JPH05161092A - テレビジョン受像機 - Google Patents

テレビジョン受像機

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JPH05161092A
JPH05161092A JP3348840A JP34884091A JPH05161092A JP H05161092 A JPH05161092 A JP H05161092A JP 3348840 A JP3348840 A JP 3348840A JP 34884091 A JP34884091 A JP 34884091A JP H05161092 A JPH05161092 A JP H05161092A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】アッテネータ・コントロール・ユニット26
は、多重制御FM検波回路24からの出力によるステレ
オ/モノラルモードの判別、及び各フィルタ37〜39
からの出力の有無の組合せに基づき、2連可変抵抗器9
L,9Rに制御信号を出力して、各第1及び第2スピー
カ4L,5L;4R,5Rへの音声信号の入力レベルを
調整する。 【効果】音声信号の種類に応じて、第1スピーカからの
側方に放射される音量レベルと、第2スピーカからの前
方に放射される音量レベルとを、それぞれ自動的に変化
させることができ、受信音声信号の種類に応じた最適な
音場を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年のテレビジョン放送では、音声多重
放送が行われており、これに対応してテレビジョン受像
機は、モノラルモードかステレオモードかを判別して各
モードに応じた音声信号の復調処理を行って、テレビジ
ョン受像機のスピーカから各モードに応じた音声を出力
することができるように構成されている。ところで、テ
レビジョン受像機から出力される音声信号の最適な音場
は、放送される音声信号の種類に応じて異なっている。
例えば、ニュース等の番組では、アナウンサの声が主た
る音源であるため、音像は画面中央に定位させるが好ま
しく、ドラマ番組等では、左右に拡がるいわゆるワイド
になるのが好ましい。更に、音楽番組等では、ドラマ番
組におけるよりも更に左右に拡がるいわゆる超ワイドに
なるのが好ましい。そこで、左右のスピーカを鉛直軸線
回りに回転自在とし、放送される音声信号の種類に応じ
て、視聴者が手動操作又はリモートコントロール装置の
操作により、スピーカの角度調整を行い、最適な音場を
提供する構成のものが、既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、スピーカの角度調整は、手動操作又はリモー
トコントロール装置の操作で行われているいるため、面
倒であり、使い勝手が悪い。
【0004】本発明の目的は、上記問題点を解決したテ
レビジョン受像機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の特徴とするところは、側方に臨んで配設さ
れた左右一対の第1スピーカと、前方に臨んで配設され
た左右一対の第2スピーカと、第1スピーカに入力され
る音声信号のレベルを減衰させる第1減衰手段と、第2
スピーカに入力される音声信号のレベルを減衰させる第
2減衰手段と、受信音声信号が、ステレオモードかモノ
ラルモードかを判別するモード判別手段と、受信音声信
号の周波数成分を判別する周波数成分判別手段と、モー
ド判別手段による判別結果と、周波数成分判別手段によ
る判別結果とに基づき、第1及び第2スピーカの音量レ
ベルが、予め定めた組合せとなるように、第1及び第2
減衰手段の減衰量を制御する制御手段と、を備えた点で
ある。又、第1減衰手段と第2減衰手段とを連動させる
手段であって、第1及び第2減衰手段の各減衰量の最大
値から最小値までの範囲内において、第1減衰手段の減
衰量が最大値から減少する方向に変化するとき、これに
連動して第2減衰手段の減衰量を最小値から増大する方
向に変化させ、且つ、第1減衰手段の減衰量が最小値か
ら増大する方向に変化するとき、これに連動して第2減
衰手段の減衰量を最大値から減少する方向に変化させ
る、そのような連動手段を備える場合もある。
【0006】
【作用】本発明に従えば、モード判別手段により、受信
音声信号のモードが、ステレオモードであるかモノラル
モードであるかが判別される。又、周波数成分判別手段
により、受信音声信号の周波数成分が判別される。そし
て、上記2つの判別手段による判別結果に基づき、制御
手段は、第1及び第2スピーカの音量レベルが予め定め
た組合せとなるように第1及び第2減衰手段の減衰量を
制御する。これにより、第1スピーカからの側方に放射
される音量レベルと、第2スピーカからの前方に放射さ
れる音量レベルが、それぞれ自動的に変化して、希望す
る音量レベルの組合せが達成され、受信音声信号の種類
に応じた最適な音場を提供することができる。
【0007】
【実施例】図1は本発明に係るテレビジョン受像機の一
実施例の内部構造を示す水平断面図である。テレビジョ
ン受像機1の本体2内には、ブラウン管3の両側で、左
右一対の第1スピーカ4L,4Rが、側方に臨んで配設
され、又、左右一対の第2スピーカ5L,5Rが、前方
に臨んで配設されている。この第1スピーカ4L,4R
及び第2スピーカ5L,5Rへの音声信号の入力レベル
は、受信音声信号の種類に応じて自動調整されるように
構成されている。
【0008】本実施例では、後に詳述するように、ニュ
ース等のアナウンス、ドラマ等、及び音楽番組の3種類
の音声信号の種類に応じて、調整がなされる。例えば、
ニュース等のアナウンスの場合は、第1スピーカ4L,
4Rへの音声信号の入力レベルが最小(即ち、音声信号
がほぼ0レベルにまで減衰された状態)で、且つ、第2
スピーカ5L,5Rへの音声信号の入力レベルが最大
(即ち、音声信号の減衰がほとんどない状態)とされ
る。又、ドラマ等の場合は、第1スピーカ4L,4R及
び第2スピーカ5L,5Rへの音声信号の入力レベルが
共に、中間(即ち、音声信号が1/2に減衰された状
態)とされる。更に、音楽番組は、第1スピーカ4L,
4Rへの音声信号の入力レベルが最大(即ち、音声信号
の減衰がほとんどない状態)で、且つ、第2スピーカ5
L,5Rへの音声信号の入力レベルが最小(即ち、音声
信号がほぼ0レベルにまで減衰された状態)とされる。
【0009】図2は本発明に係るテレビジョン受像機の
一実施例に備えられる音声回路のブロック図である。
尚、図示しないけれども、テレビジョン受像機1の映像
信号処理回路は、公知の構成のものが用いられている。
映像中間周波増幅回路(図示せず)により増幅された中
間周波信号は、音声検波回路10により、映像搬送波
(58.75MHz)と音声搬送波(54.25MH
z)とを検波して、両搬送波の周波数差である4.5M
Hzの音声中間周波信号に周波数変換され、音声中間周
波増幅回路11で増幅され、音声FM検波回路12に与
えられてFM検波される。この検波された信号には、主
音声信号の他に副搬送波を副音声信号で周波数変調した
搬送副音声信号と、副搬送波を制御信号で振幅変調した
搬送多重制御信号が多重されている。
【0010】音声FM検波回路12からの出力は、デエ
ンファシス回路13で高域が低減されて平坦化され、ロ
ーパスフィルタ14で0〜15KHz以上の不要な成分
(多重信号成分)が除去されて、主音声信号が、音声マ
トリックス回路15に与えられる。又、音声FM検波回
路12からの出力は、バンドパスフィルタ16に与えら
れ搬送副音声信号が取り出される。そして、この搬送副
音声信号は、振幅制限回路17を通過して、副搬送波F
M検波回路18でFM検波され、デエンファシス回路1
9、ローパスフィルタ20を順次通過して、0〜15K
Hz以上の不要な成分(多重信号成分)が除去されて、
副音声信号が、音声マトリックス回路15に与えられ
る。
【0011】又、上記バンドパスフィルタ16には、5
5.125KHzの搬送多重制御信号を除去するための
トラップが備えられており、これにより搬送多重制御信
号が取り出される。そして、この搬送多重制御信号は、
多重制御AM検波回路22で検波され、振幅制限回路2
3を通過して、モード判別手段としての多重制御FM検
波回路24でFM検波される。これにより、2音声モー
ド、ステレオモードの各制御信号の周波数(2音声モー
ドの場合は922.5Hz、ステレオモードの場合は9
82.5Hz)、及びモノラルの場合の周波数(中間の
952.5Hzに設定されている)に対応した直流電圧
が取り出される。即ち、検波出力電圧が、例えば、2音
声モード時には1V、モノラルモード時には4V、ステ
レオモード時には8Vとなり、各音声多重モードによっ
て異なる出力電圧が得られる。従って、多重制御FM検
波回路24からの出力により、現在の受信音声信号が、
2音声モード、モノラルモード、及びステレオモードの
いずれのモードであるかを知ることができる。
【0012】多重制御FM検波回路24からの検波出力
は、切換えスイッチ制御回路25及びアッテネータ・コ
ントロール・ユニット26にそれぞれ与えられる。切換
えスイッチ制御回路25は、各モードに応じて、音声マ
トリックス回路15の後述する各切換えスイッチのスイ
ッチング態様を切換える。尚、図中、P1は強制モノラ
ルモード用制御端子であり、P2は2音声の各モード
(主音声、副音声、主音声+副音声)選択用制御端子で
ある。即ち、2音声モード時に、制御端子P2の電圧値
を、例えば0Vにすると主音声モード、5Vにすると副
音声モード、2.5Vにすると主音声+副音声モードに
選択される。又、ステレオモード時に制御端子P1の電
圧値を、例えば4.5Vにすると強制的にモノラルモー
ドに設定される。
【0013】音声マトリックス回路15は、主音声と副
音声とを切換える主/副切換えスイッチS1,S2と、
ステレオマトリックス回路28と、ステレオマトリック
ス回路28に関連する切換え用の4つのスイッチS3
1,S32,S33,S34とから構成されている。そ
して、切換えスイッチ制御回路25は、各スイッチS
1,S2,S31,S32,S33,S34のスイッチ
ング態様を、表1に示されるように制御する。
【0014】
【表1】 尚、図中a,bは、各スイッチS1,S2,S31,S
32,S33,S34の個別接点を示し、スイッチS
1,S2の個別接点aには、主音声信号が、又、スイッ
チS1,S2の個別接点bには、副音声信号が与えられ
ている。
【0015】前記スイッチS32からの出力は、低周波
増幅回路30L及びミキシング回路35に与えられる。
この低周波増幅回路30Lと左側第1スピーカ4Lとの
間には、第1減衰手段としての可変抵抗器7Lが介在さ
れており、又、低周波増幅回路30Lと左側第2スピー
カ5Lとの間には、第2減衰手段としての可変抵抗器8
Lが介在されている。又、同様に、スイッチS34から
の出力は、低周波増幅回路30R及びミキシング回路3
5に与えられる。この低周波増幅回路30Rと右側第1
スピーカ4Rとの間には、第1減衰手段としての可変抵
抗器7Rが介在されており、又、低周波増幅回路30R
と右側第2スピーカ5Rとの間には、第2減衰手段とし
ての可変抵抗器8Rが介在されている。可変抵抗器7L
と可変抵抗器8Lとは、可変抵抗器7Lの抵抗値が最大
のとき、可変抵抗器8Lの抵抗値が最小であり、可変抵
抗器7Lの抵抗値が増加すると、それに対応して可変抵
抗器8Lの抵抗値が減少し、可変抵抗器7Lの抵抗値が
減少すると、それに対応して可変抵抗器8Lの抵抗値が
増加する、いわゆる2連可変抵抗器9Lを構成する。可
変抵抗器7Rと可変抵抗器8Rもまた、2連可変抵抗器
9Lと同様な動作を行う2連可変抵抗器9Rを構成す
る。これらの2連可変抵抗器9L,9Rは、アッテネー
タ・コントロール・ユニット26からの制御信号によ
り、その抵抗値が可変とされる。
【0016】表1を参照して、モノラル放送時、ステレ
オ放送時、及び2音声放送時における音声信号の流れを
説明すると、モノラル放送時には、主音声信号がステレ
オマトリックス回路28を通過せずに、左右の音声信号
として、低周波増幅回路30L,30R、可変抵抗器7
L,8L;7R,8Rを介して、左右の第1及び第2ス
ピーカ4L,5L;4R,5Rから出力される。又、ス
テレオ放送時には、主音声に左右音声和信号(R+
L)、副音声に左右音声差信号(R−L)が送られ、ス
テレオマトリックス回路28を通過して、左音声信号L
が低周波増幅回路30L、可変抵抗器7L,8Lを介し
て左側の第1及び第2スピーカ4L,5Lから出力さ
れ、又、右音声信号Rが低周波増幅回路30R、可変抵
抗器7R,8Rを介して右側の第1及び第2スピーカ4
R,5Rから出力される。
【0017】又、2音声放送時には、制御端子P2に与
えられる電圧値に応じて、例えば主音声モード選択時に
は、主音声信号が左右の第1及び第2スピーカ4L,5
L;4R,5Rから、副音声モード選択時には、副音声
信号が左右の第1及び第2スピーカ4L,5L;4R,
5Rから、主音声+副音声モード選択時には、主音声が
左側の第1及び第2スピーカ4L,5Lから、副音声が
右側の第1及び第2スピーカ4R,5Rから出力され
る。尚、ステレオ放送時において、制御端子P1に、外
部から強制モノラルモード選択用の4.5Vの電圧が与
えられると、モノラル放送時と同様に、主音声信号が左
右の第1及び第2スピーカ4L,5L;4R,5Rから
出力される。
【0018】前記音声マトリックス回路15の出力側に
は、主音声信号と副音声信号とを混合するミキシング回
路35が備えられており、ミキシング回路35からの出
力は、音声信号の周波数成分を判別する周波数成分判別
回路36に与えられる。周波数成分判別回路36は、例
えば200Hz以上を遮断するローパスフィルタ37
と、例えば200〜5000Hzの帯域を通過させるバ
ンドパスフィルタ38と、例えば5000Hz以下を遮
断するハイパスフィルタ39とから成り、これらの各フ
ィルタ37〜39には、ミキシング回路35からの混合
音声信号がそれぞれ個別的に与えられる。そして、各フ
ィルタ37〜39の出力は、アッテネータ・コントロー
ル・ユニット26に与えられる。アッテネータ・コント
ロール・ユニット26は、多重制御FM検波回路24か
らの出力によるステレオ/モノラルモードの判別、及び
各フィルタ37〜39からの出力の有無の組合せに基づ
き、2連可変抵抗器9L,9Rに制御信号を出力して、
各第1及び第2スピーカ4L,5L;4R,5Rへの音
声信号の入力レベルを調整する。
【0019】以下、上記構成のテレビジョン受像機1に
おいて、音声信号の種類に応じた第1及び第2スピーカ
4L,5L;4R,5Rの自動音量レベル調整動作につ
いて説明する。多重制御FM検波回路24からの検波出
力が切換えスイッチ制御回路25に与えられると、切換
えスイッチ制御回路25は、検波出力の電圧レベル、従
って受信音声信号のモードに応じて、各スイッチS1,
S2,S31,S32,S33,S34のスイッチング
を上記表1に示すように切り換える。これにより、各モ
ードに応じた音声信号が左右の第1及び第2スピーカ4
L,5L;4R,5Rから出力される。
【0020】これと同時に、ミキシング回路35からの
音声信号がフィルタ37〜39を介して、アッテネータ
・コントロール・ユニット26に与えられると共に、多
重制御FM検波回路24からの検波出力もアッテネータ
・コントロール・ユニット26に与えられる。これによ
り、アッテネータ・コントロール・ユニット26は、ア
ッテネータ・コントロール・ユニット26内の記憶部に
記憶されている表2に示すステレオ/モノラルモードの
判別及び各フィルタ37〜39からの出力の有無の組合
せデータとに基づき、第1スピーカ4L,4Rへの音声
信号の入力レベルと第2スピーカ5L,5Rへの音声信
号の入力レベルに関する組合せが、表2に示す組合せと
なるように2連可変抵抗器9L,9Rに制御信号を導出
する。これにより、第1スピーカ4L,4Rからの側方
に放射される音量レベルと、第2スピーカ5L,5Rか
らの前方に放射される音量レベルがそれぞれ変化して、
希望する音量レベルの組合せが達成され、受信音声信号
の種類に応じた最適な音場を提供することができる。
【0021】
【表2】 上記表2を参照して、更に具体的に説明すると、音声信
号がニュース番組のアナウンスの場合には、多重制御F
M検波回路24からの検波出力によりモノラルモードと
判別され、且つ、ローパスフィルタ37の出力が「0」
で、バンドパスフィルタ38の出力が「1」で、ハイパ
スフィルタ39の出力が「0」であるため、アッテネー
タ・コントロール・ユニット26は、2連可変抵抗器9
L,9Rの抵抗値を制御して、第1スピーカ4L,4R
への入力レベルを最小(即ち、音声信号がほぼ0レベル
にまで減衰された状態)とし、第2スピーカ5L,5R
への入力レベルを最大(即ち、音声信号の減衰がほとん
どない状態)となるように調整を行う。これにより、音
像定位方向を前方中央にさせることができる。
【0022】音声信号がドラマ等の場合、多重制御FM
検波回路24からの検波出力によりステレオモードと判
別され、且つ、ローパスフィルタ37の出力が「0」
で、バンドパスフィルタ38の出力が「1」で、ハイパ
スフィルタ39の出力が「0」であるため、アッテネー
タ・コントロール・ユニット26は、2連可変抵抗器9
L,9Rの抵抗値を制御して、第1スピーカ4L,4R
及び第2スピーカ5L,5Rへの入力レベルを共に、中
間(即ち、音声信号が1/2に減衰された状態)となる
ように調整を行う。これにより、音像定位方向をワイド
にさせることができる。
【0023】音声信号が音楽番組等の場合、多重制御F
M検波回路24からの検波出力によりステレオと判別さ
れ、且つ、ローパスフィルタ37の出力が「1」で、バ
ンドパスフィルタ38の出力が「1」で、ハイパスフィ
ルタ39の出力が「1」であるため、アッテネータ・コ
ントロール・ユニット26は、2連可変抵抗器9L,9
Rの抵抗値を制御して、第1スピーカ4L,4Rへの入
力レベルを最大(即ち、音声信号の減衰がほとんどない
状態)とし、第2スピーカ5L,5Rへの入力レベルを
最小(即ち、音声信号がほぼ0レベルにまで減衰された
状態)となるように調整を行う。これにより、音像定位
方向を超ワイドにさせることができる。尚、2音声モー
ド時には、モノラルモード時と同様に第1スピーカ4
L,4Rへの入力レベルを最小とし、第2スピーカ5
L,5Rへの入力レベルを最大となるように調整を行
う。
【0024】このようなアッテネータ・コントロール・
ユニット26の2連可変抵抗器9L,9Rへの制御は、
一定期間毎に行われ、これにより、チャンネルが切り換
えられたり、或いは、次の番組に移っても、その番組の
内容に応じて第1スピーカ4L,4Rと第2スピーカ5
L,5Rの音量レベルが予め定めた組合せに自動的に調
整され、常に視聴者に対して、最適な音場を提供するこ
とができる。前述の実施例では、第1スピーカ4L,4
Rと第2スピーカ5L,5Rの音量レベルの組合せとし
ては、3種類であったけれども、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、その他の複数種類の組合せを行うよ
うにしてもよい。又、前述の実施例では、第1スピーカ
4L,4R及び第2スピーカ5L,5Rはテレビジョン
受像機本体2に内臓されているが、図3に示すように、
スピーカ4L,5L及び4R,5Rがそれぞれテレビジ
ョン受像機本体2に外装されてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、音声信号
の種類に応じて、自動的に、第1スピーカからの側方に
放射される音量レベルと、第2スピーカからの前方に放
射される音量レベルを個別的に変化させることができ、
受信音声信号の種類に応じた最適な音場を提供すること
ができる。従って、従来例に比べて、使い勝手がよく、
操作性の向上したテレビジョン受像機を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテレビジョン受像機の一実施例の
内部構造を示す水平断面図である。
【図2】本発明に係るテレビジョン受像機の一実施例に
備えられる音声回路のブロック図である。
【図3】本発明に係るテレビジョン受像機の他の実施例
の内部構造を簡略化して示す水平断面図である。
【符号】
1…テレビジョン受像機、2…テレビジョン受像機本
体、4L,4R…第1スピーカ、5L,5R…第2スピ
ーカ、7L,8L,7R,8R…可変抵抗器、9L,9
R…2連可変抵抗器、15…音声マトリックス回路、2
4…多重制御FM検波回路、25…切換えスイッチ制御
回路、26…アッテネータ・コントロール・ユニット、
28…ステレオマトリックス回路、35…ミキシング回
路、36…周波数成分判別回路、S1,S2,S31,
S32,S33,34…スイッチ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】側方に臨んで配設された左右一対の第1ス
    ピーカと、 前方に臨んで配設された左右一対の第2スピーカと、 第1スピーカに入力される音声信号のレベルを減衰させ
    る第1減衰手段と、 第2スピーカに入力される音声信号のレベルを減衰させ
    る第2減衰手段と、 受信音声信号が、ステレオモードかモノラルモードかを
    判別するモード判別手段と、 受信音声信号の周波数成分を判別する周波数成分判別手
    段と、 モード判別手段による判別結果と、周波数成分判別手段
    による判別結果とに基づき、第1及び第2スピーカの音
    量レベルが、予め定めた組合せとなるように、 第1及び第2減衰手段の減衰量を制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とするテレビジョン受像機。
  2. 【請求項2】第1減衰手段と第2減衰手段とを連動させ
    る手段であって、 第1及び第2減衰手段の各減衰量の最大値から最小値ま
    での範囲内において、第1減衰手段の減衰量が最大値か
    ら減少する方向に変化するとき、これに連動して第2減
    衰手段の減衰量を最小値から増大する方向に変化させ、
    且つ、第1減衰手段の減衰量が最小値から増大する方向
    に変化するとき、これに連動して第2減衰手段の減衰量
    を最大値から減少する方向に変化させる、そのような連
    動手段を備えた請求項1記載のテレビジョン受像機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114302238A (zh) * 2021-04-16 2022-04-08 海信视像科技股份有限公司 一种音箱模式下提示信息的展示方法及显示设备

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CN114302238A (zh) * 2021-04-16 2022-04-08 海信视像科技股份有限公司 一种音箱模式下提示信息的展示方法及显示设备
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