JPH0515863A - 取水路清掃装置 - Google Patents

取水路清掃装置

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JPH0515863A
JPH0515863A JP3199850A JP19985091A JPH0515863A JP H0515863 A JPH0515863 A JP H0515863A JP 3199850 A JP3199850 A JP 3199850A JP 19985091 A JP19985091 A JP 19985091A JP H0515863 A JPH0515863 A JP H0515863A
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Harukazu Asazuma
春和 朝妻
Yoshiaki Takahashi
義明 高橋
Tadahiro Iyama
忠弘 井山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 種々の断面形状及び取水路に対応でき、且つ
取水中での清掃作業を可能とする。 【構成】 清掃装置本体5の周囲に、周方向でブロック
分けしてスプリングシリンダ8を設置する。各ブロック
毎のスプリングシリンダ8にスクレーパ9を取り付け
る。このスクレーパ9は取水路1の断面形状及び寸法に
対応するよう選択する。清掃装置本体5の前後部に牽引
部材を接続し、この牽引部材を利用して清掃装置本体5
を移動させ、スクレーパ9により取水路1の壁面に付着
した海洋生物を掻落す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発電所等の冷却水取水路
の壁面に付着した海洋生物を除去するために用いる取水
路清掃装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば、発電所において、取水路の壁
面に付着した貝類や海藻類等の海洋生物を除去する場
合、従来では、取水を停止して人力により実施している
のが殆どである。しかし、この清掃方式の場合、作業員
に多大な負担を強いることになるばかりでなく、取水路
をドライ状態にするために、長期間に亘って発電を停止
せざるを得なかった。一方、作業員の負担を軽減すべ
く、実用機を用いて清掃作業を行う方式も一部で実施さ
れているが、この方式の場合も、やはり取水を停止しな
ければならないという問題がある。
【0003】そのため、台車にスクレーパを装備して、
台車をワイヤロープとウインチを用いて移動させること
により、流速が遅ければ取水中でも取水路壁面の清掃を
行うことができるようにした清掃装置が最近提案されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記最近提
案されている清掃装置の場合、装置全体が大掛かりにな
るばかりでなく、取水路の断面形状や寸法が変わると、
もはや適応できないという問題がある。
【0005】そこで、本発明は、種々の断面形状及び寸
法の取水路に適用可能で取水中でも発電を停止すること
なく清掃作業を行うことができ、しかも構造が簡単でメ
ンテナンスを容易に行うことができるような取水路清掃
装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、枠組構造とした清掃装置本体の周囲に、
該清掃装置本体の周方向を複数のブロックに分けてスプ
リングシリンダを設置すると共に、該各ブロック毎のス
プリングシリンダにスクレーパを着脱可能に取り付け、
且つ上記清掃装置本体の前後部に、該清掃装置本体を前
後方向に移動させるための牽引部材を接続した構成とす
る。
【0007】
【作用】取水路内に清掃装置本体を配置すると、スプリ
ングシリンダの伸長力の作用でスクレーパが取水路壁面
に押し付けられる。したがって、牽引部材を利用して清
掃装置本体を移動させることにより、上記スクレーパに
よって取水路壁面の清掃が行われる。上記において、採
用するスクレーパの形状を選定することにより、取水路
の断面形状や寸法に対応させることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0009】図1乃至図3は本発明の一実施例を示すも
ので、四角形断面の取水路1への適用例を示す。所要間
隔を隔てて対向配置した前後のリング部材2a,2b
と、これら前後のリング部材2a,2b間を連結する連
結材3及び補強材4とから枠組構造の清掃装置本体5を
構成し、又、図3に示す如く、内装した押出用スプリン
グ6の作用でロッド7に押出力が与えられて全体的に常
時伸長付勢されるようにしてあるスプリングシリンダ8
を、上記各リング部材2a,2bの周囲に、四角形断面
の取水路1に対応させて周方向を4つのブロックに分け
て適数台宛(図では2台宛)設置し、且つ該各ブロック
毎のスプリングシリンダ8の先端に、上記取水路1の壁
面1aに対応させて直線状に形成した所要長さの弾力性
に富む材質製のスクレーパ9を、スクレーパ保持材10
を介して着脱可能に取り付ける。更に、上記清掃装置本
体5には、前後のリング部材2a,2bの外側部にアイ
プレート11を適宜設けて補助ワイヤロープ12をそれ
ぞれ接続すると共に、該各補助ワイヤロープ12に接続
金物13を介して前後の移動用ワイヤロープ14a,1
4bをそれぞれ牽引部材として接続し、該各移動ワイヤ
ロープ14a,14bを利用して清掃装置本体5の移動
が行われるようにする。
【0010】図2に示す如き四角形断面の取水路1の壁
面1aを清掃する場合には、図4に概要を示す如く、先
ず、上記取水路1に対応するスクレーパ9を取り付けて
おいた清掃装置本体5を取水路1内に搬入する。このと
き、すべてのスプリングシリンダ8のロッド7は押し込
んだ状態にしておき、最終セット時に各スクレーパ9が
壁面1aにそれぞれ強く押し付けられるようにする。な
お、この際、壁面1aの付着物の状況に応じて、予めス
プリングシリンダ8の押出用スプリング6の強さを調整
することができる。又、このときの清掃装置本体5の搬
入方法としては、取水口15からスクリーン16を取り
除いた状態として取水口15から搬入させたり、あるい
は、点検口17から入る大きさに清掃装置本体5を分解
しておいて上記点検口17から搬入して組み立てを行う
ようにしてもよい。次に、上記清掃装置本体5の前後部
に設けられている各接続金物13に移動用ワイヤロープ
14a,14bをそれぞれ接続し、前部側の移動用ワイ
ヤロープ14aを、点検口17の下端に設けたガイドシ
ーブ18及び堤体19上のガイドシーブ20を介してウ
インチ21aに接続すると共に、後部側の移動用ワイヤ
ロープ14bを、取水口15のスクリーン16に取り付
けたガイドシーブ22及び堤体19上のガイドシーブ2
3を介してウインチ21bに接続する。なお、図4にお
いて、24a,24bはワイヤロープ繰出量検出器、2
5a,25bはタイマーをそれぞれ示す。かかる状態に
おいて、たとえば、ウインチ21aを巻取駆動して前部
のワイヤロープ14aを巻き取って行くと同時に、ウイ
ンチ21bを同速度で繰出駆動して後部のワイヤロープ
14bを繰り出して行くことにより、清掃装置本体5を
取水路1の長手方向に沿って一方向に移動させるように
する。
【0011】以上のようにして清掃装置本体5を取水路
1内で移動させると、各スクレーパ9がスプリングシリ
ンダ8の伸長付勢作用と自身の弾力性で壁面1aに強く
押し付けられることから、壁面1aを清掃することがで
きる。この際、取水路1の内径寸法が一定範囲内で変化
しても、上記スプリングシリンダ8の作用で壁面1aに
対するスクレーパ9の接触状態が弾性的に保持されるた
め、安定して清掃作業が行われる。又、上記において、
ウインチ21a,21bによるワイヤロープ14a,1
4bの巻き取り、繰り出し時間をタイマー25a,25
bのセットで管理し、巻き取り、繰り出し量をワイヤロ
ープ繰出量検出器24a,24bの検出で管理すること
により、一定のインターバルで無人での自動運転を行う
ことができる。
【0012】次に、図5は円形断面の取水路1への適用
例を示すもので、直線状のスクレーパ9を直線状のスク
レーパ保持部材10を介して各ブロックのスプリングシ
リンダ8に取り付けた上記実施例に示す方式に代えて、
上記各ブロックのスプリングシリンダ8に、円形断面の
取水路1に対応させて湾曲形成した円弧状のスクレーパ
9´を円弧状のスクレーパ保持部材10´を介して着脱
可能に取り付け、且つ前部リング部材2a側のスクレー
パ9´と後部リング部材2b側のスクレーパ9´の取付
位相が周方向でずれるような配置としたものである。
【0013】このように、円形断面の取水路1の清掃に
対しては円弧状のスクレーパ9´を用いることにより対
応させることができ、更にこの際、清掃装置本体5の移
動方向の前後に位置するスクレーパ9´を互いの位相が
周方向でずれるように配置することにより、円形断面の
取水路1の壁面1aを全周に亘り漏れなく清掃すること
ができる。
【0014】なお、本発明は上記実施例のみに限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にお
いて種々変更を加え得ることは勿論である。
【0015】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の取水路清掃装
置によれば、枠組構造とした清掃装置本体の周囲に周方
向複数ブロック分けして設置したスプリングシリンダ
に、スクレーパを着脱可能に取り付け、且つ上記清掃装
置本体の前後部に、牽引部材を接続した構成を有するの
で、次の如き種々の優れた効果を発揮する。牽引部材
を利用して清掃装置本体を一方向へ移動させるだけで取
水路の壁面を清掃することができるので、取水中でも清
掃作業を行うことができ、発電を停止させる必要がなく
て稼働率を向上することができる。スクレーパの形状
を選択することにより、種々の断面形状及び寸法の取水
路に適用することができる。清掃装置本体には高速、
高精度な回転部分や複雑な機械装置部分がないので、故
障が少なくメンテナンスも容易である。操作が単純で
あるため、無人での自動運転が可能であり、大幅な省人
化を行うことができる。水中への動力源の設置や、油
圧ホース、電線コード等の導設が不要であり、且つ取水
路側にガイドレール等の設置工事も不要であるため、既
設の取水路に容易に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の取水路清掃装置の一実施例を示す概略
切断側面図である。
【図2】図1のA方向矢視図である。
【図3】スプリングシリンダの拡大断面図である。
【図4】本発明の取水路清掃装置を用いて清掃作業を行
っている状態を示す概要図である。
【図5】円形断面の取水路への適用例を示すもので、
(イ)は図1のA方向に相当する矢視図、(ロ)は図1
のB方向に相当する矢視図である。
【符号の説明】
1 取水路 5 清掃装置本体 8 スプリングシリンダ 9,9´ スクレーパ 14a,14b ワイヤロープ(牽引部材)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 枠組構造とした清掃装置本体の周囲に、
    該清掃装置本体の周方向を複数のブロックに分けてスプ
    リングシリンダを設置すると共に、該各ブロック毎のス
    プリングシリンダにスクレーパを着脱可能に取り付け、
    且つ上記清掃装置本体の前後部に、該清掃装置本体を前
    後方向に移動させるための牽引部材を接続した構成を有
    することを特徴とする取水路清掃装置。
JP03199850A 1991-07-16 1991-07-16 取水路清掃装置 Expired - Fee Related JP3079662B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012217945A (ja) * 2011-04-11 2012-11-12 Nippon Steel Corp 配管内の海生物除去装置及び配管内の海生物除去方法
CN113020154A (zh) * 2021-02-25 2021-06-25 廖雪松 一种金属镀液池循环设备及使用方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012217945A (ja) * 2011-04-11 2012-11-12 Nippon Steel Corp 配管内の海生物除去装置及び配管内の海生物除去方法
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