが図6で、レ
ンズ玉61における点線と実線とで囲まれた領域62が
無駄なスペースとなっている。
【0004】また、レンズ外径部に円柱形状と円錐形状
とをうまく混在させた場合には、レンズ外径部に無駄な
スペースが生じないこともあるが、ガラスレンズ玉では
外径部芯取り加工のために汎用のバイトではなく専用バ
イトの製作が必要であったり、プラスチックレンズ玉で
は金型製作や成形が困難であるという欠点があった。す
なわち、上記図6にて説明したレンズ玉61の領域62
の部分を削除する目的にて、レンズ外径部に円柱形状と
円錐形状とを混在させたレンズ玉が図7に示すものであ
るが、本レンズ玉71がガラスレンズであるときは、外
径部芯取り加工のために外径形状に合わせた精密な専用
バイトの作成が必要であり、本レンズ玉71がプラスチ
ックレンズであるときは、図7の円柱外径部72が成形
離型時に金型からスムーズに抜けにくいという問題を生
じ、かつ成形品品質を維持しつつ離型を行うには厳密な
金型位置合わせ精度が求められた。
【0005】本発明の目的は、レンズ玉の左面と右面と
で有効径に差がある場合にレンズ外径部に無駄なスペー
スを生じさせずにレンズ玉の外側の鏡筒を小さくするこ
とができ、また、容易に製造可能なレンズ玉を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるレンズ玉
は、上記目的を達成するために、レンズ外径部を円錐形
状のみの構成とした。
【0007】
【作用】例えば図6、図7に示すレンズ玉については、
図5に示すようなレンズ外径部が円錐形状のみからなる
レンズ玉51とすれば良い。このように、レンズ外径部
が円錐形状のみからなるレンズ玉の場合には、レンズ外
径部に無駄なスペースを生じることも無く、その分対応
する鏡筒部分を小さくすることが可能となる。また、特
にプラスチックレンズの場合には、外径部がテーパー形
状のみとなっているため、金型からスムーズに離型可能
となって製造容易となる。なお、ガラスレンズの場合に
は、外径部が円柱形状のみからなるものよりは外径部芯
取り加工が面倒にはなるが、外径部が円柱形状と円錐形
状との混在からなるものに比べれば容易に製造可能であ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図1〜図4に示した実施例に
よって説明する。図1は本発明の第1実施例によるレン
ズ玉を示す断面図である。図1に示したレンズ玉11
は、材質が例えばポリメチルメタアクリレート(PMM
A)等のプラスチック樹脂よりなり、有効径は左面が直
径47.2mmで右面が直径45mmとなっており、レ
ンズ玉11の外径部12が円錐形状のみで形成されてい
る。斯様に、外径部12が円錐形状のみで構成されてい
ると、換言するなら、外径部12が金型抜き勾配のため
のテーパー形状のみで構成されていると、射出成形によ
ってレンズ玉11を作成する際に、金型からのレンズ玉
11の離型がスムーズに行え、製造が容易となる。
【0009】図2は、図1に示したレンズ玉11をレン
ズ鏡筒21の中に組み込んだ状態を示す断面図である。
同図に示すように、レンズ玉11の外径部12が、レン
ズ鏡筒21の内径部22に偏心許容誤差寸法内に収まる
ようにほぼ密着して係合されており、レンズ玉11のレ
ンズ鏡筒内径部22への挿入後、内径部22の一部22
aを熱溶着(熱カシメ)することにより、レンズ玉11
はレンズ鏡筒21内の所期位置に正確に位置決めされて
脱落不能に保持されるようになっている。ここで、レン
ズ鏡筒21の外径部23は、外観デザインの要求により
角度4度のテーパー形状となっており、このテーパー4
度は、レンズ玉11の外径部12を円錐形状のみからな
る構成とすることにより、レンズ鏡筒21の肉厚を必要
十分に確保しつつ(肉厚を不要に厚くすることなく)達
成できたものであり、この点も本実施例による利点であ
る。
【0010】次に、本発明の第2実施例を図3及び図4
に示す。図3は本実施例によるレンズ玉を示す断面図で
ある。図3に示したレンズ玉31は、材質はプラスチッ
ク樹脂のPMMA、有効径は左面が直径34.2mmで
右面が直径31mmとなっており、レンズ玉31の外径
部32は円錐形状のみから形成されている。本実施例の
レンズ玉31もその外径部32が金型抜き勾配のための
テーパー形状のみで構成されているので、射出成形によ
ってレンズ玉31を作成する際に、金型からのレンズ玉
31の離型がスムーズに行え、製造が容易となる。
【0011】図4は、図3に示したレンズ玉31をレン
ズ鏡筒41の中に組み込んだ状態を示す断面図である。
同図に示すように、レンズ玉31の外径部32が、レン
ズ鏡筒41の内径部42に偏心許容誤差寸法内に収まる
ようにほぼ密着して係合されており、先の実施例と同様
に、レンズ玉31のレンズ鏡筒内径部42への挿入後、
内径部42の一部42aを熱溶着(熱カシメ)すること
により、レンズ玉31はレンズ鏡筒41内の所期位置に
正確に位置決めされて脱落不能に保持されるようになっ
ている。本実施例では、レンズ鏡筒41の外側における
レンズ玉31の有効径の小さい部分と対応する部位に
は、直径37mmでP(ピッチ)0.75のネジ部43
が設けられている。この直径37mmでP0.75のネ
ジ部43と、レンズ玉31の有効直径34.2mm,3
1mmとの寸法差は小さいが、レンズ玉31の外径部3
2が円錐形状のみからなり、レンズ玉31の外径部32
に無駄な部分(スペース)がないため、レンズ鏡筒41
に必要十分な肉厚を確保しつつ、レンズ玉31を保持し
たレンズ鏡筒41の外側部分に直径37mmでP0.7
5のネジ部43を形成することを可能としている。すな
わち、レンズ玉31の有効直径34.2mm,31mm
と、レンズ玉31を保持したレンズ鏡筒41の外側部分
のネジ部43の直径37mm;P0.75の両者を無理
なく成立させており、レンズ鏡筒41の可及的な小型・
軽量化に寄与する。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、レンズ玉
の左面と右面とで有効径に差がある場合に、レンズ外径
部に無駄な部分を生じさせずにレンズ玉の外側の鏡筒部
分をその分小さくすることができ、また、レンズ玉も容
易に製造可能であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるレンズ玉を示す断面
図である。
【図2】本発明の第1実施例によるレンズ玉をレンズ鏡
筒内に組み込んだ状態を示す断面図である。
【図3】本発明の第2実施例によるレンズ玉を示す断面
図である。
【図4】本発明の第2実施例によるレンズ玉をレンズ鏡
筒内に組み込んだ状態を示す断面図である。
【図5】本発明によるレンズ玉の模式的な説明図であ
る。
【図6】従来例によるレンズ玉の断面図である。
【図7】従来例によるレンズ玉の断面図である。
【符号の説明】
11 レンズ玉 12 レンズ玉の外径部 21 レンズ鏡筒 22 レンズ鏡筒の内径部 23 レンズ鏡筒の外形部 31 レンズ玉 32 レンズ玉の外径部 41 レンズ鏡筒 42 レンズ鏡筒の内径部 43 レンズ鏡筒のネジ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ外径部が円錐形状のみで構成され
    ていることを特徴とするレンズ玉。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、前記レンズ玉の
    外形部が、レンズ玉保持鏡筒内径部に偏心許容誤差寸法
    内に収まるように係合されるようになっていることを特
    徴とするレンズ玉。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載において、前記レ
    ンズ玉の材質はプラスチックであることを特徴とするレ
    ンズ玉。
JP35046891A 1991-12-11 1991-12-11 レンズ玉 Pending JPH05164905A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35046891A JPH05164905A (ja) 1991-12-11 1991-12-11 レンズ玉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35046891A JPH05164905A (ja) 1991-12-11 1991-12-11 レンズ玉

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05164905A true JPH05164905A (ja) 1993-06-29

Family

ID=18410700

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35046891A Pending JPH05164905A (ja) 1991-12-11 1991-12-11 レンズ玉

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JP (1) JPH05164905A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009122572A (ja) * 2007-11-19 2009-06-04 Canon Inc レンズ及び樹脂成形金型
JP2013250362A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Sigma Corp 撮影レンズ、撮像装置、及び光学素子

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JP2009122572A (ja) * 2007-11-19 2009-06-04 Canon Inc レンズ及び樹脂成形金型
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