JPH0128156Y2 - - Google Patents
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- JPH0128156Y2 JPH0128156Y2 JP1984164095U JP16409584U JPH0128156Y2 JP H0128156 Y2 JPH0128156 Y2 JP H0128156Y2 JP 1984164095 U JP1984164095 U JP 1984164095U JP 16409584 U JP16409584 U JP 16409584U JP H0128156 Y2 JPH0128156 Y2 JP H0128156Y2
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- JP
- Japan
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- rod
- gripping
- pressure oil
- chamber
- clamper
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- Expired
Links
- 239000011435 rock Substances 0.000 claims description 9
- 238000005553 drilling Methods 0.000 claims description 6
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 25
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 12
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 12
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 12
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 3
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Earth Drilling (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案はさく岩機に対して接続用ロツドの継ぎ
足し、回収を行うロツドチエンジ装置に関し、更
に詳しくは、単一の油圧シリンダにより駆動制御
されるクランパを有し、このクランパにより接続
用ロツドの継ぎ足し、回収を行うロツドチエンジ
装置に関するものである。
足し、回収を行うロツドチエンジ装置に関し、更
に詳しくは、単一の油圧シリンダにより駆動制御
されるクランパを有し、このクランパにより接続
用ロツドの継ぎ足し、回収を行うロツドチエンジ
装置に関するものである。
(従来の技術)
さく岩機においては、さく岩機のシヤンクロツ
ドにカツプリングを介してロツドが連結され、そ
のロツド先端にビツトが取り付けられており、さ
く孔作業においては、さく岩機から、これらカツ
プリング、ロツドを介してビツトに打撃と回転と
を与え、ビツトにより岩石を打撃して穿孔するよ
うになつている。このようなさく岩機において、
深い孔を穿孔する場合には、シヤンクロツドとビ
ツトを取り付けたロツドとの間に、カツプリング
を介して、接続用ロツドを順次に継ぎ足して、ビ
ツトが所望の深さに達するようにしている。かか
る深い孔の穿孔作業が終了すると、この接続用ロ
ツドの回収が行なわれる。この回収作業は、ま
ず、接続用ロツドを一本分だけ引き上げ、そのロ
ツドの前端側のカツプリングをセントラライザで
クランプして、回収する接続用ロツドの先端側に
接続されているロツドが落下しないようにする。
その後、セントラライザでクランプされているカ
ツプリングから接続用ロツドを取り外し、次に、
後端側をカツプリングと共にシヤンクロツドから
取り外す。このようにして取り外された接続用ロ
ツドは、所定の収納場所へ収納される。これとは
逆に、接続用ロツドの継ぎ足し作業は、後端にカ
ツプリングが連続された接続用ロツドを用意し
て、その先端をセントラライザによつてクランプ
されているカツプリングに連続し、後端をカツプ
リングを介してシヤンクロツドに連結することに
よつて行なわれる。
ドにカツプリングを介してロツドが連結され、そ
のロツド先端にビツトが取り付けられており、さ
く孔作業においては、さく岩機から、これらカツ
プリング、ロツドを介してビツトに打撃と回転と
を与え、ビツトにより岩石を打撃して穿孔するよ
うになつている。このようなさく岩機において、
深い孔を穿孔する場合には、シヤンクロツドとビ
ツトを取り付けたロツドとの間に、カツプリング
を介して、接続用ロツドを順次に継ぎ足して、ビ
ツトが所望の深さに達するようにしている。かか
る深い孔の穿孔作業が終了すると、この接続用ロ
ツドの回収が行なわれる。この回収作業は、ま
ず、接続用ロツドを一本分だけ引き上げ、そのロ
ツドの前端側のカツプリングをセントラライザで
クランプして、回収する接続用ロツドの先端側に
接続されているロツドが落下しないようにする。
その後、セントラライザでクランプされているカ
ツプリングから接続用ロツドを取り外し、次に、
後端側をカツプリングと共にシヤンクロツドから
取り外す。このようにして取り外された接続用ロ
ツドは、所定の収納場所へ収納される。これとは
逆に、接続用ロツドの継ぎ足し作業は、後端にカ
ツプリングが連続された接続用ロツドを用意し
て、その先端をセントラライザによつてクランプ
されているカツプリングに連続し、後端をカツプ
リングを介してシヤンクロツドに連結することに
よつて行なわれる。
ここで、このような接続用ロツドの継ぎ足し、
あるいは回収作業を行うためのものとして、ロツ
ドチエンジ装置がある。
あるいは回収作業を行うためのものとして、ロツ
ドチエンジ装置がある。
このような装置としては、実開昭58−165089号
公報に記載されているようなクランパを2個有
し、それらのクランパにより接続用ロツドの回収
を行うようにしたものがある。2個のクランパに
よる回収作業においては、まず接続用ロツドを落
下しないように両クランパで回転自在に保持す
る。この状態で、シヤンクロツドを逆回転させ
て、セントラライザにより把持されたカツプリン
グから接続用ロツドの前端を切り離す。次に、両
クランパにより、接続用ロツドおよびその後端の
カツプリングをそれぞれ回転不可の状態に把持す
る。この状態で、シヤンクロツドを逆回転させ
て、シヤンクロツドと上記後端のカツプリングと
を切り離す。
公報に記載されているようなクランパを2個有
し、それらのクランパにより接続用ロツドの回収
を行うようにしたものがある。2個のクランパに
よる回収作業においては、まず接続用ロツドを落
下しないように両クランパで回転自在に保持す
る。この状態で、シヤンクロツドを逆回転させ
て、セントラライザにより把持されたカツプリン
グから接続用ロツドの前端を切り離す。次に、両
クランパにより、接続用ロツドおよびその後端の
カツプリングをそれぞれ回転不可の状態に把持す
る。この状態で、シヤンクロツドを逆回転させ
て、シヤンクロツドと上記後端のカツプリングと
を切り離す。
このように、ロツド回収作業においては、接続
用ロツドを回転自在に保持すると共に、回転不可
の状態に把持しなければならない。そのために、
上記公報に記載されているように、クランパに
は、保持状態を形成するための油圧シリンダと把
持状態を形成するための油圧シリンダとが装着さ
れている。
用ロツドを回転自在に保持すると共に、回転不可
の状態に把持しなければならない。そのために、
上記公報に記載されているように、クランパに
は、保持状態を形成するための油圧シリンダと把
持状態を形成するための油圧シリンダとが装着さ
れている。
(考案が解決しようとする問題点)
しかしながら、このように複数のクランパ駆動
用シリンダを有するものにあつては、クランパ自
体を小型、軽量にすることができず、製造価格も
高くなつているという問題点がある。また、各シ
リンダを駆動するための油圧回路を好適に定めな
いと、クランパの操作回数が増し、あるいは、操
作レバーの本数が多数となり、操作性が悪化して
しまう。
用シリンダを有するものにあつては、クランパ自
体を小型、軽量にすることができず、製造価格も
高くなつているという問題点がある。また、各シ
リンダを駆動するための油圧回路を好適に定めな
いと、クランパの操作回数が増し、あるいは、操
作レバーの本数が多数となり、操作性が悪化して
しまう。
本考案は、かかる問題点を解決して、単一の油
圧シリンダにより駆動可能なクランパを有するロ
ツドチエンジ装置を提供することを目的としてい
る。
圧シリンダにより駆動可能なクランパを有するロ
ツドチエンジ装置を提供することを目的としてい
る。
(問題点を解決するための手段)
そのために、本考案のロツドチエンジ装置は、
第1図に示すように、シリンダ内部に移動自在に
嵌合されるピストンによりシリンダ内部に形成さ
れる第1圧油室と第2圧油室と、常時上記ピスト
ンを第2圧油室側へ付勢する弾性手段とを有する
と共に、上記ピストンよりシリンダ外部へ突出す
るピストンロツトが上記把持片の一方に連結さ
れ、シリンダ本体が他方の把持片に連結される把
持片駆動手段3と、内部に一定量の油を貯留可能
な貯留室を有するとともに、該貯留室を上記第2
圧油室および油タンクのいずれか一方に連通せし
める切換手段を有する定量弁7と、上記第2圧油
室を油圧源と連通せしめ、第1圧油室を油タンク
と連通せしめるとともに、上記定量弁の切換弁を
貯留室を油タンクとの連通位置に移行せしめる把
持ポジシヨン、上記油圧源から第1圧油室に通ず
る通路をしや断するとともに、上記切換弁を貯留
室と第2圧油室との連通位置に移行せしめる保持
ポジシヨン、および油圧源と第1圧油室とを連通
せしめ、第2圧油室と油タンクとを連通せしめる
開放ポジシヨンの3つのポジシヨンを有する流路
切換弁5とを備えたことを特徴とする。
第1図に示すように、シリンダ内部に移動自在に
嵌合されるピストンによりシリンダ内部に形成さ
れる第1圧油室と第2圧油室と、常時上記ピスト
ンを第2圧油室側へ付勢する弾性手段とを有する
と共に、上記ピストンよりシリンダ外部へ突出す
るピストンロツトが上記把持片の一方に連結さ
れ、シリンダ本体が他方の把持片に連結される把
持片駆動手段3と、内部に一定量の油を貯留可能
な貯留室を有するとともに、該貯留室を上記第2
圧油室および油タンクのいずれか一方に連通せし
める切換手段を有する定量弁7と、上記第2圧油
室を油圧源と連通せしめ、第1圧油室を油タンク
と連通せしめるとともに、上記定量弁の切換弁を
貯留室を油タンクとの連通位置に移行せしめる把
持ポジシヨン、上記油圧源から第1圧油室に通ず
る通路をしや断するとともに、上記切換弁を貯留
室と第2圧油室との連通位置に移行せしめる保持
ポジシヨン、および油圧源と第1圧油室とを連通
せしめ、第2圧油室と油タンクとを連通せしめる
開放ポジシヨンの3つのポジシヨンを有する流路
切換弁5とを備えたことを特徴とする。
(実施例)
以下に、図面を参照して、本考案の実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
第1図は本考案の一実施例を示すロツドチエン
ジ装置の油圧回路であり、第2図はクランパを示
すものである。
ジ装置の油圧回路であり、第2図はクランパを示
すものである。
まず、第1図において、1は油圧ポンプであ
り、3aおよび3bは第2図に示すクランパ10
0の把持片101を駆動するための油圧シリンダ
である。5は流路切換弁であり、把持、保持およ
び開放の3つのポジシヨン5a,5b,5cを有
しており、この弁5の切換制御は例えば電磁弁に
より行なわれる。また、7は一定量の圧油を収容
可能な定量弁である。
り、3aおよび3bは第2図に示すクランパ10
0の把持片101を駆動するための油圧シリンダ
である。5は流路切換弁であり、把持、保持およ
び開放の3つのポジシヨン5a,5b,5cを有
しており、この弁5の切換制御は例えば電磁弁に
より行なわれる。また、7は一定量の圧油を収容
可能な定量弁である。
定量弁7において、ハウジング71内にはバル
ブスプール72が挿通されており、このスプール
72はばね73により常時は図示のように右側に
偏倚されている。74は一定量の圧油を収容可能
な貯留室であり、ハウジング71にあけた通路7
5を介して、ハウジングの内周壁とバルブスプー
ル72の外周壁とにより形成された通路76に連
通している。この通路76は、ハウジング71に
あけた第1ポート77および第2ポート78に連
通可能となつている。すなわち、バルブスプール
72には第1傾斜面79および第2傾斜面80が
形成されており、これらの傾斜面79,80に対
応させて、ハウジング71側には第1および第2
シート面81,82が形成されている。図に示す
ように、バルブスプール72がばね73により右
側に偏倚されている状態では、上記第2傾斜面8
0が第2シート面82に当接して、通路76と第
2ポート78とがしや断され、貯留室74は第1
ポート77のみと連通する。逆に、スプール72
がばね73のばね力に抗して左側へ偏倚される
と、第1傾斜面79が第1シート面81に当接し
て、貯留室74は第2ポート78のみと連通す
る。一方、ハウジング71の右側端部には、入口
ポート83があけられており、この入口ポート8
3は、通路84に連通している。また、この入口
ポート83は、切換弁5が把持ポジシヨン59に
あるときにはポンプ1の吐出側に連通し、切換弁
5がその他のポジシヨン5b,5cにあるときに
は油タンク9に連通する。
ブスプール72が挿通されており、このスプール
72はばね73により常時は図示のように右側に
偏倚されている。74は一定量の圧油を収容可能
な貯留室であり、ハウジング71にあけた通路7
5を介して、ハウジングの内周壁とバルブスプー
ル72の外周壁とにより形成された通路76に連
通している。この通路76は、ハウジング71に
あけた第1ポート77および第2ポート78に連
通可能となつている。すなわち、バルブスプール
72には第1傾斜面79および第2傾斜面80が
形成されており、これらの傾斜面79,80に対
応させて、ハウジング71側には第1および第2
シート面81,82が形成されている。図に示す
ように、バルブスプール72がばね73により右
側に偏倚されている状態では、上記第2傾斜面8
0が第2シート面82に当接して、通路76と第
2ポート78とがしや断され、貯留室74は第1
ポート77のみと連通する。逆に、スプール72
がばね73のばね力に抗して左側へ偏倚される
と、第1傾斜面79が第1シート面81に当接し
て、貯留室74は第2ポート78のみと連通す
る。一方、ハウジング71の右側端部には、入口
ポート83があけられており、この入口ポート8
3は、通路84に連通している。また、この入口
ポート83は、切換弁5が把持ポジシヨン59に
あるときにはポンプ1の吐出側に連通し、切換弁
5がその他のポジシヨン5b,5cにあるときに
は油タンク9に連通する。
次に、各クランパ100a,100bの油圧シ
リンダ3a,3bにおいて、31a,31bはシ
リンダであり、32a,32bはピストンロツド
である。このピストンロツド32a,32bの基
端のピストンヘツド33a,33bにより、シリ
ンダ31a,31b内は、第1油圧室34a,3
4bと第2油圧室35a,35bとに区画されて
いる。ピストンロツド32a,32bの先端に
は、それぞれ各クランパ100a,100bの把
持片101a,101bが回動自在に連結されて
いる。また、第2油圧室35a,35b内には、
ばね36a,36bが挿着されており、このばね
により、ピストンヘツド33a,33bは、常態
において、第1油圧室の端壁37a,37bに当
接している。上記第1油圧室34a,34bは、
定量弁7の第1ポート77に連通している。ま
た、両油圧室34a,34bは、パイロツト操作
逆止め弁11を介して切換弁5に接続されてお
り、切換弁5が把持ポジシヨン5aにあるときは
ポンプ1の吐出側に連通される。このときには、
逆止め弁11の作用により、ポンプ1から油圧室
34a,34bへ向う作動油の流れのみが許可さ
れる。切換弁5が保持ポジシヨン5bにあるとき
には、両油圧室34a,34bは逆止め弁11の
作用により、定量弁7の第1ポート77のみと連
通する。一方、切換弁5が解放ポジシヨン5cに
あるときは、逆止弁11の作動が制限され、両油
圧室34a,34bはタンク9に連通する。次
に、第2油圧室35a,35bは、切換弁5が把
持ポジシヨンおよび保持ポジシヨンにあるときは
タンク9に連通され、解放ポジシヨンにあるとき
にはポンプ1に連通される。
リンダ3a,3bにおいて、31a,31bはシ
リンダであり、32a,32bはピストンロツド
である。このピストンロツド32a,32bの基
端のピストンヘツド33a,33bにより、シリ
ンダ31a,31b内は、第1油圧室34a,3
4bと第2油圧室35a,35bとに区画されて
いる。ピストンロツド32a,32bの先端に
は、それぞれ各クランパ100a,100bの把
持片101a,101bが回動自在に連結されて
いる。また、第2油圧室35a,35b内には、
ばね36a,36bが挿着されており、このばね
により、ピストンヘツド33a,33bは、常態
において、第1油圧室の端壁37a,37bに当
接している。上記第1油圧室34a,34bは、
定量弁7の第1ポート77に連通している。ま
た、両油圧室34a,34bは、パイロツト操作
逆止め弁11を介して切換弁5に接続されてお
り、切換弁5が把持ポジシヨン5aにあるときは
ポンプ1の吐出側に連通される。このときには、
逆止め弁11の作用により、ポンプ1から油圧室
34a,34bへ向う作動油の流れのみが許可さ
れる。切換弁5が保持ポジシヨン5bにあるとき
には、両油圧室34a,34bは逆止め弁11の
作用により、定量弁7の第1ポート77のみと連
通する。一方、切換弁5が解放ポジシヨン5cに
あるときは、逆止弁11の作動が制限され、両油
圧室34a,34bはタンク9に連通する。次
に、第2油圧室35a,35bは、切換弁5が把
持ポジシヨンおよび保持ポジシヨンにあるときは
タンク9に連通され、解放ポジシヨンにあるとき
にはポンプ1に連通される。
次に、第2図は、上記の油圧回路により駆動さ
れるクランパ100,100a,100bを示す
ものである。図に示すように、クランパ100
は、さく岩機110が乗架されたガイドセル10
2の側部に配設されており、クランパ100の下
方には、同じくガイドセルに配設されたロツド収
納部103が位置している。クランパ100はそ
の本体が図の実線および一点鎖線で示す位置の間
を、点Pを中心に回動可能となつている。クラン
パ100の先端部には、一対の把持片101およ
び104が対向配置されている。把持片101
は、その中央部において軸105により回動可能
に支持され、基端側にシリンダ3のロツド32,
32a,32bの先端に、回動自在に支持されて
いる。従つて、シリンダ3の伸縮に応じて、把持
片101の先端は、把持片104の先端に対して
近接し、あるいは離間した位置をとることにな
る。ここに、両把持片101,104の先端に
は、湾曲形状の把持面105,106が形成され
ている。把持片101の回動量は、これらの把持
面105,106により、ロツド107を、回転
不可の状態に把持し、あるいは回転可能に保持
し、または開放できるように、定められている。
れるクランパ100,100a,100bを示す
ものである。図に示すように、クランパ100
は、さく岩機110が乗架されたガイドセル10
2の側部に配設されており、クランパ100の下
方には、同じくガイドセルに配設されたロツド収
納部103が位置している。クランパ100はそ
の本体が図の実線および一点鎖線で示す位置の間
を、点Pを中心に回動可能となつている。クラン
パ100の先端部には、一対の把持片101およ
び104が対向配置されている。把持片101
は、その中央部において軸105により回動可能
に支持され、基端側にシリンダ3のロツド32,
32a,32bの先端に、回動自在に支持されて
いる。従つて、シリンダ3の伸縮に応じて、把持
片101の先端は、把持片104の先端に対して
近接し、あるいは離間した位置をとることにな
る。ここに、両把持片101,104の先端に
は、湾曲形状の把持面105,106が形成され
ている。把持片101の回動量は、これらの把持
面105,106により、ロツド107を、回転
不可の状態に把持し、あるいは回転可能に保持
し、または開放できるように、定められている。
上述のように構成した本実施例の動作を説明す
る。
る。
まず、切換弁5を把持ポジシヨン5aに切換え
ると、ポンプ1から吐出された作動油が、切換弁
5、逆止め弁11を介して、油圧シリンダ3の油
圧室34a,34bに供給される。これにより、
油圧室34a,34b内の圧力が高まり、ばね3
6a,36bのばね力に抗してピストンヘツド3
3a,33bは、それぞれ第2油圧室35a,3
5b側へ移動される。この結果、第2図に示すよ
うに、把持片101は軸108を中心に、把持片
104へ近接する方向へ回動されて、両把持面1
05,106により、ロツド107の把持状態が
形成される。
ると、ポンプ1から吐出された作動油が、切換弁
5、逆止め弁11を介して、油圧シリンダ3の油
圧室34a,34bに供給される。これにより、
油圧室34a,34b内の圧力が高まり、ばね3
6a,36bのばね力に抗してピストンヘツド3
3a,33bは、それぞれ第2油圧室35a,3
5b側へ移動される。この結果、第2図に示すよ
うに、把持片101は軸108を中心に、把持片
104へ近接する方向へ回動されて、両把持面1
05,106により、ロツド107の把持状態が
形成される。
また、この状態においては、ポンプ1から吐出
された油の圧力が、定量弁7の入口ポート83を
介して通路84内に導入される。この油圧によ
り、バルブスプール72はばね73のばね力に抗
して、左側に移動されて、第1傾斜面79が第1
シート面81に当接する。この結果、第2傾斜面
80が第2シート面82から離れて、貯留室74
内の圧油が、第2ポート78を介して排出され
る。
された油の圧力が、定量弁7の入口ポート83を
介して通路84内に導入される。この油圧によ
り、バルブスプール72はばね73のばね力に抗
して、左側に移動されて、第1傾斜面79が第1
シート面81に当接する。この結果、第2傾斜面
80が第2シート面82から離れて、貯留室74
内の圧油が、第2ポート78を介して排出され
る。
次に、切換弁5を保持ポジシヨン5bに切換え
ると、シリンダ3a,3bの第2油圧室35a,
35bはタンク9側への連通状態が保持される
が、第1油圧室34a,34bはポンプ1からし
や断されて定量弁7の第1ポート77のみと連通
した状態になる。一方、定量弁7の入口ポート8
3は切換弁5を介してタンク9に連通される。こ
の結果、定量弁7の入口ポート83への油圧が除
去されて、バルブスプール72は再びばね力によ
り右側へ偏倚した位置となる。これにより、貯留
室74と第1ポート77とが連通した状態になる
ので、シリンダ3a,3bの第1油圧室34a,
34b内の圧油が、この貯留室74内へ流れ込
む。ここに、貯留室74内への流入量は、ばね8
5の設定荷重を所定の値に定めることにより、常
に一定である。従つて、シリンダ3a,3bは一
定量だけ縮み、その後は停止状態となる。すなわ
ち、把持片101の把持面105は、把持片10
4の把持面106から所定量だけ離れた後に停止
して、ロツド107の保持状態が形成される。
ると、シリンダ3a,3bの第2油圧室35a,
35bはタンク9側への連通状態が保持される
が、第1油圧室34a,34bはポンプ1からし
や断されて定量弁7の第1ポート77のみと連通
した状態になる。一方、定量弁7の入口ポート8
3は切換弁5を介してタンク9に連通される。こ
の結果、定量弁7の入口ポート83への油圧が除
去されて、バルブスプール72は再びばね力によ
り右側へ偏倚した位置となる。これにより、貯留
室74と第1ポート77とが連通した状態になる
ので、シリンダ3a,3bの第1油圧室34a,
34b内の圧油が、この貯留室74内へ流れ込
む。ここに、貯留室74内への流入量は、ばね8
5の設定荷重を所定の値に定めることにより、常
に一定である。従つて、シリンダ3a,3bは一
定量だけ縮み、その後は停止状態となる。すなわ
ち、把持片101の把持面105は、把持片10
4の把持面106から所定量だけ離れた後に停止
して、ロツド107の保持状態が形成される。
次に、切換弁5を開放ポジシヨン5cに切換る
と、ポンプ1からの圧油がシリンダ3a,3bの
第2油圧室35a,35bへ供給され、また、こ
の圧油によりパイロツト逆止め弁11が制御され
て、第1油圧室34a,34bがタンク9側へ連
通する。この結果、シリンダ3a,3bは更に縮
み、把持片101は把持片104から更に離れ、
ロツド107の開放状態が形成される。
と、ポンプ1からの圧油がシリンダ3a,3bの
第2油圧室35a,35bへ供給され、また、こ
の圧油によりパイロツト逆止め弁11が制御され
て、第1油圧室34a,34bがタンク9側へ連
通する。この結果、シリンダ3a,3bは更に縮
み、把持片101は把持片104から更に離れ、
ロツド107の開放状態が形成される。
(考案の効果)
以上説明したように、本考案においては、定量
弁の作用により、単一の油圧シリンダにより、ロ
ツドの把持、保持および開放を行うことが可能と
なり、装置を小型、軽量化することができ、製造
価格も低く押えることができる。また、複数個の
油圧シリンダを駆動制御する場合に比べて、操作
が簡単となるので、装置の操作性を高めることが
できる。
弁の作用により、単一の油圧シリンダにより、ロ
ツドの把持、保持および開放を行うことが可能と
なり、装置を小型、軽量化することができ、製造
価格も低く押えることができる。また、複数個の
油圧シリンダを駆動制御する場合に比べて、操作
が簡単となるので、装置の操作性を高めることが
できる。
第1図は本考案の一実施例の油圧回路を示す回
路図、第2図は第1図の油圧回路により駆動され
るクランパを示す側面図である。 1……ポンプ、3……油圧シリンダ、5……切
換弁、7……定量弁、9……タンク、74……貯
留室、77……第1入口ポート、78……第2出
口ポート、101,104……把持片。
路図、第2図は第1図の油圧回路により駆動され
るクランパを示す側面図である。 1……ポンプ、3……油圧シリンダ、5……切
換弁、7……定量弁、9……タンク、74……貯
留室、77……第1入口ポート、78……第2出
口ポート、101,104……把持片。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 接続用ロツドを把持、保持および開放の三段階
に把持片が駆動制御されるクランパを有し、該ク
ランパにより、さく岩機のシヤンクロツドに対す
る接続用ロツドの継ぎ足し、回収を行うさく岩機
用ロツドチエンジ装置において、 シリンダ内部に移動自在に嵌合されるピストン
によりシリンダ内部に形成される第1圧油室と第
2圧油室と、常時上記ピストンを第2圧油室側へ
付勢する弾性手段とを有すると共に、上記ピスト
ンよりシリンダ外部へ突出するピストンロツドが
上記把持片の一方に連結され、シリンダ本体が他
方の把持片に連結される把持片駆動手段と、 内部に一定量の油を貯留可能な貯留室を有する
とともに、該貯留室を上記第2圧油室および油タ
ンクのいずれか一方に連通せしめる切換手段を有
する定量弁と、 上記第2油圧室を油圧源と連通せしめ、第1圧
油室を油タンクと連通せしめるとともに、上記定
量弁の切換弁を貯留室を油タンクの連通位置に移
行せしめる把持ポジシヨン、上記油圧源から第1
圧油室に通ずる通路をしや断するとともに、上記
切換弁を貯留室と第2圧油室との連通位置に移行
せしめる保持ポジシヨン、および油圧源と第1圧
油室とを連通せしめ、第2圧油室と油タンクとを
連通せしめる開放ポジシヨンの3つのポジシヨン
を有する流路切換弁とを備えたことを特徴とする
さく岩機用ロツドチエンジ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984164095U JPH0128156Y2 (ja) | 1984-10-30 | 1984-10-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984164095U JPH0128156Y2 (ja) | 1984-10-30 | 1984-10-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6180886U JPS6180886U (ja) | 1986-05-29 |
JPH0128156Y2 true JPH0128156Y2 (ja) | 1989-08-28 |
Family
ID=30721958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984164095U Expired JPH0128156Y2 (ja) | 1984-10-30 | 1984-10-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0128156Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57120509A (en) * | 1981-01-21 | 1982-07-27 | Minato Sangyo Kk | Skin activator |
-
1984
- 1984-10-30 JP JP1984164095U patent/JPH0128156Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57120509A (en) * | 1981-01-21 | 1982-07-27 | Minato Sangyo Kk | Skin activator |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6180886U (ja) | 1986-05-29 |
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