JPH0516297A - 裁断可能な遮音材 - Google Patents
裁断可能な遮音材Info
- Publication number
- JPH0516297A JPH0516297A JP19501091A JP19501091A JPH0516297A JP H0516297 A JPH0516297 A JP H0516297A JP 19501091 A JP19501091 A JP 19501091A JP 19501091 A JP19501091 A JP 19501091A JP H0516297 A JPH0516297 A JP H0516297A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- felt
- bonding
- inorganic fiber
- surface layer
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- Building Environments (AREA)
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- Floor Finish (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 施工対象に合わせて自由に裁断することがで
きる無機質繊維製フェルトを挟み込んだ遮音床材を得
る。 【構成】 基層20,無機質繊維製のフェルト層10及
び木質表層30の3層構造をもつ遮音床材である。フェ
ルト層10は、マット状或いはシート状に成形したロッ
クウール等の無機質繊維を熱融着性樹脂で結合したもの
が使用される。フェルト層10を基層20及び木質表層
30に接合するための熱融着性樹脂は、無機質繊維を結
合する熱融着性樹脂と馴染みがよい。 【効果】 各層接合用の熱融着性樹脂は、無機質繊維結
合用の熱融着性樹脂が呼び水となってフェルト層10の
内部まで侵入する。そのため、フェルト層10と基層2
0及び木質表層30との間に、接合面全域にわたり未接
合部のない均質な接合層が形成され、フェルト層10の
無機質繊維が基層20と木質表層30との間に確実に保
持される。
きる無機質繊維製フェルトを挟み込んだ遮音床材を得
る。 【構成】 基層20,無機質繊維製のフェルト層10及
び木質表層30の3層構造をもつ遮音床材である。フェ
ルト層10は、マット状或いはシート状に成形したロッ
クウール等の無機質繊維を熱融着性樹脂で結合したもの
が使用される。フェルト層10を基層20及び木質表層
30に接合するための熱融着性樹脂は、無機質繊維を結
合する熱融着性樹脂と馴染みがよい。 【効果】 各層接合用の熱融着性樹脂は、無機質繊維結
合用の熱融着性樹脂が呼び水となってフェルト層10の
内部まで侵入する。そのため、フェルト層10と基層2
0及び木質表層30との間に、接合面全域にわたり未接
合部のない均質な接合層が形成され、フェルト層10の
無機質繊維が基層20と木質表層30との間に確実に保
持される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、施工対象に応じたサイ
ズに裁断することができ、且つ天然資源である木材の消
費量を節減した遮音材に関する。
ズに裁断することができ、且つ天然資源である木材の消
費量を節減した遮音材に関する。
【0002】
【従来の技術】住宅の床材として、ガラスウール、ロッ
クウール等の無機質繊維を充填することにより遮音性,
耐火性を向上させたものが使用されている。従来の工法
では、床の基礎の上に無機質繊維を敷き詰めた後、床表
となる化粧板等を張り合せることによって、床を構築し
ている。また、近年では、壁材や天井材にも遮音性を要
求されることが多くなっている。
クウール等の無機質繊維を充填することにより遮音性,
耐火性を向上させたものが使用されている。従来の工法
では、床の基礎の上に無機質繊維を敷き詰めた後、床表
となる化粧板等を張り合せることによって、床を構築し
ている。また、近年では、壁材や天井材にも遮音性を要
求されることが多くなっている。
【0003】この工法では、作業性が悪く、また無機質
繊維から剥離した微細な繊維屑によって作業環境が害さ
れる。更には、改修工事等にあっては、既存の内装材或
いは外装材を取り外すことが必要とされるため、作業性
が一層低下する。
繊維から剥離した微細な繊維屑によって作業環境が害さ
れる。更には、改修工事等にあっては、既存の内装材或
いは外装材を取り外すことが必要とされるため、作業性
が一層低下する。
【0004】そこで、このような欠点を解消するため、
予め無機質繊維を内蔵させた板材が使用されるようにな
ってきている。たとえば、実開昭61−47309号公
報では、無機質繊維製のマットを合成樹脂製シートで挟
み込んだ防音断熱材が紹介されている。内蔵した無機質
繊維は、伝播される音波エネルギーを振動として吸収
し、外部に放散される音量を減衰する。また、無機質繊
維の間に取り込まれている空気が断熱層として働き、外
気温度が内部に伝わることを抑えている。
予め無機質繊維を内蔵させた板材が使用されるようにな
ってきている。たとえば、実開昭61−47309号公
報では、無機質繊維製のマットを合成樹脂製シートで挟
み込んだ防音断熱材が紹介されている。内蔵した無機質
繊維は、伝播される音波エネルギーを振動として吸収
し、外部に放散される音量を減衰する。また、無機質繊
維の間に取り込まれている空気が断熱層として働き、外
気温度が内部に伝わることを抑えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の無機質繊維を内
蔵した板材は、表層となる板材の間に無機質繊維を単に
充填したものが多い。たとえば、前掲の実開昭61−4
7309号公報の防音断熱材にあっても、無機質繊維製
のマットは、遮音シートの間に挟み込まれているだけで
ある。
蔵した板材は、表層となる板材の間に無機質繊維を単に
充填したものが多い。たとえば、前掲の実開昭61−4
7309号公報の防音断熱材にあっても、無機質繊維製
のマットは、遮音シートの間に挟み込まれているだけで
ある。
【0006】そのため、板材のサイズは予め決まってお
り、施工対象の面積に応じて板材を裁断するとき切断端
面から無機質繊維が露出する。そこで、露出した無機質
繊維が板材の間から脱落することがないように、端面封
止等の作業が必要になる。また、実開昭61−4730
9号公報の防音断熱材のように端部に取付け用の耳部を
形成したものにあっては、裁断しないことを前提として
おり、防音断熱材が適用される施工面に制約を受ける。
り、施工対象の面積に応じて板材を裁断するとき切断端
面から無機質繊維が露出する。そこで、露出した無機質
繊維が板材の間から脱落することがないように、端面封
止等の作業が必要になる。また、実開昭61−4730
9号公報の防音断熱材のように端部に取付け用の耳部を
形成したものにあっては、裁断しないことを前提として
おり、防音断熱材が適用される施工面に制約を受ける。
【0007】本発明は、このような問題を解消すべく案
出されたものであり、接着性樹脂を使用して無機質繊維
製のフェルトを木質層に張り合せることにより、繊維屑
の脱離等の問題を生じることなく所定サイズに裁断でき
る遮音材を提供することを目的とする。
出されたものであり、接着性樹脂を使用して無機質繊維
製のフェルトを木質層に張り合せることにより、繊維屑
の脱離等の問題を生じることなく所定サイズに裁断でき
る遮音材を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の遮音材は、その
目的を達成するため、基層と表層との間にサンドイッチ
状に挟み込んだ無機質繊維製のフェルト層を備え、該フ
ェルト層は、無機質繊維と柔軟性バインダー樹脂とを解
繊・混合、加熱成型し、更に柔軟性バインダー樹脂に対
する馴染みが良好な接着性樹脂で前記基層及び前記表層
に接合されていることを特徴とする。
目的を達成するため、基層と表層との間にサンドイッチ
状に挟み込んだ無機質繊維製のフェルト層を備え、該フ
ェルト層は、無機質繊維と柔軟性バインダー樹脂とを解
繊・混合、加熱成型し、更に柔軟性バインダー樹脂に対
する馴染みが良好な接着性樹脂で前記基層及び前記表層
に接合されていることを特徴とする。
【0009】フェルト層は、ロックウール、ガラス繊維
等の無機質繊維と柔軟性バインダー樹脂とを解繊し、次
いで混合した後、加熱成型して所定の厚さのシート状又
はフェルト状にしたものである。ロックウール又はガラ
スウールを単独に使用することもできるが、ロックウー
ルの強度を向上する目的でガラスウールを50重量%以
下添加することが好ましい。このフェルト層は、接着性
樹脂によって基層及び表層となる木質板等に接合され
る。無機質繊維を相互に結合する柔軟性バインダー樹脂
及び無機質繊維を基層及び表層に接合する接着性樹脂
は、両者の間の馴染みが良好である限り、同種又は異種
の何れであっても良い。
等の無機質繊維と柔軟性バインダー樹脂とを解繊し、次
いで混合した後、加熱成型して所定の厚さのシート状又
はフェルト状にしたものである。ロックウール又はガラ
スウールを単独に使用することもできるが、ロックウー
ルの強度を向上する目的でガラスウールを50重量%以
下添加することが好ましい。このフェルト層は、接着性
樹脂によって基層及び表層となる木質板等に接合され
る。無機質繊維を相互に結合する柔軟性バインダー樹脂
及び無機質繊維を基層及び表層に接合する接着性樹脂
は、両者の間の馴染みが良好である限り、同種又は異種
の何れであっても良い。
【0010】たとえば、無機質繊維を相互に結合する柔
軟性バインダー樹脂としては、塩ビ系、スチレン系、ポ
リオレフィン系、ポリエステル系、ナイロン系等の熱可
塑性樹脂の粒状、粉末状のものが挙げられる。より好ま
しくは、これらを繊維状に成型加工し、軟化温度の異な
る複数の樹脂で構成されたクラッド/コアタイプの熱融
着性繊維がある。また、フェルト層を木質板等の表層に
接合する接着性樹脂としては、エチレン酢ビ、ビニルウ
レタン等の水系エマルジョンタイプ接着剤、クロロプレ
ンゴム等の合成ゴム系接着剤等がある。
軟性バインダー樹脂としては、塩ビ系、スチレン系、ポ
リオレフィン系、ポリエステル系、ナイロン系等の熱可
塑性樹脂の粒状、粉末状のものが挙げられる。より好ま
しくは、これらを繊維状に成型加工し、軟化温度の異な
る複数の樹脂で構成されたクラッド/コアタイプの熱融
着性繊維がある。また、フェルト層を木質板等の表層に
接合する接着性樹脂としては、エチレン酢ビ、ビニルウ
レタン等の水系エマルジョンタイプ接着剤、クロロプレ
ンゴム等の合成ゴム系接着剤等がある。
【0011】表層としては、床材として使用する場合に
は、人体に対する感触が良好で呼吸作用をもつ木質が適
している。壁材や天井材として使用する場合には、表面
に更に紙等の装飾材を施すことが多いことから、木質に
必ずしも限定されるものではない。基層の材質は特に限
定されるものではなく、木質板、石膏ボード、発泡樹脂
板等の各種の材料が使用可能である。たとえば、軽量性
を重視する場合には、発泡樹脂板が使用される。
は、人体に対する感触が良好で呼吸作用をもつ木質が適
している。壁材や天井材として使用する場合には、表面
に更に紙等の装飾材を施すことが多いことから、木質に
必ずしも限定されるものではない。基層の材質は特に限
定されるものではなく、木質板、石膏ボード、発泡樹脂
板等の各種の材料が使用可能である。たとえば、軽量性
を重視する場合には、発泡樹脂板が使用される。
【0012】
【作 用】無機質繊維製のフェルト層は、たとえば柔軟
性バインダー樹脂を配合したロックウールをマット状或
いはシート状に成型した後、剥離強度を向上させるため
に必要に応じてニードリング処理を行いシート状に製造
される。この製造の段階で或いは製造後に加熱すること
により、バインダー樹脂の粘着力を発現させ、無機質繊
維相互を結合する。
性バインダー樹脂を配合したロックウールをマット状或
いはシート状に成型した後、剥離強度を向上させるため
に必要に応じてニードリング処理を行いシート状に製造
される。この製造の段階で或いは製造後に加熱すること
により、バインダー樹脂の粘着力を発現させ、無機質繊
維相互を結合する。
【0013】得られた無機質繊維製のフェルト層10
は、図1に示すように、基層20と木質表層30との間
に挟み込まれる。フェルト層10に対する基層20及び
木質表層30の表面には、予め接着性樹脂が塗布されて
いる。そして、各層10,20,30を重ね合わせた状
態で上下方向からプレスする。これにより、接着性樹脂
でフェルト層10が基層20及び木質表層30に一体的
に接合される。他の方法としては、フェルト層10の両
面に接着性樹脂を塗布しても良い。
は、図1に示すように、基層20と木質表層30との間
に挟み込まれる。フェルト層10に対する基層20及び
木質表層30の表面には、予め接着性樹脂が塗布されて
いる。そして、各層10,20,30を重ね合わせた状
態で上下方向からプレスする。これにより、接着性樹脂
でフェルト層10が基層20及び木質表層30に一体的
に接合される。他の方法としては、フェルト層10の両
面に接着性樹脂を塗布しても良い。
【0014】ここで、フェルト層10の無機質繊維11
を相互に結合している柔軟性バインダー樹脂(以下、こ
れを結合用樹脂という)41とフェルト層10を基層2
0及び木質表層30に接合する接着性樹脂)42とは馴
染み性がよいため、結合用樹脂41が呼び水作用を呈し
て接着性樹脂42をフェルト層10の内部まで導く。そ
の結果、図2に示すように、基層20とフェルト層10
との間に万遍なく広がった接合層40が形成される。こ
の接合層40のため、非接合部を生じることなく、フェ
ルト層10が基層20及び木質表層30に一体化され
る。
を相互に結合している柔軟性バインダー樹脂(以下、こ
れを結合用樹脂という)41とフェルト層10を基層2
0及び木質表層30に接合する接着性樹脂)42とは馴
染み性がよいため、結合用樹脂41が呼び水作用を呈し
て接着性樹脂42をフェルト層10の内部まで導く。そ
の結果、図2に示すように、基層20とフェルト層10
との間に万遍なく広がった接合層40が形成される。こ
の接合層40のため、非接合部を生じることなく、フェ
ルト層10が基層20及び木質表層30に一体化され
る。
【0015】すなわち、フェルト層10は、どの部分を
取ってみても基層20と木質表層30との間に確実に保
持されており、たとえその端面が外部に露出した状態で
も細い繊維屑として脱落することがない。したがって、
本発明の遮音材は、施工対象の面積に応じて自由に裁断
することができる。また、釘打ち等によって貫通孔を形
成した場合にも、繊維屑を出すことがない。
取ってみても基層20と木質表層30との間に確実に保
持されており、たとえその端面が外部に露出した状態で
も細い繊維屑として脱落することがない。したがって、
本発明の遮音材は、施工対象の面積に応じて自由に裁断
することができる。また、釘打ち等によって貫通孔を形
成した場合にも、繊維屑を出すことがない。
【0016】フェルト層10の弾力性は、無機質繊維1
1の密度により調整される。たとえば、比較的硬質の遮
音材とする場合には、無機質繊維11の密度を高くし、
弾力性を低下させる。弾力性を抑えたフェルト層10
は、それ自体である程度の自己支持作用をもつため、木
質表層30を薄くすることも可能である。
1の密度により調整される。たとえば、比較的硬質の遮
音材とする場合には、無機質繊維11の密度を高くし、
弾力性を低下させる。弾力性を抑えたフェルト層10
は、それ自体である程度の自己支持作用をもつため、木
質表層30を薄くすることも可能である。
【0017】
【実施例】以下、実施例によって、本発明を具体的に説
明する。基層20及び表層30として、それぞれ厚さ7
mm及び3mmの木質合板を使用した。また、フェルト
層10としては、ロックウールに結合用樹脂としてポリ
エチレン/ポリプロピレン系熱融着性繊維を12重量部
配合してシート化した、密度240kg/m3 、厚さ
2.2mmのフェルトを使用した。
明する。基層20及び表層30として、それぞれ厚さ7
mm及び3mmの木質合板を使用した。また、フェルト
層10としては、ロックウールに結合用樹脂としてポリ
エチレン/ポリプロピレン系熱融着性繊維を12重量部
配合してシート化した、密度240kg/m3 、厚さ
2.2mmのフェルトを使用した。
【0018】基層20及び表層30のフェルト層10に
対する接合面に接着性樹脂として水性高分子イソシアネ
ート系エチレン酢ビ接着剤を約250g/m2 の割合で
塗布し、その間にフェルト層10を挟み込んだ。そし
て、基層20及び表層30の表面から加圧力2kgf/
cm2 でプレスし、24時間保持した。これにより、フ
ェルト層10が基層20及び表層30に一体化された遮
音床材が得られた。
対する接合面に接着性樹脂として水性高分子イソシアネ
ート系エチレン酢ビ接着剤を約250g/m2 の割合で
塗布し、その間にフェルト層10を挟み込んだ。そし
て、基層20及び表層30の表面から加圧力2kgf/
cm2 でプレスし、24時間保持した。これにより、フ
ェルト層10が基層20及び表層30に一体化された遮
音床材が得られた。
【0019】接合界面を調べるため、5mmピッチで遮
音床材を短冊状に裁断した。そして、切断端面を目視観
察したところ、フェルト層10と基層20及び表層30
との間に未接合部分がみられなかった。また、この遮音
床材を1尺×3尺に切りだし、市販の防音マット(合成
繊維系、厚さ7mm)の上に重ね、JIS−A1418
の測定方法により測定室中央1打点法を用いて防音性を
測定した結果、L53であった。比較例として、基層2
0及び表層30として用いた厚さ7mm及び3mmの木
質合板を実施例の防音マットの上に重ね、実施例と同様
の方法で防音性を測定した結果、L61であった。
音床材を短冊状に裁断した。そして、切断端面を目視観
察したところ、フェルト層10と基層20及び表層30
との間に未接合部分がみられなかった。また、この遮音
床材を1尺×3尺に切りだし、市販の防音マット(合成
繊維系、厚さ7mm)の上に重ね、JIS−A1418
の測定方法により測定室中央1打点法を用いて防音性を
測定した結果、L53であった。比較例として、基層2
0及び表層30として用いた厚さ7mm及び3mmの木
質合板を実施例の防音マットの上に重ね、実施例と同様
の方法で防音性を測定した結果、L61であった。
【0020】このことから、フェルト層10は、基層2
0及び表層30と強固に一体化されており、細かな繊維
屑として脱落する割合が極めて少ないことが判る。ま
た、フェルト層10と基層20及び表層30との接合状
態が全面均一であるため、遮音床材をどのようなサイズ
に裁断しても、遮音特性、断熱性、耐火性等に関し所期
の機能を備えたものであることが判る。
0及び表層30と強固に一体化されており、細かな繊維
屑として脱落する割合が極めて少ないことが判る。ま
た、フェルト層10と基層20及び表層30との接合状
態が全面均一であるため、遮音床材をどのようなサイズ
に裁断しても、遮音特性、断熱性、耐火性等に関し所期
の機能を備えたものであることが判る。
【0021】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の遮音材
は、均質な接合状態で無機質繊維製のフェルト層が基層
及び表層と一体化されているため、施工箇所の面積に対
応したサイズに自由に裁断することができる。しかも、
切断端面に露出した無機質繊維の脱落がないため、裁断
されたままの状態で施工箇所に適用される。このように
して、本発明によるとき、無機質繊維製のフェルトが本
来有する遮音性、耐火性、断熱性等の特性を活用した施
工が容易に行われる。
は、均質な接合状態で無機質繊維製のフェルト層が基層
及び表層と一体化されているため、施工箇所の面積に対
応したサイズに自由に裁断することができる。しかも、
切断端面に露出した無機質繊維の脱落がないため、裁断
されたままの状態で施工箇所に適用される。このように
して、本発明によるとき、無機質繊維製のフェルトが本
来有する遮音性、耐火性、断熱性等の特性を活用した施
工が容易に行われる。
【図1】 本発明に従った遮音床材を示す斜視図
【図2】 基層とフェルト層との間の接合界面を示す断
面図
面図
10 無機質繊維製のフェルト 11 無機質繊維 20 基層 30 木質表層 40 接合層 41 無機質繊維を互いに結合する柔軟性バインダー樹
脂 42 フェルトを基層に接合する接着性樹脂
脂 42 フェルトを基層に接合する接着性樹脂
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 基層と表層との間にサンドイッチ状に挟
み込んだ無機質繊維製のフェルト層を備え、該フェルト
層は、無機質繊維と柔軟性バインダー樹脂とを解繊・混
合、加熱成型し、更に柔軟性バインダー樹脂に対する馴
染みが良好な接着性樹脂で前記基層及び前記表層に接合
されていることを特徴とする裁断可能な遮音材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19501091A JPH0516297A (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 裁断可能な遮音材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19501091A JPH0516297A (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 裁断可能な遮音材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0516297A true JPH0516297A (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=16334037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19501091A Withdrawn JPH0516297A (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 裁断可能な遮音材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0516297A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2296443A2 (en) | 1999-06-04 | 2011-03-16 | Semiconductor Energy Laboratory Co, Ltd. | Electro-optical device with an insulating layer |
CN104264929A (zh) * | 2014-10-16 | 2015-01-07 | 成都纳硕科技有限公司 | 一种除臭、调湿、除voc高强度隔音竹木复合内墙装饰板 |
CN106478055A (zh) * | 2016-11-07 | 2017-03-08 | 江苏德威节能有限公司 | 一种可热压定形的二氧化硅气凝胶毡的制备方法 |
-
1991
- 1991-07-10 JP JP19501091A patent/JPH0516297A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2296443A2 (en) | 1999-06-04 | 2011-03-16 | Semiconductor Energy Laboratory Co, Ltd. | Electro-optical device with an insulating layer |
CN104264929A (zh) * | 2014-10-16 | 2015-01-07 | 成都纳硕科技有限公司 | 一种除臭、调湿、除voc高强度隔音竹木复合内墙装饰板 |
CN106478055A (zh) * | 2016-11-07 | 2017-03-08 | 江苏德威节能有限公司 | 一种可热压定形的二氧化硅气凝胶毡的制备方法 |
CN106478055B (zh) * | 2016-11-07 | 2018-08-31 | 江苏德威节能有限公司 | 一种可热压定形的二氧化硅气凝胶毡的制备方法 |
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Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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