JP2528814B2 - レンズ鏡筒 - Google Patents

レンズ鏡筒

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JP2528814B2
JP2528814B2 JP60140308A JP14030885A JP2528814B2 JP 2528814 B2 JP2528814 B2 JP 2528814B2 JP 60140308 A JP60140308 A JP 60140308A JP 14030885 A JP14030885 A JP 14030885A JP 2528814 B2 JP2528814 B2 JP 2528814B2
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lens
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靖幸 杉
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、プラスチック成形によって製造されるレン
ズ鏡筒に関し、特に、複数のレンズを保持し、レンズの
光軸の偏心に対する精度が高く要求されるような写真カ
メラやビデオカメラに使用されるレンズ鏡筒に関する。
〔発明の背景〕
カメラを小形軽量にする目的で、レンズやレンズ鏡筒
などをプラスチック成形で製造することが種々開発され
ているが、プラスチック製の鏡筒では従来の金属製と異
り、寸法精度が劣るためその対策が色々行われている。
例えば、レンズを鏡筒内に組込む作業をスムーズにする
ために、鏡筒の内径を階段状に大きくするものが、実開
昭56−156010号公報に記載されている。
この例では、鏡筒の内径を大きくしているので、レン
ズを組込む際、途中でレンズでひっかからず、レンズを
変形させることがなくなるものであるが、鏡筒の内周形
状が真円でない場合にレンズが光軸と直角方向にずれて
偏心することに対する配慮については述べられていな
い。
〔発明の目的〕
本発明と目的は、レンズが鏡筒内で光軸と直角方向に
偏心するようながたつきのないレンズ群の保持ができる
プラスチック製のレンズ鏡筒を提供することにある。
〔発明の概要〕
上記の目的を達成するために、本発明では、鏡筒の内
周を形成する金側と形状が真円であっても成形によって
出来上ったプラスチック鏡筒の円周がわずかに変形し、
特に、出来上った製品の形状が対称形状でない場合には
成形時の「ひけ」の影響で変形が大きくなりが、この
「ひけ」は、製品の形状が変わらなければ多数個作って
も同じように表われるので、これをあらかじめ金型で補
正しておくものである。すなわち、鏡筒の外周部に全周
にわたって一様な形状でない例えばつば部のような膨出
部を設ける場合、この膨出部を設けた部分に対応した内
径が「ひけ」の量が大きくなることから、他の部分より
大きくなるので、少なくとも一つの膨出部に対応した部
分の一部分の金型をあらかじめ切削してプラスチック成
型にすることによって、鏡筒の内側の大きく「ひけ」が
生じる部分の一部分に内径を小さくする突出部を設ける
ものである。このようにすれば、鏡筒の内接円径がレン
ズの外径と等しくできるので、レンズの光軸と直角方向
のがたつきをなくすことができる。鏡筒内側に突出部を
設けるには、金型の「ひけ」を生じさせる部分の一部分
のみを切削するだけで良く、金型「ひけ」を生じさせる
部分全体を切削しなくてすむため、その量はあらかじめ
試しに成形を行ったときの「ひけ」の量に応じて決定で
き、金型を切削する作業は何ら困難でないため容易に実
施できる。
〔発明の実施例〕
以下、図面を用いて本発明の一実施例を説明する。第
4図は、本発明を適用したレンズ組の一例を示す断面図
であり、第5図はその鏡筒のA部の断面図である。第4
図において、11はレンズを保持するための鏡筒であり、
プラスチック成形で構成される。この鏡筒11には、この
鏡筒を他の部品に固定するためのつば部20が一体に設け
られている。このつば部20は、鏡筒11の外周に沿って一
様ではなく、たとえば、第5図に示すように三つに分割
されたつば20a,20b,20cとなっている。12〜15はレンズ
であり、これらのレンズ12〜15は間隔環16,17によって
位置決めされ、ねじ環18によって一方の端に押圧固定さ
れている。
このような鏡筒11を射出成形で作成するとき、内周部
を形成するための金型は通常真円形状とするが、A部で
は三個のつば20a〜20cが第5図に示したように円対称で
ないため、いわゆる「ひけ」によって出来上った鏡筒の
内周形状はつば部で内径が大きくなってしまう。そこ
で、本実施例では、鏡筒の外周部に設けられるつば部の
ような膨出部の少なくとも一つに対応した内周部にあら
かじめ突出部を設けるようにする。このような突出部
は、例えば、第2図に示すように、鏡筒の内部形状を与
える金型の外周の一部を切削することによって形成され
る。一例では、直径30mmのレンズを保持する鏡筒の場
合、切削する量は一方で0.08mm、その反対側に0.07mmと
する。このような金型を利用して第5図に示したような
形状の鏡筒を射出成形で作成した場合のA部の内周形状
の例を第1図に示す。これは、真円からのずれを大きく
拡大して示したもので、11´が鏡筒11の内周形状であ
り、内径が大きくなった三箇所は三つのつば20a〜20cに
対応した部分である。30a,30bは、上記した金型を切削
して形成した突出部であり、突出部30aがつばの一つに
対応した位置に設けられている。このようにすると、30
mmのレンズ12の外径と上下左右で0.01mmのクリヤランス
が得られた。鏡筒内でのレンズのがたつきによる偏心の
許容値は、光学設計によって決定されるが、一例では±
0.02mm以内であるため、第1図に示した形状であれば十
分許容値内に入る。このような突出部の量と位置は、始
めに突出部を設けないで成形を行い、そのときの形状か
ら決定する。例えば、第3図に示すような形状の鏡筒に
なった場合、上下方向ではクリアランスが十分小さく、
左右で大きくなっているので、上記したように金型の左
側で0.08mm、右側で0.07mmの平面切削を行い第2図に示
したような金型とする。
射出成形の場合、成形条件を変えなければ、成形によ
って出来上った形状は常に一定であるので、同様の突出
部が内径の大きくなった部分に一定して設けられるの
で、多数個生産してもレンズ偏心のない鏡筒が得られ
る。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、成形時に「ひ
け」によってレンズ嵌合部が真円とならないようなプラ
スチック成形によるレンズ鏡筒においても、レンズのが
たつきや偏心を防止することが容易にできるので、レン
ズ嵌合部のように寸法の許容誤差の小さい複雑な形状の
レンズ鏡筒でもプラスチック成形によって安価に得られ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例のレンズ鏡筒の内周形状の
一例を示す説明図、第2図は、本発明によるレンズ鏡筒
を形成するための金型の一部の一例を示す平面図、第3
図は、本発明を適用しない場合のプラスチックレンズ鏡
筒の一例を示す説明図、第4図は、本発明を適用するレ
ンズ装置の一例を示す断面図、第5図は、第4図のA部
の断面図である。 11……レンズ鏡筒 12,13,14,15……レンズ 20a,20b,20c……つば 30a,30b……突出部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レンズ群を内部に保持するための鏡筒であ
    って、一様なでない形状を有する外周部とともにプラス
    チッス成型で製造され、該プラスチック成型に起因し
    て、該外周部の形状に応じた一様でないひけ量をその内
    周面に有するレンズ鏡筒において、前記レンズ群が保持
    される部分であって、前記内周面のうち前記ひけ量が所
    定の許容値以上ある部分の一部分に、前記内周面の内径
    を小さくする突出部を設け、前記内周面のうち、前記ひ
    け量が所定の許容値以内の部分と前記突出部とによって
    前記レンズ群を保持することを特徴とするレンズ鏡筒。
JP60140308A 1985-06-28 1985-06-28 レンズ鏡筒 Expired - Lifetime JP2528814B2 (ja)

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JPS622219A JPS622219A (ja) 1987-01-08
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