JPH0516473A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH0516473A
JPH0516473A JP19828691A JP19828691A JPH0516473A JP H0516473 A JPH0516473 A JP H0516473A JP 19828691 A JP19828691 A JP 19828691A JP 19828691 A JP19828691 A JP 19828691A JP H0516473 A JPH0516473 A JP H0516473A
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recording
cut sheet
recording medium
sheet
ink
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JP19828691A
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Tadashi Hanabusa
端 花房
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Abstract

(57)【要約】 【目的】記録媒体の給送不良を防止すること。 【構成】ペーパーパン9の所定位置には、長穴9aが長
手方向に2か所穿孔されており、その長穴9a内にはピ
ンチローラ10が回動可能に取り付けられている。上記長
穴9aのシート搬送方向下流側端部にはV字状の切欠9
cが設けられており、ハンチング部に示すように稜aが
形成されている。従って、カットシート1が波打った状
態で給送された場合でも、先端部の凹部が稜aに沿って
進行するため、長穴9aに引っ掛かって給送不良を生ず
ることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はワードプロセッサー、電
子タイプライタ、インクジェットプリンター等の記録装
置に係り、特に手差し若しくは自動給送装置によりカッ
トシートを搬送可能な記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像情報に応じて記録媒体に像を
記録する記録装置として種々のものが開発され実用化さ
れているが、その中でカットシートを手差しにより給送
するか、若しくはカットシートを積層して自動的に供給
可能な自動給送装置が着脱自在に装着されるプリンタ等
の記録装置が一般に用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の記録装置にあっては、特に高温高湿下(例えば気温30
℃,湿度80%)において、図15に示すようにカットシー
ト50の端部が波打ってしまうため、給送する際に図16及
び図17に示すように、ペーパーパン51に穿孔されたピン
チローラ52用の長穴51aにカットシート50の波打ち部分
が引っ掛かって給送不良を生ずるおそれがあった。
【0004】即ち、図17に示すように、ピンチローラ52
のゴム部52aをカットシート50の先端が通過する場合に
は、ペーパーパン51に穿孔された長穴51aに引っ掛かる
ことはないが、図18に示すように、ピンチローラ52のシ
ャフト部52bをカットシート50の先端が通過する際に、
長穴51aに引っ掛かるおそれがあった。
【0005】また図19はピンチローラ52単品におけるゴ
ム部52aとシャフト部52bとの位置関係を表したもので
ある。ピンチローラ52は製造コストを抑えるため、ゴム
部52aとシャフト部52bとの軸方向の位置精度は粗く設
定されている。例えば、図19における寸法yの精度が±
1〜2mmに設定される。また図20は上記ピンチローラ
52と、ペーパーパン51に穿孔された長穴51aと、ピンチ
ローラ52の軸受部51bとの関係を示すものである。同図
で寸法xはピンチローラ52のゴム部52aと長穴51aとの
軸方向の隙間を示す。上記寸法xを小さく(例えば1〜
2mm)できれば前記カットシート50が長穴51aに引っ
掛かることは生じない。しかしながら、前述のように寸
法yの精度を粗くすることによりピンチローラ52とペー
パーパン51との軸方向の接触を避けるため、図20におけ
る寸法xを大きめに設定する必要がある。このため寸法
xは部品の精度により4〜5mmになってしまうのが実
情である。
【0006】またカットシート50の給送不良は自動給送
装置による自動給送の際に発生し易く、更に図16に示す
カットシート50の幅方向の自由端では発生しないことが
判明している。またカットシート50がピンチローラ52に
よりフィードローラ53に押圧されている場合に給送不良
が生ずることが判明している。本発明の目的は、上記従
来技術の課題を解決し、記録媒体の給送不良を防止した
記録装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題を解
決し、以下に述べる実施例に適用される手段は、画像情
報に応じて記録媒体に像を形成するため記録手段と、前
記被記録媒体を記録手段に搬送するための搬送部材と、
前記搬送部材に押圧して記録媒体を搬送するための補助
搬送部材と、前記被記録媒体の搬送をガイドするための
ガイド部材とを有し、前記ガイド部材に前記補助搬送部
材の逃げ用の長穴が穿孔し、かつその長穴の記録媒体搬
送方向下流側の端部に切欠を設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】上記構成によれば、被記録媒体の搬送をガイド
するためのガイド部材に、補助搬送部材の逃げ用の長穴
が穿孔し、かつその長穴端部の記録媒体搬送方向下流側
に切欠を設けたことにより、記録媒体が補助搬送部材と
搬送部材間に挟持されて搬送される場合に、波打った状
態で搬送され記録媒体先端部が長穴に引っ掛かっても搬
送方向下流側設けた切欠に沿って逃がすことができるた
め、記録媒体の給送不良を防止することができる。
【0009】
【実施例】次に本発明を適用した記録装置の一実施例に
ついて図面を参照して説明する。本実施例は、インクジ
ェット記録方式を採用したインクジェットプリンタにつ
いて適用した場合について説明する。図1はピンチロー
ラを保持したペーパーパンの斜視説明図、図2はペーパ
ーパンの長穴部分の拡大説明図,図3はインクジェット
プリンタの概略構成を示す断面説明図、図4はプリンタ
装置の制御系を示すブロック図、図5はその制御動作を
示すフローチャート、図6はカットシートの給送状態を
示す斜視説明図、図7はカットシートの長穴部における
給送状態を示す拡大説明図、図8はカットシートの給送
状態を示す断面説明図、図9は切欠におけるカットシー
トの給送状態を示す説明図、図10はカットシートの長穴
を通過する状態を示す説明図、図11はその断面説明図、
図12はピンチローラの構成を示す説明図である。
【0010】先ずインクジェットプリンタの概略構成に
ついて図3を参照して説明する。図3において、1は記
録媒体であるカットシートであって、このカットシート
1は、筐体状の自動給送装置のシャーシ2の底部にバネ
3により付勢された積載板4上に積層されている。上記
積載板4の近傍には給送ローラ5が設けられており、積
載板4上に載置されたカットシート1は、給送ローラ5
に対してバネ3の付勢力によって圧接される。上記給送
ローラ5は、図示しないモータにより時計回り方向に回
転駆動されることによって、最上側のカットシート1よ
り分離爪4aにより一枚ずつ分離給送される。そして、
カットシート1はガイド板6,外装7を介してプリンタ
本体内に給送されるものである。
【0011】8は自動給送装置から給送されたカットシ
ート1を搬送するための搬送部材であるフィードローラ
である。このフィードローラ8は、図示しないモータに
より回転駆動されてカットシート1を下流側の記録手段
に導くものである。9は上記フィードローラ8によって
カットシート1を搬送する際のガイドとなるガイド部材
であるペーパーパンである。上記ペーパーパン9はポリ
カーボネイト(PC)やABS等の樹脂で作成されてお
り、また所定位置には上記フィードローラ8に押圧して
従動回転する補助搬送部材であるピンチローラ10,11が
回動可能に取り付けられている。カットシート1は上記
フィードローラ8とピンチローラ10,11間に挟持され、
両者の協働作用により搬送されるものである。
【0012】また上記ピンチローラ10のシート搬送方向
上流側の所定位置には、カットシート1の前端及び後端
及びカットシート1の有無を検出するためのシート検出
センサ12が設けられている。また上記ペーパーパン9よ
りシート搬送方向下流側には、カットシート1の先端を
押さえて記録手段に対向させるように導くためのシート
押さえ部材13が設けられている。
【0013】14は画像情報に応じてカットシート1に像
を記録するための記録手段である記録ヘッドである。上
記記録ヘッドは、記録信号に応じてエネルギーを印加す
ることにより、インク吐出口からインクを吐出するもの
である。本実施例では特にインクジェット記録方式の中
でもインクを吐出させるために利用するエネルギーとし
て熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱変換体や
レーザー光等)を備え、この熱エネルギーによってイン
クの状態変化を生起させるものを用いている。この方式
によれば、記録の高密度化、高精細化が達成出来るから
である。上記記録ヘッド14はインクタンクを内蔵したイ
ンクカートリッジ14aに一体的に取り付けられており、
図示しないキャリッジに搭載されて前記フィードローラ
8の軸方向に往復移動するものである。上記記録ヘッド
14を走査して1ライン分の記録をするたびに、フィード
ローラ11を駆動させてカットシート1を所定量搬送して
次行記録に備えるものである。
【0014】上記記録ヘッド14よりシート搬送方向下流
側には、記録後のカットシート1を搬送するための排出
ローラ15及び拍車16が設けられている。上記排出ローラ
15及び拍車16によって、搬送されたカットシート1は、
自動給送装置に設けられた排出ローラ17及びフロントカ
バーに保持された拍車18,19によって排出スタッカ20上
に排出される。この排出スタッカ20の背後には排出ガイ
ド21が設けられており、更にその上側に排出されたカッ
トシート1の倒れを防止するためのスタンド22が設けら
れている。尚、上記排出スタッカ20と排出ガイド21との
間には、カットシート1を手差しにより給送するための
給送口23が形成されている。
【0015】次に上記インクジェットプリンタの制御系
の構成を図4に示すブロック図を参照して説明する。イ
ンクジェットプリンタ24には自動給送装置25が着脱可能
に装着されている。26は装置全体を制御するマイクロプ
ロセッサ素子からなるCPU(中央演算処理装置)であ
る。CPU26には制御プログラム等のデータを格納した
ROM(リードオンリメモリ)27と、CPU26のワーキ
ングエリアとして印字データのバッファ等に用いられる
RAM(ランダムアクセスメモリ)28が接続されてい
る。
【0016】上記CPU26には、所定のインターフェー
ス回路29及び図示しないドライバを介して、フィードロ
ーラ8を回転駆動するフィードモータ30、記録ヘッド14
を駆動するヘッドドライバ31等の各機構の駆動源が接続
されており、これらの駆動がCPU26によって制御され
ている。また上記CPU26にはシート検出センサ12の検
出信号がインターフェース回路29を介して入力する。上
記構成の下にCPU26は、ROM27に格納された制御プ
ログラムを実行することにより、インクジェットプリン
タ24全体の制御を行い、キーボード32からの入力と印字
データに応じて各部の制御を行い、記録動作を行うよう
に構成されている。
【0017】次に上記制御系を用いて、自動給送装置25
よりインクジェットプリンタ24内にカットシート1を給
送する場合の給送動作について図5に示すフローチャー
トを参照して説明する。カットシート1の給送は、キー
ボード32への入力動作により開始される。
【0018】先ず、ステップS1において、自動給送装
置25内の給送モータを所定量回転させて、カットシート
1の先端がフィードローラ8とピンチローラ10との間に
突き当たるまで給送する。次にステップS2に移行し
て、フィードモータ30を駆動させて、カットシート1が
記録ヘッド14に対向する印字可能な位置まで所定量搬送
する。そして、搬送ガ終了した時点で、記録待機状態に
移行する。
【0019】ここで、ペーパーパン9の構成について図
1及び図2を参照して説明する。ペーパーパン9の所定
位置には、長穴9aが長手方向に2か所穿孔されてお
り、その長穴9a内にはピンチローラ10が回動可能に取
り付けられている。またペーパーパン9のシート搬送方
向下流側端部には切欠部9bが長手方向に2か所設けら
れており、その切欠部9bにはピンチローラ11が回動可
能に取り付けられている。上記長穴9aのシート搬送方
向下流側端部にはV字状の切欠9cが穿設されている。
上記切欠9cは、図2のハンチング部に示すように、稜
aが形成されているため、カットシート1が波打った状
態で給送された場合でも、先端部の凹状部分が稜aに沿
って進行するため、長穴9aに引っ掛かって給送不良を
生ずることがない。
【0020】次にカットシート1を波打った状態で搬送
する場合の搬送動作を図6乃至図10を参照して説明す
る。図6及び図7はカットシート1が波打った状態でペ
ーパーパン9の長穴9aを通過する状態を示すものであ
る。図8は図7におけるD−D断面図であり、図9は図
8を矢印C方向から見た図である。上記図9においてカ
ットシート1の先端はフィードローラ8の回転にともな
い、矢印B方向に〜の位置に移動する。図10は図9
における〜の位置におけるカットシート1の矢印方
向の断面図、図11は図7に於けるA−A断面図を示すも
のである。
【0021】図9及び図10において、は給送ローラ5
により自動給送装置より給送されたカットシート1の先
端がフィードローラ8とピンチローラ10との間に突き当
たるまで給送された場合を示す。はフィードローラ8
を回転駆動させてカットシート1の搬送動作が開始され
た直後の状態を示すものであり、カートシート1先端の
波打ち部分のうち凹部が長穴9aに入り込んでいる。
【0022】はカットシート1の搬送が進んで先端部
がペーパーパン9の稜aに到達した状態を示す。カット
シート1の搬送動作が進行すると、に示すようにカッ
トシート1の先端凹部は、稜aに沿って進行し、に示
すように稜aを通過して図11に示すようにペーパーパン
9に沿って下流側に搬送される。以上のように、長穴9
a端部に設けたV字型の稜aにより、波打ったカットシ
ート1を長穴9aに引っ掛かることなく搬送することが
できる。またピンチローラ10,11のローラ部10a,11a
とシャフト部10b,11bの寸法精度が粗くても、カット
シート1がジャムを生ずることがないため、ピンチロー
ラ10,11単品のコストを下げることも可能である。尚、
上記稜aの幅wは図12に示すピンチローラ10のローラ部
10aと長穴9a端部との距離xより大きく設定されるこ
とが必要である。
【0023】(他の実施例)上記実施例では、ペーパー
パン9はPCやABS等の樹脂で構成されたものを用い
ているが、プレス加工を施した板金等を用いることも可
能である。
【0024】また前記ピンチローラ10,11は夫々ペーパ
ーパン9に回動可能に取り付けられていたが、図13に示
すように、別体により支持することも可能である。例え
ば、シャフト部10b,11bを夫々アーム33により回動可
能に支持し、且つアーム33をバネ34によりピンチローラ
10,11がフィードローラ8に押圧するように付勢して構
成することも可能である。
【0025】また上記実施例でピンチローラ10,11のロ
ーラ部10a,11aは、ペーパーパン9の長手方向に2か
所設けたが、図14に示すように、更に複数箇所に設けて
も同様の効果が得られる。
【0026】また前述した実施例では記録手段としてイ
ンクジェット記録方式を用いたが、記録信号に応じて電
気熱変換体に通電し、前記電気熱変換体による膜沸騰を
越える加熱によって生ずる気泡の成長により、インクを
吐出口より吐出して記録を行うように構成すると更に好
ましい。その代表的な構成や原理については、例えば米
国特許第 4723129号明細書、同第 4740796号明細書に開
示されている基本的な原理を用いて行うものが好まし
い。この方式は所謂オンデマンド型、コンティニュアス
型の何れにも適用可能であるが、特にオンデマンド型の
場合には、液体(インク)が保持されているシートや液
路に対応して配置されている電気熱変換体に、記録情報
に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇を与える
少なくとも1つの駆動信号を印加することによって、電
気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、記録ヘッドの
熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆動信号
に一対一で対応した液体内の気泡を形成出来るので有効
である。この気泡の成長、収縮により吐出用開口を介し
て液体を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。
この駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の
成長収縮が行われるので、特に優れた液体の吐出が達成
出来、より好ましい。
【0027】前記パルス形状の駆動信号としては、米国
特許第 4463359号明細書、同第 4345262号明細書に記載
されているようなものが適している。尚、前記熱作用面
の温度上昇率に関する発明の米国特許第 4313124号明細
書に記載されている条件を採用すると、更に優れた記録
を行うことが出来る。
【0028】記録ヘッドの構成としては、前述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に熱
作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示する
米国特許第 4558333号明細書、同第 4459600号明細書を
用いた構成も本発明に含まれるものである。また複数の
電気熱変換体に対して、共通するスリットを電気熱変換
体の吐出部とする構成を開示する特開昭59−123670号公
報や熱エネルギーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対
応させる構成を開示する特開昭59−138461号公報に基づ
いた構成としても本発明の効果は有効である。即ち、記
録ヘッドの形態がどのようなものであっても、本発明に
よれば記録を確実に効率良く行うことが出来るようにな
るからである。
【0029】更に、記録装置が記録出来る記録媒体の最
大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘ
ッドに対しても本発明は有効に適用出来る。そのような
記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
て、その長さを満たす構成や、一体的に形成された1個
の記録ヘッドとしての構成のいずれでも良い。
【0030】加えて、前述したシリアルタイプのもので
も、キャリッジに固定された記録ヘッド、或いはキャリ
ッジに装着されることで装置本体との電気的な接続や装
置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチッ
プタイプの記録ヘッドを用いても良い。また本発明の記
録装置の構成として設けられる、記録ヘッドの回復手
段、予備的な補助手段等を付加することは本発明をの効
果を一層安定出来るので好ましいものである。これらを
具体的に挙げれば、記録ヘッドに対してのキャッピング
手段、クリーニング手段、加圧或いは吸引手段、電気熱
変換タイプ或いはこれとは別の加熱素子或いはこれらの
組合せによる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予
備吐出モードを行うことも安定した記録を行うために有
効である。
【0031】またキャリッジに搭載される記録ヘッドの
種類ないし個数についても、本実施例に示した異なる色
の複色カラー、または混色によるフルカラー等の記録色
や濃度を異にする複数のインクに対応して複数個数設け
られるものの他、例えば黒色等の主流色のみの記録モー
ドを有し、単色のインクに対応して1個のみが設けられ
たものであっても良い。
【0032】更に加えて、前述した実施例に於いてはイ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化若しくは液化するも
の、或いはインクジェット記録方式ではインク自体を30
℃以上70℃以下の範囲内で温度調整を行ってインクの粘
性を安定吐出範囲にあるように温度制御するものが一般
的であるから、使用記録信号付与時にインクが液状をな
すものであれば良い。加えて、積極的に熱エネルギーに
よる昇温をインクの固形状態から液体状態への状態変化
のエネルギーとして使用せしめることで防止するか、ま
たはインクの蒸発防止を目的として放置状態で固化する
インクを用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録シートに到達する時点で
はすでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギーに
よって初めて液化する性質のインクを使用する場合も適
用可能である。このような場合のインクは、特開昭54−
56847号公報或いは特開昭60− 71260号公報に記載され
るような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状又は固
形物として保持された状態で、電気熱変換体に対して対
向するような形態としても良い。上述した各インクに対
して最も有効なものは、前述した膜沸騰方式を実行する
ものである。
【0033】更に、前述したインクジェット記録装置の
形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出
力端末として用いられるものの他、リーダ等と組み合わ
せた複写装置、更には送受信機能を有するファクシミリ
装置の形態をとるもの等であっても良い。
【0034】
【発明の効果】本発明は前述したように、被記録媒体の
搬送をガイドするためのガイド部材に、補助搬送部材の
逃げ用の長穴が穿孔し、かつその長穴端部の記録媒体搬
送方向下流側に切欠を設けたことにより、記録媒体が補
助搬送部材と搬送部材間に挟持されて搬送される場合
に、波打った状態で搬送されて記録媒体先端部が長穴に
引っ掛かっても搬送方向下流側設けた切欠に沿って逃が
すことができるため、記録媒体の給送不良を防止するこ
とができる。また補助搬送部材のシャフト部と搬送部の
寸法精度が粗くても安定した給送動作を確保できること
から、低コスト化を実現することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ピンチローラを保持したペーパーパンの斜視説
明図である。
【図2】ペーパーパンの長穴部分の拡大説明図である。
【図3】インクジェットプリンタの概略構成を示す断面
説明図である。
【図4】プリンタ装置の制御系を示すブロック図であ
る。
【図5】カットシートの給送する場合の制御動作を示す
フローチャートである。
【図6】カットシートの給送状態を示す斜視説明図であ
る。
【図7】カットシートの長穴部における給送状態を示す
拡大説明図である。
【図8】カットシートの給送状態を示す断面説明図であ
る。
【図9】切欠におけるカットシートの給送状態を示す説
明図である。
【図10】カットシートの長穴を通過する状態を示す説明
図である。
【図11】カットシートの長穴を通過する状態を示す断面
説明図である。
【図12】ピンチローラのペーパーパンへの装着状態を示
す説明図である。
【図13】ピンチローラの取付部の他例を示す説明図であ
る。
【図14】ペーパーパンの他例を示す説明図である。
【図15】波打ったカットシートを示す説明図である。
【図16】従来のカットシートの給送状態を示す斜視説明
図である。
【図17】従来のカットシートの長穴部における給送状態
を示す拡大説明図である。
【図18】従来のカットシートの給送状態を示す断面説明
図である。
【図19】従来のピンチローラの構成を示す説明図であ
る。
【図20】従来のピンチローラのペーパーパンへの装着状
態を示す説明図である。
【符号の説明】
1はカットシート、2はシャーシ、3,34はバネ、4は
積載板、5は給送ローラ、6はガイド板、7は外装、8
はフィードローラ、9はペーパーパン、9aは長穴、9
bは切欠部、9cは切欠、10,11はピンチローラ、12は
シート検出センサ、13はシート押さえ部材、14は記録ヘ
ッド、14aはインクカートリッジ、15,17は排出ロー
ラ、16,18,19は拍車、20は排出スタッカ、21は排出ガ
イド、22はスタンド、23は給送口、24はインクジェット
プリンタ、25は自動給送装置、26はCPU、27はRO
M、28はRAM、29はインターフェース回路、30はフィ
ードモータ、31はヘッドドライバ、32はキーボード、33
はアームである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65H 5/36 7111−3F

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報に応じて記録媒体に像を形成す
    るため記録手段と、 前記被記録媒体を記録手段に搬送するための搬送部材
    と、 前記搬送部材に押圧して記録媒体を搬送するための補助
    搬送部材と、 前記被記録媒体の搬送をガイドするためのガイド部材と
    を有し、 前記ガイド部材は前記補助搬送部材の逃げ用の長穴が穿
    孔され、かつその長穴の記録媒体搬送方向下流側の端部
    に切欠を設けたことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド部材の長穴端部に設けた切欠
    はV字状の稜を有する請求項1記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記記録装置は、記録手段が信号に応じ
    てインクを吐出して記録を行うインクジェット記録方式
    である請求項1記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録装置は、記録手段が信号に応じ
    て電気熱変換体に通電し、前記電気熱変換体による熱エ
    ネルギーを利用してインクを吐出して記録を行うインク
    ジェット記録方式である請求項3記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録装置は、記録手段が信号に応じ
    て電気熱変換体に通電し、前記電気熱変換体による膜沸
    騰を越える加熱によって生ずる気泡の成長により、イン
    クを吐出口より吐出して記録を行うインクジェット記録
    方式である請求項4記載の記録装置。
JP19828691A 1991-07-15 1991-07-15 記録装置 Pending JPH0516473A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8023856B2 (en) 2007-10-25 2011-09-20 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image-forming device with a cleaning mechanism
JP2016222376A (ja) * 2015-05-28 2016-12-28 株式会社豊田自動織機 搬送装置

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US8023856B2 (en) 2007-10-25 2011-09-20 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image-forming device with a cleaning mechanism
JP2016222376A (ja) * 2015-05-28 2016-12-28 株式会社豊田自動織機 搬送装置

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