JPH05161756A - パチンコ機設置島の端部の島飾り構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 斬新で従来にない美感を呈することができる
パチンコ機設置島の端部の島飾り構造を提供する。 【構成】 前面に鏡板６２を設けると共に、その鏡板６
２の前面に光源を配設した扉状の主飾体６と、多数の透
孔部７３を設け、さらにその透孔部７３の周縁を反射面
とした扉状の副飾体７とからなり、前記副飾体７の一端
を主飾体６の一端に枢着して該副飾体７を主飾体６の前
面に開閉自在に重ね合わせると共に、主飾体６の一端を
パチンコ機設置島１の端部に開閉自在に枢着したことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ機設置島の端
部に設置する島飾り構造に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の島飾りは、箱枠の前面に
適宜な模様を施こしたアクリル等の透光性樹脂板を設け
ると共に、その内部空間に蛍光灯等の照明用光源を設け
て構成されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の島飾りにあって
は、光源が切れた場合の取換作業が面倒で手間が掛かる
上、そのほとんどが上記のように規格化されていて斬新
さに欠け、店内のイメージを低下させていた。また、パ
チンコ機設置島において、各パチンコ機の台間には周知
のように薄型の球貸機が設置されており、該球貸機に投
入された硬貨や紙幣をパチンコ機設置島の端部に設けた
金庫に集めるようにしている。そして、従来では島飾り
部分に扉を設けて金庫から硬貨や紙幣を回収するように
しているため、どうしても島飾りが大型化されて製造コ
ストが高くなったり広い設置スペースを必要とする等多
くの問題点を有するものであった。本発明は、斬新で従
来にない美感を呈することができ、さらに全体構造がコ
ンパクトで金庫からの硬貨や紙幣の回収作業或いは光源
の取換作業が容易にできるようなパチンコ機設置島の端
部の島飾り構造を提供することを目的としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のパチンコ機設置島の端部の島飾り構造にお
いては、前面に鏡板を設けると共に、その鏡板の前面に
光源を配設した扉状の主飾体と、多数の透孔部を設け、
さらにその透孔部の周縁を反射面とした扉状の副飾体と
からなり、前記副飾体の一端を主飾体の一端に枢着して
該副飾体を主飾体の前面に開閉自在に重ね合わせると共
に、主飾体の一端をパチンコ機設置島の端部に開閉自在
に枢着したものである。

【０００５】

【作用】上記のように構成されたパチンコ機設置島の端
部の島飾り構造は、主飾体と副飾体とを一体としてパチ
ンコ機設置島に取付けることができる。そして、主飾体
と副飾体とを一体に或いは副飾体のみを単独で開けるこ
とができる。また、主飾体の光源からの光が副飾体の透
光部から外部に漏出すると同時に透光部の周縁の反射面
によってきらきらと輝いて従来にない美感を呈すること
ができる。

【０００６】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図１はパチンコ機設置島の斜視図、図２は本実
施例の島飾りの斜視図、図３は副飾体を開いた状態の島
飾りの斜視図である。図において、１はパチンコ機設置
島、２はパチンコ機、３はパチンコ機２の台間に設けら
れた球貸機、４はパチンコ機２の上方に張られた幕板を
それぞれ示し、前記パチンコ機設置島１の端部に本発明
の一実施例の島飾り５が設けられる。

【０００７】前記島飾り５は、図２及び図３に示すよう
に扉状の主飾体６と、同じく扉状の副飾体７とで構成さ
れ、該副飾体７の一端を主飾体６の一端に蝶番８にて枢
着連結して副飾体７を主飾体６の前面に開閉自在に重ね
合わせて一体化する。そして、主飾体６の一端をパチン
コ機設置島の端部の支柱９に蝶番１０にて開閉自在に枢
着連結する。

【０００８】前記主飾体６は、例えばステンレス又は合
成樹脂等で縦長の四角形状の枠体６１を形成し、その枠
体６１の前面に鏡板６２をねじ等で取付けると共に、そ
の鏡板６２の前面に光源となる複数のネオン蛍光灯６３
を縦方向に適当間隔を置いて配設したものである。な
お、枠体６１の後面には図４に示すようにカバー板６４
が取付けられており、前記鏡板６２とカバー板６４との
間の内部空間にはネオン蛍光灯６３の各配線や点灯装置
６５等が収約して収められている。また、ネオン蛍光灯
６３は、ソケット６６に支持させたり適宜手段で鏡板６
２の前面に位置するように固定している。

【０００９】前記副飾体７は、例えば木材，合成樹脂等
によりなる長四角形の枠体７１により形成されていて、
対向する上下枠体内壁間に所定間隔を隔てて複数本の仕
切部材７２を設け、該仕切部材７２の相互間にスリット
状の透孔部７３を形成するようにし、さらにそれぞれの
仕切部材７２の周縁に鏡材７４を貼着して光拡散用の反
射面を形成している。

【００１０】このような構成に係る島飾り５は、ネオン
蛍光灯６３の点灯に伴ないその光が主飾体６の鏡板６２
で反射し又は直接に副飾体７の透孔部７３を透過し、さ
らにその光が仕切部材７２の表面に貼着した鏡材７４の
反射面でランダムに反射されてきらきらと輝いて見える
ようになり、従来にない斬新な美的効果を呈する。

【００１１】そして、ネオン蛍光灯６３が切れたり主飾
体６の鏡板６２の表面が汚れた場合には、図５に示すよ
うに副飾体７のみを単独で開くことによってネオン蛍光
灯６３の取換作業や鏡板６２の拭き掃除が容易にでき
る。また、図６に示すように主飾体６と副飾体７とを一
体として開くことによりパチンコ機設置島１の端部を簡
単に開放することができ、これによって例えば各パチン
コ機２の台間の球貸機３から金庫に集められた硬貨や紙
幣の回収作業が極めて容易にできる。

【００１２】なお、上記した実施例においては、主飾体
６に設ける光源をネオン蛍光灯６３としたが、これに限
定されるものではない。ただし、ネオン蛍光灯６３は、
他の蛍光灯やランプ等に較べて色の制限がなく、しかも
熱を持たない点で最も実用に適している。また、副飾体
７の透光部７３を複数の仕切部材７２によってスリット
状に形成したものとして説明したが、例えば一枚の板体
に多数の小透孔を穿設したり適宜な模様状にくり抜いて
意匠的効果を高めるようにしてもよく、要するに主飾体
６の光源からの光が副飾体７の表面に漏出する構造であ
ればよい。さらに、主飾体６の鏡板６２の表面にダイヤ
カットや適宜な凹凸形状を施こして光拡散作用を付与す
るようにしてもよい。

【００１３】

【発明の効果】以上のように、本発明の島飾りによれ
ば、扉状の主飾体と同じく扉状の副飾体とによって構成
し、パチンコ機設置島に対して主飾体と副飾体とを一体
に或いは副飾体のみを単独で開くことができるようにし
たので、光源の取換作業や金庫からの硬貨や紙幣の回収
作業を極めて容易に行うことができる。また、主飾体に
設けられた光源の光が透孔部から漏出してきらきらと光
り輝くため、従来にない斬新な美的効果を呈することが
できる等の特有の効果が奏される。

【図面の簡単な説明】

【図１】パチンコ機設置島の斜視図である。

【図２】本発明の一実施例の島飾りの斜視図である。

【図３】主飾体から副飾体を開いた状態の島飾りの斜視
図である。

【図４】図２の断面図である。

【図５】副飾体のみを開いた状態を示すパチンコ機設置
島の端部平面図である。

【図６】主飾体と副飾体とを一体に開いた状態を示すパ
チンコ機設置島の端部平面図である。

【符号の説明】

１ パチンコ機設置島 ６ 主飾体 ７ 副飾体 ６２ 鏡板 ６３ ネオン蛍光灯 ７３ 透光部 ７４ 鏡材

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 前面に鏡板を設けると共に、その鏡板の
   前面に光源を配設した扉状の主飾体と、 多数の透孔部を設け、さらにその透孔部の周縁を反射面
   とした扉状の副飾体とからなり、 前記副飾体の一端を主飾体の一端に枢着して該副飾体を
   主飾体の前面に開閉自在に重ね合わせると共に、主飾体
   の一端をパチンコ機設置島の端部に開閉自在に枢着して
   なるパチンコ機設置島の端部の島飾り構造。