JPH05161078A - 電子スチルカメラの自動露出方法と装置 - Google Patents
電子スチルカメラの自動露出方法と装置Info
- Publication number
- JPH05161078A JPH05161078A JP3324663A JP32466391A JPH05161078A JP H05161078 A JPH05161078 A JP H05161078A JP 3324663 A JP3324663 A JP 3324663A JP 32466391 A JP32466391 A JP 32466391A JP H05161078 A JPH05161078 A JP H05161078A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exposure
- ccd
- electronic shutter
- automatic exposure
- brightness
- Prior art date
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- Pending
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- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ＣＣＤによる自動露出において、露光値を求
めるまでの露光回数が少なく、従って、シャッターレリ
ーズ操作から撮影までのタイムラグを少なくする。 【構成】 自動露出装置は、レンズ１と絞り２と、露光
された光を電気信号を変換するＣＣＤ３と、電気信号を
映像信号に変換するカメラプロセス回路４と、映像信号
中の輝度信号をＡ／Ｄ変換するＡ／Ｄ変換回路５と、各
種制御を行うＣＰＵとを備え、１画面の偶数フィールド
と奇数フィールドで異なるシャッタースピードを与える
ことにより、１回の露光で２つの測光値を得て被写体の
明るさを求めることにより露光回数を少なくする。
めるまでの露光回数が少なく、従って、シャッターレリ
ーズ操作から撮影までのタイムラグを少なくする。 【構成】 自動露出装置は、レンズ１と絞り２と、露光
された光を電気信号を変換するＣＣＤ３と、電気信号を
映像信号に変換するカメラプロセス回路４と、映像信号
中の輝度信号をＡ／Ｄ変換するＡ／Ｄ変換回路５と、各
種制御を行うＣＰＵとを備え、１画面の偶数フィールド
と奇数フィールドで異なるシャッタースピードを与える
ことにより、１回の露光で２つの測光値を得て被写体の
明るさを求めることにより露光回数を少なくする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタルスチルビデオ
カメラ(ＤＳＶＣ)の電荷結合素子(ＣＣＤ)による自動露
出(ＡＥ)の測光方法と測光装置、即ち電子スチルカメラ
の自動露出方法と自動露出装置に関するものである。
カメラ(ＤＳＶＣ)の電荷結合素子(ＣＣＤ)による自動露
出(ＡＥ)の測光方法と測光装置、即ち電子スチルカメラ
の自動露出方法と自動露出装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、奇，偶数フィールドの判別信号に
基づいて撮像素子のシャッター期間を制御し、奇，偶数
フィールド撮影タイミングが一致した画像が得られる技
術として、特開平３−153175号「電子スチルカメラ」が
知られている。また、固体撮影素子からの映像出力を積
分し、基準値と比較して絞り量と電子シャッタスピード
を含む露出条件を算出する技術として、特開平３−1545
79号「固定撮像装置の自動露出装置」が開示されてい
る。一般に外部測光素子による自動露出は、外部測光素
子の入力光量に対する出力電圧の特性が図３の破線に示
すような特性を有するもので、出力電圧から入力光量
(被写体の明るさ)を求めることができ、その明るさに適
した露光量(ＥV値)で撮影する。また、ＣＣＤによる自
動露出は、ＣＣＤは外部測光素子に比べ図３の実線で示
すようにダイナミックレンジが狭いので、測光した結果
がオーバーフロー(またはアンダーフロー)して被写体の
明るさが判断できない時は、被写体の明るさが判断でき
るように露光量(ＥV値)を変えて再度測光を繰り返す。
被写体の明るさが判断できる時はその明るさに適した露
光量で撮影する。映像信号の１画面(１フレーム)は２つ
のフィールド画面(偶数フィールドと奇数フィールド)で
構成されており、撮影時にフィールド間で露光差がある
とフリッカーを生じ見づらい画面となるので、撮影時に
は各フィールドに同一の露光を与える。通常測光時にも
同じ回路(または同じアルゴリズム)で露光を与えるの
で、１回の露光当り２フィールド間(１／30秒)＋絞りの
駆動時間を要する。
基づいて撮像素子のシャッター期間を制御し、奇，偶数
フィールド撮影タイミングが一致した画像が得られる技
術として、特開平３−153175号「電子スチルカメラ」が
知られている。また、固体撮影素子からの映像出力を積
分し、基準値と比較して絞り量と電子シャッタスピード
を含む露出条件を算出する技術として、特開平３−1545
79号「固定撮像装置の自動露出装置」が開示されてい
る。一般に外部測光素子による自動露出は、外部測光素
子の入力光量に対する出力電圧の特性が図３の破線に示
すような特性を有するもので、出力電圧から入力光量
(被写体の明るさ)を求めることができ、その明るさに適
した露光量(ＥV値)で撮影する。また、ＣＣＤによる自
動露出は、ＣＣＤは外部測光素子に比べ図３の実線で示
すようにダイナミックレンジが狭いので、測光した結果
がオーバーフロー(またはアンダーフロー)して被写体の
明るさが判断できない時は、被写体の明るさが判断でき
るように露光量(ＥV値)を変えて再度測光を繰り返す。
被写体の明るさが判断できる時はその明るさに適した露
光量で撮影する。映像信号の１画面(１フレーム)は２つ
のフィールド画面(偶数フィールドと奇数フィールド)で
構成されており、撮影時にフィールド間で露光差がある
とフリッカーを生じ見づらい画面となるので、撮影時に
は各フィールドに同一の露光を与える。通常測光時にも
同じ回路(または同じアルゴリズム)で露光を与えるの
で、１回の露光当り２フィールド間(１／30秒)＋絞りの
駆動時間を要する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の測
光方法では、１回の露光当り１／30秒＋αの時間が必要
であり、ＣＣＤによる自動露出において露光量を変えて
測光を繰り返えすと、シャッターレリーズボタンを押し
てから撮影までのタイムラグが大きくなり、シャッター
チャンスを逃すことがあるという問題があった。本発明
はこのような問題を解決するものであり、ＣＣＤによる
自動露出において露光値を求めるまでの露光回数が少な
く、従ってタイムラグを少なくする電子スチルカメラの
自動露出方法と装置を提供することを目的とするもので
ある。
光方法では、１回の露光当り１／30秒＋αの時間が必要
であり、ＣＣＤによる自動露出において露光量を変えて
測光を繰り返えすと、シャッターレリーズボタンを押し
てから撮影までのタイムラグが大きくなり、シャッター
チャンスを逃すことがあるという問題があった。本発明
はこのような問題を解決するものであり、ＣＣＤによる
自動露出において露光値を求めるまでの露光回数が少な
く、従ってタイムラグを少なくする電子スチルカメラの
自動露出方法と装置を提供することを目的とするもので
ある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的を達成
するために、 (1）画像撮影用ＣＣＤの出力を用いて被写体の明るさを
求め、絞りと電子シャッターにより露光量を調整して自
動露出を行うデジタルスチルビデオカメラにおいて、偶
数フィールドと奇数フィールドで異なる電子シャッター
スピードを与えることにより、１回の露光で２つの測光
値を得、その２つの測光値から被写体の明るさをもとめ
るようにしたものである。 (2）電子スチルカメラの自動露出装置は、絞りと露光さ
れた光を電気信号に変換する画像撮影用のＣＣＤと、前
記電気信号を映像信号に変換するカメラプロセス回路
と、前記映像信号の内の輝度信号をデジタル信号に変換
するＡ／Ｄ変換回路と、絞り制御，ＣＣＤに与える電子
シャッターのスピードを偶数フィールドと奇数フィール
ドで異なった値で制御することおよびその他の制御を行
う制御装置(ＣＰＵ)を有するものである。
するために、 (1）画像撮影用ＣＣＤの出力を用いて被写体の明るさを
求め、絞りと電子シャッターにより露光量を調整して自
動露出を行うデジタルスチルビデオカメラにおいて、偶
数フィールドと奇数フィールドで異なる電子シャッター
スピードを与えることにより、１回の露光で２つの測光
値を得、その２つの測光値から被写体の明るさをもとめ
るようにしたものである。 (2）電子スチルカメラの自動露出装置は、絞りと露光さ
れた光を電気信号に変換する画像撮影用のＣＣＤと、前
記電気信号を映像信号に変換するカメラプロセス回路
と、前記映像信号の内の輝度信号をデジタル信号に変換
するＡ／Ｄ変換回路と、絞り制御，ＣＣＤに与える電子
シャッターのスピードを偶数フィールドと奇数フィール
ドで異なった値で制御することおよびその他の制御を行
う制御装置(ＣＰＵ)を有するものである。
【０００５】
【作用】したがって本発明によれば、１回の露光で２つ
の測光データを得ることができるので、適正露光回数が
少なくて済む。
の測光データを得ることができるので、適正露光回数が
少なくて済む。
【０００６】
【実施例】図１は本発明の一実施例における電子スチル
カメラの自動露出装置の概略の構成を示したものであ
る。図１において、１はレンズ、２は絞り、３は露光さ
れた光を電気信号に変換する画像撮影用のＣＣＤ、４は
電気信号を映像信号に変換するカメラプロセス回路、５
は映像信号のうち輝度信号をデジタルに変換するＡ／Ｄ
変換回路、６は各部を制御する制御装置(ＣＰＵ)であ
る。次に上記実施例の動作について説明する。レンズ１
を通して入力された光は絞り２を通してＣＣＤ３に入力
される。露光量(ＥV値)は絞り(ＡV値)とＣＣＤの電子シ
ャッター(ＴV値)で与えられる。ＣＣＤ３に露光された
光は電気信号に変換され、さらにカメラプロセス回路４
で映像信号に変換される。映像信号のうちの輝度信号を
Ａ／Ｄ変換回路５でデジタル値に変換し、制御装置(Ｃ
ＰＵ)６で与えたＥV値と測光結果から被写体の明るさを
逆算して求める。測光結果がオーバフロー(またはアン
ダーフロー)して被写体の明るさが判断できない時は、
露光量(EV値)を変えて再度行う。この時、ＣＣＤ３に与
える電子シャッターのＴV値は図２に示す如く、偶数フ
ィールドと奇数フィールドで１：２の露光差をつけて与
える。シャッタースピードの１／２はＴV＝１に該当
し、ＥV＝ＡV＋ＴVであるから、ＡV＝５，ＴV(偶)＝
７，ＴV(奇)＝６とすると、ＥV(偶)＝12，ＥV(奇)＝11
の２つの測光結果が１／30秒の間に得られる。この２つ
の測光結果より以下のアルゴリズムで自動露出を行う。 ＥV(偶)，ＥV(奇)が共にオーバフローのときはＡVを
＋２して再測光 ＥV(偶)またはＥV(奇)のどちらかがリニアなデータ
のときはそのデータから適正ＥVを計算 ＥV(偶)，ＥV(奇)が共にアンダーフローのときはＡV
を−２して再測光 ＡVが最小値までゆくとＴVを−２ずつして再測光以
上により得られた適正ＥV値で撮影を行う。
カメラの自動露出装置の概略の構成を示したものであ
る。図１において、１はレンズ、２は絞り、３は露光さ
れた光を電気信号に変換する画像撮影用のＣＣＤ、４は
電気信号を映像信号に変換するカメラプロセス回路、５
は映像信号のうち輝度信号をデジタルに変換するＡ／Ｄ
変換回路、６は各部を制御する制御装置(ＣＰＵ)であ
る。次に上記実施例の動作について説明する。レンズ１
を通して入力された光は絞り２を通してＣＣＤ３に入力
される。露光量(ＥV値)は絞り(ＡV値)とＣＣＤの電子シ
ャッター(ＴV値)で与えられる。ＣＣＤ３に露光された
光は電気信号に変換され、さらにカメラプロセス回路４
で映像信号に変換される。映像信号のうちの輝度信号を
Ａ／Ｄ変換回路５でデジタル値に変換し、制御装置(Ｃ
ＰＵ)６で与えたＥV値と測光結果から被写体の明るさを
逆算して求める。測光結果がオーバフロー(またはアン
ダーフロー)して被写体の明るさが判断できない時は、
露光量(EV値)を変えて再度行う。この時、ＣＣＤ３に与
える電子シャッターのＴV値は図２に示す如く、偶数フ
ィールドと奇数フィールドで１：２の露光差をつけて与
える。シャッタースピードの１／２はＴV＝１に該当
し、ＥV＝ＡV＋ＴVであるから、ＡV＝５，ＴV(偶)＝
７，ＴV(奇)＝６とすると、ＥV(偶)＝12，ＥV(奇)＝11
の２つの測光結果が１／30秒の間に得られる。この２つ
の測光結果より以下のアルゴリズムで自動露出を行う。 ＥV(偶)，ＥV(奇)が共にオーバフローのときはＡVを
＋２して再測光 ＥV(偶)またはＥV(奇)のどちらかがリニアなデータ
のときはそのデータから適正ＥVを計算 ＥV(偶)，ＥV(奇)が共にアンダーフローのときはＡV
を−２して再測光 ＡVが最小値までゆくとＴVを−２ずつして再測光以
上により得られた適正ＥV値で撮影を行う。
【０００７】
【発明の効果】本発明は上記実施例から明らかなよう
に、１回の露光で２つの測光データを得ることができる
ので、適正露光値を求めるまでの露光回数が少なくて済
み、従ってシャッターレリーズボタンを押してから撮影
までのタイムラグが少なくて済むという効果を有する。
に、１回の露光で２つの測光データを得ることができる
ので、適正露光値を求めるまでの露光回数が少なくて済
み、従ってシャッターレリーズボタンを押してから撮影
までのタイムラグが少なくて済むという効果を有する。
【図１】本発明の一実施例における電子スチルカメラの
自動露出装置の概略構成図である。
自動露出装置の概略構成図である。
【図２】本発明の一実施例における偶数フィールドと奇
数フィールドの露光差を説明する図である。
数フィールドの露光差を説明する図である。
【図３】外部測光素子およびＣＣＤによる入力光量に対
する出力電圧の特性図である。
する出力電圧の特性図である。
１…レンズ、 ２…絞り、 ３…ＣＣＤ、 ４…カメラ
プロセス回路、 ５…Ａ／Ｄ変換回路、 ６…ＣＰＵ。
プロセス回路、 ５…Ａ／Ｄ変換回路、 ６…ＣＰＵ。
Claims (3)
- 【請求項１】 画像撮影用の電荷結合素子(ＣＣＤ)の出
力を用いて被写体の明るさを求め、絞りと電子シャッタ
ーにより露光量を調整して自動露出(ＡＥ)を行うデジタ
ルスチルビデオカメラにおいて、偶数フィールドと奇数
フィールドで異なる電子シャッタースピードを与えるこ
とにより、１回の露光で２つの測光値を得、前記２つの
測光値から被写体の明るさを求めることを特徴とする電
子スチルカメラの自動露出方法。 - 【請求項２】 ＣＣＤに与える電子シャッターのスピー
ドは、偶数フィールドと奇数フィールドで１対２の露光
差をつけて与えることを特徴とする請求項１記載の電子
スチルカメラの自動露出方法。 - 【請求項３】 絞りと、露光された光を電気信号に変換
するＣＣＤと、前記電気信号を映像信号に変換するカメ
ラプロセス回路と、前記映像信号のうちの輝度信号をデ
ジタル信号に変換するＡ／Ｄ変換回路と、絞り制御，Ｃ
ＣＤに与える電子シャッタースピードを偶数フィールド
と奇数フィールドで異なった値に制御することおよびそ
の他の制御を行う制御装置(ＣＰＵ)とを備え、１回の露
光で２つの測光値を得て被写体の明るさを求めることを
特徴とする電子スチルカメラの自動露出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3324663A JPH05161078A (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | 電子スチルカメラの自動露出方法と装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3324663A JPH05161078A (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | 電子スチルカメラの自動露出方法と装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05161078A true JPH05161078A (ja) | 1993-06-25 |
Family
ID=18168342
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3324663A Pending JPH05161078A (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | 電子スチルカメラの自動露出方法と装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05161078A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004084121A1 (ja) * | 2003-03-17 | 2004-09-30 | Fujitsu Limited | 車両識別方法及び装置 |
| WO2004110057A1 (ja) * | 2003-06-02 | 2004-12-16 | Shoji Kawahito | 広ダイナミックレンジイメージセンサ |
| US7154547B2 (en) | 2001-07-13 | 2006-12-26 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Solid-state image sensor having control cells for developing signals for image-shooting control under poor illumination |
-
1991
- 1991-12-09 JP JP3324663A patent/JPH05161078A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7154547B2 (en) | 2001-07-13 | 2006-12-26 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Solid-state image sensor having control cells for developing signals for image-shooting control under poor illumination |
| WO2004084121A1 (ja) * | 2003-03-17 | 2004-09-30 | Fujitsu Limited | 車両識別方法及び装置 |
| US7302085B2 (en) | 2003-03-17 | 2007-11-27 | Fujitsu Limited | Vehicle identification method and device |
| WO2004110057A1 (ja) * | 2003-06-02 | 2004-12-16 | Shoji Kawahito | 広ダイナミックレンジイメージセンサ |
| US7889253B2 (en) | 2003-06-02 | 2011-02-15 | National University Corporation Shizuoka University | Wide dynamic range image sensor |
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