JP2006071738A - レンズ - Google Patents

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昌紀 伊藤
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Abstract

【課題】 レンズ面の精度に影響を及ぼすことなくレンズの外周面にネジを形成する。
【解決手段】 プラスチックレンズ21の光軸23に対して略平行に形成された外周面24aに複数のネジ山25aからなる雄ネジ25を形成する。ネジ山25aを、光軸23方向で重なり合わないように、且つネジ山25aの巻き方向に沿って所定間隔を置いて離散的に形成する。複数のネジ山25aのうち、レンズ面22の最も近くに位置しているネジ山25aに光軸23に沿ってレンズ面22側に突出した略直方形状の突起28を設ける。
【選択図】 図2

Description

本発明は、光学機器に用いられるレンズに関し、特に成形金型によって成形されるレンズに関する。
レンズ保持枠(マウント)にレンズを固定する方法には様々なものがある。例えば、レンズを押さえ板とレンズ保持枠とで挟持する方法やレンズ保持枠に押さえ環を螺合してレンズを押さえる方法がある。(特許文献1、2参照)
しかし、押さえ板や押さえ環を用いるとその分だけ部品点数が多くなるため、製造コストが嵩んでしまうといった問題が発生する。押さえ板や押さえ環を用いずにレンズをレンズ保持枠に固定する方法としては、レンズの外周面に雄ネジを、レンズ保持枠の内周面に雌ネジを形成し、レンズの雄ネジをレンズ保持枠の雌ネジに螺合するといった方法が知られている。この方法は、特に小型の光学機器に用いられ、例えば、携帯電話に搭載されているデジタルカメラなどでレンズ保持枠にレンズを取り付ける場合に用いられる。この種のデジタルカメラに用いられるレンズの外周面には、レンズが確実にレンズ保持枠に固定され、芯出しが容易且つ正確に行われるように、条数が1以上のネジ山からなる雄ネジが形成されている。
ここで、外周面に雄ネジを有するレンズを製造する方法について説明する。図6(A)に示すように、レンズ10(図6(C)参照)を成形する成形金型11は、射出成形機(不図示)の固定側に設置され射出孔12aを備えた固定金型12と、射出成形機の移動側に設置され固定金型12と嵌合可能な可動金型13と、この可動金型13と連動するように可動金型13に組み付けられたスライドコア14、15とから構成される。スライドコア14、15には、レンズ10の外周面10aに形成される雄ネジ10b(図6(C)参照)を成形するための溝14a、15aが形成されている。
型締め後、図6(B)に示すように、溶融した透明樹脂16を射出孔12aより射出すると、透明樹脂16が固定金型12と可動金型13とで形成される成形空間いっぱいに充填される。一定時間経過後、溶融した透明樹脂16が固化すると、図6(C)に示すように、可動金型13を固定金型12から離間させるように図中Y方向に移動させるとともに、スライドコア14、15が互いに離反するように、スライドコア14を矢印α方向に、スライドコア15を矢印β方向に移動させることにより、外周面10aに雄ネジ10bが形成されたレンズ10が取り出される。
特開2000−135729 特開平07−005353
しかしながら、上述したようにレンズ10の外周面10aに雄ネジ10bを形成する場合、成型金型11にスライドコア14を組み込まなければならず、これにより型構造が複雑になりレンズ面10cの精度に影響を及ぼしてしまうといった問題が発生する。また、スライドコア14を組み込むなどして型構造が複雑になれば製造コストが嵩んでしまうといった問題も発生する。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、レンズ保持枠にレンズを保持するにあたって、部品点数、製造コストの削減を図ることができるレンズを提供することを目的とする。加えて、レンズ面の精度に影響を及ぼすことなくレンズの外周面にネジを形成することも本発明の別の目的である。
上記目的を達成するために、本発明のレンズは、光軸に対して略平行に形成された外周面に、ネジ山が、条数が少なくとも1以上で、且つ、光軸方向で重なり合わないように巻き方向に沿って離散的に形成されていることを特徴とする。
また、前記ネジ山のうち、レンズ面に最も近い前記ネジ山に、光軸に沿って突出した突起を設けることが好ましい。
本発明のレンズは、光軸に対して略平行に形成された外周面に、ネジ山が、条数が少なくとも1以上で、且つ、光軸方向で重なり合わないように巻き方向に沿って離散的に形成されているので、外周面にネジ山を有するレンズを、射出成形機の固定側に設置される固定金型と、射出成形機の移動側に設置され固定金型と嵌合可能な可動金型とによる単純な上下割りで成形することができる。また、型構造が単純であるため、レンズ面の精度に影響を及ぼすことなく外周面にネジ山を有するレンズを成形することができ、さらに、金型の製造コストを抑えることができる。しかも、レンズをレンズ保持枠に取り付ける場合には、例えば、レンズの外周面に形成された雄ネジをレンズ保持枠の内周面に形成されている雌ネジに螺入するだけで良いので、部品点数を増やすことなくレンズをレンズ保持枠に容易に取り付けることができる。
また、ネジ山のうち、レンズ面に最も近いネジ山に、光軸に沿って突出した突起を設けるようにしたので、レンズをレンズ保持枠に取り付ける際にネジを螺入していく方向とねじ込む量を規制することができ、また、ネジ止めの緩みを防止することもできる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1に示すように、本発明を適用したプラスチックレンズ21は後述する射出成形法により成形されたものであり、正のパワーを持つレンズ面22と、その外周に設けられ、プラスチックレンズ21の光軸23に対して垂直な方向に張り出された円環状の鍔部24とから構成されている。鍔部24の外周面24aは光軸23に対して略平行に形成されており、詳しくは後述するが、外周面24aには螺旋状に雄ネジ25が形成されている。
レンズホルダ26はプラスチックレンズ21を保持するためのものである。レンズホルダ26は、内径がプラスチックレンズ21の外径と略同一の筒形状をしており、内周面26aには雄ネジ25が螺合される雌ネジ27が形成されている。プラスチックレンズ21は、雄ネジ25を雌ネジ27に螺入することによりレンズホルダ26に取り付けられる。
図2に示すように、雄ネジ25は、複数のネジ山25aから構成されている。ネジ山25aは、条数が1以上であり、光軸23方向で重なり合わないように、且つネジ山25aの巻き方向(図中矢印方向)に沿って所定間隔を置いて離散的に形成されている。なお、ネジ山25aの条数は少なくとも1以上であれば良く、適宜に決定すれば良い。このようにネジ山25aの条数を1以上にすることで、プラスチックレンズ21をレンズホルダ26に確実に固定することができ、さらに、芯出しを容易且つ正確に行うことができる。
複数のネジ山25aのうち、レンズ面22の最も近くに位置しているネジ山25a、つまり、複数のネジ山25aのうち、雌ネジ27に最後に螺入されるネジ山25aには光軸23に沿ってレンズ面22側に突出した略直方形状の突起28が設けられている。この突起28は、雄ネジ25が雌ネジ27に螺入し終えると、雌ネジ27の基端27a(図3参照)に当接する。
図3に示すように、雄ネジ25が不連続なネジ山25aで構成されているのに対し、雌ネジ27は、基端27aから先端27bにかけて連続した螺旋状のネジ山27cを備えている。ネジ山27cは雄ネジ25のネジ山25aが螺入可能となるようなピッチで形成されている。具体的には、ネジ山27cのピッチはネジ山25aの光軸方向の厚みよりも僅かに大きくなるように設定されている。
プラスチックレンズ21をレンズホルダ26に取り付ける場合、プラスチックレンズ21の雄ネジ25をレンズホルダ26の雌ネジ27に螺入する。雄ネジ25を雌ネジ27に螺入していくと、やがて突起28が雌ネジ27の基端27aに当接する。これにより、雄ネジ25を雌ネジ27にねじ込む方向が一方向に規制されるとともに、一定量以上のねじ込みが禁止される。
プラスチックレンズ21を射出成形法により成形する場合、図4(A)に示すように、プラスチックレンズ21を成形する成形金型30は、射出成形機(不図示)の固定側に設置され射出孔31bを備えた固定金型31と、射出成形機の移動側に設置され固定金型31と嵌合可能な可動金型32とから構成されている。固定金型31には溝31aが、可動金型32には溝32aが形成されている。雄ネジ25は、溝31a、32aによって成形される。
型締め後、図4(B)に示すように、溶融した透明樹脂33を射出孔31bより射出すると、透明樹脂33が固定金型30と可動金型31とで形成される成形空間いっぱいに充填される。一定時間経過後、溶融した透明樹脂33が固化すると、図4(C)に示すように、固定金型30から離間させるように可動金型31を図中矢印方向に移動させることにより、外周面24aに雄ネジ25が形成されたプラスチックレンズ21が取り出される。
このように、プラスチックレンズ21のネジ山25aを、光軸23方向で重なり合わないように、巻き方向に沿って離散的に形成するようにしたので、プラスチックレンズ21を成形するにあたって、金型の型構造を簡単にすることができ、これにより、精度の高いプラスチックレンズ21を成形することができる。つまり、プラスチックレンズ21が固定金型30と可動金型31とによる単純な上下割りで成形されることにより、レンズ面22の精度に影響を及ぼすことなくプラスチックレンズ21に雄ネジ25を形成することができるようになる。
以上のように、プラスチックレンズ21の外周面24aに雄ネジ25を形成することにより、部品点数を増加させることなくレンズホルダ26にプラスチックレンズ21を容易に装着することが可能になる。また、プラスチックレンズ21を成形する際に用いられる金型の型構造を簡単にすることができるので、金型の作製にかかるコストを抑えることができる。
上記実施形態では、プラスチックレンズ21を用いたが、ガラス製のレンズであっても良い。
上記実施形態では、突起28を雌ネジ27の基端27aに当接させることにより、雄ネジ25を雌ネジ27にねじ込む方向とねじ込む量を規制するようにしたが、図5に示すように、複数のネジ山25aのうち、雌ネジ27に最後に螺入されるネジ山25aに、光軸方向に沿って突出した半球状の突起29を設け、ネジ山27cのうち、突起29に対応する箇所に、突起28が嵌合される窪み27dを形成し、雄ネジ25を雌ネジ27に螺入させるとともに突起29を雌ネジ27に圧入させ、窪み27bに突起29を嵌合させることにより、雄ネジ25が雌ネジ27に対して移動不能となるようにしても良い。これにより、プラスチックレンズ21がレンズホルダ26にロックされた状態となり、ネジ止めの緩みを防止することができる。
なお、雄ネジ25のネジ山25aに突起29を、雌ネジ27のネジ山27cに窪み27dを設けたが、雄ネジ25に窪みを、ネジ山27cに突起を設けるようにしても良い。
プラスチックレンズ及びレンズホルダの外観を示す斜視図である。 (A)がプラスチックレンズの正面図で、(B)がプラスチックレンズの平面図である。 プラスチックレンズの正面図及びレンズホルダの断面図である。 本発明を採用したプラスチックレンズの成形金型による製造手順を示す説明図である。 プラスチックレンズの正面図及びレンズホルダの断面図である。 従来のプラスチックレンズの成形金型による製造手順を示す説明図である。
符号の説明
21 プラスチックレンズ(レンズ)
23 光軸
24a 外周面
25a ネジ山
28 突起

Claims (2)

  1. 光軸に対して略平行に形成された外周面に、ネジ山が、条数が少なくとも1以上で、且つ、光軸方向で重なり合わないように巻き方向に沿って離散的に形成されていることを特徴とするレンズ。
  2. 前記ネジ山のうち、レンズ面に最も近い前記ネジ山に、光軸に沿って突出した突起を設けたことを特徴とする請求項1記載のレンズ。
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