JPH05162550A - トラクタのpto伝動構造 - Google Patents

トラクタのpto伝動構造

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JPH05162550A
JPH05162550A JP33176491A JP33176491A JPH05162550A JP H05162550 A JPH05162550 A JP H05162550A JP 33176491 A JP33176491 A JP 33176491A JP 33176491 A JP33176491 A JP 33176491A JP H05162550 A JPH05162550 A JP H05162550A
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JP
Japan
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transmission shaft
gear
spline
shaft
transmission
Prior art date
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Pending
Application number
JP33176491A
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English (en)
Inventor
Masao Takagi
高木  政夫
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 リヤPTO軸を走行系に関係なく駆動する伝
動状態と、走行系に同調して駆動する伝動状態とに円滑
に切り換えることができるようにする。 【構成】 走行系の最終変速軸17と平行にリヤPTO
軸34への伝動軸25を配備し、この伝動軸25の途中
に大径スプライン部S1 を形成し、この大径スプライン
部S1 の前側に入力用ギヤG11を遊嵌するとともに、前
記最終変速軸17の前輪用出力ギヤG6 に噛合い連動連
結された中間ギヤG7 を、前記大径スプライン部S1 の
後部に遊嵌し、前記両ギヤG11, G7 の各ボス部の外周
に前記大径スプライン部S1 と同径のスプライン部S2,
S3 を形成し、これら大径スプライン部S1 とその両側
のスプライン部S2,S3 とに亘ってスライド自在なシフ
トスリーブ31を外嵌装着し、このシフトスリーブを操
作する様に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクタのPTO伝動
構造に係り、くわしくは機体後部に装備したリヤPTO
軸を、走行系に関係なく駆動する伝動状態と、走行系に
同調して駆動する伝動状態とに切り換え自在なPTO伝
動構造に関する。
【0002】
【従来の技術】上記PTO伝動構造としては、例えば、
実開昭58−20923号公報に示されるように、走行
系の最終変速軸であるベベルピニオン軸と平行に、走行
系とは関係なくエンジン動力を伝達する第一伝動軸とリ
ヤPTO軸に連動連結された第二伝動軸とを同心に突き
合わせ配置し、第二伝動軸にスプライン装着したシフト
ギヤを前方にシフトして第一伝動軸と第二伝動軸とを連
結することで、リヤPTO軸を走行系に関係なく駆動す
る伝動状態が得られ、また、シフトギヤを後方にシフト
してベベルピニオン軸に固着したギヤに噛み合わせるこ
とで、リヤPTO軸を走行系に同調して駆動する伝動状
態を得るように構成したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構造では、シ
フトギヤを前方にシフトして第一伝動軸と第二伝動軸と
を連結する場合は、スプライン嵌合による連結操作であ
るために、スプラインの位相がずれていても、少しの回
転融通で簡単に噛み合いが可能となるが、シフトギヤを
後方にシフトしてベベルピニオン軸に固着したギヤに噛
み合わせる場合には、ギヤ位相がずれていると噛み合い
が困難あるいは不能となって操作のやり直しを行わねば
ならないことがあり、操作性の面で改良の余地があっ
た。本発明は、このような実情に着目してなされたもの
であって、前輪への伝動構造を有効に利用することで、
上記不具合を解消することができるようにしたものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のPTO伝動構造は、走行系の最終変速軸と
平行にリヤPTO軸への伝動軸を配備し、この伝動軸の
途中に大径スプライン部を形成し、この大径スプライン
部の前側に入力用ギヤを遊嵌するとともに、前記最終変
速軸の前輪用出力ギヤに噛合い連動連結された中間ギヤ
を、前記大径スプライン部の後部に遊嵌し、前記両ギヤ
の各ボス部の外周に前記大径スプライン部と同径のスプ
ライン部を形成し、これら大径スプライン部とその両側
のスプライン部とに亘ってスライド自在なシフトスリー
ブを外嵌装着し、このシフトスリーブを前記入力用ギヤ
のスプライン部と前記大径スプライン部とに亘って嵌合
する状態と、シフトスリーブが大径スプライン部にのみ
嵌合する状態と、シフトスリーブが大径スプライン部と
前記中間ギヤのスプライン部とに亘って嵌合する状態と
に切り換えスライド自在に構成した。
【0005】
【作用】本発明構成によると、シフトスリーブを大きく
前方にスライドして入力用ギヤのスプライン部と前記大
径スプライン部とに亘って嵌合する状態とすることで、
リヤPTO軸を走行系と関係なく駆動する状態が得ら
れ、また、この状態からシフトスリーブを後方にスライ
ドして大径スプライン部にのみ嵌合させると、リヤPT
O軸を駆動しない中立状態が得られ、更にシフトスリー
ブを後方にスライドして大径スプライン部と前輪伝動系
の中間ギヤのスプライン部とに亘って嵌合させると、リ
ヤPTO軸を走行系と同調して駆動する状態が得られ
る。このような伝動状態の切換えは、全てスプラインに
よる嵌合切換えによるので、スプラインの噛み合い位相
が多少ずれていても、スプライン端部に面取り処理を施
しておくことで円滑な嵌合切換えが期待でき、ギヤ伝動
系を空回しして位相合わせを行うような必要はない。
【0006】
【発明の効果】従って、本発明によれば、リヤPTO軸
の伝動形態の切換えを、位相合わせや再操作を必要とす
ることのないスプライン嵌合切換えによって円滑に行う
ことができ、操作性を向上することができた。しかも、
そのスプライン嵌合切換えのための構成は、前輪伝動系
の中間ギヤを利用したものであるから、部品点数少な
く、構造簡単に実施できるものであり、実用上の利点が
大きい。
【0007】
【実施例】図3に、4輪駆動型トラクターの全体側面
が、また、図4に、このトラクターにおける走行伝動系
およびPTO伝動系のギヤトレインが示されている。機
体の前部に搭載したエンジン1の出力はフライホイール
2、主クラッチ3、主伝動軸4、およびギヤG1 , G2
を介して第1伝動軸5に入力され、ここで走行系とPT
O系に分岐されることになり、以下、各伝動系の詳細を
説明する。
【0008】(走行伝動系)前記第1伝動軸5とこれと
平行な第2伝動軸6との間に、2個のシフトスリーブ
7,8を択一的にシフト操作して4段の変速を行うシン
クロメッシュ式の主変速機構9が設けられ、前記第2伝
動軸6の後端に油圧クラッチ10を介して連結された第
3伝動軸11と、これと平行な第4伝動軸12との間
に、シフトスリーブ13をシフト操作して正・逆転の切
り換えを行うシンクロメッシュ式の前後進切換え機構1
4が設けられ、さらに、この第4伝動軸12の後端にカ
ップリングスリーブ15を介して直結された第5伝動軸
16と、最終変速軸17に遊嵌された筒軸18との間に
シフトスリーブ19をシフト操作して2段の変速を行う
シンクロメッシュ式の副変速機構20が設けられてい
る。また、最終変速軸17と平行に配備した第6伝動軸
21が前記筒軸18に大きい減速比でギヤ連動され、前
記筒軸18,第6伝動軸21および前記最終変速軸17
の間には、シフトギヤG3 を前方にシフト操作して筒軸
18と最終変速軸17を同軸上で連動連結する標準伝動
状態と、後方にシフト操作したシフトギヤG3 を第6伝
動軸21のギヤG4 に噛合わせて最終変速軸17を大き
く減速駆動する超減速伝動状態とに切り換え可能なコン
スタントメッシュ・ギヤ噛合い式の超減速機構22が設
けられている。前記最終変速軸17の出力は、その後端
に備えたベベルピニオンギヤG5 およびデフ機構23を
介して後輪24に伝達される。また、前記最終変速軸1
7に固設したギヤG6 が、最終変速軸17と平行なPT
O系の伝動軸25に遊嵌した中間ギヤG7 の入力側ギヤ
G7aに噛合わされ、前輪用出力軸26に備えたシフトギ
ヤG8 を前方にシフトして前記中間ギヤG7 の出力側ギ
ヤG7bに噛合わせることで前輪27に動力伝達を行い、
シフトギヤG8を後方にシフトして出力側ギヤG7bから
外すことで、前輪27への動力伝達を絶つことができる
ようになっている。
【0009】(PTO伝動系)前記第1伝動軸5に入力
された動力の一部は、主変速機構9の第3速用のギヤG
9 を介して第7伝動軸28に分岐出力され、この第7伝
動軸28の後端にワンウエイクラッチ29を介して連動
連結した第8伝動軸30の出力用ギヤG10と、前記伝動
軸25に遊嵌した入力用ギヤG11とが噛み合い連動され
ている。前記伝動軸25の前後中間部位には、前記中間
ギヤG7 と入力用ギヤG11との間に挟まれるように大径
スプライン部S1 が形成されるとともに、前記入力用ギ
ヤG11と中間ギヤG7 の各ボス部の外周に前記大径スプ
ライン部S1 と同径のスプライン部S2 、S3 が夫々形
成され、これらスプライン部S2、S3 および大径スプ
ライン部S1 に亘ってスライド自在にシフトスリーブ3
1が外嵌装備されている。このシフトスリーブ31は、
大径スプライン部S1 と略同一の長さに形成され、前方
へシフトして入力用ギヤG11のスプライン部S2 と大径
スプライン部S1に亘って嵌合することで、前記伝動軸
24 を走行系と関係なく駆動することができ、シフトス
リーブ31を大径スプライン部S1 にのみ嵌合すること
で伝動軸25を中立状態にすることができ、また、シフ
トスリーブ31を大径スプライン部S1 と中間ギヤG7
のスプライン部S3 に亘って嵌合することで、伝動軸2
5を走行系に同調させて駆動することができる。なお、
前記伝動軸25は、カップリングスリーブ33を介して
機体後端に突設したリヤPTO軸34に直接連動連結さ
れている。
【0010】〔別実施例〕図6に、PTO伝動系が主ク
ラッチ3および走行系に対して完全に独立した伝動系と
して構成された場合(インディペンデントPTO)の実
施例が示されている。この場合、前記フライホイール2
にPTO系の主伝動軸36がスプライン連結されて直接
動力が伝達されるとともに、走行系の主伝動軸37は筒
軸に構成されてPTO系主伝動軸36に遊嵌支持され、
この主伝動軸37以降の走行伝動系は先の実施例と同様
に構成されている。また、PTO伝動系の主伝動軸36
は、ギヤG12,G13を介して前記第7伝動軸28に連動
連結されるとともに、この第7伝動軸28と前記第8伝
動軸30とが油圧クラッチ38を介して連結され、以降
の伝動系は先の実施例と同様に構成されている。
【0011】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】PTO伝動系の要部の中立状態を示す断面図
【図2】走行系と関係ないPTO伝動形態を示す要部の
断面図
【図3】走行系に同調させたPTO伝動形態を示す要部
の断面図
【図4】走行伝動系およびPTO伝動系の全体を示すギ
ヤトレイン
【図5】トラクタの全体側面図
【図6】別実施例のギヤトレイン
【符号の説明】
17 最終変速軸 25 伝動軸 31 シフトスリーブ 34 リヤPTO軸 S1 大径スプライン部 S2 入力用ギヤのスプライン部 S3 出力用ギヤのスプライン部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行系の最終変速軸(17)と平行にリ
    ヤPTO軸(34)への伝動軸(25)を配備し、この
    伝動軸(25)の途中に大径スプライン部(S1 ) を形
    成し、この大径スプライン部(S1 ) の前側に入力用ギ
    ヤ(G11)を遊嵌するとともに、前記最終変速軸(1
    7)の前輪用出力ギヤに噛合い連動連結された中間ギヤ
    (G7 )を、前記大径スプライン部(S1 ) の後部に遊
    嵌し、前記両ギヤ(G11),(G7 )の各ボス部の外周
    に前記大径スプライン部(S1 )と同径のスプライン部
    (S2 ),(S3 )を形成し、これら大径スプライン部
    (S1 ) とその両側のスプライン部(S2 ),(S3 )
    とに亘ってスライド自在なシフトスリーブ(31)を外
    嵌装着し、このシフトスリーブ(31)を前記入力用ギ
    ヤ(G11)のスプライン部(S2 )と前記大径スプライ
    ン部(S1 ) とに亘って嵌合する状態と、シフトスリー
    ブ(31)が大径スプライン部(S1 ) にのみ嵌合する
    状態と、シフトスリーブ(31)が大径スプライン部
    (S1 ) と前記中間ギヤ(G7 )のスプライン部(S3
    )とに亘って嵌合する状態とに切り換えスライド自在
    に構成してあるトラクタのPTO伝動構造。
JP33176491A 1991-12-16 1991-12-16 トラクタのpto伝動構造 Pending JPH05162550A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040042063A (ko) * 2002-11-12 2004-05-20 학교법인조선대학교 다기능 작업차용 동기물림식 밋션
WO2004103760A1 (ja) * 2003-05-23 2004-12-02 Yanmar Co., Ltd. トラクタ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040042063A (ko) * 2002-11-12 2004-05-20 학교법인조선대학교 다기능 작업차용 동기물림식 밋션
WO2004103760A1 (ja) * 2003-05-23 2004-12-02 Yanmar Co., Ltd. トラクタ
US7484580B2 (en) 2003-05-23 2009-02-03 Yanmar Co., Ltd. Tractor

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