JPH0516082U - ワークレスト - Google Patents

ワークレスト

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JPH0516082U
JPH0516082U JP7007391U JP7007391U JPH0516082U JP H0516082 U JPH0516082 U JP H0516082U JP 7007391 U JP7007391 U JP 7007391U JP 7007391 U JP7007391 U JP 7007391U JP H0516082 U JPH0516082 U JP H0516082U
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cylinder
pressure
gripping
work
piston
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栄一 森崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 把持ローラ6,13,13を作動させる作動
シリンダ20のシリンダ本体21に、このシリンダ20
のピストン24により区画される前後のシリンダ室25
a,25bを連通する絞り通路26を穿設し、この絞り
通路26の途中に絞り弁27及び逆止弁28を介在し
た。 【構成】 把持ローラで把持されるワークの変形によっ
て加工中に生じる作動シリンダ室内での圧力上昇に敏感
に対応して圧力を降下させ、作動圧力を一定に保つ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本願は旋盤等で細長比の大きな丸棒状ワークを加工するときワークの振れ止め を行うワークレストの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のワークレストとして、本出願人が実願昭63−62874号で出願した ものがあるが、これは、ケーシングに前後動自在に設けた中央アームの後端と、 ケーシングに取付けた作動シリンダのピストンロッドとを連結し、この中央アー ムの両側面にカム板を設け、このカム板と、ケーシングに揺動自在に支持された 左右1対のアームとの間にバネを介在し、左右アームの後端に回動自在に支持さ れたカムローラをカム板に圧接させ、中央アーム、左右アームの夫々の先端に回 動自在に把持ローラを設け、作動シリンダの作用により中央アームが前進すると 、カム板に沿ってカムローラが案内され左右のアームが揺動し、各アームに設け た把持ローラが把持中心に向って移動し、これらの把持ローラ間でワークを把持 し、加工の際に回転するワークの振れ止めを行うようにしたものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来のワークレストでは、ワークレストに支持されているワーク部分が真 円であれば問題はないが、現実にはそのワーク部分が真円でなく変形したもので あることも多く、ワークの回転位置により3つのローラの把握位置で決まる把持 径(以下把握径)は変化し、この把持径が太くなる方向に変化する場合この変化 により中央アーム及び左右アームは把握方向と反対方向へ共に連動して移動し、 このとき中央アームに連結したピストンの移動により作動シリンダ室内で圧力が 上昇し、ワークと把持ローラとの間に大きな力が加わることになり、ローラ寿命 や芯出精度に悪影響を与えるという問題があった。
【0004】 そこで従来ではこの作動シリンダ内の圧力上昇を防止して一定圧力を得るため 、作動シリンダと油圧源とを連結する外部配管の途中に、アキュームレータ及び リリーフバルブ等の圧力安定器具を設けていた。しかしこのように配管回路内に 圧力安定器具を設けても、ワークレスト周辺は他の治工具で十分なスペースがな く、離れて設置される場合がほとんどで配管抵抗等のため作動シリンダ内での圧 力上昇に敏感に追従対応できず、圧力上昇防止の効果があまり期待できないとい う問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記従来の問題を解決するため本考案では3個の把持ローラを、作動シリンダ により把持中心に向けて求心的に同時移動させ、加工工作物を回転自在に把持す るようにした自動中心設定型のワークレストにおいて、前記作動シリンダに、こ のシリンダのピストンにより区画される前後のシリンダ室を連通する絞り通路を 設けたことを特徴とした。
【0006】
【作用】
作動シリンダの作用により把持ローラを把持中心に向って求心的に同時移動さ せてワークを把持し、回転するワークの振れ止めを行う際に、把持ローラに把持 されるワーク部分の変形によって作動シリンダのピストンが移動し、圧流体が供 給される側のシリンダ室内の圧力が上昇すると同時に、このシリンダ室から絞り 通路を介して圧流体排出側のシリンダ室に圧力上昇分の供給圧流体が逃げアキュ ームレータ等の圧力安定器具を用いることなく作動シリンダ内の圧力を一定に保 つ。
【0007】
【実施例】
図1において、本考案のワークレスト1について説明する。ケーシング2は角 抜状をなし中央部に凹部2aが削設され前方には開口部2bが設けられている。 またケーシング2の後端には挿入孔3が穿設され、この挿入孔3と同心的に後述 する作動シリンダ20が固定されている。この作動シリンダ20のピストンロッ ド24aには、前記挿入孔3内に前後動自在に嵌装された中央アーム4の後端が 連結されている。この中央アーム4前端は図2に示すようにコ字状に切込んでな る枢支部5が形成され、この枢支部5に把持ローラ6が回動自在に支持されてい る。またこの中央アーム4の左右側部には羽根状に突出した1対のカム板7が固 定してある。前記ケーシング2の前部には左右1対の枢軸8が植設され、この枢 軸8に、左右アーム9,10の略中間部が回動自在に軸支されている。この左右 アーム9,10の前後端には、夫々前記中央アーム4の前端と同様にコ字状に切 込んで成る枢支部11,12が形成され、前端の枢支部11には把持ローラ13 が、後端の枢支部12にはカムローラ14が回動自在に支持されている。また、 左右アーム9,10の後端下面と前記カム板7下面との間にはバネ16が介在さ れ、カムローラ14をカム板7のカム面7aに圧接するようになっている。尚こ のカム面7aは、後述の作用で説明するように作動シリンダ20の作用により各 把持ローラ6,13,13が把持中心P1に向って互いに接近するときその移動 量が等量となるように形成されている。
【0008】 次に作動シリンダ20の構成について説明する。この作動シリンダ20のシリ ンダ本体21には、4ポート3位置切換弁22を介して油圧源P及びタンクTと 配管接続された1対の給排ポート23a,23bが設けられ、この給排ポート2 3a,23bは夫々ピストン24によって区画される前後のシリンダ室25a, 25bと連通している。また、シリンダ本体21には前後のシリンダ室25a, 25bを連通するように縦路26aと横路26bから成り、油圧源Pからの供給 油量より少ない流量の流れる絞り通路26が設けられ、この絞り通路26の途中 には、周知の絞り弁27及び逆止弁28が介装されている。絞り弁27は、シリ ンダ本体21に穿設され、絞り通路26の横路26bと連通する横孔31内を軸 方向に位置調整可能とした弁体30の先端の円すい部30aが横路26b内に入 り込み、絞り通路26内を流れる圧流体の流量を調整可能となっている。また逆 止弁28のクラッキング圧力(弁が解放状態となる圧力)は、油圧源Pから供給 される圧油の圧力よりも所定量低い値に設定されている。
【0009】 次に、以上のように構成されたワークレスト1の作用について説明する。先ず 、ワークWをワークレスト1に取付ける場合には、図面に示すように切換弁22 は、中央のセンタブロック22a又は上側ブロック22bに位置しており、給排 ポート23a,23bに圧流体の出入はなく作動シリンダ20のピストン24は 後退端位置に位置し、把持ローラ6,13,13は互いにもっとも離反した開口 状態を保っている。そしてこの開口状態の把持ローラ6,13,13間の把持中 心P1に、一端を図示しないチャックで把持され他端を芯押軸センタによって支 持された長軸形状のワークWを位置させる。その後切換弁22を下側ブロック2 2cに切換え、給排ポート23bから後シリンダ室25bに圧流体を送るとピス トン24が上方へ移動し、中央アーム4が前進する。この中央アーム4の前進と 共にカムローラ14は板カム7のカム面7aに沿って移動し、左右アーム9,1 0が枢軸8,8を中心として揺動し、3つの把持ローラ6,13,13は把持中 心P1に向って同じ移動量で移動し、図中想像線で示す位置でワークWを把持す る。このように把持ローラ6,13,13でワークWを把持するまでの間に、作 動シリンダ20内では、給排ポート23bからの圧流体は、後シリンダ室25b に送られピストン24を前進させると共に、圧流体の一部が絞り通路26を介し て逆止弁28を開放状態にし、前シリンダ室25aに送り込まれ、この前シリン ダ室25a内の圧流体と共に給排ポート23aよりタンクTに送られる。この時 、絞り弁27の弁体30を、絶えず後シリンダ室25b内の圧力を一定に保つよ うに、油圧源Pからの油量に対して所定量の油を逃がすような流路断面積となる 位置にしておくことにより、後シリンダ室25b内の圧力は絶えず一定に保たれ る。以上のような作動シリンダ20内での状態は、把持ローラ6,13,13で 把持されたワークWを加工中も保たれる。その後、加工の終わったワークWを取 換る際に、切換弁22を切換え、給排ポート23aに圧流体を送り中央アーム4 及び左右のアーム9,10を移動させ、把持ローラ6,13,13を再び開口状 態となるまで互いに離反する方向に移動させる。
【0010】 次に、ワークレスト1に把持されたワークWが、把持ローラ6,13,13で 把持されたワーク部分において変形している場合には、加工中にワークWが回転 すると、この変形によりワークレスト1の把持ローラ6,13,13及び各アー ム4,9,10が微小量内側外側への移動をくり返し、ピストン24が、図中想 像線で示す位置より前進後退をする。そして、このピストン24の後退時には絞 り通路26がないと圧流体流路体積が減少する。圧流体が油や水のように圧縮性 が小さい場合圧力はわずかな体積減少しても大きく増加するため後シリンダ室2 5b中の圧力が上昇してしまうが、絞り流路26で常に圧流体を流し、同量の圧 流体を供給しているので、流路体積減少時には供給圧流体量が減少体積分少なく なるだけで後シリンダ室25b内の圧力上昇は防止され、油圧源Pと切換弁22 間に圧力安定器具を用いなくても作動圧力は一定に保たれる。前進時には、ピス トン移動による流路体積変化に対し、十分多い圧油の供給をしているので作動圧 力は一定である。
【0011】 以上のように本実施例のワークレスト1では、作動シリンダ20のシリンダ本 体21に、前後のシリンダ室25a,25bを連通する絞り通路26を設け、こ の絞り通路26の途中に絞り弁27を設けたので、ワーク加工中の作動シリンダ 室での圧力上昇に敏感に対応して圧力を安定させることができ、ワークW、把持 ローラ6,13,13間に大きな力がかかることにより生じる不具合を防止する ことができる。また、絞り通路26の途中に、逆止弁28を設けたので、ワーク 把持中に停電等の事故により切換弁22がセンタブロックとなって、作動シリン ダ20内に送られる油圧源Pからの供給圧流体がとぎれても、後シリンダ室25 b内の圧力がクラッキング圧力となるまで降下した後は逆止弁28が閉じること により、ピストン24が後退して把持ローラ6,13,13が互いに離反する方 向に移動することはなく、把持ローラ6,13,13からのワークW落下を防止 できる。
【0012】 次に、図2において、他の実施例について説明する。このワークレスト1は、 前記実施例のものと作動シリンダ20以外は同様である。作動シリンダ20のシ リンダ本体21には、前記実施例と同様にして、切換弁22を介して油圧源P及 びタンクTに配設接続される1対の給排ポート23a,23bが設けられ、これ らの給排ポート23a,23bは夫々前後シリンダ室25a,25bに連通して いる。そしてピストン24には、前後シリンダ室25a,25bを連通する絞り 通路26が穿設され、このワークレスト1に把持されたワークWの加工中に、後 シリンダ室25bの圧力上昇と共にこの絞り通路26を介して後シリンダ室25 b内の圧流体の1部が前シリンダ室25aに送られるようになっている。この絞 り通路26は、後シリンダ室25b内の圧力を一定に保つように、油圧源Pから の油量に対して所定量の油が通過できる断面積を有していることは勿論である。
【0013】
【考案の効果】
以上のように本考案のワークレストでは、把持ローラを作動させる作動シリン ダに、このシリンダのピストンにより区画される前後のシリンダ室を連通する絞 り通路を設けたので、シリンダ外部に圧力安定器具を用いることなく、このワー クレストに把持されるワークの変形によって加工時に生じる作動シリンダ内での 圧力上昇に敏感に対応して圧力を降下させて作動圧力を一定に保つことができる 。また、従来のように配管回路内に圧力安定器具を設けなくてよいので、ワーク レスト装置全体をコンパクトにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のワークレストの平面図である。
【図2】図1の中央アームの断面図である。
【図3】他の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 ワークレスト、 6,13,13 把持ローラ、
20 作動シリンダ、24 ピストン、 25a,25
b 前後のピストン室、 26 絞り通路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3個の把持ローラを、作動シリンダによ
    り把持中心に向けて求心的に同時移動させ、加工工作物
    を回転自在に把持するようにした自動中心設定型のワー
    クレストにおいて、前記作動シリンダに、このシリンダ
    のピストンにより区画される前後のシリンダ室を連通す
    る絞り通路を設けたことを特徴とするワークレスト。
JP1991070073U 1991-08-06 1991-08-06 ワ―クレスト Expired - Lifetime JP2501046Y2 (ja)

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JP1991070073U JP2501046Y2 (ja) 1991-08-06 1991-08-06 ワ―クレスト

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JP1991070073U JP2501046Y2 (ja) 1991-08-06 1991-08-06 ワ―クレスト

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JPH0516082U true JPH0516082U (ja) 1993-03-02
JP2501046Y2 JP2501046Y2 (ja) 1996-06-12

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5921283U (ja) * 1982-08-02 1984-02-09 川島化学株式会社 伸縮箸
JPS59143879U (ja) * 1983-03-17 1984-09-26 日産ディーゼル工業株式会社 チルトキヤビン車両のチルトシリンダ−装置
JPH01166033U (ja) * 1988-05-12 1989-11-21

Patent Citations (3)

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