JPH05159433A - 記録装置のメディア排出レバー - Google Patents

記録装置のメディア排出レバー

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JPH05159433A
JPH05159433A JP3327347A JP32734791A JPH05159433A JP H05159433 A JPH05159433 A JP H05159433A JP 3327347 A JP3327347 A JP 3327347A JP 32734791 A JP32734791 A JP 32734791A JP H05159433 A JPH05159433 A JP H05159433A
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lever
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JP3327347A
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Tokio Kanouda
冬希郎 叶田
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Original Assignee
Sony Corp
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子スチルカメラ等の記録及び/又は再生装
置において、メディア排出レバーの構造を簡素化する。 【構成】 メディアホルダ4にディスク5を挿入する
と、該ディスク5で押されて回動するメディア排出レバ
ー7を設ける。該メディア排出レバー7には、イジェク
ト時に、これを戻り回動させるレバー戻しスプリング6
を係止する。上記メディア排出レバー7には、これが上
記ディスク5で押されて、所定の位置まで回動してきた
ときに、弾性復帰して、上記メディアホルダ4に設けた
係合部に係合する弾性ストッパー片72を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子スチルカメラ等の記
録装置において、イジェクト時にメディアホルダからデ
ィスク等のメディアを排出させるためのメディア排出レ
バーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子スチルカメラ等の記録装置に
あっては、メディアホルダにメディア排出レバーが回動
可能に取付けられていて、該メディアホルダ内にディス
ク等のメディアを挿入すると、該メディアで押圧され
て、レバー戻しスプリングのばね力に抗して回動し、メ
ディア排出レバーが所定の位置まで回動してくると、該
メディア排出レバーはディスクホルダに設けられたメデ
ィア排出レバーとは独立別個のレバーロック機構でロッ
クされるようになっている。
【0003】そして、イジェクト時に、上記レバーロッ
ク機構によるメディア排出レバーのロックが解除され、
該メディア排出レバーはレバー戻しスプリングのばね力
で戻り回動し、メディアをメディアホルダから排出する
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の記録
装置にあっては、上述したようにメディア排出レバーと
レバーロック機構を独立別個に形成していたために次に
述べるような問題点があった。
【0005】(1)レバーロック機構を構成するための
部品点数が増えコストが高くなる。
【0006】(2)レバーロック機構をディスクホルダ
等に組付けるための作業工程が増え、斯かる面からもコ
ストが高くなる。
【0007】(3)レバーロック機構を組付けるための
スペースを確保しなければならず、ディスクドライブ装
置を小型化、薄型化するのに障害となる場合がある。
【0008】本発明はディスク排出アームにアームロッ
ク機構を一体に形成することにより、上記従来の問題点
を解決できるようにしたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はメディアホルダ
に移動可能に取付けられていて、ディスク等のメディア
を挿入すると、該メディアで押圧されて移動し、イジェ
クト時に戻しスプリングのばね力で戻り移動して、メデ
ィアをメディアホルダから排出させる記録装置のメディ
ア排出レバーにおいて、上記メディア排出レバーには、
メディアで押圧されて所定の位置まで移動してきたとき
に、弾性復帰して、上記メディアホルダに設けた係合部
に係合して、メディア排出レバーの戻り移動を阻止する
弾性ストッパー片を一体に形成した。
【0010】
【作用】メディアホルダにディスク等のメディアを挿入
すると、該メディアでメディア排出レバーは押圧され
て、移動し、所定の位置まで、移動してくると、該メデ
ィア排出レバーに設けた弾性ストッパー片がメディアホ
ルダに設けた係合部に係合して、メディア排出レバーを
自動的にロックする。
【0011】
【実施例】次に本発明のメディア排出レバーを記録装置
としての電子スチルカメラに組付けた場合を例にとって
説明する。
【0012】図1は記録装置であり、該記録装置1は、
メカシャーシ2と、該メカシャーシ2に枢支軸3で一端
側を回動可能、かつ上下動可能に取付けられたメディア
ホルダ4と、該メディアホルダ4に回動に取付けられて
いて、メディアとしてのディスクカセット5を挿入する
と、該ディスクカセット5により押圧されて、レバー戻
しスプリング6のばね力に抗して回動し、イジェクト時
に上記レバー戻しスプリング6のばね力で戻し回動し
て、ディスクカセット5をメディアホルダ4から排出さ
せるメディア排出レバー7と、上記メディアホルダ4を
アンローディング方向に回動させると共に、上記枢支軸
3を上動させ、またメディアホルダ4をローディング方
向に回動させると共に、上記枢支軸3を下動させるメデ
ィアホルダ駆動機構8とを備えている。
【0013】上記メカシャーシ2上には図3に示したよ
うにディスクを回転させるスピンドルモータ21と、該
スピンドルモータ21により回転されるディスクの信号
の読取り及び信号の書込みを行うヘッド22と、該ヘッ
ド22を搭載したヘッドキャリッジ23と、該ヘッドキ
ャリッジ23を上記スピンドルモータ21の半径方向へ
移動ガイドするガイド軸24と、該ガイド軸24に沿わ
せて、ヘッドキャリッジ23を移動させるリードスクリ
ュー25と、該リードスクリュー25を回転させるステ
ッピングモータ26が取付けられている。
【0014】また、上記メカシャーシ2の一端側(奥端
側)の左右両側部には左右一対の軸受片27,27が立
設されていて、これら軸受片27,27には縦長状の軸
受孔28,28が形成されている。
【0015】次に、メディアホルダ4について説明す
る。
【0016】メディアホルダ4は、図1に示したよう
に、一端側にメディア出入口41を有し、該メディア出
入口41から挿入したメディアとしてのディスクカセッ
ト5を収容保持するホルダ本体部43と、該ホルダ本体
部43に回動可能に取付けられた蓋部44と、上記ホル
ダ本体部43と蓋部44との間に介在されていて、これ
らホルダ本体部43と蓋部44を所定の開き角度に開い
た状態に維持している捩りコイルスプリング45とを備
えている。
【0017】また、上記蓋部44の一端側(メディア出
入口41の反対側)の左右両側面には、上記枢支軸3,
3が設けられていて、これら枢支軸3,3を上記軸受片
27,27の縦長状の軸受孔28,28に挿入すること
により、枢支軸3,3乃至メディアホルダ4は回動可能
に、かつ上下方向に移動可能にメカシャーシ2に取付け
られている。
【0018】そして、図4に示した状態でホルダ本体部
43のメディア出入口41からディスクカセット5をホ
ルダ本体部43内に挿入したのち、上記蓋部44の上面
を下方に向けて押圧すれば、次に詳述するメディアホル
ダ駆動機構8により、先ず、メディアホルダ4の枢支軸
3,3が上記軸受孔28,28の下端まで下降し、更に
蓋部44を押圧すれば、該蓋部44は上記捩りコイルス
プリング45のばね力に抗して、ホルダ本体部43と重
なり合って、蓋部44の先端に設けた端面板46で、上
記ホルダ本体部43のメディア出入口41を塞ぐように
なっている。
【0019】そして、上記蓋部44の端面板46でホル
ダ本体部43のメディア出入口41を塞ぎ、メディアホ
ルダ4がローディング位置に来た状態になると、上記端
面板46に設けたロックピン47,47に、メカシャー
シ2の前面に設けたホルダロックプレート48のピン係
合部49,49が係合して、メディアホルダ4はローデ
ィング位置に保持されるようになっている。
【0020】次に本発明のメディア排出レバー7につい
て述べる。
【0021】メディア排出レバー7は図1に示したよう
に軸71により、上記メディアホルダ4のホルダ本体部
43に回動可能に取付けられていて、ディスクカセット
5をホルダ本体部43内に挿入すると、該ディスクカセ
ット5の前面で押圧されて、上記レバー戻しばね6のば
ね力に抗して回動し、ディスクカセット5にイジェクト
方向の回動力を付与し、イジェクト時に、上記レバー戻
しばね6のばね力で戻り回動し、ディスクカセット5を
ホルダ本体43から排出させるようになっている。
【0022】上記メディア排出レバー7は図11に示し
たように、金属製の板ばね材で形成されていて、その上
端側には弾性ストッパー片72が一体的に形成されてい
て、該弾性ストッパー片72は図12〜図13に示した
ように、上記メディアホルダ4のホルダ本体部43の天
板43aの下面に圧接された状態になっている。
【0023】そして、上記メディア排出レバー7がディ
スクカセット5で押圧されて、所定の位置まで回動して
きたときに、図14〜図15に示したように、上記弾性
ストッパー片72が弾性復帰して、上記ホルダ本体部4
3の天板43aに設けた係合部73に係合して、メディ
ア排出レバー7の戻り回動を阻止するようになっている
と共に、上記弾性ストッパー片72は蓋部44を閉じる
際に、図16〜図17に示したように、該蓋部44に形
成したストッパー押圧部74で押圧され、係合部73と
の係合が外れるようになっている。
【0024】なお、75,75はメディア排出レバー7
に設けられた補強リブであり、これら補強リブ75,7
5はディスクカセット5を挿入する際に、該ディスクカ
セット5で押圧されて撓むのを防止するようになってい
ると共に、軸受片として使用される。
【0025】次に、メディアホルダ駆動機構8について
説明する。
【0026】メディアホルダ駆動機構8は図1に示した
ように上記メカシャーシ2に沿ってスライドして、上記
メディアホルダ4を上下動させるスライダー81と、該
スライダー81に一端側が枢支され、他端側が上記メデ
ィアホルダ4に枢支されていて、上記スライダー81が
メディアホルダ4を上動させる方向にスライドしたとき
に、該メディアホルダ4をアンローディング方向に回動
させ、上記スライダー81がメディアホルダ4を下動さ
せる方向にスライドしたときに、上記メディアホルダ4
をローディング方向に回動させる左右一対の回動レバー
82,82とを備えている。
【0027】上記スライダー81は図6に示したように
左右一対の側板83,84と、これら一対の側板83,
84の一端側を連結する連結板85によって平面コ状に
形成されていて、メカシャーシ2上にスライド可能に取
付けられている。
【0028】上記左右一対の側板83,84の先端には
左右一対のカム突起86,86が立設されていて、これ
らカム突起86,86には傾斜状のカム溝87,87が
形成されている。
【0029】上記左右一対のカム突起86,86は上記
メカシャーシ2に設けた左右一対の軸受片27,27と
メディアホルダ4の蓋部44の左右両側面との間に挿入
されていると共に、上記傾斜状のカム溝87,87内に
上記蓋部44の左右両側面に設けた枢支軸3,3が挿入
されている。
【0030】また、上記スライダー81はスライダー操
作用のコイルスプリング88によりアンローディング方
向(図6の矢印A方向)にいっぱいにスライドしてい
て、図4に示したように、上記傾斜状のカム溝87,8
7により枢支軸3,3を上記軸受片27,27の縦長状
の軸受孔28,28の上端側に押上げた状態に維持して
いる。
【0031】上記左右一対の回動レバー82,82は図
4及び図6に示したように、一端側が第1の軸91,9
1で上記スライダー81に枢支され、他端側が第2の軸
92,92で上記メディアホルダ4の蓋部44の左右両
側面に枢支されている。
【0032】そして、上記スライダー81がスライダー
操作用のコイルスプリング88のばね力でアンローディ
ング方向にスライドしているときには、上記左右一対の
回動レバー82,82は所定の傾斜角度θで起立した状
態になって、メディアホルダ4をアンローディング状態
に維持するようになっていると共に、上記メディアホル
ダ4をアンローディング状態からローディング状態にす
るべく、上記蓋部44の上面を押圧すると、上記回動レ
バー82,82は傾斜角度θが小さくなるように水平方
向に倒れながら、上記第1の軸92,92でスライダー
81をローディング方向(図4の矢印B方向)にスライ
ドさせて、図5に示したように、上記カム突起86,8
6に設けた傾斜状のカム溝87,87で枢支軸3,3を
上記軸受片27,27の縦長状の軸受孔28,28の下
端側に押下げた状態に維持するようになっている。
【0033】89はスライダー81の左右一対の側板8
3,84のうち一方の側板84の先端に連結されたダン
パーであり、該ダンパー89によりスライダー81のス
ライド速度を調整するようになっている。
【0034】次に上記ホルダロックプレート48につい
て述べる。
【0035】ホルダロックプレート48は図8〜図9に
示したように、メカシャーシ2の前面2aにガイドピン
101,101と長孔102,102によって、スライ
ド可能に取付けられていて、プレート操作用のコイルス
プリング103のばね力により、上記ホルダロックプレ
ート48に設けたピン係合部49,49が、上記蓋部4
4の端面板46に設けたロックピン47,47と係合す
る方向のスライド力が付与されていると共に、上記ホル
ダロックプレート48は次に述べるロック解除機構11
1により、上記ロックピン47,47との係合が解除さ
れる位置にスライドしてくると、プレートロックレバー
104でロックされるようになっている。
【0036】上記プレートロックレバー104は上記メ
カシャーシ2の前面と上記ホルダロックプレート48と
の間に挟まれた状態で、一端側が上記一方(図8の左
側)のガイドピン101により、メカシャーシ2の前面
に回動可能に取付けられていると共に、上記一端側の近
傍に設けたスプリング係止部106に上記プレート操作
用のコイルスプリング103の一端部が係止されてい
て、該コイルスプリング103のばね力で図8の反時計
方向の回動力を付与されている。
【0037】そして、次に述べるロック解除機構111
により、ホルダロックプレート48が図8に示したよう
に、ロックピン47,47との係合が解除される位置ま
で移動してくると、上記プレートロックレバー104の
上端に設けた係合部107がホルダロックプレート48
に設けた被係合部108に係合して、ホルダロックプレ
ート48は、その位置にロックされるようになってい
る。
【0038】また、上記プレートロックレバー104の
他端側にはロック解除用の被押圧部109が形成されて
いて、該被押圧部109は上記メディアホルダ4がロー
ディング位置にきたときに、該メディアホルダ4の蓋部
44に設けた押圧部110で押圧されて、プレートロッ
クレバー104を図8の時計方向に回動させて、上記係
合部107と被係合部108の係合を解除するのでホル
ダロックプレート48はプレート操作用のコイルスプリ
ング103のばね力で自動的に図8の左方にスライドし
て、図9に示したように、ピン係合部49,49が上記
蓋部44の端面板46に設けたロックピン47,47に
係合して、メディアホルダ4をローディング位置に保持
するようになっている。
【0039】次に、ロック解除機構111について述べ
る。
【0040】ロック解除機構111は図2〜図3に示し
たように、一端部に設けた係合部112が上記ホルダロ
ックプレート48に設けた被係合部113に係合してい
ると共に、中央部が軸114によりメカシャーシ2の下
面に枢支されている鉤状の回動レバー115と、該回動
レバー115の他端部に軸116で一端部が枢支されて
いると共に、ガイド孔117,117にメカシャーシ2
の下面に設けたガイドピン118,118を挿入するこ
とにより、メカシャーシ2の下面にスライド可能に取付
けられているスライドレバー119と、該スライドレバ
ー119の他端部に設けた被押圧部120を押圧するカ
ム突起121を設けたカムギヤ122と、該カムギヤ1
22に噛合しているピニオン123と、該ピニオン12
3の回転軸124に取付けられていて、メカシャーシ2
上で上記リードスクリュー25に噛合しているはすば歯
車125とからなっている。
【0041】そして、上記リードスクリュー25を一方
向に回転させると、上記はすば歯車125、ピニオン1
23を介して、カムギヤ122が反時計方向(図3の2
点鎖線から被線の状態)に回動し、カム突起121で被
押圧部120を押圧し、スライドレバー119を回動レ
バー115側に向けてスライドさせ、該回動レバー11
5を軸114を中心にして、図3の反時計方向に回動さ
せる。
【0042】上記回動レバー115が反時計方向に回動
すると、該回動レバー115の一端部の係合部112が
被係合部113を押圧し、ホルダロックプレート48を
ロック解除方向にスライドさせるようになっている。
【0043】なお、リードスクリュー25のスクリュー
溝126の一端部には図10に示したようにリング状の
溝127が形成されていて、ロック解除機構111の操
作時に、リードスクリュー25に噛合しているヘッドキ
ャリッジ23の送りばね(ニードル)128がスクリュ
ー溝126の範囲を逸脱した場合でも、送りばね128
を上記リング状の溝127に沿って円滑に回転させ、ス
クリュー溝126の範囲を逸脱した送りばね128によ
る異音や振動の発生を防止している。
【0044】次に、実施例の記録装置の作用について述
べる。
【0045】図4に示した状態で、ディスクカセット5
をホルダ本体部43内に挿入すると、メディア排出レバ
ー7は押されて回動し、ディスクカセット5が所定の位
置まで挿入されると、上記メディア排出レバー7は弾性
ストッパー片72によってロックされた状態になる。
【0046】しかるのち、メディアホルダ4の蓋部44
の上面を押圧すれば、メディアホルダ駆動機構8の回動
レバー82,82は倒れるように回動しながらスライダ
ー81をローディング方向にスライドさせて、該スライ
ダー81に設けた傾斜状のカム溝87,87で上記蓋部
44の枢支軸3,3を軸受片27,27の軸受孔28,
28の下端側に押下げると共に、上記蓋部44は上記枢
支軸3,3を中心にして回動し、端面板48でホルダ本
体部43のメディア出入口41を塞ぐのと、ほぼ同時
に、蓋部44に設けたストッパー押圧部74でメディア
排出レバー7の弾性ストッパー片方72を押圧して、メ
ディア排出レバー7のロックを解除する。
【0047】更に蓋部44を押圧すると、蓋部44とデ
ィスク本体部43は重なり合ってローディング位置まで
回動してくる。
【0048】メディアホルダ4がローディング位置にく
ると、蓋部44に設けた押圧部でプレートロックレバー
104のロック解除用の被押圧突起109が押圧され
て、プレートロックレバー104は回動して、ホルダロ
ックプレート48のロックを解除するので、該ホルダロ
ックプレート48はプレート操作用のコイルスプリング
103のばね力でロック方向にスライドして、ピン係合
部49,49が上記蓋部44の端面板46に設けたロッ
クピン47,47に係合して、メディアホルダ4をロー
ディング位置に保持し、この状態で記録が行われる。
【0049】記録を終了してイジェクトする場合は、リ
ードスクリュー25を一方向に回転させて、ロック解除
機構111を操作する。即ち、上記リードスクリュー2
5を一方向に回転させるとはすば歯車125、ピニオン
123を介してカムギヤ122が回動し、該カムギヤ1
22に設けたカム突起121でスライドレバー119に
設けた被押圧部120を押圧して、スライドレバー11
9がスライドし、該スライドレバー119のスライドに
より、回動レバー115が回動して、ホルダロックプレ
ート48をロック解除方向にスライドさせ、該ホルダロ
ックプレート48によるメディアホルダ4の蓋部44の
ロックを解除すると共に、ホルダロックプレート48は
プレートロックレバー104により解除位置にロックさ
れる。
【0050】ホルダロックプレート48による蓋部44
のロックが解除されると、上記メディアホルダ駆動機構
8のスライダー81がスライダー操作用のコイルスプリ
ング88のばね力でアンローディング方向にスライドし
て、傾斜状のカム溝87,87により、枢支軸3,3を
軸受片27,27の軸受孔28,28の上端側に押上げ
ると共に、上記回動レバー82,82でメディアホルダ
4をアンローディング方向に回動させる。
【0051】メディアホルダ4がアンローディング方向
に回動するとホルダ本体部43と蓋部44との間に介在
された捩りコイルスプリング45のばね力でホルダ本体
部43に対して蓋部44は開かれた状態になって端面板
46によるディスク本体部43のメディア出入口41の
閉塞を解除するので、ディスク本体部43内に収納され
ているディスクカセット5はメディア排出レバー7によ
り、自動的にメディア出入口41から排出されるのであ
る。
【0052】そして、上述のように、リードスクリュー
25を一方向に回転させて、ロック解除機構111を操
作して、ホルダロックプレート48によるメディアホル
ダ4のロック解除を終了したら、今度は、リードスクリ
ュー25を逆転させて、カムギヤ122によりスライド
レバー119の押圧を解除すると共に、ヘッドキャリッ
ジ23を基準位置まで戻して、次の記録に備えるのであ
る。
【0053】なお、図面に示す実施例では、メディア排
出レバー7を金属製の板ばね材で形成した場合を示した
が、合成樹脂その他の弾性を有する素材で形成してもよ
い。
【0054】また、弾性ストッパー片の形成位置や形状
も限定されず、要はメディアホルダ側に設けた係合部に
確実に係合するものであればよい。
【0055】なお本発明において記録装置とは記録のみ
ならず記録再生を行うディスクドライブ装置等を包含す
る。
【0056】
【発明の効果】本発明のメディア排出レバーは以上説明
したような構成であって、メディア排出レバーに、ディ
スクで押圧されて、所定の位置まで回動したときに、弾
性復帰して、メディアホルダに設けた係合部に係合して
メディア排出レバーの戻り回動を押圧する弾性ストッパ
ー片を一体に形成したので次に述べるような効果があ
る。
【0057】(1)メディア排出レバーと独立別個のア
ームロック機構が不要となり、そのぶん部品点数を減ら
し、コストを下げることができる。
【0058】(2)アームロック機構を組付けるための
作業工程を省くことができる。
【0059】(3)アームロック機構を組付けるための
スペースが不要となり、ディスクドライブ装置を小型
化、薄型化、軽量化する上で有利なものになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録装置の斜視図。
【図2】本発明の記録装置の底面図。
【図3】メディアホルダを取外した状態の平面図。
【図4】メディアホルダのアンローディング状態の側面
図。
【図5】メディアホルダのローディング状態の側面図。
【図6】スライダーの斜視図。
【図7】スライダーをメカシャーシ上に組付けた状態の
平面図。
【図8】ホルダロックプレートによるメディアホルダの
ロックを解除した状態の正面図。
【図9】ホルダロックプレートでメディアホルダをロッ
クした状態の正面図。
【図10】リードスクリューの側面図。
【図11】メディア排出レバーの斜視図。
【図12】ディスクカセットで押圧される前のメディア
排出レバーの平面図。
【図13】ディスクカセットで押圧される前のメディア
排出レバーの側面図。
【図14】ディスクカセットで押圧されてロックされた
状態のメディア排出レバーの平面図。
【図15】ディスクカセットで押圧されてロックされた
状態のメディア排出レバーの側面図。
【図16】メディア排出レバーが蓋部で押圧されロック
が解除された瞬間の平面図。
【図17】メディア排出レバーが蓋部で押圧されロック
が解除された瞬間の側面図。
【符号の説明】
1…記録装置、4…メディアホルダ、5…ディスクカセ
ット、6…レバー戻しスプリング、7…メディア排出レ
バー、72…弾性ストッパー片、73…係合部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年3月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 記録及び/又は再生装置のメディア排
出レバー
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子スチルカメラやディ
スクドライブ等の記録及び/又は再生装置において、イ
ジェクト時にメディアホルダからディスク等のメディア
を排出させるためのメディア排出レバーに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の電子スチルカメラやディスクドラ
イブ等の記録及び/又は再生装置にあっては、メディア
ホルダにメディア排出レバーが回動可能に取付けられて
いて、該メディアホルダ内にディスク等のメディアを挿
入すると、該メディアで押圧されて、レバー戻しスプリ
ングのばね力に抗して回動し、メディア排出レバーが所
定の位置まで回動してくると、該メディア排出レバーは
ディスクホルダに設けられたメディア排出レバーとは独
立別個のレバーロック機構でロックされるようになって
いる。
【0003】そして、イジェクト時に、上記レバーロッ
ク機構によるメディア排出レバーのロックが解除され、
該メディア排出レバーはレバー戻しスプリングのばね力
で戻り回動し、メディアをメディアホルダから排出する
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の記録
及び/又は再生装置にあっては、上述したようにメディ
ア排出レバーとレバーロック機構を独立別個に形成して
いたために次に述べるような問題点があった。
【0005】(1)レバーロック機構を構成するための
部品点数が増えコストが高くなる。
【0006】(2)レバーロック機構をディスクホルダ
等に組付けるための作業工程が増え、斯かる面からもコ
ストが高くなる。
【0007】(3)レバーロック機構を組付けるための
スペースを確保しなければならず、記録及び/又は再生
装置を小型化、薄型化するのに障害となる場合がある。
【0008】本発明はディスク排出アームにアームロッ
ク機構を一体に形成することにより、上記従来の問題点
を解決できるようにしたものである。
【課題を解決するための手段】本発明はメディアホルダ
に移動可能に取付けられていて、ディスク等のメディア
を挿入すると、該メディアで押圧されて移動し、イジェ
クト時に戻しスプリングのばね力で戻り移動して、メデ
ィアをメディアホルダから排出させる記録及び/又は再
生装置のメディア排出レバーにおいて、
【0009】上記メディア排出レバーには、メディアで
押圧されて所定の位置まで移動してきたときに、弾性復
帰して、上記メディアホルダに設けた係合部に係合し
て、メディア排出レバーの戻り移動を阻止する弾性スト
ッパー片を一体に形成した。
【0010】
【作用】メディアホルダにディスク等のメディアを挿入
すると、該メディアでメディア排出レバーは押圧され
て、移動し、所定の位置まで、移動してくると、該メデ
ィア排出レバーに設けた弾性ストッパー片がメディアホ
ルダに設けた係合部に係合して、メディア排出レバーを
自動的にロックする。
【0011】
【実施例】次に本発明のメディア排出レバーを記録及び
/又は再生装置としての電子スチルカメラに組付けた場
合を例にとって説明する。
【0012】図1は記録及び/又は再生装置であり、該
記録装置1は、メカシャーシ2と、該メカシャーシ2に
枢支軸3で一端側を回動可能、かつ上下動可能に取付け
られたメディアホルダ4と、該メディアホルダ4に回動
に取付けられていて、メディアとしてのディスクカセッ
ト5を挿入すると、該ディスクカセット5により押圧さ
れて、レバー戻しスプリング6のばね力に抗して回動
し、イジェクト時に上記レバー戻しスプリング6のばね
力で戻し回動して、ディスクカセット5をメディアホル
ダ4から排出させるメディア排出レバー7と、上記メデ
ィアホルダ4をアンローディング方向に回動させると共
に、上記枢支軸3を上動させ、またメディアホルダ4を
ローディング方向に回動させると共に、上記枢支軸3を
下動させるメディアホルダ駆動機構8とを備えている。
【0013】上記メカシャーシ2上には図3に示したよ
うにディスクを回転させるスピンドルモータ21と、該
スピンドルモータ21により回転されるディスクの信号
の読取り及び信号の書込みを行うヘッド22と、該ヘッ
ド22を搭載したヘッドキャリッジ23と、該ヘッドキ
ャリッジ23を上記スピンドルモータ21の半径方向へ
移動ガイドするガイド軸24と、該ガイド軸24に沿わ
せて、ヘッドキャリッジ23を移動させるリードスクリ
ュー25と、該リードスクリュー25を回転させるステ
ッピングモータ26が取付けられている。
【0014】また、上記メカシャーシ2の一端側(奥端
側)の左右両側部には左右一対の軸受片27,27が立
設されていて、これら軸受片27,27には縦長状の軸
受孔28,28が形成されている。
【0015】次に、メディアホルダ4について説明す
る。
【0016】メディアホルダ4は、図1に示したよう
に、一端側にメディア出入口41を有し、該メディア出
入口41から挿入したメディアとしてのディスクカセッ
ト5を収容保持するホルダ本体部43と、該ホルダ本体
部43に回動可能に取付けられた蓋部44と、上記ホル
ダ本体部43と蓋部44との間に介在されていて、これ
らホルダ本体部43と蓋部44を所定の開き角度に開い
た状態に維持している捩りコイルスプリング45とを備
えている。
【0017】また、上記蓋部44の一端側(メディア出
入口41の反対側)の左右両側面には、上記枢支軸3,
3が設けられていて、これら枢支軸3,3を上記軸受片
27,27の縦長状の軸受孔28,28に挿入すること
により、枢支軸3,3乃至メディアホルダ4は回動可能
に、かつ上下方向に移動可能にメカシャーシ2に取付け
られている。
【0018】そして、図4に示した状態でホルダ本体部
43のメディア出入口41からディスクカセット5をホ
ルダ本体部43内に挿入したのち、上記蓋部44の上面
を下方に向けて押圧すれば、次に詳述するメディアホル
ダ駆動機構8により、先ず、メディアホルダ4の枢支軸
3,3が上記軸受孔28,28の下端まで下降し、更に
蓋部44を押圧すれば、該蓋部44は上記捩りコイルス
プリング45のばね力に抗して、ホルダ本体部43と重
なり合って、蓋部44の先端に設けた端面板46で、上
記ホルダ本体部43のメディア出入口41を塞ぐように
なっている。
【0019】そして、上記蓋部44の端面板46でホル
ダ本体部43のメディア出入口41を塞ぎ、メディアホ
ルダ4がローディング位置に来た状態になると、上記端
面板46に設けたロックピン47,47に、メカシャー
シ2の前面に設けたホルダロックプレート48のピン係
合部49,49が係合して、メディアホルダ4はローデ
ィング位置に保持されるようになっている。
【0020】次に本発明のメディア排出レバー7につい
て述べる。
【0021】メディア排出レバー7は図1に示したよう
に軸71により、上記メディアホルダ4のホルダ本体部
43に回動可能に取付けられていて、ディスクカセット
5をホルダ本体部43内に挿入すると、該ディスクカセ
ット5の前面で押圧されて、上記レバー戻しばね6のば
ね力に抗して回動し、ディスクカセット5にイジェクト
方向の回動力を付与し、イジェクト時に、上記レバー戻
しばね6のばね力で戻り回動し、ディスクカセット5を
ホルダ本体43から排出させるようになっている。
【0022】上記メディア排出レバー7は図11に示し
たように、金属製の板ばね材で形成されていて、その上
端側には弾性ストッパー片72が一体的に形成されてい
て、該弾性ストッパー片72は図12〜図13に示した
ように、上記メディアホルダ4のホルダ本体部43の天
板43aの下面に圧接された状態になっている。
【0023】そして、上記メディア排出レバー7がディ
スクカセット5で押圧されて、所定の位置まで回動して
きたときに、図14〜図15に示したように、上記弾性
ストッパー片72が弾性復帰して、上記ホルダ本体部4
3の天板43aに設けた係合部73に係合して、メディ
ア排出レバー7の戻り回動を阻止するようになっている
と共に、上記弾性ストッパー片72は蓋部44を閉じる
際に、図16〜図17に示したように、該蓋部44に形
成したストッパー押圧部74で押圧され、係合部73と
の係合が外れるようになっている。
【0024】なお、75,75はメディア排出レバー7
に設けられた補強リブであり、これら補強リブ75,7
5はディスクカセット5を挿入する際に、該ディスクカ
セット5で押圧されて撓むのを防止するようになってい
ると共に、軸受片として使用される。
【0025】次に、メディアホルダ駆動機構8について
説明する。
【0026】メディアホルダ駆動機構8は図1に示した
ように上記メカシャーシ2に沿ってスライドして、上記
メディアホルダ4を上下動させるスライダー81と、該
スライダー81に一端側が枢支され、他端側が上記メデ
ィアホルダ4に枢支されていて、上記スライダー81が
メディアホルダ4を上動させる方向にスライドしたとき
に、該メディアホルダ4をアンローディング方向に回動
させ、上記スライダー81がメディアホルダ4を下動さ
せる方向にスライドしたときに、上記メディアホルダ4
をローディング方向に回動させる左右一対の回動レバー
82,82とを備えている。
【0027】上記スライダー81は図6に示したように
左右一対の側板83,84と、これら一対の側板83,
84の一端側を連結する連結板85によって平面コ状に
形成されていて、メカシャーシ2上にスライド可能に取
付けられている。
【0028】上記左右一対の側板83,84の先端には
左右一対のカム突起86,86が立設されていて、これ
らカム突起86,86には傾斜状のカム溝87,87が
形成されている。
【0029】上記左右一対のカム突起86,86は上記
メカシャーシ2に設けた左右一対の軸受片27,27と
メディアホルダ4の蓋部44の左右両側面との間に挿入
されていると共に、上記傾斜状のカム溝87,87内に
上記蓋部44の左右両側面に設けた枢支軸3,3が挿入
されている。
【0030】また、上記スライダー81はスライダー操
作用のコイルスプリング88によりアンローディング方
向(図6の矢印A方向)にいっぱいにスライドしてい
て、図4に示したように、上記傾斜状のカム溝87,8
7により枢支軸3,3を上記軸受片27,27の縦長状
の軸受孔28,28の上端側に押上げた状態に維持して
いる。
【0031】上記左右一対の回動レバー82,82は図
4及び図6に示したように、一端側が第1の軸91,9
1で上記スライダー81に枢支され、他端側が第2の軸
92,92で上記メディアホルダ4の蓋部44の左右両
側面に枢支されている。
【0032】そして、上記スライダー81がスライダー
操作用のコイルスプリング88のばね力でアンローディ
ング方向にスライドしているときには、上記左右一対の
回動レバー82,82は所定の傾斜角度θで起立した状
態になって、メディアホルダ4をアンローディング状態
に維持するようになっていると共に、上記メディアホル
ダ4をアンローディング状態からローディング状態にす
るべく、上記蓋部44の上面を押圧すると、上記回動レ
バー82,82は傾斜角度θが小さくなるように水平方
向に倒れながら、上記第1の軸92,92でスライダー
81をローディング方向(図4の矢印B方向)にスライ
ドさせて、図5に示したように、上記カム突起86,8
6に設けた傾斜状のカム溝87,87で枢支軸3,3を
上記軸受片27,27の縦長状の軸受孔28,28の下
端側に押下げた状態に維持するようになっている。
【0033】89はスライダー81の左右一対の側板8
3,84のうち一方の側板84の先端に連結されたダン
パーであり、該ダンパー89によりスライダー81のス
ライド速度を調整するようになっている。
【0034】次に上記ホルダロックプレート48につい
て述べる。
【0035】ホルダロックプレート48は図8〜図9に
示したように、メカシャーシ2の前面2aにガイドピン
101,101と長孔102,102によって、スライ
ド可能に取付けられていて、プレート操作用のコイルス
プリング103のばね力により、上記ホルダロックプレ
ート48に設けたピン係合部49,49が、上記蓋部4
4の端面板46に設けたロックピン47,47と係合す
る方向のスライド力が付与されていると共に、上記ホル
ダロックプレート48は次に述べるロック解除機構11
1により、上記ロックピン47,47との係合が解除さ
れる位置にスライドしてくると、プレートロックレバー
104でロックされるようになっている。
【0036】上記プレートロックレバー104は上記メ
カシャーシ2の前面と上記ホルダロックプレート48と
の間に挟まれた状態で、一端側が上記一方(図8の左
側)のガイドピン101により、メカシャーシ2の前面
に回動可能に取付けられていると共に、上記一端側の近
傍に設けたスプリング係止部106に上記プレート操作
用のコイルスプリング103の一端部が係止されてい
て、該コイルスプリング103のばね力で図8の反時計
方向の回動力を付与されている。
【0037】そして、次に述べるロック解除機構111
により、ホルダロックプレート48が図8に示したよう
に、ロックピン47,47との係合が解除される位置ま
で移動してくると、上記プレートロックレバー104の
上端に設けた係合部107がホルダロックプレート48
に設けた被係合部108に係合して、ホルダロックプレ
ート48は、その位置にロックされるようになってい
る。
【0038】また、上記プレートロックレバー104の
他端側にはロック解除用の被押圧部109が形成されて
いて、該被押圧部109は上記メディアホルダ4がロー
ディング位置にきたときに、該メディアホルダ4の蓋部
44に設けた押圧部110で押圧されて、プレートロッ
クレバー104を図8の時計方向に回動させて、上記係
合部107と被係合部108の係合を解除するのでホル
ダロックプレート48はプレート操作用のコイルスプリ
ング103のばね力で自動的に図8の左方にスライドし
て、図9に示したように、ピン係合部49,49が上記
蓋部44の端面板46に設けたロックピン47,47に
係合して、メディアホルダ4をローディング位置に保持
するようになっている。
【0039】次に、ロック解除機構111について述べ
る。
【0040】ロック解除機構111は図2〜図3に示し
たように、一端部に設けた係合部112が上記ホルダロ
ックプレート48に設けた被係合部113に係合してい
ると共に、中央部が軸114によりメカシャーシ2の下
面に枢支されている鉤状の回動レバー115と、該回動
レバー115の他端部に軸116で一端部が枢支されて
いると共に、ガイド孔117,117にメカシャーシ2
の下面に設けたガイドピン118,118を挿入するこ
とにより、メカシャーシ2の下面にスライド可能に取付
けられているスライドレバー119と、該スライドレバ
ー119の他端部に設けた被押圧部120を押圧するカ
ム突起121を設けたカムギヤ122と、該カムギヤ1
22に噛合しているピニオン123と、該ピニオン12
3の回転軸124に取付けられていて、メカシャーシ2
上で上記リードスクリュー25に噛合しているはすば歯
車125とからなっている。
【0041】そして、上記リードスクリュー25を一方
向に回転させると、上記はすば歯車125、ピニオン1
23を介して、カムギヤ122が反時計方向(図3の2
点鎖線から線の状態)に回動し、カム突起121で被
押圧部120を押圧し、スライドレバー119を回動レ
バー115側に向けてスライドさせ、該回動レバー11
5を軸114を中心にして、図3の反時計方向に回動さ
せる。
【0042】上記回動レバー115が反時計方向に回動
すると、該回動レバー115の一端部の係合部112が
被係合部113を押圧し、ホルダロックプレート48を
ロック解除方向にスライドさせるようになっている。
【0043】なお、リードスクリュー25のスクリュー
溝126の一端部には図10に示したようにリング状の
溝127が形成されていて、ロック解除機構111の操
作時に、リードスクリュー25に噛合しているヘッドキ
ャリッジ23の送りばね(ニードル)128がスクリュ
ー溝126の範囲を逸脱した場合でも、送りばね128
を上記リング状の溝127に沿って円滑に回転させ、ス
クリュー溝126の範囲を逸脱した送りばね128によ
る異音や振動の発生を防止している。
【0044】次に、実施例の記録及び/又は再生装置
作用について述べる。
【0045】図4に示した状態で、ディスクカセット5
をホルダ本体部43内に挿入すると、メディア排出レバ
ー7は押されて回動し、ディスクカセット5が所定の位
置まで挿入されると、上記メディア排出レバー7は弾性
ストッパー片72によってロックされた状態になる。
【0046】しかるのち、メディアホルダ4の蓋部44
の上面を押圧すれば、メディアホルダ駆動機構8の回動
レバー82,82は倒れるように回動しながらスライダ
ー81をローディング方向にスライドさせて、該スライ
ダー81に設けた傾斜状のカム溝87,87で上記蓋部
44の枢支軸3,3を軸受片27,27の軸受孔28,
28の下端側に押下げると共に、上記蓋部44は上記枢
支軸3,3を中心にして回動し、端面板48でホルダ本
体部43のメディア出入口41を塞ぐのと、ほぼ同時
に、蓋部44に設けたストッパー押圧部74でメディア
排出レバー7の弾性ストッパー片方72を押圧して、メ
ディア排出レバー7のロックを解除する。
【0047】更に蓋部44を押圧すると、蓋部44とデ
ィスク本体部43は重なり合ってローディング位置まで
回動してくる。
【0048】メディアホルダ4がローディング位置にく
ると、蓋部44に設けた押圧部でプレートロックレバー
104のロック解除用の被押圧突起109が押圧され
て、プレートロックレバー104は回動して、ホルダロ
ックプレート48のロックを解除するので、該ホルダロ
ックプレート48はプレート操作用のコイルスプリング
103のばね力でロック方向にスライドして、ピン係合
部49,49が上記蓋部44の端面板46に設けたロッ
クピン47,47に係合して、メディアホルダ4をロー
ディング位置に保持し、この状態で記録が行われる。
【0049】記録を終了してイジェクトする場合は、リ
ードスクリュー25を一方向に回転させて、ロック解除
機構111を操作する。即ち、上記リードスクリュー2
5を一方向に回転させるとはすば歯車125、ピニオン
123を介してカムギヤ122が回動し、該カムギヤ1
22に設けたカム突起121でスライドレバー119に
設けた被押圧部120を押圧して、スライドレバー11
9がスライドし、該スライドレバー119のスライドに
より、回動レバー115が回動して、ホルダロックプレ
ート48をロック解除方向にスライドさせ、該ホルダロ
ックプレート48によるメディアホルダ4の蓋部44の
ロックを解除すると共に、ホルダロックプレート48は
プレートロックレバー104により解除位置にロックさ
れる。
【0050】ホルダロックプレート48による蓋部44
のロックが解除されると、上記メディアホルダ駆動機構
8のスライダー81がスライダー操作用のコイルスプリ
ング88のばね力でアンローディング方向にスライドし
て、傾斜状のカム溝87,87により、枢支軸3,3を
軸受片27,27の軸受孔28,28の上端側に押上げ
ると共に、上記回動レバー82,82でメディアホルダ
4をアンローディング方向に回動させる。
【0051】メディアホルダ4がアンローディング方向
に回動するとホルダ本体部43と蓋部44との間に介在
された捩りコイルスプリング45のばね力でホルダ本体
部43に対して蓋部44は開かれた状態になって端面板
46によるディスク本体部43のメディア出入口41の
閉塞を解除するので、ディスク本体部43内に収納され
ているディスクカセット5はメディア排出レバー7によ
り、自動的にメディア出入口41から排出されるのであ
る。
【0052】そして、上述のように、リードスクリュー
25を一方向に回転させて、ロック解除機構111を操
作して、ホルダロックプレート48によるメディアホル
ダ4のロック解除を終了したら、今度は、リードスクリ
ュー25を逆転させて、カムギヤ122によりスライド
レバー119の押圧を解除すると共に、ヘッドキャリッ
ジ23を基準位置まで戻して、次の記録に備えるのであ
る。
【0053】なお、図面に示す実施例では、メディア排
出レバー7を金属製の板ばね材で形成した場合を示した
が、合成樹脂その他の弾性を有する素材で形成してもよ
い。
【0054】また、弾性ストッパー片の形成位置や形状
も限定されず、要はメディアホルダ側に設けた係合部に
確実に係合するものであればよい。
【0055】なお、実施例では、専ら記録装置として使
用される電子スチルカメラについて説明したが、本発明
は記録再生を行うディスクドライブ等の再生装置及び両
者の機能を備えた装置をも含むものである
【0056】
【発明の効果】本発明のメディア排出レバーは以上説明
したような構成であって、メディア排出レバーに、ディ
スクで押圧されて、所定の位置まで回動したときに、弾
性復帰して、メディアホルダに設けた係合部に係合して
メディア排出レバーの戻り回動を押圧する弾性ストッパ
ー片を一体に形成したので次に述べるような効果があ
る。
【0057】(1)メディア排出レバーと独立別個のア
ームロック機構が不要となり、そのぶん部品点数を減ら
し、コストを下げることができる。
【0058】(2)アームロック機構を組付けるための
作業工程を省くことができる。
【0059】(3)アームロック機構を組付けるための
スペースが不要となり、記録及び/又は再生装置を小型
化、薄型化、軽量化する上で有利なものになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録及び/又は再生装置の斜視図。
【図2】本発明の記録及び/又は再生装置の底面図。
【図3】メディアホルダを取外した状態の平面図。
【図4】メディアホルダのアンローディング状態の側面
図。
【図5】メディアホルダのローディング状態の側面図。
【図6】スライダーの斜視図。
【図7】スライダーをメカシャーシ上に組付けた状態の
平面図。
【図8】ホルダロックプレートによるメディアホルダの
ロックを解除した状態の正面図。
【図9】ホルダロックプレートでメディアホルダをロッ
クした状態の正面図。
【図10】リードスクリューの側面図。
【図11】メディア排出レバーの斜視図。
【図12】ディスクカセットで押圧される前のメディア
排出レバーの平面図。
【図13】ディスクカセットで押圧される前のメディア
排出レバーの側面図。
【図14】ディスクカセットで押圧されてロックされた
状態のメディア排出レバーの平面図。
【図15】ディスクカセットで押圧されてロックされた
状態のメディア排出レバーの側面図。
【図16】メディア排出レバーが蓋部で押圧されロック
が解除された瞬間の平面図。
【図17】メディア排出レバーが蓋部で押圧されロック
が解除された瞬間の側面図。
【符号の説明】 1…記録及び/又は再生装置、4…メディアホルダ、5
…ディスクカセット、6…レバー戻しスプリング、7…
メディア排出レバー、72…弾性ストッパー片、73…
係合部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メディアホルダに移動可能に取付けられ
    ていて、ディスク等のメディアを挿入すると、該メディ
    アで押圧されて移動し、イジェクト時に戻しスプリング
    のばね力で戻り移動して、メディアをメディアホルダか
    ら排出させる記録装置のメディア排出レバーにおいて、 上記メディア排出レバーには、メディアで押圧されて所
    定の位置まで移動してきたときに、弾性復帰して、上記
    メディアホルダに設けた係合部に係合して、メディア排
    出レバーの戻り移動を阻止する弾性ストッパー片を一体
    に形成したことを特徴とする記録装置のメディア排出レ
    バー。
JP3327347A 1991-12-11 1991-12-11 記録装置のメディア排出レバー Pending JPH05159433A (ja)

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EP92403317A EP0547944B1 (en) 1991-12-11 1992-12-08 Disk cartridge loading mechanism for use in disk recording and/or reproducing device
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05182334A (ja) * 1991-12-27 1993-07-23 Teac Corp 記録媒体装着装置

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JPH05182334A (ja) * 1991-12-27 1993-07-23 Teac Corp 記録媒体装着装置

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