JPH05159424A - 情報記録再生装置の固定シリンダ - Google Patents
情報記録再生装置の固定シリンダInfo
- Publication number
- JPH05159424A JPH05159424A JP3320416A JP32041691A JPH05159424A JP H05159424 A JPH05159424 A JP H05159424A JP 3320416 A JP3320416 A JP 3320416A JP 32041691 A JP32041691 A JP 32041691A JP H05159424 A JPH05159424 A JP H05159424A
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- Japan
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- tape
- fixed cylinder
- mold
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- resin
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 テープ状記録媒体を用い情報の記録再生を行
う樹脂により金型成形されている情報記録再生装置の固
定シリンダを提供する。 【構成】 固定シリンダ１のテープ状記録媒体７が走行
するテープ走行面２において、金型１０の分割面のパー
ティングラインと相対するテープ走行面２の一部を削除
されている形状（平坦部８）とする。
う樹脂により金型成形されている情報記録再生装置の固
定シリンダを提供する。 【構成】 固定シリンダ１のテープ状記録媒体７が走行
するテープ走行面２において、金型１０の分割面のパー
ティングラインと相対するテープ走行面２の一部を削除
されている形状（平坦部８）とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、テープ状記録媒体（以
下テープ）を用いる情報記録再生装置、例えばビデオテ
ープレコーダ（以下ＶＴＲ）等における、樹脂により成
形されている固定シリンダの形状に関する。
下テープ）を用いる情報記録再生装置、例えばビデオテ
ープレコーダ（以下ＶＴＲ）等における、樹脂により成
形されている固定シリンダの形状に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の磁気記録再生装置、例えばＶＴＲ
におけるシリンダは、磁気ヘッドが取り付けられ回転す
る回転シリンダと、磁気テープを磁気ヘッドに対して常
に所定の位置を走行させるためのリードが形成されてい
る固定シリンダより構成されている。
におけるシリンダは、磁気ヘッドが取り付けられ回転す
る回転シリンダと、磁気テープを磁気ヘッドに対して常
に所定の位置を走行させるためのリードが形成されてい
る固定シリンダより構成されている。
【０００３】従来、これらのシリンダは、一般的にアル
ミニウム合金を鋳造あるいは鍛造し、その後切削加工及
び鏡面加工して製造されている。
ミニウム合金を鋳造あるいは鍛造し、その後切削加工及
び鏡面加工して製造されている。
【０００４】そして、アルミニウム合金のような金属材
料を加工して固定シリンダを製造する場合、リードやテ
ープ走行面などの複雑な形状を高精度で加工することは
コスト的に不利である。
料を加工して固定シリンダを製造する場合、リードやテ
ープ走行面などの複雑な形状を高精度で加工することは
コスト的に不利である。
【０００５】そこで、成形加工のみで製造できる樹脂に
よるシリンダが特開昭６０−４０５５０号公報（Ｇ１１
Ｂ １５／６１）等に提案されており、その製造方法が
特開昭６０−４０５５２号公報（Ｇ１１Ｂ １５／６
１）に開示されているが、ここに開示されているシリン
ダの製造方法によれば、金型を中心軸方向に抜くので、
図６にその詳細を示すように、固定シリンダ１のテープ
走行面２とリード３の間にテープがリードに対して正確
に沿うように形成されている凹部４を形成することがで
きない。
よるシリンダが特開昭６０−４０５５０号公報（Ｇ１１
Ｂ １５／６１）等に提案されており、その製造方法が
特開昭６０−４０５５２号公報（Ｇ１１Ｂ １５／６
１）に開示されているが、ここに開示されているシリン
ダの製造方法によれば、金型を中心軸方向に抜くので、
図６にその詳細を示すように、固定シリンダ１のテープ
走行面２とリード３の間にテープがリードに対して正確
に沿うように形成されている凹部４を形成することがで
きない。
【０００６】従って、固定シリンダ１を図７に示すよう
に金型５を中心軸に対して垂直方向に分割し抜く必要が
ある。
に金型５を中心軸に対して垂直方向に分割し抜く必要が
ある。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、固
定シリンダを樹脂により金型成形するさいに金型の分割
面であるパ−ティングライン上に相対する成形品に生じ
るバリによる表面精度不良の問題がある。図７に示すよ
うに、テープの巻き付け角が１８０°以上の固定シリン
ダ１を金型５で成形すると、金型５を分割するパ−ティ
ングライン上に相対する固定シリンダ１の表面には高さ
が普通１０〜３０μｍ程度のバリ６が発生し、そのバリ
６がテープ走行面に少なくとも１本残ることによりテー
プ走行上問題になる。
定シリンダを樹脂により金型成形するさいに金型の分割
面であるパ−ティングライン上に相対する成形品に生じ
るバリによる表面精度不良の問題がある。図７に示すよ
うに、テープの巻き付け角が１８０°以上の固定シリン
ダ１を金型５で成形すると、金型５を分割するパ−ティ
ングライン上に相対する固定シリンダ１の表面には高さ
が普通１０〜３０μｍ程度のバリ６が発生し、そのバリ
６がテープ走行面に少なくとも１本残ることによりテー
プ走行上問題になる。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、テープ状記録
媒体を用い情報の記録再生を行う樹脂により金型成形さ
れている情報記録再生装置の固定シリンダであって、固
定シリンダのテープ状記録媒体が走行するテープ走行面
において、金型の分割面のパーティングラインと相対す
るテープ走行面の一部を削除されている形状とする。
媒体を用い情報の記録再生を行う樹脂により金型成形さ
れている情報記録再生装置の固定シリンダであって、固
定シリンダのテープ状記録媒体が走行するテープ走行面
において、金型の分割面のパーティングラインと相対す
るテープ走行面の一部を削除されている形状とする。
【０００９】
【作用】本発明によれば、固定シリンダのテープ走行面
の一部を削除した形状とし、樹脂により金型成形する際
の金型の分割面をテープ走行面の一部を削除した位置と
することにより、金型の分割面に生じるテープ走行面上
のバリにテープが接触せず、安定したテープ走行が得ら
れる。
の一部を削除した形状とし、樹脂により金型成形する際
の金型の分割面をテープ走行面の一部を削除した位置と
することにより、金型の分割面に生じるテープ走行面上
のバリにテープが接触せず、安定したテープ走行が得ら
れる。
【００１０】
【実施例】本発明の実施例を図１〜図５を用いて説明す
る。また、同一部品には同一符号を付し説明を省略す
る。尚、図は、テープを１８０°以上巻き付けるＶＴＲ
の固定シリンダを示している。図１は、本発明の実施例
における固定シリンダ１の上面図である。固定シリンダ
１には、テープガイド１２，１３によりテープ７が１８
０°巻き付けられており、テープ７が固定シリンダ１に
巻き付き始めて９０°の位置に図２に拡大図で示すよう
に、テープ走行面２において、中心に向かって０．１ｍ
ｍ分の平坦部８を固定シリンダ１を削除するように形成
する。
る。また、同一部品には同一符号を付し説明を省略す
る。尚、図は、テープを１８０°以上巻き付けるＶＴＲ
の固定シリンダを示している。図１は、本発明の実施例
における固定シリンダ１の上面図である。固定シリンダ
１には、テープガイド１２，１３によりテープ７が１８
０°巻き付けられており、テープ７が固定シリンダ１に
巻き付き始めて９０°の位置に図２に拡大図で示すよう
に、テープ走行面２において、中心に向かって０．１ｍ
ｍ分の平坦部８を固定シリンダ１を削除するように形成
する。
【００１１】ここで、固定シリンダ１の径が４０ｍｍで
あり、テープ７の巻き付け角が１８０°であるＶＴＲシ
リンダでは、図２に示すように、テープ走行面２に平坦
部８を形成した場合、テープ７が接触しない平坦部８の
部分の面積はテープ走行面２の面積の約６．５％に当
り、テープ走行面２の一部に平坦部８を形成してもテー
プ７の走行安定性、リニアリティ（トラックの直線性）
への影響は問題とならない。
あり、テープ７の巻き付け角が１８０°であるＶＴＲシ
リンダでは、図２に示すように、テープ走行面２に平坦
部８を形成した場合、テープ７が接触しない平坦部８の
部分の面積はテープ走行面２の面積の約６．５％に当
り、テープ走行面２の一部に平坦部８を形成してもテー
プ７の走行安定性、リニアリティ（トラックの直線性）
への影響は問題とならない。
【００１２】この様な固定シリンダ１を樹脂により成形
する際の金型の構成を図３を用いて説明する。図３に示
すように、金型は３つの部分から構成されており、上部
の第１金型９、テープ走行面２を成形する第２金型１
０、下部を成形する第３金型１１からなっており、第２
金型１０の分割面であるパーティングラインを平坦部８
に位置するようにする。従って、金型成形時のバリ６
は、図３の破線で示す平坦部８に発生する。また、金型
は、図４で示される矢印の方向に抜くことによって固定
シリンダ１が樹脂により成形される。そして、図６に示
すテープ走行面２とリード３の間の凹部４も形成され
る。
する際の金型の構成を図３を用いて説明する。図３に示
すように、金型は３つの部分から構成されており、上部
の第１金型９、テープ走行面２を成形する第２金型１
０、下部を成形する第３金型１１からなっており、第２
金型１０の分割面であるパーティングラインを平坦部８
に位置するようにする。従って、金型成形時のバリ６
は、図３の破線で示す平坦部８に発生する。また、金型
は、図４で示される矢印の方向に抜くことによって固定
シリンダ１が樹脂により成形される。そして、図６に示
すテープ走行面２とリード３の間の凹部４も形成され
る。
【００１３】以上の方法で樹脂により金型成形された固
定シリンダ１の平坦部８にはバリ６が発生するが、バリ
６の高さは普通１０〜３０μｍ程度であるのでテープ７
には接触することはなく、テープ７の走行安定性、リニ
アリティへの影響はない。
定シリンダ１の平坦部８にはバリ６が発生するが、バリ
６の高さは普通１０〜３０μｍ程度であるのでテープ７
には接触することはなく、テープ７の走行安定性、リニ
アリティへの影響はない。
【００１４】その他の実施例として、図５に示すよう
に、平坦部８をテープ７が固定シリンダ１に進入する位
置と離脱する位置になるようにしてもよい。
に、平坦部８をテープ７が固定シリンダ１に進入する位
置と離脱する位置になるようにしてもよい。
【００１５】尚、平坦部８をテープ７が固定シリンダ１
に進入して離脱するまでのほぼ中央に設けると、平坦部
８の形成は、１ケ所だけでよくなるので第２金型１０の
加工が平坦部８を２ケ所形成するときよりも容易にな
る。
に進入して離脱するまでのほぼ中央に設けると、平坦部
８の形成は、１ケ所だけでよくなるので第２金型１０の
加工が平坦部８を２ケ所形成するときよりも容易にな
る。
【００１６】また、本発明は上記の実施例に限定される
ものではなく、固定シリンダ１のテープ走行面２を削除
する位置、削除する形状あるいはテープ７の巻き付け角
が異なる場合においても適用が可能であることはいうま
でもない。
ものではなく、固定シリンダ１のテープ走行面２を削除
する位置、削除する形状あるいはテープ７の巻き付け角
が異なる場合においても適用が可能であることはいうま
でもない。
【００１７】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、固定シリ
ンダを樹脂により金型成形する際に生じるバリが、テー
プと接触しないような形状の固定シリンダとするため、
テープがテープ走行面上を走行しても走行安定性及びリ
ニアリティには影響が出ず、固定シリンダを樹脂により
金型成形した際に発生するバリを取り除く作業をする必
要がなく生産性が向上する。
ンダを樹脂により金型成形する際に生じるバリが、テー
プと接触しないような形状の固定シリンダとするため、
テープがテープ走行面上を走行しても走行安定性及びリ
ニアリティには影響が出ず、固定シリンダを樹脂により
金型成形した際に発生するバリを取り除く作業をする必
要がなく生産性が向上する。
【図１】本発明の実施例を説明するための図である。
【図２】本発明の実施例を説明するための拡大図であ
る。
る。
【図３】本発明の実施例における金型の構成を説明する
ための図である。
ための図である。
【図４】本発明の実施例における金型の抜く方向を示す
図である。
図である。
【図５】本発明の他の実施例を説明するための図であ
る。
る。
【図６】固定シリンダのテープ走行面の側断面図。
【図７】従来の金型による固定シリンダの成形を説明す
るための図である。
るための図である。
１ 固定シリンダ ２ テープ走行面 ７ テープ（テープ状記録媒体） １０ 第２金型（金型）
Claims (1)
- 【請求項１】 テープ状記録媒体を用い情報の記録再生
を行う樹脂により金型成形されている情報記録再生装置
の固定シリンダであって、前記固定シリンダのテープ状
記録媒体が走行するテープ走行面において、前記金型の
分割面のパーティングラインと相対する前記テープ走行
面の一部を削除されている形状とすることを特徴する情
報記録再生装置の固定シリンダ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3320416A JPH05159424A (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 情報記録再生装置の固定シリンダ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3320416A JPH05159424A (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 情報記録再生装置の固定シリンダ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05159424A true JPH05159424A (ja) | 1993-06-25 |
Family
ID=18121214
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3320416A Pending JPH05159424A (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 情報記録再生装置の固定シリンダ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05159424A (ja) |
-
1991
- 1991-12-04 JP JP3320416A patent/JPH05159424A/ja active Pending
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