JPH05158489A - 騒音抑圧装置 - Google Patents

騒音抑圧装置

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Publication number
JPH05158489A
JPH05158489A JP3324274A JP32427491A JPH05158489A JP H05158489 A JPH05158489 A JP H05158489A JP 3324274 A JP3324274 A JP 3324274A JP 32427491 A JP32427491 A JP 32427491A JP H05158489 A JPH05158489 A JP H05158489A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound wave
noise
speaker
sound source
sound
Prior art date
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Pending
Application number
JP3324274A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Yamauchi
直樹 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH05158489A publication Critical patent/JPH05158489A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝送路本来の機能を低下させることなく、騒
音抑圧効果を十分に発揮することが可能な騒音抑圧装置
を提供する。 【構成】 1次音源21よりの音波の伝送路22内に音
波の音波面と対向して配設され通気孔23cを有する振
動板23bを介して第2の音波を発生するスピーカ23
と、このスピーカ23に1次音源21よりの音波とは逆
位相特性の第2の音波を発生すべく駆動信号を送出する
駆動処理回路25とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば空調機等のよ
うな機器より発生する騒音を抑圧する騒音抑圧装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は例えば日本舶用機関学会誌第23
巻第10号等で紹介されているアクティブ制御と呼ばれ
る従来の騒音抑圧装置の構成を示す図である。図におい
て、1は例えば送風機等の騒音源、2はこの騒音源1か
らの騒音を伝達する例えばダクト等のような伝送路、3
はこの伝送路2の側面に配設された2次音源としてのス
ピーカで、図4に示すように、固定板3aに外端が固定
された漏斗状の振動板3bと、この振動板3bに結合し
たコイル3cおよびこのコイル3cの中央を貫通する永
久磁石3dとで構成されている。4は伝送路2の測面に
配設され騒音源1からの騒音の波形を検出する検出マイ
クロフォン、5はこの検出マイクロフォン4によって検
出される騒音の波形に基づいて、スピーカ3より音波を
発生させる駆動処理回路である。
【0003】次に、上記のように構成された従来の騒音
抑圧装置の動作について説明する。まず、騒音源1によ
って発生した騒音は、伝送路2を通って外部に放散され
周囲に対して種々の弊害を与える。これらの弊害を防止
するために、検出マイクロフォン4によって伝送路2内
を通る騒音の波形を検出し、駆動処理回路5で伝送路2
の伝達特性に応じた逆位相特性を生成して、駆動信号を
スピーカ3に送出することによりスピーカ3より音波を
発生させ、スピーカ3から発生する逆位相の騒音によ
り、本来の騒音源1からの騒音を打ち消し騒音を抑圧す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の騒音抑圧装置は
以上のように構成されているので、伝送路2を形成する
ダクトの側面にスピーカ3を設置するための空間を確保
しなければならず、このような空間を設けることによっ
てダクト本来の換気等の機能が低下するという問題点が
あり、又、スピーカ3から発生する音の音波面を騒音源
1で発生する騒音の音波面と合わせることが困難で、騒
音抑圧効果を十分に発揮することができないという問題
点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、伝送路の本来の機能を低下させ
ることなく、騒音抑圧効果を十分に発揮することが可能
な騒音抑圧装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る騒音抑圧
装置は、1次音源よりの音波の伝送路内に上記音波の音
波面と対向して配設され通気性を有する振動板を介して
第2の音波を発生する2次音源と、この2次音源に上記
1次音源よりの音波とは逆位相特性の第2の音波を発生
すべく駆動信号を送出する駆動処理回路とを備えたもの
である。
【0007】
【作用】この発明における騒音抑圧装置の2次音源は、
1次音源よりの音波の音波面と対向配設され且つ振動板
に通気性を有することによって、換気等の本来の機能を
損なうことなく騒音抑圧効果の向上を図る。
【0008】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1はこの発明の実施例1における騒音抑圧装置の
構成を示す図、図2は図1における騒音抑圧装置の要部
を形成するスピーカの構成を示す模式図である。図にお
いて、21は例えば送風機等のように騒音を発生する1
次音源、22はこの1次音源1からの騒音を伝達すると
ともに、例えば換気等が内部を流れる伝送路、23はこ
の伝送路22の開口端を覆うように、且つ伝送路22内
を伝達される騒音の音波面と対向して配設される2次音
源としてのスピーカである。
【0009】このスピーカ23は図2に示すように、固
定板23aに周端が固定され表面に多数の通気孔23c
が穿設された漏斗状の振動板23bと、この振動板23
bに結合したコイル23dおよびこのコイル23dの中
央を貫通する永久磁石23eとで構成されている。24
は伝送路22の側面に配設され1次音源21からの騒音
の波形を検出する検出マイクロフォン、25はこの検出
マイクロフォン24によって検出される騒音の波形に基
づいて、スピーカ23より検出される騒音とは逆位相の
波形を有する音波を発生させる駆動処理回路である。
【0010】次に、上記のように構成された実施例1に
おける騒音抑圧装置の動作について説明する。まず、1
次音源21で発生した騒音は例えば換気と共に伝送路2
2内を開口端側に伝達される。この伝達される騒音の波
形は検出マイクロフォン24によって検出され、駆動処
理回路25で信号処理された後スピーカ23に駆動信号
が送出されて、スピーカ23より騒音の波形とは逆位相
の波形の音波が振動板23bの振動で発生する。この音
波面は騒音の音波面と合致しており騒音の抑圧効果は向
上する。一方、換気等の低速の定常空気流は通気孔23
cを介して外側に透過されるので、本来の換気等の機能
を損なうこともなく、又、スピーカ23を伝送路22の
ほぼ中央に設置しているので、伝送路22の側面にスピ
ーカ23を設置する空間をわざわざ設ける必要もなくな
り、伝送路22の加工も非常に容易となる。
【0011】実施例2.なお、上記実施例1によれば、
検出マイクロフォン24によって騒音の波形を検出し、
駆動処理回路25で騒音の波形と逆位相の波形信号を生
成してスピーカ23からその音波を発生させることによ
り騒音を抑圧、すなわち、アダプティブ制御を用いて騒
音を抑圧させる場合について説明したが、予め騒音波形
および騒音発生位相が判明している場合には、例えば半
導体メモリLSIに書き込まれている騒音データからス
ピーカ23を駆動させるようにしても、上記実施例1同
様の効果を奏することはいうまでもない。
【0012】実施例3.又、上記各実施例によれば、ス
ピーカ23の振動板23bに通気孔23cを穿設して通
気性を持たせた場合について説明したが、一定の通気性
を持つ布や紙、パンチングボードと呼ばれる多孔性の
紙、合成樹脂フィルム、金属の板等を用いても同様の効
果を奏する。さらに、これらの通気性は抑圧すべき騒音
の持つ周波数スペクトルに応じて最適値を選べば良い。
【0013】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば1次音
源よりの音波の伝送路内に音波の音波面と対向して配設
され通気性を有する振動板を介して第2の音波を発生す
る2次音源と、この2次音源に1次音源よりの音波とは
逆位相特性の第2の音波を発生すべく駆動信号を送出す
る駆動処理回路とを備えたので、伝送路の本来の機能を
低下させることなく、騒音抑圧効果を十分に発揮するこ
とが可能な騒音抑圧装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1における騒音抑圧装置の構
成を示す図である。
【図2】図1における騒音抑圧装置の要部を形成するス
ピーカの構成を示す模式図である。
【図3】従来の騒音抑圧装置の構成を示す図である。
【図4】図3における騒音抑圧装置の要部を形成するス
ピーカの構成を示す模式図である。
【符号の説明】
21 1次音源 22 伝送路 23 スピーカ(2次音源) 23b 振動板 23c 通気孔 24 検出マイクロフォン 25 駆動処理回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1次音源よりの音波の伝送路内に上記音
    波の音波面と対向して配設され通気性を有する振動板を
    介して第2の音波を発生する2次音源と、この2次音源
    に上記1次音源よりの音波とは逆位相特性の第2の音波
    を発生すべく駆動信号を送出する駆動処理回路とを備え
    たことを特徴とする騒音抑圧装置。
  2. 【請求項2】 2次音源は1次音波よりの音波の伝送路
    開口端を覆うように配設されていることを特徴とする請
    求項1記載の騒音抑圧装置。
  3. 【請求項3】 振動板はパンチングボードで形成されて
    いることを特徴とする請求項1または請求項2記載の騒
    音抑圧装置。
JP3324274A 1991-12-09 1991-12-09 騒音抑圧装置 Pending JPH05158489A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3324274A JPH05158489A (ja) 1991-12-09 1991-12-09 騒音抑圧装置

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Publication Number Publication Date
JPH05158489A true JPH05158489A (ja) 1993-06-25

Family

ID=18163981

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JP3324274A Pending JPH05158489A (ja) 1991-12-09 1991-12-09 騒音抑圧装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023286159A1 (ja) * 2021-07-13 2023-01-19 三菱電機株式会社 空気調和機、送風用ダクト、および、送風機

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