JPH0516093U - 自動工具交換装置 - Google Patents
自動工具交換装置Info
- Publication number
- JPH0516093U JPH0516093U JP7162391U JP7162391U JPH0516093U JP H0516093 U JPH0516093 U JP H0516093U JP 7162391 U JP7162391 U JP 7162391U JP 7162391 U JP7162391 U JP 7162391U JP H0516093 U JPH0516093 U JP H0516093U
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- spindle
- attachment
- angle
- carrier
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- Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 任意な角度の各種アンギュラアタッチメント
に対する自動工具交換を可能とし、複雑な角度加工面を
有する工作物の連続自動運転ができるようにする。 【構成】 門形マシニングセンタにおいて、工具マガジ
ン側と本機側とに水平移動可能なキャリア12に、継手
軸14を中心として旋回可能に支持される工具交換アー
ムユニット15を、NC制御のサーボモータ18により
任意の角度に割出し可能となし、これにより主軸ラムに
着脱可能に装着されるアンギュラアタッチメントのアタ
ッチメント主軸に対して工具交換アーム17用旋回軸1
6が平行となるように工具交換アームユニット15を割
出して、工具交換アーム17の180°旋回と回転軸方
向の抜き差し動作で工具の入れ替えを行う。
に対する自動工具交換を可能とし、複雑な角度加工面を
有する工作物の連続自動運転ができるようにする。 【構成】 門形マシニングセンタにおいて、工具マガジ
ン側と本機側とに水平移動可能なキャリア12に、継手
軸14を中心として旋回可能に支持される工具交換アー
ムユニット15を、NC制御のサーボモータ18により
任意の角度に割出し可能となし、これにより主軸ラムに
着脱可能に装着されるアンギュラアタッチメントのアタ
ッチメント主軸に対して工具交換アーム17用旋回軸1
6が平行となるように工具交換アームユニット15を割
出して、工具交換アーム17の180°旋回と回転軸方
向の抜き差し動作で工具の入れ替えを行う。
Description
【0001】
本考案はマシニングセンタ等工作機械の任意角度の各種アンギュラアタッチメ ントに対応可能な自動工具交換装置(以下ATCと呼ぶ)に関するものである。
【0002】
最近、比較的大形の門形マシニングセンタ等において、各種アタッチメントを 主軸頭ラム又は主軸スリーブに自動装着して複雑な角度の加工面を有する工作物 の全加工を一度に行う方法が多く用いられるようになった。 従来、門形マシニングセンタのATCは、図5に示すたて形の本機主軸101 と、図6に示す90°アンギュラアタッチメント102のアタッチメント主軸に 対しては、図7,図8に示す油圧シリンダ103により工具交換アームユニット 104を90°旋回させることにより、工具交換アーム105の旋回軸106を たて形主軸又は90°アンギュラアタッチメント主軸と平行にして工具交換を行 っている。しかし、従来のATCでは90°以外の任意な角度のアンギュラアタ ッチメントに対しては、工具交換アームユニット104の旋回が90°に限定さ れている限りできないため、ATCによる自動交換を諦めて手動交換に頼ってい るのが現状である。
【0003】
従来の技術で述べた手動工具交換は、長時間の連続自動運転を目標とする大形 マシニングセンタの機能を阻害するという問題点を有している。 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、 その目的とするところは、工具交換アームユニットの旋回角度を任意な角度に割 出し可能として、任意な角度を有する各種のアンギュラアタッチメントに対応で きるATCを提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために本考案における自動工具交換装置は、工具マガジン 側と本機主軸側に水平移動可能なキャリアに前記キャリア移動方向に対する垂直 平面内において旋回可能に設けられた工具交換アームユニットを任意な角度に旋 回するNC制御の駆動手段を設けてなり、任意な角度の各種アンギュラアタッチ メントに対応可能としたものである。
【0005】
主軸ラムに装着された例えば30°アンギュラアタッチメントのアタッチメン ト主軸の現工具による切削加工の一区割が終わると、30°アンギュラアタッチ メントが所定の工具交換角度に割出されたのち、主軸頭がY軸方向移動して所定 の工具交換位置に位置決めされる。次いでNCより工具交換指令が出て、NC制 御のサーボモータにより工具交換アームユニットが旋回され、工具交換アーム用 旋回軸がアタッチメント主軸に対して平行に割出される。次いで待機中のキャリ アが本機主軸側に移動して、一方に次工具を把持する工具交換アームの他方の空 の把持爪でアタッチメント主軸の現工具を把持し、工具交換アームが旋回軸方向 に伸びて現工具を抜き取り、180°旋回して把持する両工具の位置が入れ替わ り、再び旋回軸方向に縮んで次工具をアタッチメント主軸に挿入する。次いでキ ャリアが工具マガジン側に移動して次工具から離れたのち、主軸頭が工具交換位 置から離れて切削加工を再開する。
【0006】
実施例について図1〜図4を参照して説明する。 図3の門形マシニングセンタにおいて、床上に設置されたベッド1に設けられ たX軸方向の案内上に、テーブル2が移動可能に載置され、ベッド1の両側床上 に立設されたコラム3上にトップビーム4が固着されている。コラム3はそれぞ れ前面にZ軸方向の案内を有し、この案内上にクロスレール5が移動可能に載置 されており、クロスレール5のY軸方向の案内上に主軸頭6が移動可能に載架さ れている。
【0007】 主軸頭6に主軸ラム7がZ軸移動可能に支持されており、主軸ラム7に本機主 軸が回転可能に支承されている。主軸ラム7は先端に例えば30°アンギュラア タッチメント8等任意の角度のアタッチメントの装着が可能とされており、アタ ッチメント主軸9は本機主軸により回転されるようになっている。コラム3の左 側床上に工具マガジン装置10が設置されており、工具マガジン装置10は複数 の工具をY軸方向左向きにして貯蔵する図示しないマガジンポットが、リンク状 の鎖でエンドレスに連結され、交換位置に旋回割出されるようになっている。
【0008】 左側コラム3の前面下側にZ軸垂直平面内における90°旋回でマガジン側と 主軸側とに旋回可能に旋回ユニット11が設けられており、この旋回ユニット1 1の側面に設けられた水平方向の案内11aに沿ってキャリア12が移動可能に 設けられ、キャリア12は油圧シリンダ13により待機位置とATC位置の二位 置に位置決めされる。キャリア12には工具交換ユニット15が案内11aと平 行な継手軸14の回りでほぼ90°旋回可能に支持されており、工具交換ユニッ ト15に案内11aと直角の旋回軸16の回りで180°旋回可能かつ旋回軸方 向に抜き差し移動可能に工具交換アーム17が設けられている。
【0009】 キャリア12には減速器付サーボモータ18が取付け用ブラケット19を介し て継手軸14と平行に固着されており、サーボモータ18の出力軸に嵌着されて いるプーリ21と、継手軸14に同心に固着のプーリ22の間に、シンクロベル ト23が張設されている。更にサーボモータ18には回転検出器24が組込まれ ており、このサーボモータ18はコンパクトであるが、充分な駆動力を発揮でき るとともに、NC制御で任意な角度に位置決めが可能とされている。
【0010】 続いて本実施例の作用について説明する。 主軸ラム7の先端に着脱可能に装着されている30°アンギュラアタッチメン ト8のアタッチメント主軸9に装着された現工具による切削加工の一区割が終わ ると、アタッチメント8が所定の工具交換角度に旋回割出されたあと、主軸頭6 がY軸方向工具マガジン側に移動して所定の工具交換位置に位置決めされる。そ してNCより工具交換指令が出力されると、待機中のキャリア12に内蔵される 減速器付サーボモータ18がNCにより回転制御されシンクロベルト23を介し て工具交換アームユニット15を旋回し、図4に示すように工具交換アーム用旋 回軸16をアタッチメント主軸9に対して平行に割出す。
【0011】 次いでキャリア12がY軸方向本機主軸側に移動してATC位置に位置決めさ れると、これにより工具交換アーム17の一方の空のグリッパがアタッチメント 主軸9の現工具を把持する。次いで工具交換アーム17が旋回軸方向に伸びて現 工具をアタッチメント主軸9より抜き取り、180°旋回して把持する次工具と 現工具の位置が入れ替わり、再び旋回軸方向に縮んで次工具をアタッチメント主 軸9に挿入する。次いでキャリア12がY軸方向反主軸側に移動して工具交換ア ーム17が次工具から離れ、主軸頭6がY軸方向右側に移動して工具交換位置を 離れ、加工プログラムに従って切削加工が再開される。
【0012】 一方現工具(返却工具)を工具交換アーム17の一方のグリッパに把持した工 具交換アームユニット15は、サーボモータ18により逆方向に旋回されて元の 姿勢に戻され、再び工具交換アーム17が旋回軸方向に伸び、同時に旋回ユニッ ト11が90°旋回してマガジン側を向き、把持する返却工具が割出位置に待機 中のマガジンポットと同心となる。次いで工具交換アーム17が旋回軸方向に縮 んで返却工具がマガジンポットに挿入され、キャリア12がX軸方向反マガジン 側に移動して返却工具より離れる。 尚、本実施例ではシンクロベルト23によりサーボモータ18の駆動力を工具 交換アームユニット15に伝達するうようにしたが、チェン又は歯車による伝達 方法或いはサーボモータを直結した伝達方法等にすることもできる。
【0013】
本考案は上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。 NC制御のサーボモータにより工具交換アームユニットを任意な角度に旋回割 出し可能として、たて,横両主軸は勿論、任意角度の各種アンギュラアタッチメ ントにも対応可能なATCとしたので、自動アタッチメント交換装置との組合わ せで各種の角度加工面を有する工作物に対して長時間の連続自動運転が可能とな り、能率の向上と省人化が達成できる。
【図1】本実施例のサーボモータ駆動の工具交換アーム
ユニット及びキャリアの正面図である。
ユニット及びキャリアの正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】門形マシニングセンタの斜視姿図である。
【図4】30°アンギュラアタッチメントに対する工具
交換動作の説明図である。
交換動作の説明図である。
【図5】従来の技術の本機のたて形主軸に対する工具交
換動作の説明図である。
換動作の説明図である。
【図6】従来の技術の90°アンギュラアタッチメント
に対する工具交換動作の説明図である。
に対する工具交換動作の説明図である。
【図7】従来の技術の油圧シリンダ駆動の工具交換アー
ムユニット及びキャリアの正面図である。
ムユニット及びキャリアの正面図である。
【図8】図7の側面図である。
6 主軸頭 8 30°アンギ
ュラアタッチメント 10 工具マガジン装置 12 キャリア 15 工具交換アームユニット 17 工具交換ア
ーム 18 サーボモータ
ュラアタッチメント 10 工具マガジン装置 12 キャリア 15 工具交換アームユニット 17 工具交換ア
ーム 18 サーボモータ
Claims (1)
- 【請求項1】 各種のアンギュラアタッチメントが着脱
可能なマシニングセンタ等工作機械の自動工具交換装置
において、工具マガジン側と本機主軸側に水平移動可能
なキャリアに前記キャリア移動方向に対する垂直平面内
において旋回可能に設けられた工具交換アームユニット
を任意な角度に旋回するNC制御の駆動手段を設けてな
り、任意な角度の各種アンギュラアタッチメントに対応
可能なことを特徴とする自動工具交換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7162391U JPH0516093U (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | 自動工具交換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7162391U JPH0516093U (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | 自動工具交換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0516093U true JPH0516093U (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=13465967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7162391U Pending JPH0516093U (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | 自動工具交換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0516093U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6040338A (ja) * | 1983-08-16 | 1985-03-02 | Canon Inc | シ−ト自動送り装置 |
-
1991
- 1991-08-12 JP JP7162391U patent/JPH0516093U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6040338A (ja) * | 1983-08-16 | 1985-03-02 | Canon Inc | シ−ト自動送り装置 |
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