JPH01118254A - 回転磁気ヘッド装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ビデオテープレコーダーの如き、磁気テープ
上に回転ヘッドを用いて信号を記録再生する回転ヘッド
装置に関するものである。

従来の技術 ビデオテープレコーダー（以下ＶＴＲと称す）は近年ま
すます小形軽量化、高画質高音質化、多機能化が進んで
いる、それに伴って小型軽量化のための特殊小径シリン
ダー採用による多ヘッド化、高音質化のための回転オー
ディオ（以下ＦＭオーディオと称す）ヘッド付加、多機
能化のための特殊再生用専用ヘッド、回転消去ヘッドの
付加等により、回転ヘッドの数が大幅に増加してきてい
る。

それに従って、同一フォーマットのＶＴＲにおいても、
その機種によって回転ヘッドの数がまちまちになってい
る。

このため、回転ヘッド数の違うＶＴＲ間での互換再生時
に回転ヘッドのテープへの突入及び離脱時に発生するテ
ープ振動の影響により再生画面の局部的な曲がりや色む
らが発生し、再生画質が著しく劣化していた。

機種間での回転ヘッド数の違いに伴う大きな弊害として
、回転ヘッド数の違うＶＴＲ間での互換再生時に回転ヘ
ッドのテープへの突入及び離脱時に発生ずるテープ振動
の影フにより再生画面の局部的な曲がりや色むらが発生
し、再生画質が劣化する原因は以下の通りである。回転
ドラムに巻回された磁気テープに回転ドラムに所定量突
出して取り付けられた回転ヘッドが高速で突入、離脱す
る際の衝撃により、磁気テープに振動が発生する、発生
した磁気テープの撮動はそのまま回転ヘッドと磁気テー
プの相対速度の変化となり、記録信号及び再生信号の時
間軸変動となる。

記録時と再生時における磁気テープと回転ヘッド８（第
５図）の相対速度変動のタイミング及び変動量が全（同
一であれば、再生信号の変化がな（再生画質には全く影
響はないが１．記録時と再生時のヘッド数が違う場合や
、記録時と再生時の回転ヘッドの磁気テープへの突入、
離脱のタイミングがずれた場合には、再生信号に時間軸
変動が発生して再生画面の曲がりとなったり、色副搬送
波と再生映像信号の位相関係が乱れて色相変動（色ずれ
）が発生する。

これらの現象を第５図において説明すると、この図のヘ
ッドドラム例は、ＶＨＳムービーに使用されているもの
であって、１がヘッドドラム。

（８−１）〜（８−４）が記録再生ヘッド、２が入射し
てくるテープ、３が出射していくテープ、ヘッド（８−
１）〜（８−４）は矢印六方向に回転する。ヘッド（８
−１）〜（８−４）がテープに接触し信号が記録される
のは、ポイント６からポイント７の範囲である。信号記
録ヘッドが〈８−２）位置に来た時、先行する（８−４
）位置にあるヘッドがテープから離れ、また（８−１）
位置１こあるヘッドがテープに当接開始する。次に信号
記録ヘッドが（８−３）位置に来た時、先行する（８−
４）位置にあるヘッドがテープから離れ、また（８−１
）位置にあるヘッドがテープに当接開始する。この時の
衝撃により、信号記録ヘッドと、テープとの相対速度に
変動が発生し、再生画面の曲がりとなったり、色ずれが
発生したりするわけである。

この対策としてヘッドドラムを上から見、上部回転ドラ
ムを除いた図である第６図に示すようにヘッドドラム１
に１１のような凸部を切削加工で設けている。この凸部
位置は、磁気テープが摺接する位置であって、かつ記録
・再生する映像信号に影響を与えることのない垂直同期
信号等の映像信号以外の信号が記録され、あるいは−切
の信号の記録されない領域である。

発明が解決しようとする問題点 第６図において８は信号記録ヘッドで矢印六方向に回転
する。ヘッド８がテープ２に当接する点９近傍において
は、ヘッドドラム１から凸部１１に連らなる面とテープ
２との間に空間が発生しており、ヘッド８がテープ２に
当接する際の衝撃は完全に弱めることができず、テープ
の振動が発生する。その影響が再生画面に曲がりとか色
むらとして未だ現れるという問題を残していた。また、
完全に衝撃を吸収するには、テープ進入部近傍およびテ
ープ離脱部近傍の両方に凸部を設けることが望ましいが
、第３図でわかるようにテープ進入部近傍では、テープ
２下端を規制する固定側ヘッドドラム１上に形成された
リード１０と凸部４とが非常に接近するため、切削加工
では加工が困難であるという問題があった。

本発明は上述の問題点に鑑み、回転ヘッドの磁気テープ
への突入、ｉｌｌ脱時に発生する磁気テープの振動防止
効果を一段と改善することによって、回転ヘッド数の違
うＶＴＲ間で互換再生しても再生゛画面に曲がりおよび
色ずれが発生することなく、良好な再生画質を得ること
のできる、回転磁気ヘッド装置の構成を提供するもので
ある。

問題点を解決するための手段 すなわち本発明は、上述した問題点を解決するため、磁
気テープが巻回される回転磁気ヘッド装置の固定側ドラ
ムのテープ進入部近傍または／およびテープ離脱部近傍
に上記磁気テープが接触する凸部を設けてなる回転磁気
ヘッド装置であって、上記凸部が、ヘッドドラムに入射
するテープあるいは出射していくテープに沿って接触で
きるよう凹部のない形状で、かつ回転ヘッドが入射する
テープに接触開始あるいは出射していくテープから離脱
する点を通りヘッドドラム回転中心軸に平行なテープ面
上の線分が上記凸部面上に存在する形状であるよう形成
されたことを特徴とするものである。

作　　　用 本発明は上述のような構成により、テープ入射部および
／またはテープ離脱部における磁気テープと磁気ヘッド
との摺接圧力が低下し、このテープ入射部および／また
はテープ離脱部における振動の発生が弱められる。

実施例 以下本発明の具体的な一実施例を図面に従って詳細に説
明する。

第１図は本実施例の固定側ドラムを上から見た図である
。１が固定側ドラム、２が入射するテープ、３が出射し
ていくテープ、４がテープ入射部近傍の凸部、５がテー
プ離脱部近傍の凸部、ポイント６からポイント７の範囲
が有効信号記録再生範囲であって、ポイント（６〜６′
）、ポイント（７〜７′）までが記録信号の余裕範囲と
なるべく、テープ２はポイント６′で固定側ドラム１と
接触し、ポイント７゛でテープ２は固定側ドラム１から
離脱するようになっている。

凸部４および５は磁気テープが摺接する位置であって、
かつ記録・再生する映像信号に影響を与えることのない
垂直同期信号等の映像信号以外の信号が記録され、ある
いは−切の信号の記録されない領域である。

第２図に凸部４の上から見た形状を示す。８は回転ヘッ
ドであって、テープ２とポイント９で当接し、テープは
、ポイント６′で固定ヘッドドラム１の外周と接する。

ヘッド８とテープ２が当接するポイント９近傍では凸部
４の表面には凹部がなく、空間が発生することのない形
状となっている。また、ヘッド８が、テープ２が凸部４
に摺接する以前に接してテープに衝￥Ａ振動を与えるこ
とのないように凸部４は必要な突出し量を備えている。

第３図は第２図の凸部４を矢印Ｂ方向から見た図であっ
て、線分９゛がテープ２とヘッド８が接触開始する点９
を通ってヘッドドラム中心軸に平行にひいた線分である
。この線分９′が凸４上に存在する形状と凸部４はなっ
ている。

また第４図は凸部４近傍の固定側ヘッドドラムを上から
見た図であるが、突部４近傍は薄肉化（Ｔ２はＴ１こ比
較して非常に薄（形成されている。）されており、塑性
変形によって、固定側ヘッドドラムと一体に、突出部４
の突出し量Ｈと幅Ｗを精度よく形成できるので、切削加
工では形成の困難な、テープ入射側の突出部４を、磁気
テープが摺接する位置であって、かつ記録・再生する映
像信号に影響を与えることのない垂直同期信号等の映像
信号以外の信号が記録され、あるいは−切の信号の記録
されない領域に、正確に形成することができる。かつヘ
ッド８がテープ２に当接するポイント９近傍では、常に
テープ２が凸部４に摺接しているので、ヘッド２の突入
による衝撃を弱め、発生するテープ撮動を十分暖めるこ
とができる。第２図、第３図、第４図ともにテープ入射
側においての説明であるが、テープ離脱側においても同
様のことがいえる。

発明の効果 上述した実施例の説明により明らかなように、本発明に
よれば、磁気テープが巻回される回転磁気ヘッド装置の
固定側ドラムのテープ進入部近傍または／およびテープ
離脱部近傍に上記磁気テープが接触する凸部を設けてな
る回転磁気ヘッド装置であって、上記凸部が、ヘッドド
ラムに入射するテープあるいは出射していくテープに沿
って接触できるよう凹部のない形状で、かつ回転ヘッド
が入射するテープに接触開始あるいは出射していくテー
プから離脱する点を通りベツドドラム回転中心軸に平行
なテープ面上の線分が上記凸部面上に存在するよう形成
することにより、このテープ進入部および／またはテー
プ離脱部において磁気ヘッドと磁気テープとの衝突また
は離脱によって生じる磁気テープの振動が緩和され、再
生画面に発生する画像面がりや、色ずれを無くすること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の固定ヘッドドラムを示す平
面図、第２図は本発明の一実施例の凸部形状を示す平面
図、第３図は本発明の一実施例の凸部位置をしめず模式
図、第４図は本発明の一実施例の凸部近傍の固定ヘッド
ドラム形状を示す要部平面図、第５図は従来例のヘッド
ドラムを示す平面図、第６図は従来例の凸部とテープ、
ヘッドとの関係を示す模式図である。 １・・・・・・固定ヘッドドラム、２・・・・・・入射
するテープ、３・・・・・・離脱するテープ、４・・・
・・・入射側凸部、５・・・・・・出射側凸部、８・・
・・・・回転ヘッド。 代理人の氏名　弁理士　中尾敏男　はか１名／−−−同
定へットートラム ２−　　入側−するテープ ３−−一側Ｉ元してぃ〈テープ。 ４−人蔚イ貫’Ｉ凸部 ５−出肘値；１凸部 第　１　図　　　　　に′〜７′−−−テープヵ呼ラム
１う港口する範囲第　４　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 磁気テープが巻回される回転磁気ヘッド装置の固定側ド
   ラムのテープ進入部近傍または／およびテープ離脱部近
   傍に上記磁気テープが接触する凸部を設けてなる回転磁
   気ヘッド装置であって、上記凸部が、ヘッドドラムに入
   射するテープあるいは出射していくテープに沿って接触
   できるよう凹部のない形状で、かつ回転ヘッドが入射す
   るテープに接触開始あるいは出射していくテープから離
   脱する点を通りヘッドドラム回転中心軸に平行なテープ
   面上の線分が上記凸部面上に存在する形状であることを
   特徴とする回転磁気ヘッド装置。