JPH0516003U - 油圧心押台の推力保持装置 - Google Patents

油圧心押台の推力保持装置

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JPH0516003U
JPH0516003U JP2347091U JP2347091U JPH0516003U JP H0516003 U JPH0516003 U JP H0516003U JP 2347091 U JP2347091 U JP 2347091U JP 2347091 U JP2347091 U JP 2347091U JP H0516003 U JPH0516003 U JP H0516003U
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JP
Japan
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check valve
cylinder
tailstock
piston
pressure
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Pending
Application number
JP2347091U
Other languages
English (en)
Inventor
義明 室田
正倫 黒河内
Original Assignee
オークマ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油圧式心押台の停電等による圧油供給停止時
に心押軸の後退を阻止する目的で介挿されたチェック弁
の前後の圧力が均衡することで閉じ切削熱による工作物
の伸びによる背圧で過大な推力が生じ、工作物が曲がり
等の加工精度を悪くするのを未然に防止する。 【構成】 心押台1のシリンダ4後室への油圧回路中に
介挿した後室方向に開くチェック弁13aに直列の二連
シリンダを設け、心押軸2後退時には、シリンダ4前室
と前側シリンダ14の後室に圧油を送って第1ピストン
22及びピストン23によりチェック弁13aを開き、
心押軸前進及び工作物支持時には、後側シリンダの後室
と前側シリンダの前室とに圧油を送って両ピストン2
4,22の受圧面積の差により第1ピストン22を前進
させてチェック弁の閉じを阻止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、旋盤,研削盤等の油圧心押台の過大推力の防止と停電時の安全対策 を施した油圧心押台の推力保持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、旋盤,研削盤等の油圧心押台は、停電等で圧油の供給が停止すると推力 が無くなって工作物が落ちるのを防止するための対策として、図2に示すように 心押台のシリンダ101の後室への回路中にパイロットチェック弁102を介挿 して、圧油の供給によりパイロットチェック弁102前後の圧力が均衡すると同 時にチェック弁が閉じて、心押軸103の後退を阻止し、工作物Wの落下を防止 する方法が一般的に行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べたパイロットチェック弁を回路中に介挿する方法は、パイロ ットチェック弁102の前の油圧力とシリンダ101の後室の油圧力の均衡が取 れるとチェック弁が閉じて、シリンダ後室に圧油が閉じ込められ工作物を支持し ているが切削加工中の発熱により工作物が伸びて、心押軸を後退させようとする 力が働くとシリンダ後室の圧力を増加させることになり、推力が設定値より大き くなって、工作精度を低下させるという問題点を有している。 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、 その目的とするところは、支持する工作物の伸びを吸収して所定推力を保ち、し かも停電等の圧油供給停止時にも推力を維持することのできる油圧心押台の推力 保持装置を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案における油圧心押台の推力保持装置は、油圧 心押台の前進方向への回路中に介挿した前進方向に開くチェック弁と、該チェッ ク弁に同心に設けられ前記チェック弁に対して前側の直径が後側の直径より小さ い直列の二連シリンダと、該二連シリンダの前側に嵌挿され心押軸後退時に前記 チェック弁を開く第1ピストンと、前記二連シリンダの後側に嵌挿され前記心押 軸前進時及び工作物支持時に受圧面積の差により前記第1ピストンを前進させ前 記チェック弁の閉じるのを阻止する第2ピストンとを含んでなり、停電等により 圧油の供給が停止したときのみチェック弁が閉じるようにしたものである。
【0005】
【作用】
心押軸の前進及び工作物支持時にはチェック弁を通ってシリンダの後室に圧油 を供給するとともに、二連シリンダの前側シリンダの前室と後側シリンダの後室 とに同時に圧油を送り、第1,第2ピストンの受圧面積の差を利用して小径側の 第1ピストンを前進させ、チェック弁のボールの後退を阻止する。また心押軸後 退時には二連シリンダの前側シリンダの後室に圧油を送って第1ピストンを前進 させチェック弁を強制的に開くと同時にシリンダ前室に圧油を送り、シリンダ後 室の油を開いたチェック弁を通ってタンクに戻す。
【0006】
【実施例】
実施例について図1を参照して説明する。 図示しない旋盤又は研削盤の心押台1に、周知の心押軸2が軸方向移動可能に 嵌挿され、心押軸2の先端にセンタ3が着脱可能に挿着されている。心押台1の 後部にシリンダ4が心押軸2と同心に穿設されており、ピストン5のピストンロ ッド6が心押軸と連結されている。
【0007】 シリンダ4への油圧回路は、元圧P側に設けられた手動切換弁7のポートaに 連結される管路8の先端に、圧力制御弁9とチェック弁11が並列に設けられて おり、その先は管路12により二重シリンダ付チェック弁13の前側シリンダ1 4の前室及びチェック弁13aに通ずるポートcと、管路15により後側シリン ダ16の後室に通ずるポートdとに連通されている。そして切換弁7のポートb は、管路17により前側シリンダ14の後室及び後シリンダ16の前室に通ずる ポートeに連通されている。
【0008】 二重シリンダ付チェック弁13のチェック弁部13aは、前側シリンダ14の 前室に貫通する同心穴に形成された弁座18に、ばね19により常時ボール21 が前側シリンダ側に押圧されている構造で、前側シリンダ14の第1ピストン2 2は先端同心にピン23を一体に有し、ピン23の先端がチェック弁の同心穴に 挿通可能とされており、後側シリンダ16の第2ピストン24は、両端に小径部 を有している。そしてチェック弁に通ずるポートfは管路25によりシリンダ4 の後室に連通され、ポートeと同心のポートgは管路26によりシリンダ4の前 室に連通されている。
【0009】 続いて本実施例の作用について説明する。 心押軸2を前進して工作物Wを支持する場合は、切換弁7をB位置に切換える ことにより、元圧Pがポートaに連通され、圧力制御弁9を経て調圧され、二連 シリンダ付チェック弁13のポートc,dに送られる。そしてポートcに送られ た圧油はチェック弁を押し開いてポートfよりシリンダ4の後室に送られる。同 時にポートc,dに送られた圧油はピストン22,24が互いに向かい合う方向 に押し合うように作用し、ピストン24の方が受圧面積が大きいためピストン2 2が押されて前進し、ピン23の先端がボール21に当接してボールの後退を阻 止し、チェック弁が閉じないようにし、心押軸2の前進でセンタ3が工作物Wを 支持する。
【0010】 従って工作物Wを把持している間は、ボール21の後退が阻止されているため 、チェック弁が開いた状態を維持し、切削中の熱により工作物Wが伸びた場合、 熱変位量に対応して心押軸が後退し管路12内の圧力が上昇しようとしても圧力 制御弁9の機能で一定力を保ち所定の推力を維持する。
【0011】 次に工作物を取外す場合は、切換弁7をA位置に切換えることにより、元圧P がポートbに連通され、管路17を経てポートeに送られてピストン22を前進 させ、ばね19の力に抗してボール21を押し出してチェック弁を開き、同時に ポートgより管路26を経てシリンダ4の前室に圧油が送り込まれ、心押軸2が 後退してセンタ3が工作物Wから離れる。
【0012】 従って心押軸2の後退時にシリンダ4の後室から押し出される油は、ピストン 22により開かれているチェック弁13aを通り、更にチェック弁11を押し開 いてリターン管路に連通している切換弁7のポートaを通りタンクポートTに戻 される。
【0013】
【考案の効果】
本考案は上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。 心押台のシリンダ後室への圧油供給回路中に介挿した後室方向に開くチェック 弁に、前側の直径が後側の直径より小さい直列の二連シリンダを設け、心押軸前 進及び工作物支持中は前側と後側とにそれぞれのシリンダに嵌挿される両ピスト ンの受圧面積の差を利用して前側の第1ピストンを押し出してチェック弁が閉じ ないようにするので、切削加工中の発熱により工作物が延びても常に圧力制御弁 の機能によってシリンダ後室は一定圧力を保ち、設定推力を維持する。 又停電等により供給圧力が無くなった場合は、直ちにチェック弁が閉じて心押 軸の後退を阻止するので工作物の落下事故を未然に防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の油圧心押台の推力保持装置の構造図
である。
【図2】従来の油圧心押台の推力保持装置の構造図であ
る。
【符号の説明】
1 心押台 2 心押軸 13 二連シリンダ付チェック弁 13a チェック弁部 22 第1ピストン 24 第2ピストン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧心押台の前進方向への回路中に介挿
    した前進方向に開くチェック弁と、該チェック弁に同心
    に設けられ前記チェック弁に対して前側の直径が後側の
    直径より小さい直列の二連シリンダと、該二連シリンダ
    の前側に嵌挿され心押軸後退時に前記チェック弁を開く
    第1ピストンと、前記二連シリンダの後側に嵌挿され前
    記心押軸前進時及び工作物支持時に受圧面積の差により
    前記第1ピストンを前進させ前記チェック弁の閉じるの
    を阻止する第2ピストンとを含んでなり、停電等により
    圧油の供給が停止したときのみチェック弁が閉じるよう
    にしたことを特徴とする油圧心押台の推力保持装置。
JP2347091U 1991-02-25 1991-02-25 油圧心押台の推力保持装置 Pending JPH0516003U (ja)

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JP2347091U JPH0516003U (ja) 1991-02-25 1991-02-25 油圧心押台の推力保持装置

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Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0516003U true JPH0516003U (ja) 1993-03-02

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ID=12111420

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JP2347091U Pending JPH0516003U (ja) 1991-02-25 1991-02-25 油圧心押台の推力保持装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0326216A (ja) * 1989-06-23 1991-02-04 Teruyuki Kaneshiro 調理用焼き網

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0326216A (ja) * 1989-06-23 1991-02-04 Teruyuki Kaneshiro 調理用焼き網
JPH0513658B2 (ja) * 1989-06-23 1993-02-23 Teruyuki Kaneshiro

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